たのしい異世界ハクスラ生活、あるいは超紳士的英雄譚 避難所 作:いらえ丸
バージョンは修正前、初期版です。
あらすじにもある通り、いうてR18ってほどでもないです。悪しからず。加筆の予定もありません。
発情期とは、ざっくり言うと動物が交尾を求めている時期の事である。地球においてそれは主に哺乳類動物にみられる状態の事だが、異世界の場合は一部人類にも存在するらしい。
獣人、もしくは獣系魔族の一部は、発情期に交尾する事で受精できるのだ。期間は凡そ三日程度で、周期は完全ランダム。
また、期間中はめちゃくちゃエッチな気分になっちゃうようで、軽い時はちょっと敏感程度、重い時は半ば理性蒸発状態になるとか。
グーラとイリハは、発情期になったらしい。
そうルクスリリアに教えられた時、俺の脳内では何かの種が割れたような錯覚を覚えた。キラキラバシューンである。
淫魔はスケベな事に真摯である。メスガキの言う事とはいえ、その手の信頼性は抜群だ。
かつて、ルクスリリアはエリーゼの弱点を見破った事がある。同じく、グーラとイリハの弱点も感知せしめてのけた。そんな彼女が言うのなら、そうなのだろう。
実際。発情期入りかけだという二人の様子は変だった。
惚れ直してくれたとはいえ、ちょいと息が荒過ぎで、元々大人しい気質なはずなのに師匠の眼前でデレッデレだったのだ。ひと目で分かるくらい、ムラムラしていたのである。
間違いない、発情しておる。
もし、一年前の俺であったなら、迷う事無くプラグインからのロックバスターでリーフシールドをクラッシュボムしていた事だろう。後先など考えず、欲望に負けていたに違いない。
だが、今は違う。異世界で生きると覚悟し、皆と添い遂げると心を決めたのだ。無計画な子作りイチャラブ生絞りなど、軽々しくヤッちゃあいけないのである。ヤッちゃあいけないのである。
そりゃ、いつかはとは思う。イリハ以外からは了承も得たし、エリーゼからは催促されている。
ルクスリリアは種族特性で何時でも光差す道を成せるようだが、それはそれ。エリーゼの天地鳴動は模索中で、ケモミミロリーズのペンデュラムは両者の未成熟故に揺れなかった。
要するに、何が言いたいのかというと。
幸せ家族計画だ。
故に、まだ早いのである。
ところで、異世界の避妊事情についてだが……。
王都の図書館で調べたところによると、どうやら異世界人の殆どはポーションで何とかしてるらしい。
近藤さんは姿を見せず、ポーションのない田舎では魚の浮き袋とか効果の低い薬草で代用しているそうな。
暗視ポーションといい、不眠ポーションといい、これまた避妊薬を開発したのは人間族であったとさ。いやはや、エロは技術を進めるね。
余談だが、一度試しに浮き袋装備でルクスリリアとエンジョイしてみた事がある。
結果、事後のルクスリリアは「最悪ッス! マジでクソみてぇな道具ッス! 二度とこんなの使わねぇッスよ!」と珍しく本気でキレていた。
その後めちゃくちゃ吸精された。どこぞの鳥の発言じゃないが、やっぱりお魚とおせっせは生に限るハメ。
閑話休題。
曰く、グーラは幼少期の魔力不足により、身体の発達が著しく阻害されていたそうである。それが原因で、過去一度も発情期になった事がなかったと。
イリハの場合、これまで異性を意識した事がなかったらしく、リリィ医師の見立てによるとそれが原因で発情期になれなかったと。遊郭で事を見た事はあるらしいが、仙氣眼持ちからすると色水が混ざるようにしか見えないらしい。
そんな二人が、闘技場で戦う俺を見て、己が殻を破ってくれたというのだ。ならば、此方も抜かねば不作法というもの……。
無論、対策済みだ。夢の幸せ家族計画は、理性で以て進めねばならぬ一大事業であるからして。
避妊ポーション。モノにもよるが、効果時間が切れるまで服用した者の受精を阻害する薬効がある。
これまで使う機会はなかったが、今がその時だ。こんな事もあろうかと、グーラ用だけでなくイリハ用のポーションも用意してあったりする。
今現在、ポーション無しで彼女達に熱いパトスを迸らせたら、今すぐにでも神話になれる。
逆に言うと、ポーションを使ったならば、どれだけチンポジトロンライフルを性射してもシンクロ率は無限大になり得ないのだ。
いつもと同じだが、いつも通りではない。
説明書に曰く、避妊ポーションを使っても、発情期の勢い自体は止まらねぇらしい。
つまり、震えるハートが燃え尽きるほどヒートして、皆でビートを刻めるという訳である。
控えめに言って、楽しみで仕方ない。ああもサカッてたのである。さぞ激しいプレイになるだろう。
二人だけじゃない。リリィもエリーゼも闘士・イシグロにメロメロだったのだ。
違える事なく、激しくも甘い一夜二夜三夜になるはずだ。
「優勝者はイシグロ・リキタカ! イシグロ・リキタカでございます! 皆さん! 拍手をどうぞ!」
だから、俺は速攻で試合を終わらせた。
続くヒーローインタビューも最速で返し、諸々の授与式も努めて淡泊に終わらせた。
「はい。では、後日書類をお送りしますので」
「かしこまりました」
式の後、ライドウさんから関係者限定パーティに誘われたので、それは受けておいた。元々、そういうつもりで出たのである。
パーティは桜闘会終了後なので、それまでには二人の荒魂を静める必要があるな。夜の地鎮祭である。
「ご主人様♡」
「主様♡」
「おっと」
控室のドアを開けると、飛び掛かってきた二人に抱き着かれた。
両手にロリである。左右の頬にちゅっちゅとキッスなどされては、鼻の下が伸びるのを自制できない。
決勝前よりサカりがついてるように見える。ほっぺたキスの後、二人はふがふがと俺の匂いを嗅いでいた。尻尾もフリフリで可愛いね。
「これでも大人しくなった方なのよ……」
「グーラがこうなってんの何か珍しいッスね」
呆れたように言うエリーゼだが、その顔はほんのり赤い。俺の勇姿にドキドキしてくれているらしい。
ルクスリリアはというと、珍しく学者みたいな表情で発情期組を眺めていた。ドクター・ンホーンである。
「よく頑張ったな、弟子よ。しかし、随分と派手にやったな」
「多分アレが一番速いと思ったので」
「次は姉弟子の番だね! 優勝目指しちゃうよ!」
俺達の関係には慣れっこといった風に、師匠と姉弟子に声をかけられる。
アンゼルマさんの試合は桜闘会の最終日に行われる予定だ。流石にこれはちゃんと観に行こうと思う。
「ご主人様♡ ご主人様♡」
「ふがふが……♡」
その日までに発情期が終わればという話だが。
期間は凡そ三日であるが、それ以上伸びるケースもあるらしい。じっくり楽しみたい気持ちもあるが、義理も大事である。
「お疲れ様でした」
「うむ、其方も気を付けろよ」
長話もアレなので、師匠達とは会場でお別れだ。
人の多い繁華街を抜け、帰路を皆と手を繋いで歩いた。夜が近くなると酔っ払いが増えるようで、あちらこちらで乱痴気騒ぎが発生している。
「目立ってないッスね、ご主人」
「そんなもんなのかもね。俺としては注目されない方がいいけど」
優勝したとはいえ、会場を抜けたら一般ピーポーだ。チヤホヤされたい欲のない俺としては、こっちの方が気が楽だ。
目標は達成できたし、景品の深域武装もゲットしたし、一件落着としておこう。
俺にとってのご褒美はこれからだしな。
「ただいま~っと!?」
借家の玄関を潜ると、左右からロリに突進された。
グーラは首に手を回し、イリハはお尻に手を回してきた。
「ご主人様♡ んちゅぅ♡ ちゅう~♡ ぷは♡ はぁ、はぁ……もう我慢できません♡」
「んっ♡ フゥゥゥゥ♡ 良い香りじゃ♡ 強い男子の汗♡ んはぁ♡」
見ると、発情期組は完全に目がイッちゃっていた。
はぁはぁと息が熱く、涎が垂れている。握っていた手を誘導され、大事なトコに擦り付けてきた。もう準備できてるじゃないか。
けど、待ってほしい。
待ちきれないけど、待って欲しい。
「お、お風呂入ろう!」
今回、俺は長期戦を見据えていた。
淫魔に鍛えられた夜の戦闘経験が言っている、準備を怠ってはならないと。小休止に備え、すぐ食べられるご飯も用意しておいた方がいいだろう。
あともうひと踏ん張りである。我慢、我慢である。
「きひひ♡ ご主人こそガッチガチじゃないッスか♡」
「果たして、風呂場で耐えられるかしらね♡ 私だって、高ぶっているのよ……♡」
言い出しっぺが先に負ける訳にはいかない。俺達はそわそわしながら準備をした。軽くキスをしたり、髪とか頬を撫で合ってお茶を濁していた。
修行めいた入浴を終えると、皆して狩り直前の猟犬のようだった。
ポーションを飲んだら、始まりの合図だ。
〇
言うまでもないが、俺はロリコンだ。
中でも俺はかなり俗っぽいタイプのロリコンであり、文学的でセンチメンタリズムなロリ哲学の持ち合わせはなかった。俺の魂がロリが好きだと叫んでるんだよ。
もっと言うと、他者のロリ観にも興味はない。年齢? 性質? 偽物か本物か? どうでもいいだろう、そんなの。俺には俺、お前にはお前のロリワールドがある。それを分かるんだよ、アムロ。
性癖についてだが、それは当然として異世界女子にも存在するものだ。
ルクスリリアは、サド風ドMのメスガキである。最近は誘い受けからの力強いプレス攻撃でオホるのがブームらしい。
エリーゼはキス魔である。軽いものから深いものまで、彼女は事あるごとにチューをしたがる甘々ちょろゴンなのだ。
それで言うと、グーラは求められるのが好きな女の子である。
承認欲求の表れだろうか。基本は一歩引いた奉仕系わんこ女子なのだが、唇だけでなく身体に口づけられると心底満たされるらしい。
それ以外にも頭を撫でられるのも好きであり、上手くご奉仕できたグーラを撫でてあげると凄く嬉しそうな顔をしてくれる。
で、イリハはというと、彼女は子供扱いされるのが好きであるようだった。
平たく言うと、バブみとかパパみを感じてオギャりたいらしいのだ。そうあからさまではないが、良い子良い子してあげるとキャッキャと喜ぶのである。
その他、本人は隠しているつもりっぽいが男女関係なくおっぱいが好きなようだった。母性を求めているという事だろうか。
まぁ、何が言いたいのかというと。
俺達の相性はバッチリという話である。
「アォオオオオオオオンッ!」
飯ヨシ、風呂ヨシ、防音ヨシ!
寝室に着くと、俺はさっそくグーラに後ろから覆いかぶさった。会場からこっち、準備は万端だったのだ。
グーラは獣のような吠え声を挙げ、ギュッ♡ ギュッ♡ と締め付けてきた。上機嫌に振られた尻尾がお腹に当たってくすぐったい。
「主様♡ 次はわしなのじゃ♡」
「こっち向きなさい♡ はぁむっ♡ ちゅぷ♡ じゅるるるる♡ ん♡ ちゅぅ♡」
「エリーゼ、独り占めしちゃ駄目ッス♡ ご主人、舌出すッスよ♡ れろぉ~♡」
相手は四人だが、俺の身体は一つである。グーラに覆いかぶさっている間も、俺は皆に求められていた。
背後のイリハに僧帽筋を甘噛みされ、ルクスリリアとエリーゼの三人でディープキスをする。勿論、グーラを喜ばせる事も忘れない。
「アォウゥゥゥゥゥ♡」
悶える声は犬の遠吠えそのものだった。普段のグーラは文学少女めいて大人しい娘なのだが、発情期の彼女はやけに積極的だった。受けにしたってグイグイと押しが強く、常より遥かに声が大きい。
イリハもこういう事にはまだ不慣れなはずだが、発情期に入って攻めっ気がアップしているようだった。とにかく密着したいようで、手だけでなく身体全体を擦り付けてくる。
発情期組ではない二人の舌使いも普段よりねちっこい気がする。何だか俺ファーストって感じだ。普段とは立ち位置が逆になってる気がした。
「あは~♡ ご主人、ドーテーみたいにヘコヘコしてるッス♡ そんなに気持ちいいんスか♡」
「そんなアナタも素敵よ♡ ちゅ♡ 可愛いわ、ちゅ~♡ もっとその顔見せなさい♡」
「んっ♡ んぅ♡ 力強いのじゃ♡ 逞しい肉体♡ んぢゅ♡ れろぉ♡」
スロー♡ スロー♡ クイック・クイック・ク・クイック♡
スローできたのは始めだけで、俺の理性はあっと言う間に溶かされていた。息を吸うだけで、皆が発するオーラに浸食されていくかの様。
時に、戦いの後は男の精を強めると言われている。それは異世界でも同じで、俺も彼女等同様に激しく燃え上がっていた。迷宮帰りとはまた違う、スポーティな熱が灯っていたのである。
「アフッ♡ ンォオオオオオン♡」
結局、俺の一番搾りは獣系魔族の深奥へと注がれていった。王者の鼓動と生命の脈動が同期して、ドクンドクンと溢れ出た。
最後の一滴はせつない。一旦離れようとすると、グーラはイヤイヤするようにキツく絞ってきて上手く引き抜けなかった。まるで、真の所持者を待つ聖剣のように。
俺はハートとがんばりゲージを消費して、ゆっくりゆっくり
その際、グーラは何度も
「イリハ」
「のじゃ♡ んぅ~♡ 熱い♡ なんて逞しいのじゃ♡ はむ♡ ちゅっ♡ ちゅるるるる♡」
クールタイム休憩は数秒で済む、二回目はイリハだ。
さすがは発情期、既に準備OKである。どこぞの配管工が土管に入るように、俺の松茸を狐の寝床に侵入させた。雄のキノコにご用心である。
彼女は子供扱いされると幸せになる特質を持っている為、姿勢を整えてから俺の母性を吸わせてあげた。チューチューと乳首を吸う様は赤ちゃんみたいで可愛いと思う。
「ぷはっ♡ んぅ~♡ ふぅ、んっ♡ フゥゥゥゥ♡」
ひとしきり吸った後、満足したのかイリハは口を離した。それからルクスリリアに手伝ってもらってポジションを変更し、イリハを後ろ抱きする構えを取った。ふわふわの尻尾がお腹に当たっている。
「まだ足りないわ♡ 今度は私が吸ってあげる♡ んぢゅ♡ ぢゅる♡ じゅぷぷぷぷ♡ ぢゅぅううぅぅう♡」
深くゆっくり連結しながら、首を背けてエリーゼとねっとりベロチュー。
その間もイリハを楽しませる。キングのデュエルはエンターテイメントでなくてはならないのだ。
「きひひ♡ ここ、舐めてあげるッスよ♡ はぁ~♡ れろぉ~♡」
ルクスリリアは俺とイリハの間に頭を突っ込み、舌を伸ばして援護してくれた。
二人の境界線が淫魔の舌で舗装されている。メイド淫ルクスリリアの工事技術は世界一だ。
「はぁ♡ はぁ♡ んっ、はぁ♡ ご主人様♡ 身体が熱いです♡」
なおも発情中のグーラは、俺の背中にくっついてくると首周りを舐めてきた。
グイグイ圧を感じる。どうやらグーラは俺の脊柱起立筋で反復トレーニングをしているようである。そのように使われると、鍛えた背中が誇らしい。
「フゥゥゥゥゥ♡ んっ、はぁ♡ 主様♡ キス♡ わしもキスしてほしいのじゃ♡ んっ♡ ちゅっ♡ れろぉ~♡」
種々様々、寝室に色んな水音が響き渡る。
エリーゼとのキスを終えると、今度はイリハと舌を絡める。その間、エリーゼもグーラと同じように俺の背中を使い、連結部にいるルクスリリアは舌使いを激しくした。
「あっ♡ もう出るのじゃ♡ フゥーッ! フゥーッ! んぁ♡」
緊張と弛緩。ぶわ! と、イリハが九尾形態になった。とはいえ元の一本以外は殆ど綿みたいなもんである。姿勢に問題はない。
口を離した途端、すかさず俺の舌に吸い付いてきたグーラとキスをしながら、俺はむき出しの狐尻尾に氣を流し込んだ。房中術の扱いは天狐並みに得意になったのだ。
「じゅるるる♡ れろ♡ んぷ、はぁ♡ れろぉ♡ んちゅっ♡ 見なさいアナタ♡ イリハが溶けているわ♡ そろそろのようね♡」
広背筋を舐めていたエリーゼの言う通り、大して動いてないのにイリハの限界が近い事が分かった。
俺は氣を制御して、二人のタイミングを見極めた。とにかく今は回転率だ。何たって俺の残弾はまだまだ在るのだ。勿体ぶらずドンドン使うべきである。
「あっ……♡ あっ♡ んぅぅ~♡ ふぅー♡ フゥゥゥッゥー♡」
「わっ♡ もうッスか♡ イリハめちゃくちゃ早いッスね♡」
ジャストタイミング。続いてイリハのダムが決壊し、派手に布団を濡らした。
促した事とはいえ、とんだドスケベフォックスである。俺はヨシヨシと彼女の頭を撫でまくった。良い事をしたら褒めてあげなくてはならない。
「えらいぞ~」
「ふぅ、ふぅ……♡ むふふ♡ 主様ぁ……♡」
それからは、これまでサポートしてくれた二人にお好みのコースで濃厚なフレッシュジュースを奢ってあげた。
「んほぉおおおおお!」
ルクスリリアには最近ブームのパワー系ゴリ押しプレスを。
「はぁ♡ あっ、んむ♡ ちゅっ♡ れろれろ♡ ふぁ……♡ んくっ♡ ちゅぅ~♡」
エリーゼには角を掴んだ上でいつものベロキス交流戦を。
「流石ご主人様です♡ まだまだお元気で♡」
「がんばれ♡ がんばるのじゃ♡」
なおも発情期が終わらない二人のボルテージは上がりまくり、順番がくるまで何度も挑発された。
お尻を振ったり耳元で誘ってきたり、いつも一歩後ろにいる二人じゃ考えられないくらい攻め攻めだった。
勿論、順番が来れば即融合で特殊召喚祭である。翻弄するロリコンの戦士に巨大化を装備、攻撃力アップだ。
「ヒィィィン♡ 素敵ですご主人様♡ アゥ♡ クゥゥゥゥゥン♡」
また、発情期のお陰で、夜の体力にもバフがかかっていたようである。
いつもは真っ先にダウンするイリハも、「もっと♡ もっと♡」と求めてきたのである。当然、前衛戦士のグーラにもスタミナバフがかかっていた。
そんなこんな。
気が付けば空が白んでいた。荒ぶる獣も落ち着いてきたし、流石に休憩が必要だろう。
「ど、どうかの? 気持ちいいかのぅ?」
「そこは舌先で掬う感じッス♡ そうそう♡ さすが獣人♡ 舌の扱いが上手いッスね♡」
最後はイリハの初めてのお口奉仕でフィニッシュ。言ってもないのに、全部飲みこんでくれた。
お掃除は皆でしてもらった。四人の舌でチロチロされると、気持ち良すぎて幸せマックスだ。
そうして、すっかり得意魔法になった【清潔】をかけてから、皆で団子になってお休みした。
明日はもっと良い日になるといいね。
眠ったのは数時間程度だったと思う。
目覚めると、二人の発情期はまだ治まっていなかった。
流石に初日ほどの勢いはないが、苦しそうである。朝風呂の最中も一回ずつ周回した。
「二人ともまだ続いているようね」
「はい♡ まだ身体が火照っています♡」
「主様がスケベ過ぎるのが悪いのじゃ♡」
「腹が減ってはスケベができねぇッス! ちゃんと食うッスよ!」
予め作っておいた朝食を食べ、鎮魂再開である。
日が高いうちは恥ずかしいのじゃと言ってたイリハも完全にノリノリだった。
決めてた訳でもないが、一周したら休憩を取り、イチャイチャしながら軽食を食べたりした。
そのうち作り置きの飯もなくなって、迷宮用の保存食にも手を付けた。
「ご主人様♡ もう一回お願いします♡ 今度はボクが上で……♡」
全く以て、乾く暇がないとはこの事だった。
当然、洗濯物の話である。コスプレ衣装なんてナンボあってもええですからね。
結局、その日もたっぷり四六時中プレイしていた。
ルクスリリアが満腹になった後も、エリーゼが息も絶え絶えになった後も、発情期の二人は俺を求めてくれたのだ。
そうして、何度目かの頂点へ誘った後、この日の発情期は終了した。恐らく、明日になればまた始まるだろう。
「早くご主人様のお子を授かりたいです♡」
「わしもじゃ♡ わしも主様の子を孕みたいのじゃ♡」
夜、皆が疲れて眠ってから、少し落ち着いた二人に囁かれた。自身のお腹を撫でる手は、愛しい我が子を慈しむようであった。
俺とて、いつかはと思っている。イリハもその気になってくれたのは、もう嬉しい以外の感想が持てない。
「俺もだ」
「えへへ♡ 嬉しいです♡」
「ずっと一緒じゃぞ♡ 主様♡」
だが、その前には色々と準備がいるだろう。
金に居場所に、何より安全。その安全の為に、俺は出たくもない闘技大会なんぞに出たのである。
このままずっと、皆と一緒にいたいのだ。
その為ならば、多少のリスクは負う気である。
大いなる力には、大いなる責任が伴う。
やはり、ベンおじさんは偉大であった。