たのしい異世界ハクスラ生活、あるいは超紳士的英雄譚 避難所 作:いらえ丸
風呂文化が盛んな王都にあっては、連れ込み宿にすら綺麗なお風呂が付き物だ。
丸く大きな湯舟に、大人二人が余裕を持って寝そべる事のできる洗い場。最新式の魔導照明が浴室を明るく照らしている。
そんな中、俺は洗い場に自前のスケベマットを敷き、仰向け姿勢で寝そべっていた。
「ちゅ♡ ぢゅぷ、れろぉ♡ ちゅぱ♡ はぁ♡ れるれる♡」
「じゅるる♡ れろ♡ ちゅっ、ちゅぅ♡」
ちゅぱちゅぱと、清掃の行き届いた浴場に卑猥な水音が反響する。
大の字姿勢の俺の顔に二人の美少女が顔を近づけ、貪るように舌を絡めている。にゅるにゅると、ぴちゃぴちゃと。さながらそういう生き物のように、三つの舌が舌を舐め上げ、体液を交換し合っていた。
「ぷは♡ はぁ、はぁ……まだまだ足りないわ♡ ちゅっ♡ もっとアナタの愛を頂戴♡」
「ご主人様、此方に舌を突き出してください♡ はぁむ……んぢゅぅううう♡」
ダブルベロチューである。
エリーゼの長い舌が俺の歯茎を絡め取り、付き出した舌にグーラが頬張り吸ってくる。
誰のものか分からない唾液が口内に溜まっていき、俺は甘露なるソレを飲み込んでいた。
「ん、気持ちい? マスター♡」
「ふへへ♡ ほんとスケベな筋肉してますね♡ 今宵の月のように♡」
キスを交わす下、上体の方では全身ヌルヌル状態になったレノとユゥリンが俺の身体に華奢なボディを擦り付けていた。
天使と麒麟の二人が……いや、この場の全員が纏っているオイルはテオファノ大浴場の土産コーナーで購入したオイルである。本来は健全なマッサージに使うモノらしいが、今は良い匂いのするローションとして使っていた、
「れろぉ♡ はぁ、はぁ♡ きひひ、久しぶりだからッスかね? 寂しそうに泣いてるッスよ~♡」
「おっと、咥えるのは禁止だぜ♡ もっと焦らして……ちゅ♡」
「れろぉ♡ れろぉ~♡ ほれ、こういうのはどうじゃ?」
他方、俺の股関節周辺ではタイプの異なる美少女三人が雄々しきヤシの木とツインココナッツに舌を這わせていた。
三位一体合体技、三人同時攻撃である。しかしてその舌技は消極的で、さながら犬猫が水を飲むかのようであった。
まさしくハーレムの縮図である。
「ん~? なんじゃ主様、ピクピクしておるぞ♡ もう限界かの?」
しかも、だ。あまつさえ、である。
なんと、皆さん例の南国風水着姿をしているのである。
お風呂で水着を着るという非日常感。某管理職さん曰く「金は命より重い」らしいが、俺に言わせりゃ「着衣は全裸よりエロい」のだ。頭目、今日の格言。コスプレプレイは王道の中の王道で、故にこそ股間の妖刀は今宵も痴を求めていた。
「マスター♡ マスター♡ ん、指借りるね♡ ふあ、くぅ……♡」
「あぁワタシもお願いします♡ おほ~♡ この硬さたまんねぇ~♡」
奉仕を受けている俺だったが、ただ受け身なままではなかった。左右の指を使って皆の心を盛り上げる。気分は超人気DJだ。七種七色のご機嫌なナンバーでフロアを熱狂させまくる。
しかし、上も中も下も全て前戯の前振り前座。それは偏に俺の暴発を制御する為である。俺を含めて誰も彼も強い刺激は避けていた。というのも、ここ数日はこの時の為にバイタルをチャージしていたからである。ここにきて早々にお出しするのは勿体ないオバケが出てしまうだろう。
「交代。ワタシもキスしたいです♡ お膝に失礼しますね♡」
「ん、右耳もらうね♡ はむ♡」
選手交代。俺の頭が持ち上げられ、ストンとユゥリンのお膝に載せられる。ちょうど、俺の頭頂部が彼女のお腹に当たる構図である。
「ん♡ ちゅ、ちゅ♡ ちゅぅぅぅぅぅ♡」
そして、南国風麒麟少女は上体を屈めてキスをしてきた。
小さな唇から舌が入ってくると同時、右耳からぴちゃぴちゃと水音がする。レノが耳舐め攻撃をしかけてきたのだ。
ふと、先端に当たる感触が変わった。エリーゼの長い舌が巻き付いてきたのである。ぶぼぼとココナッツを吸っているのはグーラだ。ルクスリリアは足を抱えて股間を擦りつけ、イリハとシャロが乳首を責めてきた。
徐々に徐々に無意識に、大胆に積極的になってきた。
肌と肌の接触が気持ちいい。オイルと汗が混じって、何とも芳しい香りがする。誰憚らず発される喘ぎが俺の耳朶を震わせた。今この場所は世界の中心で、どんなリゾートよりも素晴らしかった。
やがて、俺に限界が来た。これ以上はいけないとタップすると、逆さキスを止めたユゥリンとの間に透明な橋が架かった。
「ご主人♡ ほぉら、ご主人の大好きなトコが空いてるッスよ~♡」
攻守反転、今度は皆がマットに並んだ。
正常位くぱぁ姿勢のルクスリリア。グラビアポーズのエリーゼ。雌豹のような姿勢のグーラ。ともすれば裸よりも開放的な姿で、各々異なるポーズを取って誘惑してくる。
その光景に、俺は感動に打ち震えていた。そうだ、パラダイスはここにあったのだ。こんな幸せなことがあろうか。
「ど~れ~に~し~よ~う~か~な」
「あん♡ て、亭主殿♡ これ以上はマジで♡ 焦らさないでくれよ♡」
「マスター、準備万端♡ いつでも来て♡ 光力が漏れる♡」
ペチペチとノックし、お宝を求めて股間のダウジングマシンで探知する。
と思ったが、この場の全員からお宝の反応があった。その謎を探るべく、俺は右から順番に探索を開始する事にした。
「はぐ♡ んぅ~……んぉおお♡」
最初はレノだった。細い腰をがっしり掴み、そのまま奥まで一気にいった。
深奥に到着し、グリグリと押し付ける。リズミカルな腰遣い。頭上の光輪が輝きを増す。当人の申告通り、現在のレノはテオファノ大浴場で光力が満タンになっているのだ。その昂りは性欲にも繋がっていたようである。
「はぁ、はぁ、はぁ……♡ 少し、休憩させてもらいますね……♡」
「じゃあ次アタシの番ッスね♡ はむ♡ んぅ~♡ 相変わらず美味ぇ~♡」
それから、俺は人数分ハッスルし、人数分のお宝マップにチェックを入れた。大秘宝をひと繋ぎしたのである。
まだまだビンビンである。風呂出てベッド行ってパレードの続きだ。
代わる代わる奉仕してもらったり、ルクスリリアをわからせたり、仰向けで玩具になってみたり、ルクスリリアにわからされたり。
「ちゅぅううううう♡ ちゅぱ♡ じゅる♡ ぢゅぞぞぞぞ♡ れろ♡ れろれろれろれろ♡」
久しぶりにエリーゼの角に【手当て】をかけてキス祭りを開催した。そしたらマジで全身リップしてきて大変だった。
「いひゃあ♡ んぁ♡ 亭主、殿♡ しつこ♡ 激し過ぎ♡ ひぃぃい♡ もうやめ♡」
最近は仕事と学業で忙しいらしいシャロに、泣いて懇願するまで全身全霊の愛撫を行ったりもした。
左手で弦を抑え、右手で敏感な部位を爪弾く。下品で可愛い音色の森人楽器である。
この時、ユゥリンはSっ気を発揮して護衛対象の弱いところを責めまくっていた。
「なんじゃ? 次は尻尾でしてほしいんかの? まったくしょうがないのぅ主様は♡」
「どうぞ♡ ご自由にお使いください♡」
その後も、俺達は快楽の粋を極めていった。まさに退廃の宴である。
けれども、俺にとっては至高の癒やしに他ならない。
そうして、今宵のパレードも過ぎていくのであった。
ちな、最後まで勃っていたのは俺だった。
成し遂げたぜ。