俺がハーレム主人公をヤるためだけの世界 作:アウグスティンティン
今日はクリスマス。俺にとっても縁深い二期から一年前となったわけだ。
学校帰りの道すがらもクリスマスカラーの装飾が彩っていた。
当然我が家にも数日前からクリスマス飾りを施している。暇なので。俺が、じゃなくてヴォルケンズが。原作はやてと違って俺は学校に行っているので。
きっとご近所さんからはプー太郎だと思われていることだろう。
ともあれ帰宅した俺はさほど大きくないツリーに巻き付けた電飾のスイッチを入れる。キラキラと赤や青の光が瞬いた。
今日ははやてが来ることになっている。
家にヴィータは居なかったので、早速迎えに出向いているようだ。念話を飛ばして状況を聞いてみると、もうはやてと合流して一旦着替えに戻っているところらしい。
こちらに到着するまではまだ時間がかかる。暇潰しにいつもの如く調理担当から外されて手持ち無沙汰にしていたシャマルを呼びつけた。
「はぁい。どうかしましたか? 流星くん」
「そこに座れ」
シャマルをソファーに掛けさせ、俺は向かい合うようにその上に乗った。
魔法は使っていない子供の身体のままなので顔の正面には胸が来る。柔らかな双丘へと顔を埋め、腰をシャマルの脚に擦り付けた。
まだ射精はできないが日夜性的な刺激を受け続けて成長中のチンコは緩く勃起して、むにむにの太ももから快楽を得ることが出来るようになっていた。
「ふふ、甘えん坊でかわいい。よしよ〜し」
シャマルに頭を撫でられながら腰を動かし続ける。
陰茎は刺激を受けてビクビクと震え、強く絶頂するものの精液は出ない。
はやてにはまだ夜な夜な睡姦していることはバレていないので、片付け中に帰って来ると困るのだ。
「んっ、はぁ……ねぇ、そろそろ挿入れない? 私もむずむずしてきちゃった」
「駄目。俺はともかくシャマルは汚すと大変だろ」
「うぅ〜、そんなぁ。ならチューくらいは、ね? どうかしら」
胸を揉まれて発情したのか顔を赤らめたシャマルが唇を突き出してくる。
まあそれくらいならいいかな。
俺は胸から顔を離してシャマルと唇を合わせる。
「あむ……んちゅ」
するとシャマルの方から求めるように舌を入れようとしてくる。俺は口を開けてそれを迎え入れてやると、ぬるんと入ってきた舌が口内で蠢く。
普段なら俺からも舌を伸ばしてやるところなのだが、焦らしがてら何もせず好きなようにやらせてやる。
涎を溢しながら吸い付いてくるシャマルの舌による愛撫を受けることしばらく、ヴィータからもうすぐ到着するとの念話があった。
「はいおしまい。口元洗ってこようか」
「やぁぁ、もう一回、もう一回だけ流星くんからチューして?」
「ダーメ。涎洗ってこい」
それから数分してヴィータ達が帰宅した。
未だもじもじしているシャマルの様子にヴィータは何かを察したようだったが、はやては特に気にすることもなくクリスマス飾りにテンションを上げている。
はやてに挨拶だけして、シャマルが席を外す。まあ十分もすればトイレから戻るだろう、とパーティーを始めることにした。
といってもまあ、しょっちゅう遊びに来てるわけだから料理以外それほど特別感はないのだが。
「はい、これわたしからのプレゼント」
七面鳥がなかったので用意したチキンを食べ終えた後、はやてが何かを取り出した。
「日頃の感謝も込めて作ってきたから、みんなで食べてな」
「おぉ〜、開けてもいいのか?」
「ええよ〜」
箱を受け取ったヴィータが包み紙を剥がすと、中からは金属の缶が出てきた。
蓋を開ければお店の商品のようなクッキーが詰まっている。
「作ってきたってこれ手作りか。すご」
原作でもそうだったけど、マジで下半身動かないのに特技が料理ってどうなってるんだろうか、こいつ。
「ギガうまだぞ! ほら、流星も食えよ」
「はいはい。もらうぞ、はやて」
しっとりとしたクッキーは若干甘味が強めだった。
砂糖入れすぎた、とかじゃなくてヴィータ向けなんだろうなと思いつつ大皿を持ってきて食べやすいようにクッキーを取り出す。
みんなが美味しそうに食べるのをニコニコしながら眺めていたはやての口にクッキーを詰め込み、俺は立ち上がった。
「じゃあはやて。次は俺がプレゼントを渡す番だな」
「もぐもぐ……んく、そんなんえぇのに。こうやって美味しいご飯一緒に食べられるだけで十分よ」
「おいおい、折角俺がまあまあ時間をかけて準備したってのにつれないなぁ」
「ごめんごめん、受け取ります。なんやろなぁ、楽しみやわ」
「驚いて咽び泣いていいぜ」
「あはは、そんなすごいもんなん?」
「まあ見てな」
闇の書を呼び出して掲げる。
虚空から現れた仰々しい魔導書の姿に、それだけではやてはもう驚いていたが。
そんな彼女へ手を向けて魔法を発動させる。三角の魔法陣がはやての足元に現れ、白黒の光が慌てふためく彼女を呑み込んだ。
事前にはやての身体についてはみっちり調べ尽くしているので、どこをどう治せばいいのかは分かっている。
ぱぱっと損傷部位を修復していく。
「ひゃあっ! な、なになに!? なにがどうなっとんの?」
「ほぅら、はやて」
「あっ、ちょっと危ないって……え」
ひょいとはやての腕を掴んで引っ張りあげる。無理矢理車椅子から立たされたはやては、反射的に足を前に出した。
「なんで足、わたし、え?」
「奇跡も魔法もあるんだよってことで、どうだ? まだ他に違和感あるならついでに治してやるぜ」
「ない……けど、これ流星くんが?」
「その通り。ビックリだろ」
クックッ、と笑いながら手のひらに魔法陣を生成してみせる。
得意げになって反応を待っていると、状況を飲み込めたらしいはやてが泣き始める。
「どうした? やっぱどっかおかしかったか?」
「うぐっ、うぇぇ……違うんよ、ただまた歩けるって……ぅぅ、あり、がどぉぉ」
「え、あ、うん。どうも」
グズグズと泣きじゃくりながら、まだ自分ではうまく立てないのか縋り付いてくる。
ストレートな感謝の前に、戸惑いながらも彼女が落ち着くまで頭を撫でていた。
■◆■
「いやぁ、治ってよかったな。はやて」
「うん、うん!」
「ところでクッキーだけじゃ対価として釣り合ってないと思うんだが、ちょっとした俺のお願いを聞いてもらってもいいか?」
「もちろんええよ。わたしに出来ることならなんでもするから」
ペカーっと擬音を発しそうなくらいの満面の笑みで頷くはやて。
自分で言うのもなんだが、釣り合ってないよねってこっちが言うのだいぶ失礼だと思うんだが微塵も気にした様子がない。
「あ、うん、そうね……え〜と俺のにく、え〜、あ〜、ここに住まないか?」
「え?」
「いやほら、帰っても一人だろ。ならもうずっとここにいればいいんじゃないか。嫌ならいいんだけど」
「……ええの?」
「もちろん。ヴィータも喜ぶだろうし、俺も嬉しい」
雰囲気に流されて強気に行けない。
ま、まあ良いだろう。
ともあれこれではやては俺のものだ。
はやての主人公オーラに圧されるオリ主(自称)