俺がハーレム主人公をヤるためだけの世界 作:アウグスティンティン
若干の寄り道を挟みながらも無事に月村邸に辿り着く俺達。
車から降りる前にもう一度ノエルにチンポを咥えさせて小便を飲ませる。
いやほら、人の家でトイレ借りるのってちょっと気まずいじゃん。
「んぐっ、……こく、こく……こくん……ぷはぁ。ふぅ、お役に立てたようで何よりです。さ、すずかお嬢様がお待ちです」
「あぁ。ありがとう」
最後に胸をひと揉みしてから、すずかの方へ向かうことにする。
■◆■
「こんにちはすずかちゃん、待たせちゃったね」
「流星くん! えへへ、そんなことないよ。来てくれてありがとう。ささ、座って座って」
広い中庭に通され、備え付けられた白テーブル前の椅子に座り、ファリンが持ってきた紅茶と茶菓子を楽しみながら、すずかとのんびりおしゃべりする。
「それでね、最近なのはちゃんが──」
なんて学校であったことを話し続けるすずか。
俺の方はというと対して話すようなこともない、というか話せるようなことがないので聞きに徹する。
こういうゆっくりな時間もいいな。
と、思えるのはここに至るまで何度も抜いてスッキリしているからだろう。
そうこうしているうちに庭の奥から魔力を感じた。
あー……あれかな、アニメでもあったジュエルシード。
さて、どうするかなぁ。う〜ん。よし、なんか起きるまで待っとくか。
何も無かったことにして、紅茶を口に含む。あー美味し。高いんだろなぁ。
と、放置して数分。
──ずぅん
「な、なにっ……なんの音?」
重たい音が響いた。
「ちょっと見てくるよ」
「あ、わたしも行くよ!」
「そう? じゃ迷わないように案内お願い」
「さすがに迷うほど広くないよ」
席を立って、木々の方に歩いてゆく。
遠巻きに俺等を見ていた猫達がざぁっと離れていった。うぅん、なんか猫に避けられてる?
まあ俺の力にでも怯えているのだろう。どうでもいいか。
森みたいな庭の奥に入っていくと、そこにいたのは巨大な猫だった。見上げるようなサイズ感。それがごろ〜んと寝転がっている。
すずかも目を丸くしてそれを見上げた。
「え……え? な、なにこれ」
「う〜ん、すずかちゃん。すぐ解決するからさ、ちょっと見ない振りしててくれる?」
別に危険は無いだろうが、アピールのために手ですずかを制して、闇の書を召喚。封印魔法の準備をする。
もうそろ発動できる、というところで空から雷が巨大猫目掛けて降ってきた。
反射的にバリアーを貼ってそれを防いだが……。
「よ」
「……なんのつもり? 今さら敵対するの?」
あー、やっぱフェイトだよな。
めんど。来るとは思ってたけど。
「別に邪魔したわけじゃない。ほら、どう見ても危険、暴れます、って感じじゃないだろ。そんな乱暴にやる必要はない」
苦痛を与えないよう気をつけながら猫からジュエルシードを引っ剥がす。
それに魔法をかけてフェイトの方へとゆっくり飛ばした。
「ほら、暴れなかったろ」
「ごめんなさい。わたしてっきりあなたに裏切られたのかと」
胸を撫で下ろすフェイト。
ジュエルシードをデバイスに格納すると、そのまま立ち去らずに何故か降りてくる。
「それじゃあこの分の対価、払うね」
「ん、あ〜」
頬を朱に染めてこちらへとフェイトが歩いてくる。手の届くところまでやってくると、もじもじと足を擦り合わせる。
「え、と……今日はどうしようか?」
え〜、今そんな気分じゃないんだけど。
家でも道中でも精子ばら撒いて満足してるし。
「フェイト、場所考えろ。また後で、な」
「ぇ……ぅう」
すずかもいるし、念話で夜になったら俺の家に来るよう伝えて帰らせようとする。
それでフェイトが飛び去りそうになったところで、すずかが呼び止めた。
■◆■
お茶会してたテーブルを囲んで座る俺達。
俺とすずかはさっきと同じように向かい合うように座り、フェイトは俺の隣にくる。
むすっとしていたすずかは俺の隣に椅子を持ってきて座り直した。
「喋りづらくない?」
「ここがいいの」
「そう? ならいいけど」
残ってた紅茶を取って、口をつける。
あ、冷めてる。
そんな俺を挟んで見つめ合うすずかとフェイト。なに、フラグ立った? なのはじゃなくてすずかと百合するの?
それはそれでいいな。
「むぅ……その子、フェイトちゃん、だっけ?」
「あ、はい。そうです」
「……。わたしは月村すずかっていいます」
「うん。よろしくすずか」
仲良きことはなんとやら。美幼女同士、もっと仲良くしてほしいな。
そうすりゃいつかまとめて抱く時も楽しくなる。
「二人はどういう……ううん、それより先にさっきのあれは一体なんだったの?」
「うん? 見ない振りしてって言ったじゃん」
「うん、無理だよ?」
無理だったか。
仕方ないのですずかに説明することにする。
話したことを纏めると。
異世界からジュエルシードっていう魔法のアイテムがこの街に来てしまった。
俺はそれとは別の魔法のアイテムを持っている。
フェイトと共にジュエルシードを回収している。
ここ最近の異常現象や人死にはジュエルシードのせい。
う〜む、これは正直者。
何かしらのオカルトパワーで嘘発見器されてもなんら問題ないくらいに本当のことしか言っていない。
「そんなことが……」
すずかが驚いたように声を漏らす。
「あの、わたしにも何か」
「こればっかりは無いよすずかちゃん、魔法じゃないとジュエルシードが封印できないから。ま、大丈夫だよ。ほら俺強いし」
適当に宥めすかして話を流す。それからしばらく三人で話した後に解散することになった。
すずかは不満そうにしていたが、実際何が出来るわけでもないし、口挟まれたって邪魔だからな。
「あ、そうだ。すずかちゃん」
「どうしたの?」
「この事件を友達が気に病んでるんだろう。本当はよくないんだけど……少しなら話していいよ」
「いいの?」
「いいよ。安心させてあげて」
さぁて、これでようやくなのはの方まで手が届くか?
ま、どうとでもなるだろう。