「職鎮、いるかい?」
神保家の館でタカシは小島職鎮を探していた。今日は職鎮と討伐に出る約束があったからだ。縁側の障子を開けて中に入る。
「やあ、タカシ。待っていたよ」
一室の部屋で淡い紫色の髪のポニーテールの髪型の、ハチマキを巻いて眼鏡をかけた美少女、小島職鎮が水晶玉を磨いて座っていた。
「職鎮、何してるの?」
「見ればわかるだろう?水晶玉を磨いているんだ」
そう言って職鎮は優しい手付きで水晶玉を磨いていた。磨いている為か持っている水晶玉はとても綺麗な光沢を放っていた。
「ああ、職鎮っていつも水晶玉を持っていたよね」
「ああ、私の相棒とも言うべき存在だからな。今はこの水色君を磨いているんだ」
「水色君?」
「この子の名前だ。私の部屋には沢山の水晶玉が置いてある。それぞれにも名前を付けているんだ」
「名前を・・・?でも水晶玉ってどれも同じじゃないかな・・・?」
「そんな事は無いぞ。似ているように見えるだけでそれぞれに個性があるんだ。例えばだな・・・」
そう言って職鎮は水晶玉の魅力に付いてをこんこんと説明した。タカシはまた始まったと思いながらも聞く事にした。
「水晶と言うのは美しく輝いているだろう。それだけ混じり気が無く純粋で裏表がないと言う事なのだ。そして水晶玉は人間と違って嘘をつかない正直だからな。もっとも頼りになり信頼出来る相棒になると言う訳だ。しかるに・・・」
「ああ・・・」
そう言って職鎮の水晶玉の話は延々と続いていった。彼女の水晶玉への思いはとても強く長々と語られるくらい熱いものだった。
「と言う訳なんだ。水晶は裏切らないし、もっとも信頼における存在なんだ」
「じゃあ、俺達はそんなに信用におけないって事かな?」
タカシは人間は、自分達は信用出来ないのかと聞いた。
「え、うふふ、そんな事は無いだろう・・・」
職鎮は微笑むと、タカシに近付いて胸を押し付けながら耳元に囁いて来た。柔らかい豊満なおっぱいが胸板に当たって擦り付けて来る事に下半身が反応しそうになった。
「確かに水晶玉は信頼に置けるが、だからと言って君達を信用していないと言う訳ではないぞ・・・?」
「そうなのかな?」
「無論だ。長職、覚広、そしてタカシ、君達の事は大事な仲間と認識しているつもりだ。余所は簡単には信用しないが、君達は特別さ・・・♡」
職鎮が指をタカシの唇に当てて微笑んだ。
「水晶玉と同じように、タカシ、君の事は信じている。信用している、それは分かってほしい」
「そうか、信用してくれていたんだね。ありがとう、職鎮」
「ふふ、元から君の事は信用していたさ。さて、タカシ。早速だが、物の怪の討伐に出かけるか?」
「そうだね、そのために君を探していたんだ」
「ふふ、流石はタカシ、私を選ぶとはなかなか賢い選択だ。東京の治安維持の為に私の力を存分に頼ってくれ」
「ああ、じゃあ行こうか!」
「うむ、任せてくれ」
職鎮が涼しい笑顔で微笑んでいた。タカシは彼女と一緒に館を出て討伐に向かっていった。
「水晶の輝きを、受けよ!」
東京のある地区で化け物級の蜂が暴れていた。職鎮は水晶玉からビームを飛ばして蜂の群れを打ち落としていった。
「水色君、頑張ってくれたまえよ!」
水晶玉を前に掲げてビームを飛ばして蜂達を倒していく。
「職鎮、危ない!」
タカシが叫ぶと八達が四方から襲い掛かって来た。
「大丈夫だ、たああ!」
職鎮はジャンプして一回転すると水晶からビームを連射して蜂の群れを倒していった。
「ふふ、無事だっただろう?」
職鎮が微笑むとタカシはニコリと頷いた。
「さあ、行くぞ、タカシ!」
「ああ!」
職鎮と一緒に進んでいくと、奥ではボスの親蜂が待ち構えていた。
「こいつがボスだな」
「そうだね、ひときわ大きいよ」
「だが、私と水色君にかかれば・・・」
職鎮が水晶玉にキスをしてエネルギーを溜めた。
「水色君、君のパワーを見せてやれ、てやああ!!!」
職鎮が水晶玉を蹴り上げて飛ばした。水晶玉はボスの蜂の体を見事に貫通。ボスの蜂は炎を出して崩れていった。
「とお!」
職鎮はジャンプして帰って来た水晶玉をキャッチした。
「やったぞ、タカシ」
「職鎮、流石だったよ」
物の怪を見事に退治して職鎮とタカシはサムズアップして喜び合った。こうして物の怪を倒して報酬を受け取り、タカシと職鎮は館へと引き上げていった。
館に戻って、縁側で休んでいると、職鎮がやって来た。
「職鎮?」
「うふふ・・・・♡」
職鎮はタカシに抱き着いて胸を擦り付けて甘える仕草をした。
「急にどうしたんだ。いきなり甘えて来て・・・?」
理由を聞くと職鎮は頬を赤くしながら腰を動かして胸を押し付けていた。
「どうしてって・・・タカシ、君だったら分かるだろう?君とエッチしたい気分なんだ・・・♡」
艶やかな唇を動かして愛し合う行為をしたいのだとタカシに言った。
「タカシも、私とエッチがしたいだろう?」
「ああ、そうだね、でもいいのかな?」
「いいに決まってるじゃないか。私もタカシの女なんだぞ。私の体を好きに触って、匂いを嗅いだり、舐めたりしてもいいんだ。長職、覚広と同じように私の体を好きにしてもいいんだぞ?」
「そうか、じゃあキスしてもいいかな?」
「ああ、いいぞ、一杯してくれ・・・」
「じゃあ、ちゅ・・・」
「あ、ちゅ、ちゅ・・・♡」
職鎮にキスをしていく。最初は唇同士を軽く触れあう感じだったがそこから職鎮の口内に舌を差し込んで舐めていった。
(職鎮の唇、柔らかいな。口の中も温かくてぬめりがあっていい・・・)
(私、タカシとキスしてる・・・)
職鎮の体を強く抱きしめて愛のあるディープキスをしていった。