「サトシ様、よろしいでしょうか?」
「ああ、祐俊、何かな?」
倉庫の戦利品をチェックしていたサトシに祐俊が声をかけて来た。
「よろしければ、ひと走りしませんか?」
「走るって、ランニング?」
「はい、東京の街が見える高台まで走りたいのです」
祐俊は澄ました顔をしてサトシをランニングに誘って来た。
「どうしても、俺と走りたいの?」
「はい、サトシ様とどうしても・・・」
祐俊はニーソックスを履いた太腿をもじもじさせていた。恋する好きな相手への好意を伝えているように感じられてサトシも乗り気になった。
「いいよ、じゃあ走ろうか?」
サトシが頷くと祐俊の顔が明るくなった。
「ありがとうございます、では行きましょうか」
「ああ、行こう」
二人は館を出て走っていった。
「流石です、サトシ様、走っていても心配がありませんね。私によく付いて来ています」
祐俊と一緒に走っていく。祐俊に遅れないように走っていくと、彼女にぴったりと走ってる事に気付いた。
「ああ、祐俊によく鍛えられているからね!」
そう言ってサトシは祐俊との訓練を思い出していた。スクワットや縄跳び、鉄棒の逆上がりなどを経験して体力に自信が付いてきたように感じた。
「それにしても、こんな短期間で体力が付くとは、サトシ様の肉体は凄い成長を遂げているように感じます」
「祐俊に褒めてもらえて嬉しいよ」
「サトシ様には強くなって頂かないと、では丘の上まで頑張って走りましょう!」
「ああ!」
祐俊にぴったりとくっついて走っていく。街中を息を合わせて走っていき、そして上の方を目指していき、気が付けば高台に辿り着いていた。
「ふう、結構走ったな・・・」
岡の上の高台に辿り着いてサトシは汗を拭った。
「サトシ様、ご苦労様です」
祐俊がサトシを労って水の入ったペットボトルを差し出した。
「ありがとう、頂くよ」
水を一飲みして祐俊と一緒に高台から東京の街を見下ろした。
「見て、祐俊。東京の街がこんなに小さく見えるよ」
「はい、大都市と言える街も、こうして見ると小さく感じますね」
「ああ、この東京に祐俊や義祐を始めとした闘士達がいるんだよね」
「はい、この東京には様々な学園があり、様々な闘士達がいます。彼女達は互いに切磋琢磨し合い、そして物の怪や魑魅魍魎がはびこるこの大都市の治安を守っているのです」
「そうだ、俺達はこの街を守る為に日々努力して頑張っているんだよね・・・」
それを言ってサトシは合点がいった。祐俊が自分をトレーニングに誘ったのは街の治安維持、そして物の怪退治をして人々を守るための再確認をする為なのだと。
「ありがとう、祐俊、俺を誘ってくれて」
「あら、そんなに嬉しいのですか?」
「俺達が頑張っているのは治安維持の為なんだろう、それを確認出来ただけでも、祐俊の誘いに乗って良かったと思っているよ」
「サトシ様、これは驚きました・・・」
「え?」
「実はサトシ様を誘ったのは、気分転換を兼ねてだったので、そこまでお考えとは思ってもいませんでした」
祐俊が言うには日々、戦利品の管理をしている自分に気分転換をさせる為だったのだと。
「何だ、じゃあ普通に楽しめばよかったな」
「ですが、サトシ様の聡明なお考えに触れて、一層、惚れ直しましたよ。流石はサトシ様です」
「そう?そう言われると嬉しいな・・・」
祐俊が頬を赤くして太腿をもじもじさせているのを見てサトシは照れくさそうにした。
「サトシ様、こうして高台で二人きりですから、何かしていきません?」
「何かって?」
「いつも真面目じゃなくてもいいんですよ?私も、真面目じゃない時があります。例えば・・・サトシ様と、エッチをする時とか・・・」
祐俊が瞳を潤ませて頬を赤くしていた。
「祐俊!」
祐俊の愛しさにサトシは彼女を抱き締めた。そして両手を後ろに回してお尻を触っていった。
「あん、サトシ様がお尻を触っています・・・♡」
「俺も、祐俊とエッチをしたいと思っていた・・・!」
「サトシ様、では、何をお望みになられますか?」
祐俊が耳元で囁いて聞いて来た。
「サトシ様が望むなら、どんなリクエストもお受けしますよ?」
「どんな事も・・・」
「はい、何でも仰ってください・・・」
「ええと、じゃあ・・・」
サトシが祐俊にあるお願いをした。