※この作品はR-18です。

(貞操逆転+男女比崩壊)×超能力なドスケベ世界   作:補陀落はくろ

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第四話【穂澄】エロなし:足の甲にキス、絶頂モード解除、恋人繋ぎ

 朝食を食べ終える頃には、穂澄(ほずみ)の絶頂モードも落ち着いたらしい。

 勿体無いとは思わない。あのタイミングでヤってしまっては、恐らくお互いに体力が保たなかっただろう。

 それに、きっと焦らした方が良い結果を産むと確信している。

 

 今日は一日穂澄(ほずみ)の性欲を煽り、焦らす方向で進める。

 そして自分から言わせるのだ。服従を誓い、処女を捧げる事を。快楽を懇願し、必死におねだりする所を心ゆくまで鑑賞し、ご褒美として絶頂地獄に落とす。

 後は容赦しない。

 

 因みに、朝食の準備や後片付けは全てお手伝いさんがやってくれる。

 えらく美人のお姉さんだが、今は割愛しよう。穂澄(ほずみ)の邪魔はすまい。

 

 普段であれば、朝食後に自室へ戻った後は、まったりと休んでいる分の勉強を進めつつ、遊んだりするわけなのだが。

 今日は先に片付けておく事がある。穂澄(ほずみ)の超能力「被隷属」の話だ。

 

 今一度、その概要をおさらいしよう。

 

超能力「被隷属」

パワータイプ

任意の対象を一人定め、その者に従属する。従属している期間と、今まで従った命令の数と質によって得られる力が上昇する。

対象を変更するとそれまでに得ていた力は失われる。

 

 ドMの穂澄(ほずみ)にピッタリの能力と言える。

 

 今朝の脳イキ×3で、穂澄(ほずみ)も自分の超能力が解禁された事が把握出来たらしい。

 俺はもうその内容を知っているが、穂澄(ほずみ)は恥ずかしそうに、それはもうめちゃくちゃ恥ずかしそうにしながらその内容を教えてくれた。

 

「それでそのぅ……この人、っていうのを一人決めて、その人に……ぃ色々、めいっれいしてっ、貰って……そしたらその分だけ、強くなる、みたいでっ」

「それで、お兄ちゃんにその人になって、命令してほしいって?」

「はい……」

 

 消え入りそうな声で、顔を真っ赤にしてそう呟く穂澄(ほずみ)。

 そんな態度を取られると嗜虐心を煽られる。良いよと言いたくなくなってしまう。

 

 今は二人、ベッドに腰掛けて横並びになっている。

 互いの距離は身体半分もない程度だ。

 その僅かな距離を更に詰めて、穂澄(ほずみ)の耳元で囁く。

 

「それってどんな命令でもいいの?」

 

 ピクンと肩を跳ねさせた穂澄(ほずみ)は、俯いてツインテールの片方を指でクルクルと弄り始めた。

 考えている。真っ赤な顔をしながら、兄がどんな命令をしてくるのかを妄想している。

 

「どんなって……ぇ……ぁ、エッチにゃのは、そのぅ……ダ、メ……」

「ダメなの?穂澄(ほずみ)は手を握られただけではしたなくイッちゃうのに?」

「ゃ……だって……」

「だって、何?」

「あれは……に、にぅ、にいさまの、超能力……ですよね?」

「どうかな……俺は背中を押しただけで、殆ど穂澄(ほずみ)が自分でやった事だよ?」

 

 首をブンブンと振っているが、顔は赤いままだ。

 やはり、正気の穂澄(ほずみ)はガードが堅い。性欲の強さがそのまま恥ずかしさへと繋がっているのだろう。そのせいでむっつりスケベとしてこの上なく熟成されてしまった。

 表面上清楚を気取ろうとして内の性欲を抑え込み、却って肥大化させて、手が付けられなくなっている。

 

 それにしても、催眠中の記憶は無い筈なのに、俺の超能力である事は見抜いているのか。

 いや、結構バレバレなのだろうか?案外そういうものなのかもしれない。

 催眠中の記憶が無いという事はそのまま記憶に抜けがあるわけだし、それでいつの間にか身体が絶頂モードになっていたら、まぁ確かに俺が疑わしいだろう。

 

 しかし、穂澄(ほずみ)の懇願には穴がある。

 まだ、穂澄(ほずみ)を言葉責め出来る。

 

「……俺の超能力でイっちゃったって思ってるのに、俺に服従するの?」

「……ぅ」

「それでエッチな命令は無しって、それは難しいんじゃない?

 むしろ、エッチな命令を期待してるから、俺に隷属したいんじゃないの?」

 

 こんなこと、口にしないだけで分かっている事だ。

 エッチな命令をされる事くらい。100も承知で、むしろそれ目当てで、だから今懇願しているのは、ただ意地を張っているだけ。

 だが、穂澄(ほずみ)は強情だった。

 

「ダメ、です……」

「そう?分かった良いよ。契約しよう」

 

 ここは引いておく事にした。あっさり引き下がり、少しホッとした様子の穂澄(ほずみ)。だが、期待してしまっていた分顔は真っ赤に紅潮したままだ。

 意地っ張りな穂澄(ほずみ)も可愛らしいとも思う。彼女の意思を尊重してあげよう。

 

 俺は穂澄(ほずみ)にエッチな命令はしない。

 一先ずそれで良いだろう。元々、命令に従うかどうかの決定権は穂澄(ほずみ)の方にある。命令に反したからと言って弱くなるわけではない。

 

 穂澄(ほずみ)がベッドから降りて、俺の足元に跪く。

 俺はズボンの裾を上げて素足が見えやすいようにし、穂澄(ほずみ)の前に足を垂らした。

 穂澄(ほずみ)がその足を両手で支え、顔を近付ける。

 

「ん……ちゅ」

 

 足の甲にそっと口付けをする。

 これが穂澄(ほずみ)の超能力、被隷属の契約方法だ。

 これで穂澄(ほずみ)は、俺の命令に従う度に力を得てゆく。

 得た力を発揮する為には別途MPが必要だが、どちらも確保には困らないだろう。

 

「これからよろしく、穂澄(ほずみ)」

「はい、にいさま。穂澄(ほずみ)になんっ……ぇと、えっ、ちな事以外なら、何でも命令してください。

 あ、でも、宿題や勉強は自分でやらないと意味がないので、そういうのは拒否しますからねっ」

 

 安心してほしい。そんな下らない命令はしない。

 エッチな命令は禁止。という、薄皮一枚で守られているようなルールも、いずれ穂澄(ほずみ)自らの意思で破棄させてみせる。

 

 穂澄(ほずみ)は忘れている事だが、催眠した時の俺の命令は勿論まだ生きている。

 穂澄(ほずみ)は風呂に入る時にもうバスタオルを巻く事は出来ない。俺に裸を隠す事は出来ないのだ。その上、寝る時も俺が許可したものしか着用出来ず、更にはそのまま、俺に抱き付かなければならない。

 それが義務だから。絶対遵守すべき主人の命令だからだ。

 

 今朝催眠にかかった時点で穂澄(ほずみ)は詰んでいる。

 後はもう、俺の毒牙の射程圏内まで入るのを待つだけで良い。

 

 


 

 

 その後は二人で宿題をしたり、ゲームをしたり、明日の学校の準備をしたりしつつ、その傍らでちょっとした命令を出したりしていたわけなのだが。

 穂澄(ほずみ)の反応はもう、思春期の男子もかくやという敏感っぷりだった。

 

「穂澄(ほずみ)、手を繋いで」

「やっ……だぅ、め。です。ぇえっちなの、禁止っ……です……」

「手を繋ぐのはエッチじゃないでしょ?」

「ぅ……でも、だめ……」

「じゃあ"アルプス一万尺"は?」

「だっ……だめ、です……」

 

 今朝の事を意識しまくっている。

 手が触れ合う遊びは全部禁止だ。穂澄(ほずみ)の中では、それらは全部"えっちなもの"判定らしい。

 穂澄(ほずみ)は勘違いしている。人は通常、手を握られたぐらいでイったりなんかしない。

 

「もう、穂澄(ほずみ)がいくらエッチでドスケベでムッツリだとしても、手を握られたぐらいでイったりするわけないでしょ」

「でも朝はイッちゃいました!」

「あれはエッチな気分が残ってただけでしょ。今は大丈夫だよ、ほら」

「ぅ……ぃやんっ。ぃ今も、だめ、です。今も、その……えっちな気分、なので……」

 

 そして、エッチでドスケベでムッツリという部分に反論し損ねた事に後から気付いた穂澄(ほずみ)は、ただでさえ赤い顔を更に赤くして言った。

 

「穂澄(ほずみ)はぇえっちでもどすけべでもむっつりでもないです!」

 

 えっちな気分を自白しながらえっちじゃないは無理があると思った。

 

 それにしてもガードが堅い。完全に警戒されているのか、普段にも増してスキンシップがガチガチだ。

 今朝が初イキの穂澄(ほずみ)からすると、今の状態はさぞかしフィーバータイムという感じだろう。今まで溜めに溜め込んでいた性欲が爆発し、ずっと気分が昂ったままなのだ。

 治まるまでは時間がかかる。満足するまで絶頂(イ)かせてやらないと。

 

 だというのに、今の穂澄(ほずみ)ときたらまるで威嚇する子猫のようだ。

 普段は犬のように従順な穂澄(ほずみ)だが、見た目は結構子猫に近いというギャップがある。

 ここもまた、穂澄(ほずみ)の可愛らしいところだ。

 そんな可愛らしい妹が、顔を赤くしてもじもじしている。

 

「うぅー……。今日のにいさま、なんだかずっとえっちです……」

「そうかなぁ?」

 

 少なくとも契約後は普通に過ごしていた筈なのだが。穂澄(ほずみ)の目には俺がえっちに映っているらしい。

 ぶっちゃけ単に穂澄(ほずみ)がえっちなだけだと思う。他ならぬ自分がえっちだから、何でもかんでもえっちに見えてしまうのだ。今の穂澄(ほずみ)なら松茸ですらえっちに見えるに違いない。

 

 一日焦らすのが目的だったのだが、この状態では仕方あるまい。

 一度、ちゃんとクールダウンさせてやる事にする。

 

「もう……はいじゃあ穂澄(ほずみ)。深呼吸して」

「?……えっちな命令じゃないですよね?」

「違うよ、ほら早く」

「はい……」

 

 すぅー、はぁー。

 大きく息を吸ってゆっくりと吐く。

 どの世界でも同じ、至極当然の深呼吸だ。

 

「背筋を伸ばして、息を吸いながら両手を上に上げてぐーっと」

「すうぅー……」

「そう、一番上でちょっとだけ息を止める。

 はい。そしたら吐いて。両手を広げながら下に下ろして。そう、上手」

 

 これを数回繰り返させる。

 さしもの穂澄(ほずみ)も警戒はもう解れたようだ。

 

「落ち着いた?」

「はい、にいさま」

「じゃあ、手を繋いで」

「……はい」

 

 少し迷った末、今度は手を繋いでくれた。

 触れ合う瞬間、一瞬だけ穂澄(ほずみ)は身構えたものの、何事もなく指を絡める。

 

「ね、大丈夫だったでしょ?」

「はい……」

 

 エッチな事も悪くはないが、そればっかりでは飽きてしまう。

 人間誰しも、毎日三食カレーとなればどんなに美味くとも飽きるものだ。

 重要なのはエロと非エロの日常のメリハリとギャップにある。

 ただエロいだけの女では、面白くない。

 

「そのぅ……ごめんなさいにいさま。

 えっちなのは穂澄(ほずみ)の方でした。にいさまはえっちじゃありませんでした」

「いや、お兄ちゃんはえっちだよ。そこは合ってる」

「えっ……」

 

 しおらしくなった穂澄(ほずみ)だったが、俺がそういうと意外そうな顔をする。

 俺は握っている手を身体より後ろに引いて、無理矢理穂澄(ほずみ)を引き寄せ、身体同士を密着させた。

 

「あっ……に、さま」

「日が沈んだら、いっぱいいっぱいえっちな事するから。

 それまで楽しみにしてるんだよ?日が高い内はえっちなのは我慢する事。これは命令、良いね?」

「はぁ、い」

 

 エッチな命令は禁止。というルールは個人間で交わされたもの、能力に紐付いた縛りではない。

 故に禁止と言いつつも、通すか通さないかは穂澄(ほずみ)の裁量だ。

 穂澄(ほずみ)は雰囲気に流され、エッチな命令を通してしまった。

 チョロい妹だ。手を繋いだりキスしたりして命令すれば、どんな命令も通るんじゃないか。

 今度試してみるか。

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