※この作品はR-18です。

ヘンダーランドに遊びに行ったら人生エチエチになったショタ君の話   作:生牡蠣

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VHS問題は完全に解決したわけじゃないけど、目途が付いたので初投稿です。


金矛の勇者 ④

あたし……プリリン・アンコックの故郷、暗黒世界ドン・クラーイは平和なんて程遠い場所だった。

それは何故か?理由は簡単、ドン・クラ―イの支配者であるアセ・ダク・ダーク様が原因である。

ダーク様を一言で表すならば邪悪な人物で、自分の思い通りにならないものは全て破壊し、排除するという独裁者。おまけに民たちには重税や労働を強いるなど、まさに暴君と呼ばれるに相応しかった。

もちろん、民たちの中にはダーク様を倒そうとする者や圧政に対抗するレジスタンスも現れていたが、ダーク様の絶対的力に敵うはずもなく、ダーク様の天下が続いていた。

 

そんなあたしは、ダーク様の部下…というか側近として仕えていた。

…あたしにはダーク様に抗う程の力がなかった。そんな人間が生き残る道なんて限られているに決まっている。支配に抵抗しいつ死ぬかわからない苦しい生活を送るか、支配者に従い顔色を伺いながら生き続けるか。あたしは後者を選択した。ただそれだけだった。

もちろんその選択によって嫌な思いもしたし、後悔する事もあった。でも、ダーク様に逆らって死ぬことはない。偶にだが、良い思いもできる。それで良いじゃないか。そう自分に言い聞かせてあたしは生きて来たのだった。

 

『プリリンよ、お前は人間界へ向かえ。選ばれし者を探し出し、その者を抹殺せよ』

 

そんなある日、ダーク様からこのような命令が下された。

 

ドン・クラ―イに伝わる古き伝説、いつか闇を払い、光をもたらす者。それが選ばれし者だ。

所詮は伝説なのだが、伝承通りの矛も盾もこのドン・クラーイに存在するため、ダーク様は選ばれし者の復活を警戒していた。

本来ならば矛と盾を管理している一族と、彼らに味方するレジスタンスたちを皆殺しにし、矛も盾も永遠の闇に葬ろうとしていたのだが、最近事情が変わったのはあたしの記憶にも新しかった。

別世界から…ヘンダ―ランドだったか?そこの姫と英雄が彼らに協力するようになったのだ。

『協力する理由は分からないが、ダーク様に楯突くとは愚かな奴らだ』とあたしも思っていたのだが、ヘンダ―ランドの魔法の力は強力で、あたし達が使うア法にも引けをとらない程であった。その為ダーク様の軍勢も以前のように楽に攻める事が出来ず、現在も対立が拮抗してしまっているのだ。

上手く責められない状況に、ダーク様は『選ばれし者があちら側についたらまずい』と考え、矛と盾の奪還よりも選ばれし者を抹殺した方が早いと考えてこの命令を出したのだった。

 

正直な話、面倒な命令だと思った。

まず、どこの誰が選ばれし者かわからない状況で人間界の全員が捜索対象。おまけに先の戦いで銅鐸もレジスタンスに奪われてしまい、こちらには探す精度が格段に落ちるレプリカ品しかないなんて、砂漠の中で一粒の砂を探す位途方もない話だ。

しかし、ダーク様に逆らう事も出来ず、結局あたしは人間界に来てしまったのだ。機嫌を損ねて降格処分でもされたら溜まった物ではないからね。

 

そんなわけで人間界に来たのだが…案の定捜索はめちゃくちゃ大変だった。

全く反応しない銅鐸(レプリカ)を片手に一晩中町から町への捜索、中々見つからない事へのいら立ち、日に日に強くなる『早く見つけ出せ』というダーク様からの圧力、同僚、部下達からのあざ笑う声……もう思い出すだけでも精神がすり減りそうな毎日だった。

 

 

 

『あのぉ…お姉さん、大丈夫ですか…?』

 

 

 

そんな時であった、あの子(ショウタ)と出会ったのは。

 

疲労がたまって真夜中の公園で座り込んでいるあたしに、あの子は声を掛けてきた。

どこにでもいる様なチンケなガキ。最初は人間のガキなんて鬱陶しいだけと思い追い払う気でいたのだが、“ごぉぉん…”という鈍い鐘の音に気が付き、手が止まった。

鐘の音。そう、銅(・)鐸(・)が(・)反(・)応(・)を(・)示(・)し(・)た(・)のだ。

 

(まさか…このガキが選ばれし者…!?)

 

あたしは勝手に選ばれし者は屈強な男や聡明そうな女だと想像していた為、目の前の子どもが選ばれし者だという可能性に内心驚いていた。

だが、実際に今まで無反応であった銅鐸に反応があったのだ。目の前の子どもが全くの無関係という事はないだろう。

そうと決まれば話は早い。この子どもにドン・クラ―イと人間界を繋ぐ扉を開けさせ、その後あたしの手で抹殺すればあたしの仕事もこれで終わる!

 

……いや待てよ、本当にそうだろうか?

確かに銅鐸には反応があったが、響いた音は注意深く聞かなければわからない程に小さいものだった。いくら模造品とはいえ、選ばれし者を示す反応がこんなに小さいものなのか?

…この子どもを殺すのは簡単だ。だが、もし違った場合は無駄に折衝しただけで仕事は続行。その上子どもの遺体が発見されたとなれば警察などの組織が動き、人間界での活動がやりにくくなってしまうかもしれない。

おまけに選ばれし者をこんな幼子と勘違いし殺したとドン・クラ―イに知れ渡ったら、あたしは『成果が上げられずに焦ったまぬけ』というレッテルを貼られ同僚や部下達からさらに白い目で見られてしまうだろう。それは絶対に嫌だ。

……まぁ、いい。こんなガキを消すなんていつでもできるのだ。ならばこの子どもが本当に選ばれし者なのか調べてからでも遅くはないだろう。

 

そう考えたあたしは猫を被り、無害なふりをして子どもに近づいた。

そうしたらガキも完全に警戒を解き、あたしに愛想なんて振りまいてくる。まったく、アホな人間だ。これなら仮に選ばれし者だったとしても脅威になる事はないだろう。

ふっ、しばらくは泳がせてやる。あたしの厚意に感謝しな。

だけど、お前が選ばれし者だと確信したその時は容赦なく消してやるから楽しみに待ってな……

 

こうしてあたしとショウタの夜の密会が始まったのであった。

 

 

 

 

 

 

 

ショウタとの夜の密会が始まってしばらくの時が過ぎた。

あたしはショウタに気に入られるよう、あくまでも優しいお姉さんを演じ、彼との距離を縮めていった。

その甲斐あってか、ショウタもあたしに対する警戒心は全くなく、逆になつくようになっていた。

選ばれし者(仮)とはいえ所詮は子ども。少し良さげに振舞えばすぐに堕ちる。ドン・クラ―イで外交やハニトラの仕事をしていたあたしにとっては楽な仕事だ。

 

……しかし、策略は順調に見えて、実は予想外の事も起こっていた。

 

それは…あたし自身がショウタと接するのが楽しくなっていた事である。

 

ショウタとの夜の密会で、あたしは彼と色々な事を話した。今日あった出来事や、この辺の美味しい店の事、あたしの仕事の愚痴など…それはほとんど他愛もない内容だった。

しかし、どんな話をしていても楽し気に話をしているショウタの姿に、あたしは段々と惹かれていくのを感じた。

…思えば、ドン・クラーイであたしの周りにいた人間は基本的自分の欲の事しか興味のない者達ばかり。直属の部下たちもあたしを失脚させて自分が幹部になろうとする者や絶対的な力に屈しただ生きているだけのつまらない者達ばかりだった。

そんな者たちばかりの環境だったからか、ショウタのように純粋に好意を向けて来る存在があたしにとってはとても新鮮で愛おしいものに感じた。裏表なく人と接する事がこんなにも尊いものだと、あたしは初めて知ったのだ。

 

そんな風に段々とショウタに惹かれていくうちに、彼があたしの身体…主に胸に興味を示している事にあたしは気が付いた。

まぁ、子どもとはいえ一人の雄。女体に興味を持つのも仕方がないだろう。…それに、ショウタからそう言った目で見られることには不思議と不快感はなかった。

それに、無害そうな子どもから見え隠れする隠しきれない男の欲望をあたしは面白いと感じてしまい、ショウタに見抜きも許し、その様子をからかうようになった。

あたしの思った通り欲望を丸出しにして自慰に耽るガキの姿はまさに滑稽。小さい身体に似合わない凶暴なデカマラを扱き、あたしの胸や尻を夢中でガン見しながら息を荒くするその姿は、とても面白いものであったし、そこまでこの子どもに求められているのは、何だか気分が良かった。

 

そしてあたしは、ただオナニーだけではつまらないと思い、ご褒美として精液を一滴でも浴びせるとが出来ればあたしの身体を自由にできるという条件を付けた。

その事を信じて必死に精液を飛ばそうとする姿は…フフッ、何度思い出しても笑えて来る。

 

……本当に笑える。そ(・)ん(・)な(・)事(・)出(・)来(・)る(・)わ(・)け(・)が(・)な(・)い(・)の(・)に(・)

 

あたし達ドン・クラ―イの者とショウタ達人間界の者は互いに触れる事ができない。

これは世の理で、ダーク様でさえ破ることが出来ないルールなのだ。

……そう、だからあたし達は、このまま一生互いに触れる事が出来ないのだ。

………ハッ、バカバカしい。何を絆されているのだ。こいつは所詮人間界のガキ。いつかはダーク様に支配される奴隷か家畜同然の存在なのだ。

こんな奴に感情移入する必要なんてない。せいぜいストレス発散に利用させれ貰えればいいじゃないか。

ショウタが選ばれし者かを確かめるという最初の目的なんて忘れながら、その時のあたしは自分にそう言い聞かせていた。

 

 

 

『明日で……最後なんだ』

 

 

そんな時に、ショウタの口から放たれた言葉はあたしの胸を抉った。

最初、あたしはショウタが何を言っているのか理解できなかった。

ショウタから夜に出歩かなくなる理由を話されていたと思うのだが、あたしの頭には入って来なかった。ショウタとの密会が終わる。そう考えただけで、胸が締め付けられるように痛んでそれどころではなかったからだ。

その痛みに耐えきれなくなったあたしは、適当な事を言ってショウタから離れた。そうでもしなければ、胸が張り裂けてしまいそうだと本能が言っていたのだ。

しばらく走って誰も居ない河川敷までたどり着くと、あたしはその場で座り込んでしまった。

座りながら何とか心を落ち着かせようとするが、どんなに呼吸を整えても、他の事を考えて気を紛らわせようとしても、あたしの苦しみは消えなかった。

そして不思議な事に、そうしている間も頭の中にはショウタとの今までの思い出が頭の中を支配していた。

初めて会った時、他愛もない話をしている時、エッチなショウタを見てからかっている時……様々な出来事がフラッシュバックし、それがあたしに安らぎと苦痛を与えていた。

生きていて初めての感覚に戸惑いながらも、あたしはようやく一つの答えを見つけ出した。

 

あたしは、ショウタの事が想像以上に好きだったらしい。

 

ドン・クラ―イでは色々な意味で孤独だったあたしを求めてくれた、あたしの世界に光をもたらしてくれたショウタ。いつの間にか彼の事を一人の人間として愛してしまっていたのだ。そして、ショウタとの時間に終わりが来てしまったと分かり、あたしの胸は悲しいで傷んだのだった。

…本当は夜の密会なんて関係なく、ショウタと一緒にいたい。しかし、それは不可能だろう。だって、あたしは人間界を侵略しようとしている、ドン・クラーイの者であり、ショウタの敵。触れ合う事ですら世界が許してくれないのだから…

……でも、このままじゃダメだ。せめてケジメをつけよう。

 

次の夜。あたしはいつもの公園でショウタを待っていた。

この関係を終わらせるケジメをつける為、ショウタに会って全てを打ち明けようと思っていたのだ。

あたしがドン・クラ―イという異世界から来た事、人間界を支配しようとしている事…ショウタを抹殺しようと近づいた事も。

きっとそれを話してしまったら、ショウタはあたしの事をバケモノを見る様な怯えた目で見て来るだろう。…正直、それを想像しただけで辛い。

でも、それでいい。こんなあたしの事なんてさっさと忘れてしまった方が良いのだ。

ショウタとの間にケジメをつけた後は…ダークの元を離れよう。ショウタの事を想うと、人間界の征服なんて出来そうもない。

…ははっ、今までダークの元で安泰だったのに、自らその立場を捨てるなんて、あたしも変わったなぁ…。

そんなにもショウタの事が好きになったと思うと自分でも驚く。では、出会わないほうが良かったのか?いや、それはない。いくら交わる事がなかったとしても、ショウタに出会えてよかったと思う。……まぁ、そんな関係も今夜終わってしまうのだが…

 

しかし、いつもの時間になってもショウタが来ることはなかった。

一体どうしたのだろうか…もしかして、昨日突然帰ってしまった事を怒って、もう来ないつもりなのだろうか?

…ならば、それも含めて謝りたい。こうなれば、あたし自身がショウタを探し出すしかない。

そう思い立ったあたしは、ショウタを探す為に夜の町を駆けた。

幸いな事に、ショウタが何処に住んでいるか等のヒントは普段の会話で得ていたし、あたしが持つ銅鐸の力もありショウタの家は比較的すぐに見つかった。

二階建ての綺麗な家。夜遅い為か電気などは付いていなかった。

さて、ショウタに会いに来たわけだが、いきなり正面玄関から入るわけにもいかないし、ここは窓から様子を見てショウタに入れて貰うしかないだろう。

確かショウタの部屋は2階だと言っていたはず…

 

そう考えながら、あたしは2階へと跳び、窓から部屋の中を覗き込んだ。

そこで見たものは―――

 

 

 

 

「うぅ…チョキお姉ちゃ~ん♡」パンパンッ!

 

「あん♡やぁん♡いいわよショウタ♡もっと突いてぇん♡」

 

―――ベッドの上で色黒の女とセックスをしているショウタの姿であった。

 

………えっ、ショウタ…!?

あたしはその光景を見て驚愕のあまり固まった。

無理もないだろう。ショウタはまだ10歳くらいの少年だ。セックスの“せ”の字も知らない童貞の子どものはずなのに自宅で、それも自分より年上の女を“あんあん♡”喘がせている光景を見て冷静でいろという方が無理な話なのだ。

…そういえばショウタにはギャル系の姉がいると言っていなかったか?……ま、まさかあれが例の姉!?ショウタは実姉とヤっているのか!?

様々な考えが頭をよぎる。

あたしが思っていた以上にショウタはスケベであったという驚愕、せっかく完全な好意で見抜きまでさせてあげたのにというどこか裏切られたような気持ち、人間界の者たちの性的観念の緩さに対する動揺等、様々な思いがあたしの胸に渦巻いていた。

しかし、そんな思いもどうでも良くなるような、それらより遥かに強い思いがあたしの心を支配していた。

 

「そ、その調子よショウタ♡もっとお姉ちゃんの膣内を掻きまわしてぇ♡」

 

―――あぁ、どうしてあそこにいるのが、あたしじゃないのだろう?

 

おかしいじゃないか。あたしもショウタから好意や性的視線を向けられていたのに、何故あの女だけショウタと愛し合えるのだ?

本当はあたしだってショウタに愛を伝え、彼の全てを受け入れたいのに。

彼の為なら唇も、おっぱいも、お尻も、おまんこだって喜んで差し出せるのに。

なんで、生まれた世界が同じというだけであの女にショウタ奪われないといけないのだ…!

 

“くちゅ♡”

 

その時、あたしは気が付いた。

いつの間にかあたしの右手が自分の服の下へと侵入し、自分の性器を弄くっている事に。

性器からは暖かく、ヌルヌルとした液体が止めどなく漏れているのが右手越しに分かった。

そう、あたしは無意識のうちに自慰をしていたのだ。ショウタと色黒の女が交わっている光景で。

 

「っん♡…ふぅ…♡ひゃぁ♡」

 

あたしは襲い来る快感に抗う事が出来ず、ショウタの部屋のベランダで自慰に耽った。

今までもストレス発散の為に自慰をしたことはある。だが、ショウタを想って行うそれは、今までとは比べ物にならないくらいに気持ち良かった。

 

「はぁ…♡はぁ…♡ゆ、指ぃ♡…これが、ショウタのちんちんだったらいいのにぃ♡」

 

自分の指をショウタのチンポに見立て、まんこの奥までほじくる。そうするだけで頭に電流の様な刺激が走り、脳が真っ白になる。

何も考えられない…ただずっとこうしていたい…!

 

「はぁ♡はぁ♡…っんふううぅぅぅぅぅぅぅ♡♡♡」

 

そうして自慰を続けていると、あたしはベランダでイってしまった。

今までのどんな快楽にも代えがたい刺激に、あたしはだらしなく涎を垂らしながら壁にもたれ掛かる。

な、なにこれ……気持ち良すぎるぅ…♡

 

「も、もっと…♡」

 

あたしは薬物中毒者のように、夢中で何度も自慰行為を繰り返した…

 

 

 

 

もう何十回絶頂を繰り返しただろうか、あたしはようやく満足し、深く息を吐いた。

まさか思い人を想像しながらのオナニーがこんなにも気持ちがいいなんて初めて知った。

…ふふっ、やっぱりショウタは最高ね♡こんなに気持ちいい事も教えてくれるなんて♡

…ただ、残念なのは本物のショウタのおちんちんじゃないってことね…自分の指でさえこの気持ち良さなら、本物はどんなに気持ちがいいのかしら…?

………やめよう。所詮は叶わぬ願い。考えるだけ無駄というものだ。

あたしは一種の賢者モードになって、頭に浮かんだ考えを振り払う。

…さて、気を取り直して何とかショウタとコンタクトを取り、部屋の中に入れて貰「動くな」

 

「ッ!?」

 

何とか部屋に入れて貰う手段を考えようとした時、あたしの目の前に強大な魔力を感じた。

思わずそちらに目を向けると、いつの間にかあたしの目の前に、ショウタと交わっていた色黒の女が何故かピースサインをしながら立っていた。

い、いつの間に!?このあたしが気付かないうちに前に立つなんて……しかもこの魔力量、ハンパじゃないッ!?ドン・クラ―イ世界でも見たことない程よッ!!

 

「最近な~んかショウタに変な魔力と女の臭いがついてると思ってたのよ…正体はあんたってわけね。あたしとショウタのラブラブな時間を見てオナニーする変態さん♡本当はもっと早く対処する予定だったけど、あんまり集中してる様子だったから最後までヤっちゃったわ♡」

 

その言葉に、あたしは窓の方を見る。

するとそこには、気持ちよさそうにベッドの上で眠っている裸のショウタの姿があった。

こ、これ…もしかしなくても、自慰に集中しすぎてエッチが終わってるのに気が付かなかったって事よね……どんだけヤったのよ、あたし…

 

「さて、そんな事はどうでもいいわ。あんたの目的は何?返答によっては死んでもらうわよ」

 

色黒女がそう言うと、彼女の手が黒く光だす。

あたしはドン・クラ―イで何人もの魔法使いと戦ってきた。だからこそ経験で分かる。この女、あたし以上に強い…真正面から戦ったら絶対負ける!

 

「こ、降参するわ!あたしはただショウタに謝りたかっただけなの!!」

 

あたしは命乞いをするように、ここに来た目的は正直に話す。

敵かもしれない相手の隠し事をせずに正直に話すのは愚策中の愚策だが、彼女の目がそれを許さない、もし嘘を付けば止らいなくやられると本能が訴えていたのだ。

 

「……ショウタに?どういう事?洗いざらい吐いてもらうわよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

それから数時間後、あたし達はとあるレンタルビデオ店の前に立っていた。

 

「ここがドン・クラ―イ世界ってことの入り口ね?…前に立ってるだけで分かる。この先にマカオとジョマレベルにヤバい奴がいるわね」

 

色黒女…チョキリーヌは顔を顰めながら言った。

あたしはベランダでチョキリーヌに問い詰められ、今までの事を洗いざらい吐いた。

ドン・クラ―イの事、選ばれし者の事、人間界への侵略の事も全て…

それを聞いたチョキリーヌは『ショウタに危険があるかもしれないから』という理由で、なんとダークを倒すと宣言。それであたしに道案内をさせたのであった。

 

「ね、ねぇ…貴方本当にやるの?ダークは強い、いくら貴方の魔力でも絶対勝てないわよ」

 

あたしは柄にもなくチョキリーヌへ忠告する。

彼女に何かがあればショウタが悲しむ。それはあたしも悲しいからだ。

 

「問題ないわ。例えこの先に何があろうと、ショウタに害があるならあたしは進むだけよ」

 

しかし、あたしの忠告をチョキリーヌは突っぱねた。

な、何故…?

 

「な、なんでそこまで…?」

 

「ショウタを愛してるからよ」

 

思わず出たあたしの言葉に、チョキリーヌは短く答えた。

 

「ショウタは、人形の様な人生だったあたしの世界を広げてくれた大切な人。彼の為なら命だって賭けられるの」

 

言葉にするのは容易いワードが並べられる。しかし、その言葉に嘘偽りは全くないと、かの所の目が語っていた。

…ははっ、そうだ。それだけでいいんだ。

 

「……でも、どうするの?ダークと対決する以前にドン・クラ―イへの扉は選ばれし者しか――」

 

「あぁ、これの事? こんなの―――」

 

チョキリーヌはそう言ってビデオ店の扉に手を伸ばし――

 

「―――これで充分でしょ」

 

瞬間、ものすごい魔力の流れを感じた。

あまりの衝撃に一瞬だけをを瞑り、目を開けた時には時にはビデオ店は音もなく消えっていた。その代わり、ビデオ店のあった場所には、大きな黒い穴が開いていた。

 

―――そう、ドン・クラ―イ世界の扉が開いた。

 

そんな…選ばれし者以外が扉を開くなんて!?

そんな無茶苦茶な事ダークでも不可能だったのに!?

 

「さぁ、行くわよ。道案内頼むわね」

 

そう静かに言ったチョキリーヌの背中に、あたしは確かな希望を見た。

 

 




Q.銅鐸(レプリカ)って何?てか主人公君って選ばれし者なん?
A.これらについてはプリリン編完結後にまとめて解説する予定。あんまり凝った解説パート挟むのってエロ作品ではノイズ過ぎるからね…


感想欄にてABEMA TVという方法を教えていただいたので久々に投稿してみました。
しかし久しぶりの投稿なのにエロは薄い…次に期待やね(他人事)
これでドンドン投稿できるというわけではないけど、何とか再開は出来そうです。


ここまでご拝読ありがとうございました
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