りめんばぁ♡ぱぁるはぁばぁ 日米ハーフ美幼女は棟梁の娘 作:馬門戒明/輪島ライ
大工歴もうすぐ3年にして俺は初めて大きめの怪我を負ってしまった。
3階建ての一軒家の建築作業中、インフルエンザで病欠中の宮藤さんの代わりに派遣されたアルバイト大工が木材を落としてしまい、慌ててかわそうとした俺だが右腕が落ちてきた木材に直撃して橈骨が折れてしまった。
総合病院の整形外科のお医者さんにすぐギプス固定して貰えたので入院は1週間ほどで済んだがそれから1か月経っても元のような作業には戻れておらず、完治するには定期的に病院の外来で経過観察を受けた上で数か月かかる見込みらしい。
蓮葉工務店には俺と宮藤さん以外にも複数名の大工がいるし建築作業ができない間は事務作業を任せて貰っているので仕事が何もできていない訳ではないが、ともかく今は早く怪我を治して元通り大工として働きたかった。
「……ノボルくん、今日は本当に元気そうでよかった。ごめんね、私教育実習中だから毎日はお見舞いに来られなくて。でもずっとノボルくんのこと心配してるんだよ……」
「そんな、泣かないでください五十鈴さん。後遺症が残るほどの怪我じゃないみたいですし、労災なのでちゃんと補償金も受け取ってますから。俺は五十鈴さんがメッセージアプリで話してくれるだけで全然大丈夫ですよ」
土曜日の夜、俺のマンションまで3日ぶりにお見舞いに来てくれた五十鈴さんは俺が寝ているベッドにすがりついてしくしくと泣き、俺はこんなに優しい彼女を悲しませてしまっている自分にふがいなさを感じた。
右手が使えない俺に対して五十鈴さんは無言で俺のズボンを脱がせようとしたが、明日は朝から大学のウィンドフィルハーモニー(吹奏楽団のサークル)の発表会でピアノを弾くという五十鈴さんのスケジュールに配慮して今日はこのまま帰ってくれて大丈夫ですと伝えた。
五十鈴さんはまた明日絶対来るからと言って俺のマンションを後にしたが、俺は五十鈴さんの寂しそうな後ろ姿にどうしようもなく興奮していた。
「やっぱり、抜いて貰うんだったかなぁ……でも左手は使えるしなぁ……」
「おにぃちゃん、抜くってなーに?」
「なっ!? えりなお前どうやって入ってきたんだ、流石に棟梁にも合鍵は預けてないぞ!!」
ワンルームマンションのベッドに寝転んで呟いているといつの間にか入ってきていたえりなが俺の顔を見て意地悪な笑みを浮かべており、俺はえりなが20時を過ぎたこの時間に一人でマンションを訪ねてきたことに驚いていた。
「どうやってって、さっきピンポン押そうとしたら五十鈴さんが出てきたからそのまま入れて貰ったの。五十鈴さんも喜んでたよ」
「ああ、そういうことか……でもこんな時間に一人で来るなんて危ないだろう。帰りは棟梁が迎えに来るのか?」
「ううん、わたし今日おにぃちゃんの家に泊まるから。ちゃんとパジャマも持ってきたよ」
「ええっ!? いや別にいいけど、特に何も出せないぞ? 晩ご飯はさっき五十鈴さんが買ってきてくれて食べたし」
「まーまーいいから。ちょっとおにぃちゃんにやってあげたいことがあるから、そのまま目をつぶっててくれない?」
「何か不安だけど分かったよ。しばらく目つぶってるからな」
えりなが俺に何をするつもりなのかは分からないがともかくえりななりに俺を心配してくれているのだろうと思って、俺は両目を閉じた。
両目を閉じると脳内に最近あまり見れていない五十鈴さんのエッチな裸体が思い浮かんできて、俺はえりなの前で何を考えているんだと気づいて慌てて雑念を振り払った。
そして数分後……
「ほらできましたー! 怪我人のおにぃちゃんは両手両足をベッドにくくりつけられてしまいました。これでおにぃちゃんの身体はわたしの思うままです」
「よっしゃー! って何やっとんじゃあああああああああ!? 俺に何する気じゃあああああああああああ!!」
目を開けた俺は両手両足を頑丈そうな太いバンドでベッドの脚にくくりつけられており、慌てて逃げようとするが全く身体が動かない。
「おにぃちゃん、さっき五十鈴さんとセックスできなかったんでしょ? たまってると思うからわたしが抜いてあげる。早速ズボン脱がすね」
「おい冗談はやめろって、まさかそんなうわああああああやめてくれえええええええええええ」
えりなは慣れた手つきで俺のズボンをずり下ろすとそのままトランクスも下にずらし、俺の軽く勃起したペニスを露出させた。
「うわぁ……近くで見ると何かグロテスクかも。でもわたしおにぃちゃんとずっとこうしたかったんだよ。今から手で気持ちよくするね」
「えりな……お前本気で言ってんのか? いくら幼馴染でも大人の男にこんなことしちゃいけないって分かるだろ?」
「でもおにぃちゃんもママともっとすごいことしてたよね? わたし全部知ってるんだよ?」
「えっ!?」
えりなは冷酷な表情を浮かべてそう言うと、俺のペニスを右手で握った。
「わたしが4歳だった時、ママが自分の部屋でエッチな声を出してるのを聞いちゃったの。ノボルくんすごい、ノボルくんのおちんちん最高って。あの時は何のことか分からなかったけど、今のわたしには分かるよ」
「あ、あぁ……」
えりなが口にし始めたのは今から5年前のことで、えりなはエレインさんが自室で俺の名を呼んで嬌声を上げている現場に居合わせていた。
「おにぃちゃんはひきょうだよ。わたしのママとずっと浮気してて、そのせいでママはパパと喧嘩して家を飛び出した時に車にはねられて死んじゃった。ママがいなくなった後にのうのうとパパの会社に就職して、今は五十鈴さんみたいな綺麗な女の人と付き合ってる。……わたしのことなんて、女だと思ってないのに」
「えりな、それは……」
「おにぃちゃん、わたしそこにスマホ置いておにぃちゃんが射精する所を撮ってるから。これを編集すればおにぃちゃんは小学生の女の子に性奉仕をさせた変態さん。五十鈴さんに送りつければおにぃちゃんは五十鈴さんに縁を切られるし、警察に見せればおにぃちゃんは犯罪者。……どう? 気持ちいい?」
「はっ、はあぁ……」
えりなは怒りを込めた口調で話しながら俺の勃起したペニスを右手で上下させ、性欲が溜まりに溜まっていた俺は虚空に向けて勢いよく射精してしまった。
上空へ向けて勢いよく放たれた精液はえりなの右手と俺の陰部をベタベタと汚し、えりなはその様子を
「ごめん、ごめんよえりな……ただ、えりなは誤解していることがある……」
「何が誤解なの!? おにぃちゃんは白人女性が好きなのにわたしのことは何とも思ってなかったよね。おにぃちゃんがもっと早くわたしの誘惑に乗ってくれたら、こんな恥ずかしいことしなくて済んだのに!!」
「えりな……俺はエレインさんと、ある意味では浮気してたかも知れないけどセックスはしてない。それどころか直接肌を触れ合わせたこともない」
「……え?」
えりなは4歳児の時にエレインさんが俺の名を呼んで嬌声を上げているのを「耳にして」、それからずっと俺がエレインさんと浮気していたと信じていた。
しかし……
「俺が高校生になった時にな、エレインさんが日本語の練習をさせて欲しいって頼んできたんだよ。日本語っていってもエレインさんは日常会話はペラペラだったから、特殊な日本語のことだったんだ。エレインさんは棟梁とセックスする時にオーウ!! とかイェース!! とか母国語で叫びがちだったんだけど、棟梁はそういうのを聞くとどうしても萎えてしまうから日本人の女性がどうやってエッチな声を上げるのか知りたかったらしい。そもそもエレインさんは舞台女優だったから演技自体にこだわりがすごくてな。俺はぶっちゃけセクシーな大人のお姉さんにそんなことを頼まれてすごく嬉しくて、その日から時間を見つけては電話でエレインさんの練習に付き合うようになったんだ」
「……じゃあ、パパとママが浮気の件で喧嘩してたのは?」
「それ多分本当の浮気じゃないよ。エレインさんは演技を追求するあまりに知り合いの風俗嬢に頼んで日本人の男女のセックスを見学しに行ったらしくて、エレインさんのポケットから風俗のカードが出てきたのを見た棟梁が驚いて問い詰めたらしい。ただ事情が事情だから棟梁もその場では話を受け入れられなくて、それで怒ったエレインさんは家を飛び出して車にはねられたんだ。あまりにもアブノーマルな経緯だし、そもそも風俗とかセックスが関わってくる話だから棟梁はえりなにはまだ言ってなかったんだと思う」
「ええ……」
俺も自分で説明しながらあまりにも現実離れしていると感じたが、これは俺が棟梁から聞いた内容そのままだし棟梁も俺とエレインさんが電話で「練習」をしていたことは知っている。
当然俺はエレインさんとセックスどころか対面での性行為を一切していないし、そもそも俺は仮にそうだったとして棟梁の会社で働けるほど厚顔無恥な男ではない。
「だけど、俺はずっとえりなに申し訳ないと思ってた。俺がエレインさんの練習に付き合わなかったらエレインさんは風俗にセックスの見学に行ったりしなかったし、見学に行かなければ誤解のせいで棟梁と喧嘩して家を飛び出さなかったと思う。こんな俺に幸せになる資格なんてないから、俺は五十鈴さんと別れようかと思ってる」
「……」
泣きながら言った俺にえりなは無表情のまま背中を向け、精液で汚れた右手をキッチンの蛇口で入念に洗った。
そして俺のもとに戻ってくるとずり下ろしていたトランクスとズボンを元に戻し、
パンッ!!
俺に勢いよく平手打ちを食らわせた。
「なっ!?」
「おにぃちゃんのバカバカッ!! わたしずっとおにぃちゃんとママが浮気してたって思ってたのに!! 全部勘違いだったってどういうこと? わたし何のためにこれまでおにぃちゃんを誘惑してきたの?」
「いや、本当にそう思ってたなら早く聞いてくれれば……」
「あとママってそんな変人、っていうか変態だったの!? わたしそんな人の娘だったの……?」
「えりな、見方を変えればエレインさんはセックス一つにそこまで真剣になれる人だったんだよ。えりなが英検準1級に合格できたのだって、その生真面目さが遺伝して……」
「わーわーやめてー!! それ以上ママの恥ずかしい話聞きたくないー!!」
えりなは両耳を塞いで泣き出してしまい、俺はえりなが真実を知るのは10年ぐらい早かったのではないかと思った。
それから俺は精液で汚れた服を洗濯機で回し、その日は泣き疲れて眠ってしまったえりなに添い寝してあげた。
翌朝起きるとえりなはベーコンエッグとお味噌汁の朝食を作ってくれていて、俺はえりなとテーブルに向かい合って美味しい朝食を左手で口に運んだ。
「えりな、これまで誤解させてて悪かったけど俺は本当にえりなのことが好きだよ。ただ、正直歳が離れすぎてるしエレインさんのことがあったからえりなを恋愛対象としては見れない」
「わたしだってこれまでおにぃちゃんを誘惑してきたのは復讐するためだもん。リメンバー・パールハーバーみたいな意味合いでずっと狙ってただけで、別に本気でおにぃちゃんのこと好きだった訳じゃないし……」
「そうかそれはよかった。じゃあ俺が五十鈴さんと結婚式を挙げたら招待客として来てくれるよな?」
「絶対行かない! どうしてそんな悔しい思いしなきゃ……あっ……」
「俺はえりなのお兄ちゃんだから、いつまでもえりなの幸せだけを祈ってるよ。これからも
俺が頭をがしがしと撫でるとえりなは顔を真っ赤にして恥ずかしがり、俺はそんなえりなをたまらなく愛しく思った。
えりなは俺とエレインさんとのことをずっと誤解していたけど、今日からは何のわだかまりもなく過ごすことができる。
俺とえりなとの関係はこの時から真のきょうだいになって、俺はえりなが幸せになるのを必ず見届ける。
それが、エレインさんが俺に託した人生の使命なのだから。
(完)