※この作品はR-18です。

三千世界の統一者   作:十六夜月mk2

1 / 2
第1章第一話 三千世界入り

……

 

なんで私がここにいるかって?

 

私が聞きたい。てかなんならこれは労災が出るのかすら聞きたい。

 

ことの始まりはわからない。

 

ボタンを押したらいきなり西洋騎兵が沢山出てきて、そして職場は占領された。

 

ムカつく上司に同僚達は串刺しにされて、若い女達は一ヶ所に集められてる。

 

自分はなぜ生きてるのかすらわからない。

 

けどまあ何故か生きてることに感謝するしかない。

 

そんな時だった。

 

「出会え出会えー!」

 

別の歪んだ穴からどういうことかかの猛将柴田勝家が現れ足軽50人と西洋騎兵35人の殺し合いが始まった。

 

もはや死ぬか生きるかわからなくなったこの状況、私は柴田勝家が出てきた穴に飛び込んだ。

 

-----

 

三千世界歴1550年

 

「痛い、舗装されてない道か……」

 

今自分が置かれてる状況を確認したらしよう。

 

武器はどさくさに紛れて拾った西洋剣1本。

 

鎧などはなし、戦闘経験は実地なしで訓練だけ。

 

おまけに頼れる同僚達は殺された!

 

どうしましょうね本当。

 

「いてて……どこだぁ?ここは?」

 

「現代人発見!」

 

「貴方も現代人ですか」

 

2020年台の洋服、コミュデバイスにカードゲームのデッキ。

 

間違いなく異世界人ではなく現代人だ!

 

コミュデバイスとは?電話以外にもゲームにネットに悪魔召喚プログラムに言語翻訳機能がついた万能な奴。おっきさはまちまち。

 

私のは第4世代と安定性が売りで今でも使われてるタイプを買っている。

 

やっぱ耐久性とバランスなんだわ。

 

「ところであなたお名前は?」

 

「十六夜冬馬」

 

「私はキリヤといいます、ここどこだがわかります?」

 

「悪魔召喚プログラムを起動しよう」

 

悪魔召喚プログラム

 

神・英雄・妖怪・悪魔・怪異・神話生物・その他もろもろの会話補助だけならずその霊体から身体を作り出し戦えるようにする悪魔のようなプログラム。

 

もし英雄のDNAを手にしたらそれを使い好きな姿になることすら可能とかいうぶっ壊れ万歳なプログラムだ。

 

なんでこんなのがあるかって?知らぬ!何処ぞのバカが全世界にばら撒いた!

 

「マップナビから異世界判定、どうやら俺らスマホの電源切れたら死ぬな?」

 

「死にました〜」

 

そんな中沢山の兵がいっきにこっちに押し寄せる、数はおおよそ500ぐらいか。

 

「逃げよ!悪魔だ!」

 

「悪魔ですって」

 

「とりあえず逃げるべ」

 

キリヤと私十六夜冬馬は一目散に逃げ出した。

 

武器は西洋剣1本で勝てるわけがない。

 

しかし、現実はそう甘くはなかった。

 

悪魔が兵士を喰らっていてもう逃げ場がなかったのだ!

 

「……ヴぉエッ!」

 

「マジかよ……」

 

戦うしかない、絶望的状態で。

 

覚悟なんて決めれないが生き残るため。

 

「あーもう!避けられる!」

 

西洋剣は重く両手で持ってるが当たる気がしない。

 

悪魔のデータはなく弱点すら不明、全くもって絶望的。

 

なんなら悪魔の方がカウンターしてきてる。

 

キリヤは死体を見てグロッキー。

 

絶望的以外に言いようあります?

 

そして悪魔はなんだかよくわからないが真っ黒の呪印を纏い呪印を飛ばしてきた!

 

「(当たれば死ぬよなあれ!?)」

 

私こと十六夜冬馬は西洋剣を投げ捨て回避に専念した!

 

なんとか回避は出来たがう戦う術を失った!

 

「訓練だけじゃ無理だって!」

 

「Summon Limiter Released Combat Condition」

 

機械音声が聞こえた途端キリヤのコミュデバイスが展開し始めカードゲームの簡易遊戯台みたいなのが手に出てきた!

 

私?なんかコミュデバイスが変な画面になっただけ。

 

「これでどうやって戦えってんですか!戦闘経験なしの素人ですよ!?」

 

「私だって知らん!ん?キリヤニキなんかデッキ光ってね?」

 

「本当だ、えいっ」

 

キリヤニキがよくわからないカードを展開されたコミュデバイスに置くとカードは弾かれ手札に自分から意思を持つように戻っていった!

 

「えっまさかこの危機的状況でカードゲームしろと?冗談きついぜ……」

 

「やれ!」

 

「まぁやるしかないんすけどね」

 

「ん?なんかサモンできるから呼び出そ」

 

「Summon the angels. Prepare for impact!」

 

その機械音声の後、身体とコミュデバイスからとてつもない衝撃が放たれ私は吹き飛びそうになった!

 

「呼んだ?」

 

「君イズ誰」

 

「やだなあミカエルを知らない?」

 

「大天使やんけ」

 

ミカエル

熾天使とも呼ばれる最高の位の天使、無論素人の私十六夜冬馬に使えるわけもない。

 

なんでこんなんが初期で入ってるんですかね?

 

「君私と契約してた?」

 

「してた」

 

「何したんだい?十六夜さん」

 

「私にもわからん」

 

ミカエルと名乗る少女はマスケット銃らしき物を構え目の前の悪魔に戦闘態勢をとった!

 

「どうすんだ君の技やら戦い方すら知らんぞ」

 

「デバイス見て!」

 

「あー乗ってるのね、把握」

 

ミカエルのスキルを見たが……良くわからない技目だらけだった。

 

「福音の加護を」

 

「わかった!」

 

ミカエルがマスケット銃を天に撃つと15秒後鐘の音が鳴り響き私とキリヤに戦う勇気を与えてくれた!

 

「さぁて、なんでか知らんがやる気が出た……いける!」

 

「スタンバイからメイン1!魔法カード現人神降臨を発動!現れよ!現人神オオヒメ!」

 

キリヤのコミュデバイスが光り、正規手順を踏んだカード達が呼応し呼び出される!

 

「あら、今回のマスターは青年さんなのね」

 

「みかんこ^〜」

 

「お慈悲^〜お慈悲^〜」

 

「やるからには守りますよ!マスター!」

 

「あいよー、スキルは……リフレクト?」

 

「相手の攻撃反撃を受け流します!」

 

「うーん!戦いにくい!」

 

そうこうしてる間に悪魔がオオヒメを押し倒そうとした!

 

「甘い!」

 

オオヒメはその悪魔を舞の如く簡単に捌き、逆に無力化していた!

 

その隙を見逃さずにミカエルは装備していた手甲で渾身の一撃を繰り出した!

 

「くたばれ!エロ悪魔!」

 

おーつえーと思いつつも悪魔は黒き塵となり、消滅した。

 

しかし、その間も束の間第二波の悪魔がやってきた!

 

「Data registration level 1, race: ghost, brat.……自動翻訳により日本語になります。データ登録完了レベル1……餓鬼です」

 

「負けたら食われる」

 

「弱点は魔法属性が有効です」

 

「無理言うねぇ」

 

「餓鬼5体!きます!」

 

餓鬼

地獄に落ち、餓鬼道というところに落ちた者が勝手になる。

常時飢えと乾きに苦しみなんでも食う。

つまりは、説得不能の絶対なる敵。

 

「武器ねーからたたかえねー!」

 

「俺だってまだクールタイムで無理っすよ!?」

 

「ミカエル!武器はないのか!」

 

「適応結晶化(リンククリスタル)したら!」

 

「わからん!やる!」

 

「Link Crystal Activation Determination of Proper Weapon for Alien Toma izayoi ……Proper Analysis Completed, Will be Properly Armed

」

 

機械音声が流れ、5秒後にはミカエルが消えていて手元には純白のショットガンがあった。

 

恐らくミカエルが武器になった姿だろう、私は武器を構え……餓鬼達めがけて乱射した!

 

「こんのクソボケがあああああああ!」

 

餓鬼達は蜂の巣になったがまだ2体ほど生き延びておりその敵の矛先は私に向かってきた!

 

「やんば、弾切れなんだが?」

 

「トラップガード発動!悪夢の魔檻(ナイトメア・ケージ)!」

 

突如として檻が降ってきて餓鬼2体を閉じ込めた!

しかもこの檻敵味方の攻撃を通さない!

 

「体制整わせて貰いますよ!よし!俺のターン!ドロー!」

 

キリヤのメインフェイズが始まる。

 

ここからどう動くか次第では本当楽になるか否かが変わる。

 

「装備カード巫女の惑わし足を発動!オオヒメ様は相手の攻撃を魔法カード以外では破壊できなくする!」

 

巫女の惑わし足

巫女・現人神と名のつくモンスターに装備可能な装備カード

これを装備中は相手モンスターから攻撃された・もしくは自分からした時に相手が直接ダメージを受けるという効果を持つ。

更に現人神が装備した場合モンスター効果対象にならなくなるという効果付きだ。

 

封印されし現人神デッキはこういう反射戦法が強いのだ。

 

「更に俺は風の巫女フゥリを通常召喚して巫女の惑わし足を手札から装備させる!フゥリの効果は巫女と現人神の魔法対象になる!」

 

「これどうやって突破するの?」

 

「色々ありますよ?」

 

キリヤが正規手順て風の巫女フゥリをコミュデバイスに置く

 

するとどうだ本当にフゥリが出てきたではないか!

 

原理はわからないが本当に呼び出すことはできるみたいだ。

 

私のミカエルを出す原理もよくわかってないが。

 

「やっほー!宜しくね!」

 

「フゥリちゃんだ、マジで原理わからんなこれ!」

 

緑の巫女服だがかなり露出は激しくさながら踊り子みたいだった。

 

オオヒメもそんな感じだが黄色だった。

 

なお、双方の体はかなり細かった。

 

十六夜冬馬さん?この悪魔召喚プログラムに四苦八苦してる!

 

多分私は『100%このプログラムを扱い切れないだろう。補助プログラムとからない場合は』

 

キリヤさんは『逆にカードゲームを媒体とするなら100%扱い切れるだろう。現世に戻れたら強化も出来るはず。』

 

「ところでこの檻いつまで続くの?」

 

「1ターンが何秒かにもよりますね」

 

この檻のせいで双方攻撃できないのだ。十六夜冬馬はリロードは済ませており攻撃はいつでも出来る。弾薬はなんか自動回復機能があった。自分の気力を使った気がするが。

 

「逃げるわけにはいかないからなあ」

 

「これ放置したら間違いなく領民死にますよね?」

 

「死ぬね」

 

全く、厄介極まりない。

 

いきなり某世界定理を救うゲームの如く重荷を背負われた。

 

あのゲームはマスター本人は戦わないのだが。

 

むしろ簡単に世界が滅ぶRPGで簡単に東京が滅ぶ方が正しいだろう。

 

さて、キリヤさんが展開中にこの十六夜冬馬は悪魔召喚プログラムの方を見てみた。

 

生命力は満タン、気力も旺盛、ミカエルが武器になってる。

 

表示はこれだけだ。

 

一方のキリヤの方はオオヒメのカードとフゥリのカード、装備カード2枚と情報量が違った。

 

「キリヤニキー!光る石みっけたー!」

 

「なんかどっかでみたことある石だなあ!」

 

「これ倒し終わったらあつめよーぜー!」

 

虹色に輝く輝石みたいなもの、多分集めておけばなんかに使えるしなんなら綺麗だから集める。

 

使い道?知らないよ私が聞きたいがなんかこの石因果を超える力を持ってそうなんだよね。

 

そうこうしてる間に5分経過

 

ついに悪魔達は檻をこじ開けた!

 

「こんにちは!死ね!」

 

私は間髪いれずにショットガンで蜂の巣にした!

 

ショットガンの無慈悲な銃口がガキたちを穴ボコチーズより酷い姿にして、塵になっていった。

 

倒し終わったらと同時に、ミカエルがショットガン状態から人状態に戻り私は安堵した。

 

キリヤさんはというと……

 

「ダメです!マスターは私のおにぎりを食べるんですよ!」

 

「いいや!私の寿司です!オオヒメ様でも譲りません!」

 

何やってんだあいつら……。

 

「石集めするべ」

 

「そうしますか」

 

不思議な石を集めること1時間、その数330は取れた。重さにして30kgぐらい。

 

手では当たり前に持てないため荒らされた荷台を手押しで運ぶことにした。

 

女の子に荷台をひかせるなんて外道なことできないためキリヤさんと私でひくことになったのだが。

 

25分後、荷台をひいて着いた先は死屍累々にも程があった…。

 

「ひっでぇ……」

 

「これはひどい」

 

「「……」」

 

「うわぁ〜悪魔に喰われて守り切れなかった村ですか……」

 

人間2人じゃ、到底守れなかったのだ。

 

村1つ守ることすらできない事に、十六夜冬馬とキリヤは絶望した。

 

所詮悪魔召喚プログラムを持ってたとしてもただの人間にある事には変わりないのだ。

 

「皮肉にも食料はあるけど水は汚染されてるかもしれないから無理だよ……」

 

「ん?悪魔召喚プログラムの邪教の館から通知?」

 

十六夜冬馬は早速開いてみる。

 

「悪魔が仕えし邪教の館へようこそ……私はプログラム開発支援AIのDr.ビルまぁ気軽にビルといいな」

 

「軽い社長が現れた」

 

「まず君は霊力がたくさんある石を持っている。この石とこの地を使えば元の場所に戻れるから今すぐに戻るといい。大変な事になってるからね現代が」

 

「「は?」」

 

「手筈は私が整えるから30個の石を規定通りに置くんだ」

 

規定の位置に置いた途端、石が輝きを放ち魔法陣が出来上がった!

 

「これでいつでも来れるが現代の東京のとある場所に繋げておいた……まずはそこで話を聞くといい」

 

私たちは言われるがままに魔法陣に入り、もうどうとでもなれの感覚で現代に戻ったのだった。

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。