※この作品はR-18です。

三千世界の統一者   作:十六夜月mk2

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第1章第二話 三千世界突入隊

……

 

どうやら生きて現代に帰れたみたいだが、あからさまに様子がおかしい。

 

こんな場所知らない!

 

「君たちか、三千世界に装備なしで突入して挙げ句の果てに拠点まで作った無謀者は」

 

「その言い草はなくない?」

 

「俺たちだって生きるのに必死だったんすよ!」

 

「今度からは悪魔とかデッキとかを持ち込むように……軍資金50万だ、好きに使え」

 

「わーい!」

 

「この金でどうしろと!?」

 

実際この50万で何したらいいんでしょうね。

 

モバイルバッテリーは沢山いるし、武器も防具も食料もいる。

 

銃を使うなら弾薬だっている!

 

十六夜冬馬こと私はまだ訓練をうけてるから分かるが、キリヤさんはわかるわけがない……。

 

「デッキ強化か?いやでも……」

 

「食料と水の確保、次に自己防御、そして武器」

 

「まさか食料とかも自分持ち!?」

 

恐らくはそうだろう。

 

外は見れてないからわからないが、ここにいるって事は外は壊滅的で尚且つ自衛隊とか米軍達が奮闘して守ってもらってる。

 

つまり、私たちが活躍せねば軍も動けないのだ。

 

『あの三千世界と現代はリンクしており、どちらか一方を制圧してもダメ』なのだ。

 

「まず人員いるんじゃね?悪魔召喚プログラムとか使えるやつかカードゲーマーか後方支援要員、私は見ての通りアタッカーだ」

 

「悪魔召喚プログラムの改造もしたいですねぇ……」

 

50万で足りるか?本当に?

 

私は不安になってきた。

 

そんな中辿り着いた基地内の小さな店。

 

「いらっしゃい」

 

「若いのに大変ね……何を売ってるんだ?」

 

「今日本どころか世界は大変でね……いいものが仕入れられないんです、武器も防具も……なんなら食料まで」

 

「マジっすか……」

 

やはり、取り返すしかないみたいだ。

 

あの地から三千世界のすべての大陸を。

 

さもなきゃ永遠に人類に平穏が訪れない!

 

「私の店は安く買えるけど……品揃えが良くなくってごめんね……?」

 

名の知らぬ女性の店で、十六夜冬馬は買うことにした。

 

「キリヤさん、私はここで買う」

 

「正気ですか?」

 

「ほっとけないよ、こんな人」

 

「俺はデッキ強化したいんで他の店当たりますよ?」

 

そう言ってキリヤは去っていった。

 

「何があるんですか?」

 

「基本的には消耗品とアプリが得意ですね、私は」

 

「アプリみーせて」

 

そう言ってアプリ一覧を見る。

 

その中で気になるのが数点あった。

 

「このトレジャーレイドとモアマネーって何すか」

 

「素材とか金になる物が取れやすくなりますよ?」

 

「下さい、そしてインストールして下さい」

 

「5万円貰いますね〜」

 

私は5万円払い早速インストールして貰った。

 

きっと金になるから利益は取り返せるはず。

 

「水を沢山、後食料を」

 

「50Lぐらいでいいですか?圧縮して2kgにできますよ?」

 

「頼む」

 

「食料は……レーションしかないですが良いですか?」

 

「ないよりマシや、代金は」

 

「15万です」

 

代金を支払い、私はどうやって持ち運ぶか考えた。

 

鞄がないのだ!

 

「軍用鞄下さい……水筒と食器セットと……」

 

「サービスしますよ♪」

 

「すんません……」

 

こうして見繕う事30分……何とか様になってきた。

 

残り30万で武器防具アプリは整えないといけないが。

 

「似合ってますよ?」

 

「武器防具どうするか……」

 

「私は苦手ですからその扱い……」

 

困った、本当に困った。

 

「アプリ、20万払うならあなた好みに改良してあげる。ついでにコミュデバイスの改造もしてあげる」

 

「名前は?後店主さんも」

 

「私は椿、霧城椿(きりしろつばき)です。しがない消耗品とアプリ経営をメインに……その子は……」

 

「蛍、よろしくお兄さん」

 

私は間髪いれずに20万支払い、アプリをカスタマイズしてもらうことにした。

 

ついでにコミュデバイスも改造してもらうなら有りであった。

 

「3時間頂戴、集合時間は4時間後。それまでぶらついたら?」

 

「ガンショップしらない?」

 

「椿さんの店から3つ行った先」

 

「ありがと、ちっちゃくて可愛いプログラマーさんよ」

 

「ほめられた」

 

こうして、3時間ほどぶらぶらすることにした。

 

ガンショップにいきつつ。

 

「はぁ!?今はストラクチャーデッキしか無いぃ!?」

 

「カード開発チームの元がないんた、察しろよ」

 

「どうすんだよ、このデッキ以外でストラクチャー何がある……?」

 

「やめとけ、今はおすすめせんよ」

 

「やあ、カードか」

 

キリヤさん発見だが浮かない顔をしていた。

 

まあ概ね見つからなかったのだろう。欲しい物が。

 

こんな状態でデッキがある方がおかしいのだが。

 

「あー戦力強化ならん!」

 

「素直に武器買うか……別ゲームに手を出すか?」

 

「やめておけ、悪魔召喚プログラムはそんなんで使いこなせないぞ」

 

実際悪魔召喚プログラムはマスターの適正不足だと、逆にその悪魔に殺されてしまうリスクがある。

 

何なら何人もニュースになった。馬鹿なことをしたもんだ。

 

十六夜冬馬はキリヤを連れてガンショップへ連れてった。

 

みた感じ普通の銃が沢山あった。

 

「10万円分の二丁拳銃と弾薬を」

 

「コルトシングルアクションアーミーカスタム、通称コルトSAA……弾薬ケース付き1000発の弾丸と20個のクイックローターつき……スイングアウト可能でシリンダーに特注カスタムでいいなら」

 

「買った」

 

私はすぐに10万全部支払い、アタッシュケースの中に入ってる弾薬とコルトシングルアクションアーミー2丁とカスタムホルスターとクイックローターを受け取った。

 

銀と黒のリボルバーが非常に様になっていた。

 

ついでに、どうやって1000発の弾丸を運ぶかというと……。

 

アタッシュケース内部にブラックボックスだが弾薬圧縮精製された何かが入ってるらしく、それを使えばクイックローターにアタッシュケースを当てるだけでクイックローター分の弾薬が勝手に装填される。

 

十六夜冬馬さん的にはこれ多分悪魔の技術使ってるなと想定。

だって食料も水もその技術だもん。

 

「素人が持って安心な銃……いや無理だわ、ディスク構えながら銃なんて持てんわ」

 

「武器防具無理じょん、どうするのさ」

 

「デッキ強化しかないですねー!早く解放しなきゃ」

 

キリヤさんの強化は一旦諦め、後2時間30分どうやって時間を潰すか考えなくては行けなかった。

 

「キリヤさん食料と水買うべ、あの店で」

 

「えー食料とか自腹なの!?こんなでかい基地なんに!?」

 

「タブンネ」

 

「お兄さんまだ早いよ、あっ……リボルバーだ」

 

「買っちった」

 

「身を守る手段は大事」

 

「食料何売ってるのかな?」

 

キリヤは蛍に聞いてみたが、蛍は「大した物はない」と答えた。

 

そりゃそうだレーションに大したもへちまもないのだ。

 

強いて言うならカロリーをとるために寿命を削る食べ物だ。

 

軍人向けなのだ。一般人が軽々と食っていいもんじゃない。

 

「今あるレーションは自衛隊のとMREだけ」

 

「壊滅的やな」

 

「自衛隊のくれない?」

 

「椿さんに言って、私はアプリ担当」

 

蛍はそういってまた戻っていった。

 

そんな中声が聞こえた。

 

「あー今日も訓練楽しかったな〜4時間後の集合に備えなきゃ!」

 

「キリヤ君、あの若人フラグビンビンやな」

 

「いや何がっすか」

 

そう言った途端身長2mの巨大な胸を持つ悪魔みたいな女性に男性は捕まってしまった!

 

「だれかぁ!たすけてぇ!」

 

「このままながめてるのもいいか」

 

「白銀城の女城主じゃないっすか」

 

「なにそれ」

 

「私がやってるカードゲームのキャラクターですね、トラップカードを主軸としたいやらしいデッキですよ」

 

十六夜冬馬はカードゲームはアーケードゲームがメインなため、いわれてもまったく持って理解できなかった。

 

とりあえずあの姫様可愛いなぐらいの認識だった。

 

「服脱がされる!マジで誰か助け……」

 

「……」

 

「何撮影してんすか!?助けてくださいよ!?」

 

「悪魔を使役できない奴に未来はにぃ!」

 

「えっちょま!?」

 

私はそう言うとゆっくりと見物体勢に入った。

 

人間と悪魔の子作りなんて滅多に見れたもんじゃない。

 

「ごめんよー、オオヒメ様にフゥリちゃんじゃ相性悪いんだわ」

 

「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!」

 

キリヤは申し訳なさそうに立ち去った!

 

残ったのは、十六夜冬馬とそこの新人と2mの城主の女悪魔だけだった。

 

分類なんになるんすかね?

 

「犯れー!」

 

「あっダメ勃起しちゃう…」

 

「あら可愛らしいサイズ」

 

「申し訳ございません、これを渡すので部外者は……」

 

「悪魔が増えた、なにこれ?」

 

「リンククリスタルの素体です、悪魔とかと仲良くなれば武器になってくれるはずです」

 

「しゃーない、去るか」

 

女執事風の悪魔に見送られ、十六夜冬馬はまたぶらつくのだった。

 

 

 

 

 

ぶらついて90分、迷った先に見知らぬ場所。

 

見えるは1人の少女と花畑に果樹林。

 

ここはどこなのだろうか……?

 

「えっ……」

 

「えっ?じゃないが……」

 

「なぜここが分かったんですか?」

 

「リンククリスタルが!?」

 

リンククリスタルの素体が光を発し、眩く!

 

そして眩くなった途端、少女と私2人きりになった。

 

「……なんだここ?」

 

「貴方、何?怖いよぉ……」

 

「困ったなマジでこの子を泣かせたくないし怯えさせたくないしなんなら優しくしたいんだが……」

 

「その子災厄の魔女(カラミティレディ)っすよ?」

 

「カラミティ……なんだ?それは?」

 

「簡単に言うと人間を辞めた人間ですね。マスターも人間若干やめてますが」

 

人間辞めてると言われて十六夜冬馬はショックだった。

 

もはや、普通には戻れないのだ。

 

「諦めてください、死んでも転生はできずこの地で完全解決するまでは安寧は訪れません……」

 

「お兄さん……顔が暗いよ?」

 

少女に慰められるぐらいには顔が死んだ顔になってたみたいだ。

 

よっぽど酷かったのだろう。

 

そして、自分はもはや永遠に戦うしかない……。

 

その言葉が重くのしかかった。

 

「大丈夫ですか?」

 

「君は心優しいね。私も何かしてやりたいんだがな……生憎、君の好みもわからないしこんな少女を戦わせたくない」

 

「戦いは怖いです……」

 

「俺だって怖いさ、けどお嬢ちゃん覚えときな?お兄さんだって護るもんあったら戦うんだぜ?君みたいな可愛い子前線に立たせるなら嫌だが戦うしかないだろ?お嬢ちゃんが悪魔とか妖怪に陵辱されたり無惨に惨殺されるんは見たくないんだ……だから、戦う」

 

「凄い意志……」

 

「見つけましたよ?災厄の魔女(カラミティレディ)……No.10」

 

「えっ……」

 

「さあ、私の糧になって貰いましょうか……」

 

「嫌……死にたくない……」

 

「ミカエル1人で勝てる相手じゃねぇ!ミカエル!その子連れて逃げろ!」

 

「無理です!」

 

「どうすんだよ!?コミュデバイスねーから相手の弱点とかわからん!」

 

「あ……あ……私のせいだ……」

 

「嬢ちゃん!考え込むな!俺1人かよ!」

 

そう言って私はコルトSAAを両手に構える。

 

やるしかない、やらなきゃ全滅。

 

部の悪すぎる戦いが始まろうとしていた。

 

「人間が邪神に勝てると思ってるのですか?」

 

「やってみなきゃわからんだろ!」

 

私はそう言って邪神の頭目掛けて6発の弾丸をファニングショットした。

 

しかし邪神は手の鎌で防いだ!カマキリの見た目をした邪神みたいだ。

 

「ん?手が痺れましたね……」

 

「もういっちょ!」

 

もう一つのコルトSAAで再びファニングショットを繰り出す。

 

やはり、効いていないみたいだ。

 

『表面上は』

 

これが内部ダメージがあると知るのはもう少し先である。

 

「reloading!」

 

「さて、貴方の血肉はどんな味がするか……楽しみですねぇ……!」

 

「(早すぎる!全然見えない!)」

 

「やらせない!」

 

ミカエルがカバーに入るようにショットガンで鎌だけを狙う。

 

そのおかげでなんとか生き延びた。

 

しかし邪神は狙いを少女に変えた途端ミカエルはリロード中で繋げる動けない!

 

「嫌っ!!?」

 

少女は魔法か何かを念じると邪神は吹き飛ばされた!

 

「(何ですか……鎌が段々と動かなくなってますね……)」

 

「12発の弾丸を喰らえ!」

 

吹き飛ばされた隙を見逃さず十六夜冬馬は12発のコルトSAAを順調にファニングショットを的確に鎌に決め撃ちしそしてスイングアウトしてリロードをした。

同時にまた12発の弾丸をぶち込んだ。

 

そして、36発の弾丸をぶち込んだとき……邪神に異変がおきた!

 

「鎌にヒビが!?」

 

「マジか、マジなのか!?」

 

嘘だろと思いつつも、十六夜冬馬は油断をしなかった。

 

しかし相手の方は困惑を隠せなかったようだ。

 

「引き下がりましょう……その顔、覚えましたよ!」

 

そう邪神がいうと闇に消え去っていった。

 

「勝ったみたいだが……やっば、腰抜けた」

 

「大丈夫ですか?」

 

「なんでミカエルは悪魔召喚プログラムなしでここに?」

 

「リンククリスタルで完全契約したからですねー、僕はもう貴方の専属ですし」

 

「お嬢ちゃん、ついてくるかい?間違いなく今みたいなやつ来るなら私ときた方がいいだろ?人間をやめる?上等だよミカエルとか嬢ちゃん護るためなら何だってやってやるよ。この世界全部解決したらみんなで食堂とかやってな……」

 

「フラグが早い!」

 

「……私も戦います!お兄さんだけ、辛い目にはできないから……」

 

「名はなんて?」

 

「ナターリア!」

 

「ナタやん!よろしくな!さて、ここから脱出するには?」

 

その途端、光がまた三人を包み込み30秒後見覚えのある景色に。

 

「ん、光の中から出てきた」

 

「あ、蛍だ。出来たかコミュデバイス?」

 

「はいこれ」

 

新調したコミュデバイスを装着し、残り時間を確認する……!?残り30分!?

 

やばい!遅刻する!

 

「蛍!ありがとな!集合場所いってくる!」

 

「真っ直ぐ1km」

 

「あいよー!」

 

こうして遅刻15分前、何とか間に合った。

 

「全員来たな?これより作戦説明をする、今回我々は北海道、東京、大阪、名古屋、新潟の開放を目指す」

 

「なんで飛び飛び?」

 

「飛地にせざるを得ないのだ、このまま食料もないと我々は飢え死にするのと首都機能開放を第一とするためだ。」

 

「なるほどなー」

 

「各自、活躍を期待している!これより場所移転データをコミュデバイスに送る!作戦開始!」

 

全員がバラバラに散った後、残ったのはキリヤと私と悪魔に犯された可哀想な新人だけになった。

 

「あ、あんときの」

 

「あっ!じゃないですよ!なんで助けてくれなかったんですか!」

 

「いやぁ俺のデッキじゃ相性悪くて……」

 

キリヤはこう弁明するが、新人はやはり助けて貰いたかったようだ。

 

そら誰だって逆レイプなんてされたくない。

 

可哀想な新人くん……

 

「とりあえずこの3人で行動しますか、名前は?」

 

「かひすで良いっすよ」

 

「キリヤっす」

 

「じゃあ転移先の石で作ったポータルみたいなもんにいきますか」

 

3人の開放前線が始まろうとしていた。

 

 

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