※この作品はR-18です。

鏡の国の変態王子様 ~アラサーオタクな私の鏡。繋がった先は異世界でした~   作:もすもす。

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お待たせしました。


【164】同志との語らいは何事にも代えがたい貴重な時間です!(鼻息荒く)

 

前回までのおさらい♪

 

取引相手の美人さん(お姉さま)から友人(アド君)の事情を訊いて驚いたものの、サラっと問題を先送りにして事実確認は未来の自分にポポイのポイっ!

 

頭の中で『頑張ってくれたまえ私』と敬礼して任せたら、中指がピンと立った手をうっすら幻視した気がしたりしなかったり。

ま、どっちも自分だから問題ないさ☆

 

そんなこんなで美人さんとの取引も無事終わり、お別れしましたら本日これからの予定は親友(アキ)とのオタトークでございますっ!

 

あっちの仕事が終わったであろう夕飯時。

早い安いでチョイスしたらしい黄色いMのマーク輝くハンバーガーセットを掲げて親友がやってきましたよ!

 

「いらっしゃい!私の分までありがとね」

「いいって事よ!夕食作る時間が空いた分、イロイロ描けたでしょ?」

「ふっふっふ!それは勿論だよ明智君!」

「きゃーっ!やった!見せて見せて!!」

 

夕飯が入った紙袋をテーブルに置くや否や、PCが置かれた作業机に走り出した親友の服の裾をはしっと掴んで引き留める。

 

「こらこら!焦りなさんな。先ずはごはんにしよ!感想言い合うなら食べながらでも出来るし」

「はっ!そうだね!アコの絵も見たいけど、感想も聞きたいっ!」

 

という訳で、興奮で血色の良い親友が買って来てくれたファストフードをもぐもぐしながらお互いの感想タイムが始まった。

 

「パイロット版から声優変わっちゃったけど、反芻しない内に見たせいか、続きが見れる興奮が勝ってあんまり違和感なかったな~」

「わかるっ!どちらとも良いよねっ!それにあちらが原作だから当たり前だけど、英語(字幕)で見ても違和感ないのは助かる!どっちで観ても最高なんよ~」

「はぁ?!アコは字幕でも観たの?!」

「いや、いや。お絵描きBGMにしようと思って流しただけでしっかりとは・・ちょいちょいは観たけど」

「あたし時間なくて観れてない!」

 

「流石に仕事を休むワケにはー!」と、紙コップ片手にテーブルに突っ伏す親友。

 

はっはっは!こちとら時間に余裕のある自由業だからね!

思う存分旬の作品をしゃぶしゃぶしております!

 

「そう言えば、ミュージカル物って普段あんまり食指が動かないのだけど、キャラデザや設定のお陰か、いきなり歌が始まっても全然萎えなかったんだよね」

「やった!ミュージカル平気なら舞台もイケそうな感じ?!アコあんまり2.5次元観ないもんね」

「いやいや、「94」の舞台はブルーなレイで観たけど、あれは良い物だと思ったよ?ついついツッコミ出ちゃったけど。舞台裏とか観るのも楽しかったし。んでも歌が始まった時にドちゃんが「歌った・・」とか言ったのは「それな!」って笑っちゃった!なんて言うかさ、「ハズ○ン」は歌への導入が違和感無くてスッと曲として入っていける感じ?っていうの?」

 

親友は「あ~。そこは観た人のリアルと二次元の受け取り方の差だよねぇ・・」とちょっと残念そうに言った後、気を取り直して質問してきた。

 

「ね!アコはどの曲が好き?!」

「え~っ!選べとか酷な事言うじゃん?!でも、そだな~。強いてよ?強いて選ぶとしたら「バ○ー」と「カ○ラ」の戦闘シーンでの曲、かなぁ?」

「えっ。めっちゃ意外。普通に「アラ○ター」と「ヴォ○クス」とのレスバ曲かと」

「いやいや、強いて言うならよ?なんか拍子をとるみたいなブレード靴音SEが耳に残るんよ!」

 

ポテトをもりもり口に運びながら親友は「そんな音あった?」と首を傾げる。

 

「もう~!後で聴いてみてよ!今流したら感想どころじゃなくなっちゃうから流さんけども!」

「それはそう。じゃあ後でスマホに入れた曲ででも確認してみよっと」

「そうしてそうして~」

 

こちらもハンバーガーを口に運びつつ頷いて、コーラのストローを咥えた。

 

「てかさ。どのキャラも最高なのは当然として、誰が一番刺さった?」

 

その質問に『待ってました!』とばかりに食い気味で答える。

 

「「ゴキブ○キング」一択!」

「だよねっ!て、何でその呼び方?!そこは「ラジ○デーモン」で良いじゃないの!?」

「や、何となくw」

 

ウィ○で見つけたキャラ解説のサイトに「呼び名」の項目があって、そこに書かれてたのが印象的だったんよ。

『確かに呼ばれてたけども!』的な感じでね!

 

「刺さった理由を上げて行きます!まず見た目(デザイン)が良い!」

「それな!」

「設定も良い!」

「それな!」

「そして何より声が良い!」

「完全に同意っ!」

「地獄っていうグロでダークな世界での最強感がもぅ最高!そこにカートゥーンのコミカルさが良い塩梅に光ってとってもベリグっ!」

 

飲酒してないのに完全に酔っ払いのノリで推しキャラについて語るのがオタク!

勿論!腕を組みうんうん!と激しく頷く親友も紛うことなきオタクである!

いやーオタク語り楽しくって仕様がねぇですわっ!

 

「解りみが深いっ!てかキャラがそれぞれエロ可愛くてもぅね・・もうねっ!」

「ほんそれな!」

 

今度はこちらが頷くターン!

 

「てか地獄の話だからね。倫理感がぶっ壊れてんのがまず面白い!」

「ねっ!アニメなのにねっ!」

「寧ろアニメだから作れたまであると思ってる!人死に・・悪魔死に?が普通だし道路から見える部屋なのにカーテン閉めずにヤってるし」

「地獄だからね!」

「そうなの!で、地獄に居るのに「アラ○ター」は性的な事は嫌い?苦手?な感じがキャラを際立たせてるし「チャー○ー」の良心というか人の好さが光ってて最高なの!」

「流石は地獄のプリンセス!」

 

それからも各キャラについてあーだこーだと語り合い、制作に携わった方々をやんややんやと褒め称えたりした後に私の落書きを披露しましたよっと!

 

アキは普段漫画とかアニメとか見る時には静かに集中するタイプなのだけど、萌えた時には打ち上げられた魚かよってぐらいビッタンばったんするんだよね。

 

ま、それは私も同じようなもんだけど☆

何が言いたいかと申しますと。ここは船上かと見紛うばかりの有様ってだけですたい。

 

ブラウスが皺くちゃになるのも構わず、タブレットを持ったまま床の上でジタバタしている女(31歳独身オタク)

いつも手放しで称賛してくれるので、こちらも調子にのって腕を組み鼻高々と顎を反らします!

 

「相変わらず最高の絵をありがとうございます!これでまた明日も生きれる!」

「うむうむ!」

「しかもドちゃんのイラストまで!これ本当に貰って良いの?手塗りの原画でしょ?」

「もっちろん!アキの為に描いたんだから貰ってくれなきゃ泣くぞ?それに久々に水彩で描きたくなってさ。楽しかったから無問題!」

 

ちゃちゃっとケント紙に描いたイラストを手に、親友はどこか呆れた様子で「相変わらず手が早いなぁ・・」と言った。

そうして大事そうにクリアファイルに入れたイラストを鞄に仕舞ってから、話題を切り替える。

 

「あ、そうそう。次のイベントでお手伝いしてくれる人の人数決まったよ」

「そう?今回は何人?」

「あんまり多くてもと思って3人にまで減らした。だって今回はアコも参加するでしょ?」

「んだねぇ了解。いつもどうりブツは用意します」

「毎度世話をかけるねぇ・・」

「いやだよお父っつぁん、それは言わない約束・・じゃなくて。マジでお礼はイラスト色紙で良いの?バイト代出すよ?」

 

そう。流石にイベントで本を頒布するのに親友のワンオペでは過酷過ぎるので、アキの知り合いに声をかけて手伝って貰っているのだ。

ここ2年ほど私が参加出来なかったばっかりに・・本当に申し訳ねぇっ!

 

「いや、あの子たちの希望だから「お金よりイラストを!」って」

「そっかぁ。いやぁ、正直有難いわ。節約になります」

 

後頭部を掻きながらペコリと頭を下げると、親友は「そうそう、節約と言えば」とまた話を変えて来た。

 

「金貨の事だけど、叔父さんが換金するんじゃなくて、鋳潰して良いならインゴットに出来るからそのまま貸金庫にでも入れたらどうか?って」

 

あっけらかんと「これ以上は換金額がエグイ事になりそうだからってさ」と理由を告げてくる親友。

その言葉に若干怖くなりつつ、とりあえずスマホで生活口座の残高をチェックなう。

 

「お、おぅ・・マジか」

 

桁がひいふぅみぃ・・・わぁお。過去最高の残高ですねぇ・・

 

これ来年の税金とか、恐ろしいことになるんちゃうやろか?

 

 

 




最後までお読みいただきありがとうございました。
次回の更新は月曜日の予定です。
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