鏡の国の変態王子様 ~アラサーオタクな私の鏡。繋がった先は異世界でした~ 作:もすもす。
久々のR18です。
人魚に精液を渡す約束をしたと傍仕えに報告したところ、大層叱られた。
急ぎ足で物陰に誘導され、人目が無くなった途端に「どういう事ですか?!」と普段の冷静さをかなぐり捨てた強い口調で問われる。
「女性しか生まれない種族の中でも
「いや、そのような事がないように監視を付ける事も約束したのだが・・」
「だからと言って!ご自身の一部を差し出すような事、王族としてやって良い事ではございません!」
「それは、そうなのだが・・問題を放置すれば計画がだな・・」
「それとこれとは話が別でございますっ!」
それから暫し、こんこんと続く傍仕えの説教に大人しく耳を傾けた。
軽率な事をした自覚はある。が、今度ばかりは譲れぬ気持ちが強い。
彼女と直に会うためならば、今後もこの身で支払える代償程度、幾らでも差し出すだろう。
そんな反省の意識の無さを察したらしい傍仕えは盛大な溜息を吐き、滅多に見せる事の無いぐったりと疲れた様子で肩を落とした。
「・・はぁ・・。分かりました。人魚との約束は反故にすると後が怖いですしね・・アド様の魔力を取り込みたいという事でしたら、魔力を吸わせた魔石を渡すのでも構わないでしょう」
「いや・・あの様子は精液そのものを欲していたように思える。そこで考えたのだが、私の水操魔法で水気を飛ばしてしまえば、種としての力も無くなるのではないかと・・」
「成程。不活性化させた精液を渡す、ということですね」
「良い案かもしれません」と頷く傍仕え。
「ですが念には念を入れて、乾いた精液は水で戻してしまいましょう。そこまですれば、種としての力もほぼ無くなるかと」
「あぁ。水気が戻って元の状態に近ければ、何か言われる事もなさそうだな」
「おっしゃる通りかと。しかし、ある程度量が必要になりそうですが・・人魚はどれ程要求して来たのですか?」
傍仕えの問いに「それなら」と人魚から渡された入れ物2つを
1つは手首から指先くらいの長さで、金貨程の太さをした空の入れ物。
もう1つは指1本分程の大きさで、中にはとろりとした透明な液体が満たされている物だ。
「空の方に精液を、ということらしい。あと、こちらの液体は「必要そうなら使え」と言われたが・・」
液体を渡し「何か解るか?」と問うと、容器の蓋を取って中身を確認した傍仕えは顔を顰めて答えた。
「・・人魚の体液を材料にした魔法薬、ですね・・人魚は種役に群れ全体が満足する分を
「・・強力な精力剤・・のようなものか」
「その通りです。ですがこれは水で薄めてあるようなので、舐める程度でしたら悪影響は残らないかと」
・・・群れ全体が満足するまで・・・・・
それは・・種役が数日で息絶えてしまうのも納得の話だ。
人魚の生態というかその在り方は、やはり直接体験したいとは思えない。
今の話を聞いて、私自身の常識や習慣とあまりにも掛け離れ過ぎていると実感する。
「不要でしたら処分しますが」と手の中の入れ物を示す傍仕えの言葉に逡巡したものの、結局受け取って魔法鞄に仕舞った。
「貴重な魔法薬には違いないからな。一応、持っておく」
頷き、了解を示した傍仕えは「では、天幕の用意を」と私が寝泊まりしている天幕へと向かう。
放出した魔力の吸収、拡散の魔術陣が施された布を調整する為だろう。
渡す精液に、魔力が残っていなければ意味がないからな。
そうして早めに夕食を済ませ、薄暗い天幕内でいつも通り事に及んだ。
〇・〇・〇・〇・〇・〇・〇・〇・〇・〇
最初の自慰以降、明らかに体の調子が良くなったのもあって、以来3日と置かずに出すようにしている。
その度に使用している
彼女恋しさが募り、ますます自慰の頻度は上がる。
そんな中での精液採取・・・量を確保する為に、魔法薬を使う羽目になるかも知れないと思いながら服を脱いだ。
膝立ちで寝台に上半身を預け、丸めた布を抱きしめる。
自慰の為に置いてある水瓶から作り出した水蔦を背後に陣取らせ、人肌に温めたその先端を後穴に宛がった。
慣らす時間もそこそこに、無意識の領域で操作する水蔦で己を貫く。
出し入れする事にすっかり慣れてしまった後穴は、今や己の分身と変わらぬ太さのモノを難なく飲み込んだ。
ずっずずっと入り込んでくる熱量に背筋がぞくぞくと震え、興奮と共に唾液が口内に満ちる。
呼吸も自然と短く跳ねるようなものになり、隔離された無音の天幕内に空虚に散って落ちた。
腹の奥の奥でぐぽんっと何かを乗り越えた感覚が弾けると、尻が勝手にぎゅぎゅっと収縮して中の蔦を締め付け、中からその形をありありと伝えて来る。
そのままずるりと引き・・また奥を弾くように押し進める度、眼前で火花が散って視界が明滅した。
ぐぼっ!ぶちゅっ!ぐぼっ!ずぶぉっ!ぐぼっ!
潤滑剤の粘液が空気を含んで泡立ち、くぐもった音を奏でるのに合わせ喉奥から低い声が漏れる。
「ひっ、お゛っ!あ゛っ!お゛っ!お゛っ!」
普通に分身を擦るのでは、もう達するのが難しくなってしまった。
今やこうして水蔦を操り、毎度後穴を抉じ開けて広げ快楽を貪る有様。
それもこれも、彼女の魔力が感じられない焦燥を埋める為。
より激しく、乱雑に。欲望に従いなりふり構わずに悦楽を求める。
「あぐっ!お゛っ!お゛っ!?、い、イぐっ!イクっ!いっ!・・」
大きな快感の波の予感にぶるりと震え、ぐつぐつと煮えた熱いナニかを後押しするべく、ぐりりと最奥を捏ね上げた。
同時に、両胸の先端をぎりっと捻り潰しながらその時を迎え、息を止めて声にならない声で喘ぐ。
「―――っ!」
自由な分身がびくっと跳ねあがり、待ち侘びたとばかりに先端から白濁が飛んだ。
ぶびゅっ!びゅっ!びゅっ!ぴゅっ!
弓なりに反らした身体がぶるぶると震え、噴き出た汗が背中を伝い落ち・・
精液を受け止める為に設置した寝台下の覆いへ、断続的に白い飛沫が弾け掛かる。
余韻を貪るように無意識に入り口近くの蕾をぐりぐりと捏ねれば、管の中に残っていた精が排出を促されて力なく先端から垂れ出た。
どさり、糸が切れたように寝台へ身を預け、漸く呼吸を再開する。
「っはっ!はっ!はっ!ふぅっ・・はぁ、はふ」
口内に溜ったどろりとした唾液を無理矢理飲み込み、呼吸を整えようと努めた。
そうして幾分落ち着いた所で、寝台の下からつるりとした素材の覆いを取り出す。
我ながら大した量だと呆れながら、白濁を魔法で操作して入れ物へと移した。
『・・まだまだ足りない、か?』
人魚から渡された半透明の入れ物は、その2割程しか満たされていない。
一度で2割・・。流石に今晩だけで満たしきるのは難しいか・・
『・・だが、それはそれとして』
まだ、物足りない。
ちら、と寝台の上に広げた道具に視線を向け、こくりと喉を鳴らした。
彼女から貰い受けた、自慰の道具の1つ・・「おなほ」?とかいう品・・
薄赤色の、どこか生々しいそれを見ている内に思いついてしまった事を、試そうと思う。
水瓶の中に戻していた水を、再び操作して浮かべた。
頭の中で細部まで思い描くのは、水で包み込み洗った時に知った・・知ってしまった、彼女の身体。
目の前で浮かぶ水球はぐにぐにと形を変え、「おなほ」を取り込みやがて彼女を模した形となる。
模倣とはいえ彼女の姿を目の前にして、出したばかりの分身は即座に反応。
ビキビキと反り返り、はち切れんばかりの劣情を訴えてきた。
興奮と罪悪感が複雑に絡み合った何とも言い表しにくい感情を抱くも、欲望に煽られた興味を撥ね除けることが出来ず、人の肌の温度と弾力に調整したその表面にそっと触れる。
手の中でむにゅぅと形を変えたその感触に彼女の身体を重ね見て、脳が焼けるような激情に襲われた。
最後までお読みいただきありがとうございました。
次回の更新は月曜日の予定です。