鏡の国の変態王子様 ~アラサーオタクな私の鏡。繋がった先は異世界でした~ 作:もすもす。
熱気の籠る室内に、町夜の匂いを孕んだ風が遮光カーテンの隙間から吹き込む。
僅かに薄められた熱を再び塗りつぶすのは、ヴンヴンと唸るモーター音と濁り湿った喘ぎ。
「あは♪ほらほら。しっかり腰振って~」
「お゛っ。お゛っ。お゛~・・」
分身を包むオ〇ホをベッドの縁に固定されたアド君は、膝立ちでかく、かくとぎこちなく腰を動かす。
貫通したその先から浅黒い先端が飛び出す度、ベッドの上にぴゅっ!ぴゅっ!と白濁が散った。
整った綺麗な顔を鼻水と涎と涙でドロドロにして、定まらない視線を天井付近に彷徨わせ・・
腰振りでぬちゅっ、ぬちゅっ、と粘着的な音を立てるアド君の後穴には、ぶっといディ〇ドが挿ったまま。
ぶぶぶっと震えつつ、伸縮する先端で最奥をぐんぐんと抉られて・・
壊れた人形のように精液を吐き出し続けるアド君は、とてもとても可愛い。
何時間も痴態を眺めているお陰で、興奮で大分脳がやられてキた自覚がある。
あぁ~。可愛い。ほんと可愛い。
堪らないわぁ~。
白い肌に流れる汗。
上がった体温で色付くうなじに張り付いた金の髪。
快楽に貪欲で、少し誘導するだけで素直に動く従順さにトキメキが止まらない。
引き締まった体躯が纏う淫靡な空気に悩殺されて、息が止まりそう。
最高。ほんとに最高。
「お゛っ。お゛~・・」
とちゅっ。と腰を突き出して、動きを止めたアド君がぶるぶるっと震えると、ぷしゃっ!と潮を吹いた。
「お~!えらいえらい♪じゃあはい。ご褒美、ね♪」
ディ〇ドを固定する為に巻いたベルトを避けて、スパンキ〇グパドルでぱぁん!と尻を叩く。
「ひぎぃっ!」と嬉しそうに悲鳴を上げたアド君は、今度は精液をとぷっ!と吐き出した。
ぐり、ぐりと腰を捏ねるように動かし、舌を出して甘い痛みの余韻を貪る様子に「はいはい。おかわりね~」と追加でパドルを振り抜く。
筋肉質な尻肉がぱんっ!と打ち鳴らされる度、「あ゛っ!」「あ゛っ!」と甘い嬌声が上がり、短い舌を伝って唾液がとろりと零れ落ちた。
「ふふ。これ、ほんと好きだねぇ」
「あ゛~。ん゛やっ、あ゛~・・」
一瞬だけ赤くなった尻をさわりと優しく撫で、おまけとばかりに
「あ゛おっ!あ゛~っ!あ゛~っ!」
ぐちゅん、ぐちゅんと音がして、零れ出たローションで内腿を汚したアド君は上体をベッドに預け、尻を突き出し足を大きく開いた姿勢を取った。
オ〇ホから外れた分身は、とぷっとぷっと絶えず精液を垂れ零している。
「ん~?これ気持ちい?気に入ったのかな?」
「そうかそうか」と勝手に納得して、固定ベルトを外したディ〇ドを激しく出し入れしてあげた。
ぐちょっ!ぐちょっ!と泡立つような粘着音と共に、つま先立ちになって尻を掲げるアド君の口から甲高い嬌声が上がる。
「きひぃっ!あひっ!あっ!きゅあっ!あひぃっ!あっ!」
ディ〇ドを出し入れされる度、ぶら、ぶらと揺れる分身からはぽたぽたと白い雫が落ちた。
「ん~。もしかして打ち止め?まだ出るよね?」
ごちゅっ!ごちゅっ!と奥を抉りながら、寂しげな分身を素手で握る。
精液とローションでぬめっていた分身は、手の平で包んだ瞬間にぶしゃっ!と大量に精を吐き出した。
「わっ!?凄い量~」
初めて触れた、男性器の感触・・
表面が血管でボコボコして、思ってたより肉感が強い、とか。
亀頭のきめ細かい肌感や、濡れてるのに一瞬でこちらの体温を越えて来た熱量、とか。
快感を直接操作する征服感に背筋が震えて、心臓が痛いくらいに跳ねてるのを誤魔化すために、敢えてのんびりした口調で話す。
「良かった~。まだこっち、元のサイズより大きいもんね~」
ぶちゅんっ!と奥まで入れたディ〇ドから手を離して、垂れ下がる膨らみを優しくもにゅもにゅと揉んでみた。
想像より柔らかい・・手の内でふにょふにょと形を変える袋の中には、しっかりとした固い感触が2つ。
うん。今は1.5倍、くらい?・・まだまだ先は長そうだな。
引き続き吐精を促す為、手で作った輪でにゅちっ!にゅちっ!と分身を扱く。
「お゛ほっ!お゛~っ!」
ぴんと伸ばした脚をぶるぶると震わせて、とぷぷっと白濁を零すアド君。
「よしよし。もうちょっと頑張ろうね~」
空いている手で労わり撫でていた尻を、ぱんっ!と叩くと、「あひっ!」と律儀に上がる声。
可愛い喘ぎに元気をもらって、こちらもまた気合を入れ直した。
〇・〇・〇・〇・〇・〇・〇・〇・〇・〇
興奮で脳内麻薬がドパッているらしく、あまり疲れを感じないが、流石に喉が渇いた。
床の上でぴくぴくと小さく痙攣しながら半分白目を剥いてるアド君も、そろそろ水分補給が必要だろう。
「よし。ちょっと休憩しようね~」
胸に固定していたロー〇ーを外し、後穴を埋めていたディ〇ドを引き抜く。
ずるりと抜き去った拍子にびくん!と身体を震わせたものの、後は声も上げずにくたりとして動かないアド君。
ずっと埋められていた後ろの入り口だけが、ひくひくと動いていて艶めかしい。
そこからローションがとろりと零れてきたので、栓だけしておくかとアナ〇プラグを挿れてあげた。
卵形の先端からゆっくり挿入する間も、慣れてしまったのか疲れたのか、アド君はぴくりともしない。
確認したが、呼吸はしっかりしている・・多分、寝てしまったのだろう。
無理もない。あれだけイって喘ぎまくったのだ。体力も相当消耗した筈である。
洗浄魔法を使い、辺りと互いを身綺麗にした後。ベッドの上にあったタオルケットでアド君の体を覆い隠した。
それからお手洗いを済ませ、キッチンで水分補給をする。
一息ついてカーテンをずらし、外の様子を確認した。
『大分白んできたな』なんて思いながら、アド君の分のペットボトルを冷蔵庫から取り出して扉を閉め、様子を確認しようと傍に寄って顔を覗き込む。
と、不意にすっと持ち上げられた睫毛の下。
空の青と、視線がぶつかる。
一瞬の間の後、遅れて跳ねた心臓に引きずり出された焦りに急かされるようにして、声を掛けた。
「あ、起きた?お水、飲める?」
とろん、とした。寝ぼけ
「・・アヤ」
「そう、だよ?」
頷き、返事をすると。また「アヤ」と呼ばれる。
「うん。アヤです」
「・・アヤ」
「・・・アヤだよ」
「アヤ」
身を起こしたアド君の身体から、するりとタオルケットが滑り落ちた。
次の瞬間、目の前に肌色が迫ったかと思えば、ぎゅうと強く抱き竦められて息が止まる。
視界の端に光る金。
耳元で囁き呼ばれる名。
両腕ごと拘束して締め付けて来る腕の強さ。
大事な物を逃がすまいと縋りつく・・
そんな風に思えてしまうアド君の様子に、胸が苦しくなる。
きっと、深い意味など無いに違いないのに。
そんな、切なげに・・焦がれるように呼ばれたら、勘違いしてしまいそうだ。
自分の心に頼りない防壁を構築しながら、一先ず離れてもらおうとしたところで、タイミングよく、拘束が緩んだ。
自分とアド君の間に隙間が開いて、自然と顔を見合わせる形となる。
『これで話が出来る』とほっとして、口を開いた。
「ね。アド、く―」
続く筈の言葉は、ふにゅ。と。
柔らかな感触に吸い込まれて途切れる。
え。
あれ?
これ―・・あれ?
思考が空白の海に漂って、何が何だか解らずにされるがまま。
アド君の行動を、身体が勝手に受け入れた。
力が抜け、持っていたペットボトルがごろりと床に転がった音がする。
ちゅ。ちゅ。と啄むように触れていた唇が、今度は強く押し当てられた。
ぬるりと割り入ってきた熱い感触に、反射的に肩が跳ね。衝撃で一気に思考が戻って来る。
きす。
キスされてる・・アド君に!
あ、わ。きもちい。
うれし、わ。あつい。
いいにおいする。気持ちい。
舌。気持ちい。
甘い。嬉しい。
気持ちい。
短い舌で口内を
ざらりとした舌の表面同士が擦れる度、じわじわと腰から広がる痺れるような感覚に、ゾクゾクとして堪らなくなる。
喰らい噛み付くような口付は、互いの呼吸を荒くさせ・・鼻から抜ける声に甘さを滲ませた。
自分が発したとは思えない音に煽られて、より興奮が増す。
絡まるように触れ合っていた唇が離れた時には、思考も身体も蕩けきっていた。
はふ、と喘ぐように呼吸する間もなく、ぐんっと浮いた身体は背中からベッドに着地する。
きしっ。と耳元でスプリングが軋んで、顔に影が落ちた。
顔の横に置いた手に、するりと指が絡みつき、その場にきゅ。と縫い留められる。
「アヤ・・」
呼ばれた音の響きが、何だか、ほんとに甘くて・・
あまりの多幸感に、視界が滲んだ。
最後までお読みいただきありがとうございました。
次回の更新は月曜日の予定です。