鏡の国の変態王子様 ~アラサーオタクな私の鏡。繋がった先は異世界でした~ 作:もすもす。
くたりと脱力したアド君の分身は、出したばかりだというのにまだ硬さを保っていた。
『若いってすげぇな』と、身も蓋もない感想を抱きつつ、ローションを垂らしたコッ〇リングを手に拘束された脚の間に陣取る。
絶頂の余韻で敏感になっている分身にシリコンの輪を潜らせると、びくんっと一際大きく跳ね動いた。
あまりの可愛さに追加で刺激してあげたくなるが、ぐっと我慢して8の形に繋がっているもう1つの輪に、垂れ下がる袋を通す。
「はい、でーきた♪」
「あ、ぅ・・」
結果。ぱかりと開いた脚の真ん中で、浅黒い分身の根本と、その下に垂れ下がる袋の付け根に真っ黒な線が入った。
この後への期待からか、ぴく、ぴくとヒクつく分身の表面にはぼこぼこと膨らんだ血管が走り、その先端からはだくだくと透明な雫が袋にまで垂れ流れている。
素敵な光景から目が離せないでいると、触れても居ないのに垂れ下がる袋がうにょにょと動いた。
きゅっと締め付けた所為か、
勿論、温度変化に敏感な部分だというのは知っていたが、実際に動く所を確認出来たことで謎の満足感を得、「むふーっ」と盛大に鼻息を吐いた。
そのままウキウキと弾むようなテンションで取り出したのは、一見すると宝石箱のようにも見える箱。
アド君の目の前で蓋を開いて、その中身を見せる。
「これ、な~んだ?」
ぼんやりとした表情のまま、ゆるく首を振るアド君に笑みだけを返して、細長い卵形の道具を握り『使う』と念じた。
ぬるりと粘液を纏い始めたそれを目の前に翳し、楽し気に伝える。
「これ、君の
そう。実は入手していたのですよ。男 性 用!をっ!
卵形の本体が女性用より少し大きいくらいで、見た目は殆ど同じ。
当たり前だけど、人が使うのを見るのは初めて。
前に起動させて動くところ見てみたけど、マジでヤバかった。
あんなモノがアド君の中に入るのだと考えただけで・・
もうお腹がきゅんきゅんしてきて堪りませんなぁ!
『さぁて。どんな風に乱れてくれるかな?』
期待と興奮で息が上がりそうになるのを意識して抑え、ぬるぬると粘液を滲ませるオモチャをアド君の入り口にぴたりと宛がう。
こちらに視線を向けるアド君の呼吸はふっ、ふっと早くなり、そのリズムに合わせて分身はぴくぴくと震えた。
入り口が、期待と緊張からかきゅうと窄まったので、気の抜けた声でもって話し掛ける。
「は~い。力まないで力を抜いて~?」
負担を軽くする為、リラックスさせようと内腿を優しく指先で撫でた。
慣らす為に先端をぬちぬちっと出し入れするうち、分身はビキビキと音がしそうな程に固くなってだらだらと先走りを追加する。
そうして半分くらいまでスムーズに入るようになったところで、アド君の呼吸に合わせて一気に押し込んだ。
ずるんっと全体が入り込んで、アド君は「お゛っ!」と野太い声を上げる。
白い喉を反らし、舌を出してぶるぶると痙攣するように震えた。
その耳元に唇を寄せ、汗ばむ肌にちゅっと軽くキスをして伝える。
「安心安全な道具だそうだから・・好きなだけ乱れて、ね?」
言葉が終わると同時に、ひゅっと息を呑む音がした。
上体を起こして顔を見やれば、辛さの中に歓喜を滲ませていて・・
その苦悶にも似た表情に、ぞくぞくっとした快感が背中を駆け上がる。
火照り赤く色づいた肌に、薄く滲む汗。
寄せられた眉根、刻まれた眉間の皺。
欲情に濁り、視線が合わない瞳。
戦慄く薄い唇から、「ひぅっ」と小さな喘ぎが零れた。
「ふふ。素敵。いい顔・・」
つ、と。
胸筋の縁を指先でなぞれば、「あっ、あっ」と囀るような声で鳴いた。
「声、可愛い。でも・・」
ぎゅっと胸の先端に爪を立てて食い込ませ、「いぎぃっ!」と濁った悲鳴を上げさせ、続く言葉を口にする。
「汚い声も、好き」
ぴんと尖った胸先を、ぎり、ぐりと指先で摘まみ弄ぶ度、抑えきれない喘ぎが溢れ零れた。
「あ゛っ!あぐっ!う゛んっ、ん゛~~~っ!!」
与えた刺激に歪む顔をじっくりと眺めながら胸を弄り続けていると、唐突にぐんっと腰が跳ね上がる。
そのまま海老反りになったアド君は、大きく口を開いて悲鳴を喉奥に閉じ込めた。
突き出した腰の先で、血管を浮き上がらせた分身がびくんびくんと跳ねている。
しかし根本を締め付けられている所為で解放は得られず、やがて限界を迎えた身体はどさりとベッドに着地した。
行き場を無くした身体は快感を持て余し、もどかしそうに腰をくねらせている。
「はっ、くうっ。んんん゛っ!くふぅ、ん」
「うんうん。ぴっぴゅ出来なくて苦しいねぇ・・きついねぇ・・でも大丈夫」
そこで言葉を切り、顔を掴んでこちらに向かせた。
薄っすらと開いた瞼の奥をひたと見つめながら、尖らせた舌で唇を割りぬるりと侵入する。
「ん゛ん゛っ?!」
がくがくと揺れる頭を押さえ付け、無理矢理暴く様に口内を蹂躙した。
上顎を内側から擽るようになぞり、逃げる舌に舌を絡めて表面のざらざらした所を擦り合わせる。
段を数えるようにゆっくりと歯列をなぞり、唇と歯肉の間を嘗め回し・・
また上顎の天井をぞりぞりと撫で、そのまま届く限界まで深く深く掻き回した。
最後に短い舌を吸い上げて音を立てて唇を離すと、がくがくと痙攣したアド君は口内に溢れた唾液をこくりと飲み込んで、喘ぐように酸素を求める。
「はあ゛っ、あ゛はっ、かふっ、はっ・・あ゛あ゛っ?!」
震えの治まる様子の無い身体の側面をつつとなぞりながら、途切れていた続きを口にした。
「・・出せなくても、中だけでイけるようになるから・・ね?」
僅かに遅れて言葉の意味を理解したらしく、ぎゅっと身体に力が入ってぴたりと震えが止まる。
しかし次の瞬間。びくんっと身体が跳ねると同時に、引き潰された声が続け様に飛び出した。
「お゛っ?!おぐっ!おほっ!お゛っ!!」
どうやら、先程入れたオモチャは
本格的に動き出したようで、アド君は内側からの刺激に激しく身悶える。
「あ゛ぎっ!きひぃっ!お゛っ!お゛っ!お゛~~~っ!!」
かくっかくっと腰が振られ、一拍遅れて揺れた分身が臍の近くをぺちんぺちんと叩く。
『わぁ可愛い・・』
間の抜けた音とは裏腹に、打ち付ける度に先端から体液が零れ飛んで、アド君のおへそ周りをてらてらと濡らした。
筋肉質な体の所為で分かりづらいが、その濡れた腹筋はよくよく見れば内側から押されてぐにぐにと動いている。
「へぇ、凄いねぇ・・ここ、こんなにされて・・気持ちいい?」
手の平を腹筋に押し当てて、ぐっと軽く圧を掛けた。
と、アド君は目を見開いて獣のように喘ぐ。
「がっ?!あ゛あ゛っ!ぎぃっ!あ゛ひっ!い゛い゛い゛っ!」
理性や羞恥といった感情が消し飛んで、快感に翻弄されるアド君を見ていると、胎の奥から湧き上がる興奮が増すと同時に、愛しさが込み上げて来て胸がきゅぅと苦しくなった。
ぐっ、ぐっ、と右手でお腹を押しながら、左手で頭を撫で、乱れた髪をさらさらと梳く。
「いいねぇ。素敵。今の君、とっても可愛い。最高に、可愛い」
「あ゛あ゛っ!お゛っ!お゛ぐっ!な、かっ!!」
「うんうん。中が凄い奥までぐちゅぐちゅだねぇ」
飛び跳ねる言葉は聞き取りづらいが、何となく伝わる意図を組み取って答えた。
会話らしいものが成り立った事で、僅かな理性を取り戻したアド君は必死に訴える。
「も゛っ、やめっ!とめ゛へっ!こえ、とめへぇっ、あ、い゛い゛い゛っ!」
「え~?やめちゃうの?こんなに気持ちよさそうなのに」
「む゛り!も゛、きもち、いのっ!む゛り゛ぃぃっ!」
繋がれた手首が何度も引かれ、拘束具がぎちっぎちっと悲鳴のような音を奏でた。
零れる涙と鼻水で顔を濡らしたアド君は、お腹をぐにょぐにょと波打たせながら快感の逃げ場を求めて、只管に腰を振る。
「ん~。どうしようかな~?」
なで、なでと。優しく頭を撫で、汗で湿った髪を
焦らし、態とゆっくり話す私に。アド君は、必死の形相で懇願を口にするのだった。
最後までお読みいただきありがとうございました。
次回の更新は月曜日の予定です。