※この作品はR-18です。

鏡の国の変態王子様 ~アラサーオタクな私の鏡。繋がった先は異世界でした~   作:もすもす。

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お待たせしました。
こちらは二話同時投稿の一話目です。


【85】親友と一緒にお出掛けだいっ♪

 

はいっ!

そんな訳で翌日の夕方でございますっ!

 

大変有難い事に、親友は午後から仕事をお休みして車を出してくれました・・

 

マジすまぬ。

そんで本当にありがとう。ありがとうっ!!めっちゃ助かりましたっ!

 

結構な量の荷物を2人で運び、やっとこさ軽ワゴンに積み込んだら途中休憩を挟みつつ夕方に帰宅。

 

一旦荷物を全部降ろし、マンションのロビーに置かせてもらって(ちゃんと管理人さんに許可もらったよ!)交代で見張りながら台車を使って部屋まで運びました!

 

この台車、イベント用に置いてたヤツで、引っ越しの時にも捨てずに保管していた物です!

いや~。イベント以外で使う機会があるとはねぇ。

大荷物だったけど、お陰で何とかなりましたとさ。

 

・・ま。運動不足の体は若干悲鳴を上げてますがね・・

つい「アレもコレも」って、リストに無い物も沢山買いましたもので・・

 

ホームセンターとか久々過ぎて、テンション爆上がりしちまったんだなぁ~・・

んで、はしゃいだ結果がコレです。てへり。

 

搬入後は親友と入れ替わりでシャワーを浴び、汗を流してすっきりした所で緋翠たんを召喚!

手間賃とは別のお礼としてスーパーもふもふパーリータイムを開催っ!

ホムセンで買った大型犬用のブラシで真っ白な毛を梳かしまくりましたとも!

 

その時気付いたけど、緋翠たんの毛は抜け毛としては存在出来ないらしい事が判明。

なんか梳いてると、ブラシについた毛がふぃって消えてくんだよね・・

 

ナ・ニ・ソ・レ・便利っ!

 

いやいや凄いね?!

確かに「食事の世話も無くて楽~」みたいな事言ったけど、抜け落ちる毛の始末もいらんのかいっ!

 

毛が散るペットと暮らしている世界中の皆々様・・スマンな!こんな楽して!

わっはっはっ!羨ましかろう?!

 

いや、正直抜け毛の掃除は大変だと思ってたんで、マジ助かります!

緋翠たんマジでネ申!

 

そんな感じで親友と2人、至高の毛並みをじっくり堪能させてもらいました。

メロメロになりながら思う存分愛でたら、断腸の思いでお狐様を解放。

 

役目に戻るため空中を走り去っていく優美な尻尾が視界から消えるまで、手を振り見送りましたさ・・

 

あぁ・・愛しのもふもふが行っちゃった・・

 

昨夜も抱き枕にしたけど、どれだけ愛でても足りるという事がないモフ欲。

存在理由でもある役目で忙しいお狐様を、こちらの都合で振り回すのはダメだとは分かっている・・

分かっているのだけど、だけどっ!

あの至高の毛並みを撫でたい欲に逆らうのは困難を極めるのです・・

 

だって無理だってばよ!

 

もうね。

毛の色から太さから手触りから・・何から何まで理想過ぎて・・

あ、想像したら早くも禁断症状が・・

 

くっ!緋翠たんのお仕事の邪魔したらダメっ!!

就寝するときにまた呼んで良いって許可もらってるんだから、我慢だ私っ!

 

「緋翠たんをずっと愛でられないのマジ辛たん・・」

「激しく同意・・マジそれな・・」

 

ふぅ。と親友と同時にため息を吐いたら、どちらからともなく買ってきた荷物の整頓を始めた。

 

キャンプ道具、食料品、その他・・

と、軽く分類分けして、渡すときに説明しやすいように整理したらちょっと早いけど夕食に取り掛かる。

 

今日は動いた後のご飯だからと、テイクアウトのオードブルにしてみた。

調理法も味付けも違う肉料理が四種も入っている、ちょっと豪華なやつだ。

あとこれにコンビニで買ったおにぎりを付けて、デザートにはダッ〇様を準備している。

 

取り皿と箸を出して、コップに麦茶を入れたらそれだけで食卓の完成だ。

 

「「いただきます!!」」と2人で手を合わせて、早速お肉を頬張る。

 

「ん~っ!おいひぃ!ローストビーフ旨~」

 

くうっ!肉体労働の後の肉は最高だぁ!

 

「んっ!?アコ!こっちのチキン南蛮も美味しいよ?!タルタルソースかかってるとこ激旨!」

「マジで?!・・ほんほにふま~い!!」

「でっしょ?最高の夕食だねっ!欲を言えばビールが欲しいとこだけど・・」

 

かなり残念そうにしている親友に、口の中を空にして「こらこら」と注意する。

 

「気持ちは分かるけど、今日はダメだよ?夜にアド君たちと会うんだし」

「もちろん分かってるよ・・今日はお気に入りの服を持ってきてるし、メイクも大人しめで柔らかい印象にするんだ~。ガワを整えるのにお酒で失敗したくないからね。自重します」

 

そう言って、パクリとおにぎりを齧る親友に「なら宜しい」と頷いて、麦茶の入ったコップを口に運んだ。

 

「てかさ、アコは服とかいつもはどうしてんの?」

「ん?特には?なんかあっちのマナー的に脚見せるのアウトらしいから、そこに気を付けてるくらい、かな?」

「・・まさか・・いつもの部屋着で会ったりとか、してないよね?」

 

親友が恐る恐るといった感じで訊いてきたけど、特に気にする事なく「してるけど?」とケロリとして返す。

 

「ちょっ?!アコの部屋着って、てろってろに伸びた変なTシャツとか、高校のジャージとかじゃないっ!」

 

「それは乙女としてどうなのっ?!」と荒ぶる友人に「いや、だってさぁ・・」と理由を語った。

 

「実は初遭遇の時、ちょい修羅場ってたのよね・・二徹目で二日もお風呂に入ってなくて、その上脱稿ハイも入ってたし、とても見せられる格好じゃなかったんよ。初見でそんな姿晒したもんだから今更感がちょっと・・」

 

三十路のキモオタぽちゃがボロボロの姿見せた後で気合入れて可愛くするのって、普通に見苦しくない?

私は自分が大した見た目してない自覚あるし、オシャレもあんまり得意じゃないんだよね。

外に出る時はTPОを弁えて、他人様を不快にしない程度の格好はしますけど。

 

遠くを見るようにして麦茶を飲んでいると、私の話を静かに聞いていた親友がテーブル越しにガっ!と両肩を掴んできた。

 

「アコ」

「・・・・はい」

 

え?何?!何?!

親友がガチ睨みしてきてマジ怖いんですけど?!

私何かした?!

 

「今から服を買いに行こう」

「え?今から・・デスカ?」

「約束の時間までまだ2、3時間くらいあるでしょ?幸い車もある事だし、チャッと行ってパッと買ってサっと帰るよ!!」

 

思わず片言で訊き返した私の言葉に、親友は当たり前のように決定した行動予定を告げる。

 

むむぅ・・経験上、こうなった時の親友には逆らわない方が吉。

仕方ない。このまま流されるとしますか!

 

「了解しました兵長!」

「よしっ!そうと決まればすぐに出るよっ!」

「ラジャー!おにぎりは持って行っても良いでありますか?!」

「許可するっ!テーブルは私が片付ける!貴様は直ぐに着替えてこい!」

「了解であります兵長!」

 

てな感じでオタク丸出しなノリでふざけつつ、外に出る準備をして10分もしない内に軽ワゴンに乗車。

 

服にお金を掛けるのがあまり好きじゃない私に合わせて、親友が向かったのはお勧めの古着屋さん。

 

自分じゃ何が似合うとか全然分かんないから、親友に全部見立てて貰ったけど・・

 

アキさんや・・ちょっとカゴに入れ過ぎじゃありませんかね?

 

あ、そんなスカート穿かないから。代わりにズボンを増やして・・

いやいや、アクセサリーは要らなくね?

 

え、はい・・ハイ。ソウデスネ。ゴメンナサイ。カイマス。

 

靴も?いやゴメン。マジでゴメン。

物理的に収納スペース無いので!

そんな、パンプスだけで2つも3つも持ってこられても無理ですっ!

買えても一足だけですっ!

後、踵の低いヤツでお願いしますっ!

 

何?身長ちっさめだから高いの履け?脚も細く見える?・・

 

うっさいっ!小さい言うなや!

 

大体、今回は室内でしか使う予定ない・・

あ、そだ。Tシャツ何着か買お。

 

えぇ~・・これ駄目?

いや、「ぽっちゃり、ぽんこつ」って自虐ネタ。面白くね?

もしくはこっちの和風テイストなトライバル柄の・・いいじゃん別に中二でも。部屋着だし。

 

自分が欲しい服を「新しい部屋着に」と主張したけど、結局一枚しか買うの許されなんだ・・

 

解せぬ。

 

 

 

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