FGOエロ小説まとめ 作:お一
革の手枷がぴっちりと手首を締めていて、その手枷を鎖で繋いでいるから逃げようがない。
頭上に壁と壁を通した金属のポールに絡みついた鎖は完全に腕を吊り上げていて、身動ぎしても無駄に体が揺れるばかりでどうしようもない。
「は、あ・・・・・・」
熱っぽい吐息を漏らしながら、ぶるりと時折身を震わせる立香は、慈悲を乞うように視線を送った。
「ふふ・・・・・・」
椅子に腰かけ、脚を組んで頬杖をついたスカサハが、愉快そうに目を細めている。
「し、ししょう・・・・・・」
「そんな声を出すな。儂の股がキュっとなる」
組んだ脚を戻し、踵をつけて立ち上がる。
ぱっと、立香の顔が明るくなる。
「お主はとことん表情に出るのだな。まったく、愛い」
つつ、と指先が立香の体を撫でる。
裸身に香油をたっぷりと塗り広げられた体は、昼の陽にてらてらと光って、十代の瑞々しい肌を彩っている。香油を塗りたくる際に撫でまわしたスカサハの指が、触れるか触れないか、絶妙な距離で上下する。
「あ・・・・・・!」
体の疼きと、くすぐったさと紙一重の快感に甘い吐息が漏れる。
「だから・・・・・・まったく、悪い弟子だ。師を誘惑しようなどと、不埒な」
ちゅ、と唇を一瞬だけ吸った。
「どこがいい? 愛らしいお主に免じて、望んだところを撫でてやるぞ?」
スカサハが背後に回る。
両手が脇腹を這い、耳に唇をつけて、
「さ、言うのだ・・・・・・さっき全身を触った時、どこが一番よかったのだ・・・・・・? 乳首か? うなじか? 尻か? 玉か? それとも・・・・・・」
スカサハの右手が降りていく。
「チンポ、か・・・・・・?」
ぞくぞく、と背中を駆けのぼる妖しい快感。
スカサハの、低音だが澄んだ声。武人でありながらそこいらの歌姫が裸足で逃げ出す美声で、そんな単語を囁かれて立香は思わず身を震わせた。
「なんだ、触られるよりも囁かれる方が好みなのか・・・・・・? スキモノめ。ではたっぷり言ってやろう」
意地わるそうに、しかし心底愉快そうにスカサハは笑って、
「チンポ。お主の未熟な、先っぽの真っ赤なチンポ・・・・・・儂に触って欲しいのか・・・・・・?」
とっくに完全勃起している肉棒が、スカサハの指先でビクンと跳ねた。
「指で輪っかを作って、先っぽだけをちゅこちゅこ扱いてやろうか? それとも、この重くなった玉をフェザータッチで死ぬほど焦らしながら撫でてやろうか?」
くるくる、と立香の股間でスカサハの指が淫らに動く。
「金玉袋の中でグツグツ煮えた青臭いザーメンを、ポツリポツリと漏らすような、じれったい快感でイかせてやろうか・・・・・・?」
背筋に走る快感をどうしようもない。
ただ囁かれるだけなのに、魂が抜けてしまいそうな快感だった。
その反応がスカサハを満足させ、ひどく昂奮させるのか、立香と同じように背を震わせながら更に囁く。
「ねだれ。可愛い弟子の頼みだ、なんでも聞いてやるぞ? お主は、儂になにをして欲しい?」
「触って・・・・・・どこでも、師匠に撫でてもらえたら、どこだっていいから・・・・・・触って、ください・・・・・・!」
若い男子には気恥ずかしいだろうに、耐えかねて搾り出す。その様子に、打たれたように身を震わせてスカサハは指を胸に這わせた。
「・・・・・・よい子だ、だが悪い子だな。師にこんな思いをさせるとは」
あむ、と耳を甘噛みして、
「あまり可愛らしいことを言うとぶち犯すぞ。他の女など眼中になくなるくらい、それこそトラウマになるほど激しく」
乳輪を指先でなぞり、固くなった乳首をキュっと摘まみ、
「儂のなかは、それはすごいぞ・・・・・・? お主のような若僧、十秒と耐えられはせん」
あ、と声を漏らす立香の顎を撫で、
「射精ごときで許してなどやらん。お主自身も知らぬところでたっぷり気持ち良くして、挿れたまま、また犯してやる」
立香を背後から抱きすくめる。
黒い礼装に香油がべっとりとまとわりつき、柔らかい乳房が立香の背中で潰れた。
「む・・・・・・? 想像したのか、儂の膣を。悪い子め、その百倍気持ちいいと思え」
ヒクヒクと跳ねまわる立香の肉棒に手を伸ばす。
「なにも慌てることはない。こんなに愛らしいお主がねだっているのに、お預けなどするものか。いずれたっぷり儂のマンコを使わせてやる」
スカサハの唇から紡がれる、あまりにも露骨で卑猥な言葉に、またも背筋を快感が駆け抜ける。
「ふふ、初めては意地悪をせぬからな。お主が濡らしてくれたら・・・・・・いや、悶えているお主を見ているだけでもう滴るほど濡れてはいるが、どうせならお主の指と、その舌でほぐしてもらいたいからな。
女の具合を確かめながらほぐすのは快いぞ。お主がそうしてくれたら、好きな体位で好きなようにさせてやろう。
どんなのが好みだ?」
カリ首に、スカサハの指が輪を作って絡みつく。
「正常位で腰を叩きつけて犯すのがいいか?」
一往復、素早く亀頭を扱く。
「座位で胸に抱かれながらへこへこチンポをマンコで扱くのが好みか?」
もう片方の手がキュっとせり上がった陰嚢を優しく包む。
「後背位で儂の尻を叩きながらしたいか?」
舌を伸ばして、耳全体をねっとりと舐めまわす。
「全て思いのまま・・・・・・お主は儂の男だからな、なんでも叶えてやるぞ?」
立香の全身がぞわぞわと震え、頭の中で白い光が明滅した瞬間、
「おっと」
スカサハの手が離れた。
「あ・・・・・・あ・・・・・・!」
最高の瞬間に備えて強張らせた全身が、思わぬ肩透かしに虚しく震え、カウパーだけが床に滴り落ちた。
「今日のテーマは寸止めだ。お主がどんなに哀願しようとも絶対にイかせん。自分も知らないところの快感を掘り起こされようとも、だ」
無慈悲な言葉に心が折れそうになる。
射精をお預けされて、泣きそうな顔になった立香に声を落として、
「男の子だろう? 女にお預けをされたくらいでそんな顔をするものではない」
これまでの淫靡な女の手つきではなく、優しい母か姉のように頬を撫でる。
「想像しろ。足りない刺激は昂ぶりで満たせ。儂の手など借りずとも自分だけで射精してみせると、それくらいの気概を持て」
「そん、な・・・・・・こと・・・・・・」
寸止めが余程堪えたのか、涙声だった。スカサハはため息を吐いて、
「儂のマンコ、想像してみるのだ」
どくん、と心臓が跳ねた。
「入り口はザラザラ。お主のチンポの先っぽを、悶えるくらいくすぐるのだぞ。奥は狭くなって、このカリ首にぴったりだ。柔らかい襞がミッチリと絡みついて・・・・・・ふふ、足らんよな、こんな想像だけでは」
と、手が一瞬引っ込んで、下の方でヌチュリ、となにやら音が立ち、
「そら、とくと見よ」
中指と人差し指を立香の目の前に晒して、その二本の指に絡みつく粘液が照り光る。
「見たか、儂の」
耳たぶを甘噛みしながら、
「ラヴ、ジュース・・・・・・マンコ汁・・・・・・お主を思ってこうなったのだぞ?」
指を前後に互い違いに動かして、指の間で糸を引くその粘液をたっぷりと見せつける。
目の前が赤くなった気がした。射精した時のような閃光が脳内で走り、肉棒がヒクヒクと上下に蠢く。
「ふはは、さすがに足りんか」
ぴ、とまとわりついた愛液を指を振って払う。
「ああ・・・・・・」
名残り惜しさに思わず声を漏らした立香に苦笑して、
「マン汁なぞでそんな声を出すな。後で舐めるなり嗅ぐなり遊ぶなり、好きにさせてやろう。そんなことで心を乱すものではない」
ぐずる子をあやすように、優しく頬にキスをした。
「自覚せよ、立香。儂はお主が尻の穴を舐めてくれとおねだりすれば、喜んでそこでイかせてやる女だぞ。自分の女にするというのはそういうことなのだ。軽い言葉だと思ってくれるな。これはお主の女としての願いだ」
立香はぞわぞわと身を震わせた。
なんと形容すれば表せるだろう。どう伝えればスカサハにこの思いを判ってもらえるのだろう。
死を司る影の国を統べ、神をも殺し、数多の英雄を育てたスカサハに、自分の口から情婦なのだと断言される優越感。手が縛られてなければ抱き締めて、全身にキスの雨を降らしたい気分だった。
が、現実は主導権を握られて、キスどころか熱くなった肉棒を自分の手で慰めることさえ叶わない。
救いなのは、同じような思いがスカサハにもあるということだろう。自らの囁きによって、情を通じた男が感動に身を震わせる光景はひどく心が満たされる。
この情感のままに優しく熱く抱擁し、自分の中に迎え入れて思う存分に射精させてやれば、その時の立香の顔を見られたなら、どれだけの思いがこの胸に満ちるのか想像もつかない。
(耐えねばな、私も他人事ではない)
キュン、と股間が疼くのはスカサハも同じだ。惚れた男が自分にだけこんな無様を晒していると思えば、粘っこい愛液が滴って当たり前。それを堪えるのは、ありったけの自制心を総動員しなくてはならない。つらいところだ。
「さ、輪っかで先っぽをくちゅくちゅ扱かれるのはつらいようだから、こっちを優しく愛してやろう」
スカサハの両手の指が降りていく。根元を通って、陰毛を掻き分け、皺深い陰嚢を包み込む。
射精に備えて持ち上がった陰嚢は外気に晒されて冷たい。それを包み込むあたたかな手の感触。スカサハの細くしなやかな指がさわさわとまさぐって、背筋を妖しい快感が駆け抜ける。
「知っているか? 男はここだけでもイケるのだそうだ。今度試してみような?」
ああ、今度。
その言葉の甘美さに思わず身を捩る。スカサハとの遊びは一時のものではない。互いが望めばいつでもどこででも、こうして肉の悦びを分かち合える。
「ふふ、遠慮をするものではない。お主の望むように、儂の体を使うがいい」
どこをどうしても良いぞ、と誘うのだ。
とはいえ、遊び慣れたスカサハと違って小僧の立香に思いつく行為はバリエーションにも乏しい。せいぜい胸を、スカサハの乳房を撫でまわしたり舐めまわしたり、そんなところが関の山だ。
「無垢だな、お主は」
そんな立香を、可愛くて仕方がないというように撫でてくれる。その優しい手つきが、仕方ないなという微笑みが、堪らなく好きだった。
「キンタマの中で、こんなに塊になっていては出すのも難儀だろう。ほぐしてやるからな」
ムニュ、と少し力の入った手つきで陰嚢を愛撫する。
たっぷり焦らされた精液は、スカサハのイメージは豆腐のような半固形の塊なのだろう。搾り口のような尿道や鈴口を通るのに塊では、とこのダルダルの皮を越して揉み解そうとしているらしい。
「ふ、く・・・・・・んう・・・・・・!」
どれほど男を手玉に取ろうとも、異性の体のことを完全に理解するのは難しい。スカサハの考えは可愛らしいものだったが、陰嚢と睾丸を手で弄ばれる感覚はなかなか慣れない。
なにしろここで快感を得た経験よりも苦痛を覚えたことの方が圧倒的に多い。大切で脆い器官だから、他人の手に委ねるのは抵抗がある。
「あ、あ、あ・・・・・・!」
反面、だからこそ危うい、薄氷を踏むような快さがある。
ほんの少し力加減を、角度を間違えるだけで冷や汗が滲むほどの苦痛を背中合わせに、じんわりと広がっていく感覚。それを、情婦の手に委ねてしまえる優越感。また別種の昂奮が背筋をゾクゾクと駆け上がる。
「可愛いな、お主は。もっとしてやりたくなる」
ちゅ、と頬に口づけながら、スカサハは宝物を撫でるような手つきで睾丸を愛撫する。
不思議なもので、ここの快感が肉棒の快感と連結するのは経験と訓練が要る。下腹部に熱く広がっていく快さとは裏腹に、鈴口からカウパーまで漏らしていた肉棒が少し萎えてきた。
「おや、へそを曲げてしまったのか? ふふふ、許せ。またたっぷり可愛がってやるのでな」
クニクニ、と伸びる皮を弄び、そのぶ厚い皮を越して睾丸を転がしながら笑った。
「しかし、思いのほか冷たいのだな。チンポはあんなに熱かったというのに、男の体の不思議さは女のそれにも劣らぬな」
精子を保存、活動させるために冷却を必要とする器官だから、そんな感想になるのだろう。知識としてはスカサハも知っている。
大切な立香の精子を、自分の手の温度で殺さないように、名残り惜しそうに手を離した。
「ふ、む、ここはお互い我慢だぞ、立香」
挿入はなしだと事前に説明されている。今日は寸止めとその果ての射精が目標である。
射精とは受けた刺激が限界に達して、文字通り精液を射出する機能のことだが、じっくり緩い刺激でそこに達したらどうなるか、どれほど気持ち良いのか、それを求めるのが今回の趣向。
射出するのではなく漏れるような。閃光の瞬くような絶頂ではなく永遠に浸るような。
そのためにはお互いの昂奮を堪えねばならない。立香は無論だが、こうして責めているだけで太ももに滴るほど濡らしてしまっているスカサハも、立香以上の我慢を求められる。
「しかしまあ、このくらいは・・・・・・なあ、構わぬよな?」
前に回る。ちゅ、と軽く立香の唇を吸い、そのまま下へ向かう。
「ちゅ・・・・・・ちゅ、ちゅ・・・・・・んべ、え・・・・・・」
顎と首にたっぷりキスをすると、舌を伸ばして胸元を舐る。
香油をまとった立香の体に、スカサハの唾液が上塗りされていく。ヌメりもテカりも香油と変わらないはずなのに、媚薬でも塗られたようにそこだけが、スカサハの舌が這った場所だけが熱く疼いた。
「可愛いヘソだ。嬰児の頃はここから母に育ててもらったのだ、覚えがあるか?」
あるはずがない。そんなことより、早くもっと下へ、と身を捩って催促する。
そんな若々しい反応が嬉しいのか、スカサハは焦らすことも忘れて素直に下腹部へ舌を這わせた。
「先っぽだけ・・・・・・そう、先っぽを舐めるくらいならセーフよな? そうだろう、立香よ」
熱い吐息が、固さを取り戻し始めた先端に掛かる。
舌が伸びる。
赤く、肉が厚い、そのくせうねうねとなめらかに動く舌の先端が、触れるか触れないかの位置で蠢く。
「く・・・・・・!」
思わず腰をくっと突き出して、その舌先に先端を当てようと試みる。ここまで昂奮しておきながら、まだ自制の効くスカサハはさすがである。立香の動きを察してフイと舌が避ける。
「ん、ふあ・・・・・・はは・・・・・・!」
へこへこと情けない姿を見るのは気分が良い。自分の握っている主導権を思い出して、スカサハ一瞬だけ余裕そうに笑ってみせたのだが、
「・・・・・・」
と、思わず舌を引っ込めるほどまじまじと、目の前で揺れる肉棒を見た。
「・・・・・・っ!」
快感を求めて揺れるそのいじらしさに、愛らしさに胸を打たれて、スカサハは焦れたように舐り上げた。
裏側を、舌の腹で持ち上げるようにして先端に向けて、べろりと。
「んく・・・・・・!」
立香の腰が震える。
その快感が広がるよりも早く、スカサハは先端にぺったりと舌を当てて、うねうねと回すように舐めていく。
「れ・・・・・・レロレロ・・・・・・れ、べ・・・・・・」
プロペラのように右回りで、舌の表面も横のつるりとした肉の厚い部分も、裏側さえも使って先端だけを嬲る。
「んひ・・・・・・! ひ、ひいん・・・・・・!」
残酷なことに、男は先端だけではどれほど快くなろうと達することが出来ない。
亀頭のつるりとした表面からカリ首に至る出っ張り、筋の張った裏側まで舐り上げられても、限界は超えられない。頭の中で炸裂する快感に悲鳴を漏らし、目尻に涙を溜めても、スカサハが許さない限り辿り着くことはない。
「レロレロレロ・・・・・・!」
舌の動きに間断がないのは、単に立香を責めたいからではない。
目尻をうっとりと下げ、せり上がった頬を朱に染めて、熱い吐息と共に舌を絡めるスカサハもまた、昂りを隠せない。
どころか、やり場のないその昂奮のあまりスーツを押し上げる自らの乳首を摘まんで、
「く、くく・・・・・・!」
と、腰から背中までを震わせる。
スカサハ自身の欲求は、今すぐに縄を解いてこの乳首で立香を遊ばせることを求めていた。いやいや、そんな程度では到底満たされまい。ここまで昂っているのだから、お返しに立香の舌で熱くなった秘部をじっくり舐めさせて、唇を吸い付かせて、
「く・・・・・・! んっく・・・・・・う、ぃ・・・・・・!」
知らず、もう片方の手が熱く充血した花びらに伸びていた。
想像だけでこうである。指先に火傷しそうな熱と、まとわりつく粘っこい液体の感触がある。スーツを越して感じるそれらが、そのままスカサハの欲求なのだが、必死になって押し殺している。
ここで咥え込めたなら・・・・・・妄想をしながら、熱くなった肉棒を舌先で弄ぶ。
「あ・・・・・・! ししょう・・・・・・!」
切なく訴えるたびに、スカサハの乳首が硬く敏感になる。
「耐えよ、軟弱者・・・・・・!」
叱咤してみても、足位置を変えるだけでクチュリと水音の立つ秘部を誤魔化しようもない。
「んううう・・・・・・!」
つま先立ちで、背中を反って腰を突きだし、快感を渇望しながら命令通りに耐える。
香油と混ざった汗が滴っていく。泣きそうな顔で、それでも唇を噛んで耐える表情を、つい見上げてしまったのが終わりの始まりだった。
「・・・・・・っ!」
胸の奥が熱い。痛みさえ覚えるほど疼く。
(・・・・・・もう、いい)
なにもかも。
己の肉の疼きでさえ、この胸の熱さに比べれば些末。もう膣で咥え込みたいとも思わない。そんなまどろこっしいことより、この愛らしい弟子に射精という褒美をくれてやりたい。
「立香・・・・・・」
立ち上がり、抱き締めてやる。
無防備な腋と腋を、腕を回して抱いて、立香の乳首に吸い付く。
左手を伸ばして、肉棒の根元へ添えた。
「ちゅむ・・・・・・!」
スカサハの乳首がこれほど疼くのだ。焦らされた立香はそれ以上だろう。
お互いに我慢を超えてきた。ならば止めの瞬間は、上だろうが下だろうが最大限に感じさせてやりたい。
「あ、ああ・・・・・・!」
槍を扱くように、根元から先端をゆっくりと一往復して、指の輪っかで先端を閉じ込める。
立香の一番好きな速さ、強さ、角度で先端を扱き始める。
「あ、あ、あ・・・・・・!」
登ってくる。熱い感触が。
ちゅこちゅこ、と粘液の擦れる意外に間抜けな音が響き、
「むちゅ、う・・・・・・!」
それに負けぬようにとスカサハの唇から乳首を吸う音が漏れる。
「が、は・・・・・・!」
頭の中で光が明滅する。
なんとなく浮かんだのが、腰や尻の力を抜くべきだろうかという疑問だった。
「はは・・・・・・!」
立香には感覚が乏しい。体中を貫いた快感に、それ以外の感覚が上塗りされていて、尿道や鈴口を熱い粘液が駆け抜ける放出感だけがあった。
自らの手で愛人を射精に導いたスカサハには、その光景が壮観の一言に余りある。
愛らしいピンク色の先端から迸る精液。高さで言えば立香の胸、いや首までも届いていたかもしれない。放物線を描いて放たれた精液が三度の逞しい放出で床に落ちる。
べしゃ、と音が聞こえるような光景だった。白い蛇がいくつも重なっているような、床に描かれた奇妙な模様に心が躍った。
(これを、儂の子宮に・・・・・・!)
誓った。必ず受けてやる、と。
感動しながらも、スカサハは扱く手を緩めない。射精した瞬間から全ての指で肉棒を握り、尿道に残らないようしっかりと扱く。
金玉からせり上がった精液を一滴も残さず搾り出す。透明な粘液がスカサハの指に押し出されて、ポタポタと足元に垂れていく。
「ぐ、は・・・・・・」
全身を硬直させていた立香が、崩れ落ちるようにガクリと脱力する。
「おっと」
と、慌てて手刀を以て縄を切る。体重が一気に肩に掛かれば関節が危ない。立香を抱きとめて、ゆっくりと背中から降ろしてやる。
「は、あ・・・・・・」
意識はある。ただ放心状態である。
それは、導いてやった射精の満足度を示している。遊び疲れた子供にするように、スカサハは立香の頬を撫でてやった。
「よくやった」
なんと眩しく、優しい微笑みだろうか。
立香は力の入らない手でスカサハの両腕に縋りついて、
「ごめん・・・・・・漏れるような感じじゃなくて・・・・・・」
「ふふ、バカだな、お主は」
良いのだ、と額を撫でる。猫のように目を細める立香の愛おしさが止まらない。
「いちいち言葉にせずとも伝わっているだろう。あれで良いのだ。お互いまだ早かったな。もっとお互いの肉を味わい尽くしてからやるべき趣向だった。抱いたり抱かされたりするのに飽いてきたら、またやろうな、立香よ」
ちゅ、と唇をつけた。
そんな時が来るだろうか。今でも思うのに。
(スカサハと・・・・・・)
体を重ねられたら、と。
射精後の肉棒が、その時を思うだけでまた、ビクンと震えた。