背徳転生―エログロ世界に転生したけど、だらだら生きてます― 作:どくいも
――女魔戦士リーナは、このギルドでも指折りの戦士である。
赤い長髪に整った美貌。
小柄の体格に、業物の槍。
さらには、高貴な血をもとにしたあふれる魔力の才に、本来ならば門外不出の家伝退魔戦闘術まで習得しているともなれば、その強さはまさに折り紙付き。
近中距離の戦闘ならば、ギルド内でも5指に入る腕前であった。
もっとも、なぜそんな高貴な生まれを持つ彼女が、魑魅魍魎あふれる冒険者稼業なんてものを志したかといえば、それはひとえに、【愛】のためである。
本来ならば、高貴な生まれ故に彼女に自由恋愛など許されず、その血はより強い子を産むために使われ、その胎は家と国に捧げるべきなのだ。
『それでも、私はタウロのためなら……。
いや、この結婚を認めさせるためにも!
功績を上げることで、私達の愛を証明して見せるつもり!』
しかし、それでも彼女は修羅の道を選んだ。
貴族の血の掟という名の【道理】を無視するのならば、それを【力】で破るのが騎士のやり方だ。
彼女の愛すべき彼氏のため、武力と名声をもってこの難関を解決しようとした。
そして、彼女は騎士貴族という縛りを解き、一人の冒険者として愛すべき彼氏と共に冒険者ギルドへと下った。
その身に宿す武と魔で、魔の地へと潜っていた。
多くの魔物を倒し、数多くの武勲を上げた。
おそらく彼女がある程度小賢しく、妥協できる性格であれば、彼女の彼と合法的に結婚するという手段は法的には問題なく達成できたのであろう。
『はぁ!?私達がここまでできたのはタウロと一緒にいたからよ!
別にこれらは私一人の功績じゃない!』
『……!!タウロはお荷物なんかじゃない!
確かにタウロは、腕力も魔力もほとんどないけど……。
直接戦うだけが力じゃないのは、あなた達だってわかってるはずでしょう?』
『……わかった!そこまで言うなら証明してやろうじゃない!
タウロも強きものだってことを!
私とタウロ、二人だけでも十分にやれるってことを!』
……しかし、そんな彼女だからこそ、そんな見え透いた罠にかかってしまった。
『ごめん、エルキ達には悪いけど、今回の依頼は、私とタウロの二人で挑戦させてほしいの。
大丈夫よ、この程度の依頼、私達二人の力でパパっと解決して見せるわ!』
実家からの圧力と口車により、いつもよりも少ない面子で、いつもよりも困難な任務に挑む。
そのような愚策を取ってしまったわけだ。
『今回は依頼達成を祈願して、式場の予約も取っちゃったのよ♪』
『安心して、これぐらい大したことないから。
……わかったわ、この依頼が終わった一杯奢るから、それでチャラ、いいでしょう?』
そうして、俺達は軽い気持ちで彼女らを見送ってしまったわけだ。
――この世界は時に残酷で、時に無常である。
そんな当たり前の事実をすっかり頭から抜け落としながら……。
★☆★
「へぇ、ずいぶんと可愛い下着じゃねぇか。
もしかして始めっからそのつもりだったのか?」
「……。」
そうして現在場所は、繁華街。
そこにある少し高価な連れ込み宿に、リーナと共に入っていた。
もちろんこのリーナは先ほどまで、彼氏の昇格祝い云々で惚気ていた彼女と同一人物であり、無論、俺の彼女ではない。
ましてや婚約者でもないし、将来を誓い合った仲でもない。
「まさか、タウロとの昇格祝いの準備すら誘うための口実だったとはなぁ。
ずいぶんと、罪深い貧乳がいたもんだ」
「……うるさい!」
リーナがきりっとした眼でこちらをにらめつけてくる。
平時なら、それなりに威圧感のある眼光のはずが、場所は連れ込み宿で、ブラを片手に、しかも涙目で赤面しながらでは、むしろ逆効果といえるだろう。
「なんだ、違うのか?
そもそも、今回はお前の方から誘ってきたんだろ」
「……今回は、あくまでこの【淫紋】を抑えるにつれてきただけよ。
勘違いしないでよね」
そう言いながらリーナは、彼女の丹田あたりを見せつけてくる。
そこにはハートに翼が生えたような、あるいは子宮を揶揄するような模様が描かれていた。
「今回『は』?今回『も』のまちがいだろ」
「……っ!」
彼女の背後に回りながら、その【淫紋】へと触れる。
すると雄に触られる歓喜からの震えが生じた。
「それに、本当に
「……やっ!」
「すっかり入れるだけでイケる耳穴に」
「んぅ♡」
「欲しがりな舌」
「ああっ♡」
「さらには、すっかり性器として開発され切ったケツマンコのほうはいいのか?」
「ああああぁぁぁぁぁぁぁ♡♡」
リーナの体を上から順番に触ると、それだけで彼女の体は跳ねる。
股下に指先を這わせると、くちゅりと音を立てる。
指先を確認すると、そこには一筋の粘液が糸を引いていた。
「……すっかり、準備万端だな。
前座はどうしたい?」
指に付いたその愛液を見せつけるように、彼女の眼もとへと持っていき尋ねる。
彼女の体は、その音と男の匂いに燃え上がり、腰を振り、汁を滴せ、男を誘う。
「……べつに、単なる呪いの反動よ。
いいから、さっさと入れないさいよ」
しかし、彼女の上の口だけは、そっけなく反応した。
例え、彼女の体がそうでないといっても、勝手に尻を押し付せ、足を絡ませようとも。
彼女の心だけは、愛しの彼への思いだけは、清楚な乙女であろうと取り繕っていた。
「……
――スパァァン!!
「んいいいぃぃぃぃ!!??♡♡」
しかし、それでも、無力であった。
彼女の白尻に向かって振るわれた張り手による一撃。
それだけで、彼女のちっぽけな尊厳は崩れてしまった。
「……誘ったのはそっちだろ?
入れてほしいなら、それなりの態度ってもんがるはずだろ」
彼女の髪がぐいと掴まれる。
男の荒々しい腕と力で、快楽で崩れ落ちた彼女の体を無理やり立たせられる。
「ひゃ、ひゃぃぃ♡♡ひゃいいぃぃ♡♡
ごめんなひゃい……♡♡」
たくまし過ぎる雄の力と本能的な恐れ、さらにはかつての調教結果により、彼女の心が恐怖で支配される。
その恐怖と共に、生存本能に過剰反応した子宮が燃え上がり、卵巣が排卵を始めた。
「お願いします、お願いします♡
どうかこの、哀れな肉燭台に、おチンポキャンドル様で、ボーボー私の子宮を燃やしてください♡」
彼女はへこへこと腰を振りながら、その蜜壺を男の股間へと擦り付ける。
股間を濡らし、男へと媚びるその姿に、恐怖に挑む力強い女戦士としての面影はない。
只一匹の負け雌犬として、無様な痴態を晒していた。
「……ふん、はじめっからそうしとけ。
この肉壺め……っと!」
「んいいいいぃぃぃぃぃ~~~~~♡♡」
そうして、心体共に完全降伏したその雌を貫く一本の肉杭。
愛しの彼とは比較にすらならない、本物のオスの一物が彼女をわからせた。
「おほぉぉぉぉ♡♡
ほおおおおぉぉぉぉ♡♡」
先ほどまでの凛とした表情が嘘のように、その表情が惨めに崩れる。
発情期の豚のような声を上げ、その口から涎がまき散らされた。
「だまれ、まな板オナホ。
叫ぶ暇があったら、下の口に集中しろ」
――ぱぁぁん!!
「んひぃぃぃぃぃぃ♡♡」
男の魔力入りの張り手を喰らい、女は痛がり、そして法悦する。
蜜壺は、まるで壊れた蛇口の様にだらだらと液を流し、男の肉槍を刺激し続ける。
「相変わらず、ここだけは一流だな。
槍なんかよりも、こっちの扱いの方が百倍上手いぞ?
今度からはパーティでも冒険者でなくて、性奴隷として扱うからな」
「ひゃい♡ひゃい♡、ひゃいいいい♡♡
ありがとうございまひゅぅぅぅぅ♡♡」
例えどれだけ侮辱されようとも、彼女はそれを喜んで受け入れる。
「おい、こっち向け」
「!!~~~~♡♡」
口に舌をねじ込まれれば、むしろ積極的に絡ませいく。
唾液を送られるたびに、膣が震え、子宮口が亀頭へと吸い付いていった。
愛しの彼なんて心が見ている儚い幻想ではなく、魂が求める真の主人の罰と寵愛に、体が完全に適応してしまった。
「おら、そろそろイくぞ。
わかったら準備しろ」
「……!!!♡♡」
その瞬間、彼女のへその裏が熱くなり、子宮が限界まで熱くなる。
卵管が歓喜で震え、卵巣が次々にぽこぽこと主人へと捧げる供物を準備した。
「ぐっ……!!」
「……~~~~~っ♥♥♥」
そうして、それは爆発した。
圧倒的な落雷のような衝撃と、燃焼よりもなお熱い熱感。
理性なんて、一瞬で吹き飛ばし、ただ自分が消えてしまうかのような感触が彼女を支配した。
――ぎゅ!
「…おおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉ♥♥♥」
しかし、それほどの衝撃を受けてもなお、体を離さず、自分を押さえつけ、服従させる圧倒的主人のオスの腕とそのパワー。
バラバラなることも、融けて消えることすらゆるさない。
熱すぎる男根とそれに吸い付き離さない彼女の膣が、彼女自身をだれの物であるかを如実に表していた。
「はぁ……はぁぁ……♥♥」
それゆえに彼女は、この時だけは存分に乱れるのだ。
例えどれだけ醜い行いでも、それがどれだけ自分の心と絆を壊そうとも。
今だけはどんなに壊れても、確実に押しとどめ、壊れることすら許してくれない【ご主人様】がすぐそばにいるからだ。
「……あ♥」
――あるいは、すでに彼女は壊れてしまっているかもしれないが。
――それすらも、彼女を止める理由にはならない。
「これで終わりとは思うなよ?
あと、5回は付き合ってもらうぞ。
今夜中に帰れると思うなよ」
「……はい♥」
こうして主人から彼女へのお仕置きは、当然数回だけで済むわけもなく。
腹がポッコリと膨れるまで、中に射精されてしまうのでした。
★☆★
翌日、早朝。
街内のとある中高住宅街の一軒家にて。
「……っと、ようやくついたか。
まったく、これじゃ本当に朝帰りみたいじゃないか」
そんな誰に向けるでもない、言い訳染みた独り言をつぶやく。
そうして、自分が眼に前にある扉をたたく前に、その扉は勝手に開かれた。
「……おはよう、エルキ」
そうして、その開かれた扉の先にいたのは、一人の線の細い男。
年齢は若く、童顔であり、イケメンというにはやや頼りなさが目立つ。
体は細く、弱弱しく見えるが、それでも最低限の筋肉がついている。
なによりも、その身に刻まれた無数の浅い傷跡は彼が戦士であることを表してた。
「おっす。タウロ。
お姫様をお届に参りました」
「うん、ありがとうエルキ。
何時もリーナに付き合ってもらって悪いね」
そう、その男こそがタウロ。
先ほどまで気絶させるまで抱いたリーナの婚約者兼思い人であり、かつての同じ冒険者パーティーを組んだメンバーの一員でもあった。
「それじゃぁ、いつも通りリーナをベッドに、装備もいつもの場所に。
お土産とかは預かっておく」
「おう。
今回のお土産は車犯竜の玉袋の肉だぞ。
是非食べろ」
「……嫌がらせ?」
「馬鹿野郎、竜種肉の精力剤だぞ?
喜んで喰え」
「僕だけじゃ悪いから、君も是非食べて行ってね?」
「……いや~、俺はちょっと今はとろとろ豚肉食べてきたばかりだからな~」
「ははは、クソみたいなジョークありがとう。
絶対に食べていけ」
そのような軽口を話しながら、こちらはリーナや彼女の装備の整理を。
タウロはそれ以外の準備をしつつ、作業を終わらせていく。
そうして、こちらがリーナの寝かせつけが終わり、リビングに行くと、そこには朝食の用意ができていた。
「おう、悪いな。
……うわっ、まじで車犯竜の肉がありやがる、いただきます」
「いただきます」
かくして自分は、リーナを抱いた後にその彼氏であるタウロの作った朝食を味わっていた。
前世を考えれば、倫理観が終わっている最低な光景であるが、残念ながらすでに双方慣れ切ってしまった光景でもあった。
「……で、結局銅三級昇格試験は、合格しそうなのか?
一応、三級試験はパーティでやれるからそこまで難しくないとは思うし、リーナもお前が合格する前提で動いているが」
「ごめん、正直今回は無理だと思うよ。
そもそも今回の試験が、パーティ内でも下見のつもりっていうのが大きいし。
リーナには、色々準備してもらって悪いけどね」
「……さよか」
タウロと俺で繰り広げられる、とりとめもない会話。
一見、気安い会話にも思えるが、それでもどこか距離感を探って会話している現実に息苦しさを感じた。
流石にこのままでは、せっかくの朝飯の魅力も半減なため、こちらからあの話題を切り出すことにした。
「とりあえず、今回も俺がリーナを抱いたからな。
すくなくとも、何もしなければ3月は大丈夫だ」
「……!」
「一応今回は昇格祝いの事も考えたからな。
強めに、封印しておいたから、まぁ、夜の生活も6回程度なら問題ないはずだ。
この後にでもすぐに抱いてやれ」
そうして俺は口を開き、今回の結果を伝える。
彼氏の前で彼女を抱いたということを、親友の大切な女性を汚したことを伝えた。
「ありがとう、今回も治療ありがとうねうエルキ。
今回も、僕らのせいで迷惑をかけて、ごめん」
しかしそれでも、タウロの口でるのは、感謝と謝罪の言葉であった。
――そうだ、なぜ自分がリーナを抱いているか、それはひとえにリーナの【後遺症】のせいであった。
かつてのタウロとリーナが冒険で失敗した際に、彼彼女らは多くの淫魔たちに数か月以上貪られる続けることになり、そこで取り返しのつかない【後遺症】をおうことになったのだ。
【淫紋】をはじめとした、魔力回路の改造や消化器の性感化、さらには脳への不可逆の認知改変など。
それこそ本来ならば、到底冒険者稼業に戻れるわけもなく、こうして五体満足で行動できているのが奇跡といえるほどの、ひどい後遺症のせいであった。
『では、王とスタイン家の掟により、タウロとリーナは処刑させてもらう。
いいな?』
『よくねぇよ!!』
だからこそ、それを何とかするために俺はあいつを抱くことにしたのだ。
それは、貴族の血の掟からこいつらを救うため、あるいは、リーナを治療するため、ともかく多方面の理由で俺がリーナを抱き、治療することが、彼らの救いとなってしまったわけだ。
「……ねぇ、エルキ。
エルキはリーナの事、好きかい?」
「……嫌いなら、お前だけ救ってそこで終わりにしてるわ」
「だよね」
タウロは悲し気な笑みを浮かべる。
「……だからさ、もし僕がダメだったときや、リーナが持たなそうなら、本気で寝とっても全然かまわないからね。
なんなら、全て投げ捨てて捨てちゃっても、僕もリーナも君を絶対に恨まないから。
だから、そんな悲しそうな顔をしないでくれ」
かくして、俺はそんな切ない言葉を吐くタウロを尻目に、彼の作った朝食を食べ切るのであった。
「でも、その発言を射精しながらいうのやめてくれ。
本当にきもいから」
「ふふふ、その言葉は遅いよ。
僕は、君がリーナと朝帰りをしてきたその瞬間から、すでに3回は絶頂しているから」
「きめぇ、死ね」
なお、それはそうとタウロもリーナ同様に無数の後遺症を負っていることをここに記載しておく。
さもあらん。