麾下を従え、孫策は呉郡にある本拠の城門をくぐった。
怪我をしたのが数人いるくらいで、騎兵に死人は出ていない。それもそうだ、と孫策は馬上でのびをする。
あの程度の敵に遅れを取るような鍛え方はしていないし、もし拮抗していたようなら自分の調練が間違っていたということになる。ただ、急場での陣形の組み換えに関して、いささか不満があるのも事実だった。これは実戦に出てみてはじめてわかることだから、むしろ収穫だといっていい。
「おお、お帰りじゃったか、若殿。探しに参る準備をしかけていたところだから、ちょうどよかった」
「なんだ。今日は珍しく素面でいるようだな、祭」
「むう……。まるで儂が年中酒に狂っているかのごとき物言い、まことに遺憾ですな」
祭というのは
熟達した軍人ではあるが、普段はかわいらしい姿を見せることが少なくない。そんなはずはない、と本人は否定したがるのだろうが、ちょっといい加減な部分があるほうが麾下にも人気が出やすいものである。
「それで、なにか俺に用件があったのではないのか? 雑務の処理以外ならば、承ろう」
「むむむ……。孫家の御嫡子として、若殿こそ発言を戒められるべきではありませんかのう。まあ、それはひとまず置いておくとして。御母上がお呼びですぞ。先刻朝廷からの使者が参られていたゆえ、なにか相談事があるのでしょうな」
難しそうな表情を浮かべて、祭が腕組みをする。
冥琳以上に大きく実った二つの果実が、眼前でこれでもかというくらいに強調されている。しかも、南方の人間らしく薄着を好んで着用しているせいで、先端の輪郭が浮き出てしまっている。小さな頃から見慣れていなければ、正直誘われていると勘違いしてもおかしくはない状況だった。
「むっ? いかがなさったのじゃ、若殿。そんなに、儂の身体などじっと見なさって」
「なんでもない。とにかく、
「はっ。是非とも、そうしてくだされ。賊軍討伐の土産話は、また酒の席にでも」
「いいだろう。つまらん狩りの話でよければ、いくらでも聞かせてやる。その時は、冥琳のやつも捕まえておくのだな」
右手を差し上げ、孫策は祭と別れた。
腕組みから解放された乳房が、ぶるりと勢いよく揺れている。あまりにも悩ましい問題に直面させられているのだが、義母の呼び出しを無視するわけにもいかなかった。
ちょっと不思議そうに首をかしげてから、祭がどこかに歩いていく。大胆に開けた背中。たっぷりと肉のついた臀部。後ろからでも見事な女ぶりをしているものだ、と孫策は密かに視線を送っていた。
†
特に足止めを食うことなく、義母の使っている執務室に到着していた。
大胆不敵でいかにも武人らしい振る舞いをするのが義母である孫堅だったが、あれで意外と繊細な守りを疎かにすることがないのが、おそろしいところでもある。部屋の周囲には、これといって護衛の見張りが経っているわけではない。それでも影からの気配は鋭敏に伝わってきており、誰かが配置についていることに間違いはなかった。
「策だ。ただいま帰ったぞ、母御」
「おう。やけに遅かったではないか、一刀。息巻いて飛び出していったのはいいが、案外賊徒が強くて苦労させられているのではないか、と祭のやつと笑っていたところよ」
「そうではない。ちょっと冥琳との野暮用があって、戻るのが遅くなった。ただ、それだけのことなのだよ」
義母の猛獣のごとき双眸が、自分の姿をはっきりと捉えている。
椅子に座って、書簡の片付けでもしていたのだろうか。使者との面会があった割に、今日は真面目に仕事をしていると孫策は思った。
その気になれば、文武どちらでも図抜けた力を発揮できるのが孫堅という女傑なのである。広い背中をしている、と見るたびに感じさせられる。だが、いつかそれすら飛び越えてやる、という気概を捨てたことはなかった。
「ふう……。ったく、あっちいなあ……」
義母が、なんとも暑そうに服の胸もとを指で摘まむ。なにをそんなに汗をかくことがあるのか知らないが、肌が濡れているせいでむしろ着衣がいやらしさを増強しているような状態になっていた。
ゆっくりと義母が立ち上がる。どうして下になにも履いていないのだ、という疑問が湧き上がってくる。突っこみを入れたくなる状況ではあるが、義母の強すぎる眼光がそれを許さない。つくづく、ずるい女だった。
炎のように拡がった陰毛。じっとりと濡れている。ひとり遊びをしていたのは明白であり、自分の帰りに合わせて気分を高めていた、と考えるのがこの場合は普通だった。
「母御。んっ、むうっ……」
「んむっ、んっ、れちょっ……。あむっ、むっ、むぅうう、ぷはあっ……。ククッ。反応がいつもより鈍いせいで、冥琳といいことをしてきたのが丸わかりだ。さっさと、チンポをぎんぎんにおっ勃てろ」
素早く抱きついてくる義母の姿は、ほとんどけものだった。
果てしなく深い唇同士の交わり。強制的に露出させられた亀頭は、濡れた陰毛に擦り付けられている。冥琳相手に数度射精したばかりではあるが、逆手での愛撫が気持ちよく、男根が勢いを取り戻すまでそう時間はかからなかった。
「祭が、朝廷からの使者が来ていたと言っていたのだが」
「ああん? 貴様はいつから、眼の前の獲物を捨て置くような男になったのだ? そんなつまらん人間に、オレは育てた憶えはないのだが。貴様の父も、地の底で泣いているぞ」
「どの口が言う。父が泣くなら、それは確実に別の理由だ」
色香を発する義母の顔を片手でつかまえ、口づけを返す。
唾液を流し込む。それで余計に火がついたのか、義母の手つきはより粘っこいものとなっていた。
愛液と先走りを混ぜた潤滑油で、ねっとりと雁首から先を搾られる。雌の匂いがどこまでも強くなる。長いと表現するのが適切な巨乳を手でつかみ、孫策は義母の唇を吸う。
「うむっ、んっ、むふぅ……♡ いいぞ、ようやく調子が出てきたみたいじゃねえか。チンポもいい具合にぶっとくなっていやがるし、ああっ……♡」
こうして親子の関係を逸脱するようになったのは、いつからだったのか。
少なくとも、父が早くに亡くなってからではある。優しい人で、養子の身でありながらよくしてもらったから、当初は申し訳なさがどこかにあったのだとは思う。
ただ、義母を満足させてやれるのは自分だけで、男として頼られること自体は嬉しかった。情欲をうまく発散させられていない時期でもあったし、そのことを見抜かれていたのかもしれない。義母やその宿老たち。その間で少年といっていい時分から鍛え上げられているのだから、生半可な女を相手にしようとは考えることすらなくなっている。
「よし。オレのマンコをぶっ壊しにきていいぞ、一刀。んぐっ、お゙っ♡ んうっ、ふーっ、んうっ♡ ああっ、いいぞ。息子の勃起したチンポが、マンコの奥の奥にまで……っ」
執務用の机は丈夫なつくりをしているから、大柄な義母が乗ってもびくともしない。
指で左右に開かれた熟れた肉壺。男根を根本までゆっくりと沈ませると、迂闊にも声を洩らしてしまいそうになる。我慢したまま、子宮の入り口を探る。深い部分を遠慮なく突かれるのが義母の好みであり、腰の使い方は叩き込まれている。
「ふーっ、ふふっ。いい気持ちだなぁ、一刀。んっ、んおっ、うっ、んふ……ぅ♡ ハハッ。どうだ、若い女のマンコでは、なかなかこうはいくまい。もっとも冥琳のやつは、貴様にかなり仕込まれているだろうから、例外かもしれんがなぁ……っ♡」
熟した肉襞が絡みつく。妖艶な腰使いは巧みで、気を抜けば一瞬で射精させられるという緊張感が常にあった。
さすがの冥琳もここまでしない。口には出さなかったが、想像するとちょっと笑えてくる。
「それで、朝廷はなんと言ってきた。楽な仕事を命じてくださるとは、到底思えないが」
「ああ? ほんとうに、親子水入らずの時間を素直に愉しめない男だな、貴様というやつは。まあ、そんなに気になるのであれば聞かせてやろう、くうっ、はあっ♡」
義母が近くにあった書簡に手を伸ばす。それでちょっと男根を挿入する角度が変わったのか、気持ちよさそうな声が洩れ聞こえた。
大事なものをそんなところに置いていて平気なのかと言いたくなったが、孫策は黙って抽送を続けた。余裕があるのに締まりは少しも緩くない。不思議な膣肉の包容が、絶えず快楽を送ってくる。
「お、お゙お……っ♡ んっ、あーっ、んお゙っ……♡ お、おい貴様、実は話を聞く気がないのではなかろうな」
「母御の中が相変わらずよすぎるせいで、腰が止まらないだけだ。気にせず、続けてくれていい」
「おかしな褒め方をするんじゃねえよ、バカ息子が。はあっ、んっ、んお゙っ……♡ んっ……。とにかくだ。われら孫家に、洛陽から直々に出動の命令が下された。やつら、涼州で起きた叛乱の鎮圧に手こずっているようでな。黄巾賊への対応で都の軍勢も忙しいから、こんな地方領主にまで出番が回ってきたのだろう。都合よく使役してくれやがって、いい迷惑ってものよ」
「遠いな、涼州は。行くなら、大がかりな旅支度が必要になる」
嬌声を幾度となく放っている口から、舌打ちが聞こえる。
半年ほど前から盛んになっている黄巾賊の叛乱で、孫家は手柄をあげている。それが中央の目にとまり、今回の抜擢になったのかもしれなかった。
面倒ではあるが、名を売るいい機会には違いなかった。都の実際の様子を見ておくのも悪くはないし、確実に人とのつながりも生まれる。叛乱の鎮圧がうまく進めば、報奨も期待できるはずだった。
「ああ゙っ、んっ、んあっ♡ チンポが、オレのいいところに♡ くふっ、あ゙っ、んうっ、あ゙あぁあ……っ」
「俺は、やるべきだと思う。それに蓮華に留守居をさせれば、政務のいい経験にもなる」
「あれの才覚は大したものだが、覚悟を決めねばならんのはどちらかというと貴様のほうだ。隣で雷火の小言を聞かされる身にもなってみろ、くうっ、はーっ、んっ♡ かわいい妹だけに、苦悩を投げつけるつもりか、ああ゙……っ♡」
「適材適所でやっていけばいいだけだ。俺と蓮華は、足りない要素を互いに補うことができる。それで、十分だとは思うが」
権と尚香。二人いる妹のうち、年齢の近いのが蓮華だった。
たまに冷たくあしらわれてしまう時があるが、基本的には仲のいい兄妹だった。
自分は孫家の誰とも血のつながりがないから、蓮華と子を成して後継者にすることを望まれている。そんなことを言いつつ一番積極的に種を搾ってきているのが義母なのだから、これはいつか糾弾して然るべき事柄なのだろうか。
「董卓という小娘の援軍に向かわねばならんのが癪だが、そうも言っていられんか。領地のひとつでもふんだくってやるつもりだが、そのくらいのことは覚悟しているはずだ。揚州は父祖伝来の土地だが、中原からは遠い。肥沃な荊州の空き地でも賜ることができれば、万々歳だな」
董卓。涼州で軍閥を形成している女だった。
叛乱以前から異民族との小競り合いをやっているから、おそらく自力はある。まったく別の地方勢力を観察することのできる機会でもあるし、西涼の騎馬隊の実力がいかなるものなのか知りたいという気持ちは孫策にもあった。
「おい、腰の動きが遅れているぞ。んっ、んあっ……。こんなもので、オレを満足させられるとでも……」
「貪欲すぎるだけなのだよ、母御が。股を拡げて息子のチンポを咥え、快楽によって無様な顔を晒す。俺の気力があと少し細ければ、とっくに枯れ果てていたのではないか、とたまに思うことがある。まともではないぞ、どう考えても」
「ハハッ、はっ……♡ まともな人間に、乱世が治められるものか。狂え、一刀。狂って、なにもかもを貪り尽くせ。くはっ、あっ、あ゙あっ、お゙っ、お゙……ぉ♡ クククッ……。とはいえ、貴様はとうの昔に、まともな感性など捨ててきた男ではないのか。そうでなくては、くふっ、んあっ、うお゙……お゙っ♡」
真っ当な親子が、本気の交尾などするはずがない。義母の眼差しが怪しく自分の男の部分を誘う。
頭の中が不意にかっと熱くなる。子宮口をすり潰すように腰をぶっつけ、孫策はけもの同然の抽送を見せている。
女の孕み袋に、種を放つことしか考えられない。それ以外の些細なことなど、この時ばかりはどうでもよくなってくる。
「チンポ、くはっ……♡ いいぞ、貴様のチンポが、オレのマンコを本気で籠絡しにかかっているなぁ♡ そんなに、母の子袋に甘えたいか。たっぷりと煮えたぎった種を放ち、おのれの子を宿したいか」
我慢できなくなったのか、義母が自分の手で乳房を揉んでいる。
一寸の品すら捨てた交わり。雄と雌の匂いが混合し、部屋を淫臭で充満させている。
女を壊すつもりで腰を叩きつける。このくらいやってはじめて満足を得られるのだから、まったく面倒な義母だった。
本気になっただけ、感覚が研ぎ澄まされていく。なにもかもが快楽に変わる。肉欲に溺れ、互いの首根っこをつかみ合う。これが、真に生きるということなのか。
「ううっ、お゙っ♡ くる、くる、くる……ぅ♡ チンポふくらんで、あ゙あっ♡ 射精、マンコのなかで♡ 孕ませろ、一刀♡ 息子チンポで、オレの腹を動けないくらいでかくしてみせろ……ぉ♡」
すべてが焼け落ちる。激しい情動を感じながら、孫策は義母の胎内に自身を吐き出していた。
搾り取られているはずなのに、苦しさがない。こうした不思議な感覚を得られる時があるから、義母とのつながりはやめられなかった。
精液を流す傍ら、幼子のように義母の乳房に甘えてみる。冥琳のものとはどこか違う。言葉で言い表すのは難しいが、なんとなく気分が穏やかになってくる。
「ハハッ……♡ かわいいところがまだ残っているじゃねえか、貴様も。おお、よしよし。シャオにやった時の残りが、吸えば少しは出てくることがあるのかもなぁ。んっ、あぁあっ……。がんばってみる価値はあるかもしれんぞ、一刀?」
しばらく、夢中になって義母の乳首に吸い付いた。
全身がぬくもりに包まれている。膣肉に甘やかされた男根も、必死になって残滓を吸引する口も。
「一刀……。んっ、はあっ、ふう……」
「ン……。もう少しこのままでいさせてくれ、母御」
自分の真名を呼ぶ声に、慈しみが宿っていた。
優しく撫でつけられる頭。義母なりの情愛を肌で感じ、孫策は心をふるわせている。