好奇心に満ちた瞳を輝かせて、素っ裸になった蒼が身体を寄せてくる。
あどけなさすら感じさせる表情。それとは逆に、豊かな乳房は大人の魅力をいかんなく発揮していて、男の視線を釘づけにするだけの力があるのだ。こうして至近距離から観察していると、その大きさがはっきりと掴めるようになる。円形に拡がる乳輪の色は淡く、突起の主張はそれほど強くなかった。
せっかくだから、姉妹の乳比べをさせてくれ。そんな戯言を発した日には、錯乱した翠の鉄拳が顔に飛んでくるのかもしれなかった。
腹を空かせているけものと同じで、女に対する欲求は尽きることがない。蒼の繊細な肌の感触にあてられたのか、男根は完全に天を衝いている。
「うわわっ、すごーい。一刀さんのおちんちん、もうこんなにびんびんに勃起しちゃって。んんっ、先のところ熱うぅ……。えへへっ。蒼の裸に興奮してくれたお礼に、手でしこしこってしてあげるね。ほら、お姉ちゃんも見てみなよ? びっくりするよね、男の人のがここまで大きくなるだなんて、知らなかったもん」
「わわっ、わかったから、そんなのあたしに見せるんじゃない!? というかその、一刀殿もなにさらっと流されてるんだよ。こんなの絶対おかしいのに、ううぅう……」
やわらかな手のひらに包まれて、醜く姿を変えた怒張が喜びにふるえる。はしゃぐ蒼の肩を抱き寄せて、孫策はその初々しい唇を吸った。
甘美な味のする唾液だった。
口では行為を全力で否定しているものの、顔を覆った手の隙間から翠が見ていることは承知の上だった。恥ずかしがって動けずにいる姉の前で、無邪気な妹の肉体を指で弄ぶ。背徳はまさしく蜜の味で、愛撫の手にも思わず熱がこもる。
「あっ、すごっ、んあっ、んっ、んくっ……。一刀さんの指、優しいのにとっても身体が感じちゃう。すごいね、私たち。やらしいことするの初めてなのに、こんなに気持ちよくなれるんだから。ふふっ。蒼と一刀さんの相性、きっと抜群にいいんだと思うな。はむっ、んっ……。ちゅっ、へふっ、んっ、んむっ……」
「あ、ああっ……。なんなんだよもう……。一刀殿も蒼も、あたしのことなんか見えてないってくらい、二人だけで愉しそうにして。ううっ、ふーっ、んっ、んうっ……。こんな、こんなのそばで見せつけられて、普通のままでいられるほうが、絶対変じゃないか」
ついに我慢がきかなくなったのか、翠の膝がぽすんと地面に落ちていく。
ふくらんだ男根の先。姉のいる方に向けた状態で、蒼がさらに追撃をしかけようとする。
お姉ちゃんも、いい加減素直になればいいのに。亀頭を丹念に磨く蒼の指遣いから、そんな妹心が伝わってくるようだった。
「辛いよね、お姉ちゃんも。蒼と一刀さんがいいことしてるのに、自分だけ輪の中に入れないんだもん。そうだ。戦場にいる時のことを思い出してみたら、意外とうまくいくかもしれないよ。騎馬隊と駆けている時のお姉ちゃんは、迷うことなんてないじゃない。その感覚を、ここでもやってみるの」
「い、戦場だって……? 無茶言ってくれるなよ、おまえも」
「できるよ、お姉ちゃんだったら。凛々しくて強くて、みんなが憧れてる錦馬超。その力をちょっとだけでも発揮すれば、全部うまくいくんだから。ほら、言ってみて? 一刀さんのこと、ほんとはどう思ってるの?」
妹からかけられた言葉に勇気がでたのか、翠が顔を覆っていた手をゆっくりと下ろした。
茹で上がったように真っ赤で、視線は様々な方向に泳ぎ回っている。それでも、歩みだけは止めない。錦馬超の意地。こんな状況で見届けることになるとは思わなかったが、孫策は静かに唾を飲んでいた。
「か、一刀殿のこと……? き、嫌いじゃないというか、むしろ好きだっていうか。ああああ、もう……! こうなったら、あたって砕けろの精神だ!」
「おおっ。ついに吹っ切れたんだね、お姉ちゃん。えへへっ、一刀さん?」
祝意を示す口づけを、蒼と重ねる。
気持ちが先走りすぎているのか、翠は脱衣がうまくいかないようだった。上着は変なところに腕が引っかかるし、下を脱ごうとすれば転びそうになる。ほほ笑ましいというかなんというか、立ち上がったばかりの小さな子でも応援している気分だった。
どうにか服を脱ぎ捨てることに成功した翠が、束ねた髪を揺らしながら小走りに近づいてくる。左手を差し出す。おずおずと絡んでくる指が、成り行きを見守っていたせいで余計に愛おしく思えてきた。
「あ、あの、一刀……殿?」
「好きになっていいんだな、おまえのことを。これからは、遠慮なしでいかせてもらうぞ?」
「あうっ……。遠慮は、ちょっとくらいしてほしいかも。んむっ、んっ、んくっ……。はふっ、あっ、あはっ……。こ、これが、好きな人とする口づけ……。なんでこんな気持ちよく、あむっ、はっ、んふっ……」
翠の中にかすかに残った雑念ごと、孫策は吸い出そうとしていた。
拙いだけの唇の動き。導くように舌を絡め取ると、翠が驚きに染まった声を洩らした。けれども、拘束を強引に解こうとはしなかった。むしろ甘受し、快感に溺れていく。
翠と睦んでいる最中も、蒼の手による奉仕は続いている。段々と男根の扱いにも慣れてきたようで、槍と同じ要領で上下に快楽を刻んでいく。
「ふふふー。これで、お姉ちゃんも晴れて蒼たちの仲間入りだねえ。言い訳なんて、もう絶対できないんだから。お外で裸になってるだけでも結構すごいことなのに、一刀さんとこうして」
「こ、こんなに熱いんだな、一刀殿のお……おちんちん。わっ、すご……。いま、あたしの手の中でびくってしたぞ。へ、えへへっ……。そっか。気持ちいいんだ、こうやって触ってもらうのが」
相変わらず顔は赤いままなのだが、翠はどうにかこの異様な状況を直視しようとしていた。
はっきり言って、二人の中に入りたくてどうしようもなくなっている。そんな自分の昂揚を察したのか、蒼は近くにあった木に手をついた。
「いいよ、一刀さん。蒼のあったかおまんこの中に、がっちがちに勃起したおちんちん、挿れたいんだよね? ほら、見えるでしょ? 蒼のここから、やらしいお汁たくさんこぼれちゃってる」
「うわ、すげっ……。妹の裸なんて見慣れてるはずなのに、どうしてこんなにドキドキするんだろう。これも、一刀殿のせい……なのか?」
尻を大胆に突き出し、蒼が片手で秘裂を開いて見せている。きれいな色をしていて、まだ誰にも汚されていないことが、それだけでわかるようだった。誘われる。息を呑む翠の手を引き、孫策は蒼の背後で足を止めた。
蒼の指が、軽く膣口を出入りする。それで満たされていた愛液がこぼれ落ち、宣言通り地面を濡らした。
「しっかり見ててね、お姉ちゃん。蒼の処女、いまから一刀さんに捧げるんだから。ねっ、きてっ……。んっ、あっ……。はあっ、あっ、ああ、うああぁああ……!」
「あっ、ああっ。平気なのか、蒼。一刀殿のおちんちんに、そんなにあそこ拡げられて」
「んう……。しょ、正直、よくわかんない。けど、うまく表現できてるのかわからないけど、蒼、いますごく幸せなんだ。こんなに奥深くまで満たされることって、きっとないよ。はーっ、あっ、くふっ、うっ。一刀さんの、届く……っ。蒼のおまんこの奥まで、あっ、ぐいってぇ……!」
蒼の丸い臀部に手をついた状態で、奥の奥まで腰を沈めていった。
覚醒を促された膣肉が、滾る男根を慌ただしく迎える。蒼はちょっと引きつった笑みを浮かべているのだが、どうしても無理でないかぎりやめるべきではないと思った。全力で向き合った先にしか、真の感情が芽生えることはない。
翠に見せつけるように、抽送を開始する。
膣内の反応は悪くない。かなり濡れた状態で挿入をしているから、動きとしては楽なほうだった。
「すごっ、すごいよ、お姉ちゃん。一刀さんのおちんちんが出たり入ったりして、うあっ……! たったそれだけなのに、こんなに気持ちいいんだもん。身体の相性が抜群なんだね。こんなの、絶対離れられなくな……るっ♡」
「そ、そんなにすごいんだ、一刀殿のおちんちん。ああっ、んっ……。蒼がしてもらってるの見てるだけなのに、なんだかあたしまで。ぱんぱんって、やらしい音すごい。耳まで一刀殿に犯されてるみたいで、くうっ……♡」
準備の程度を探るために、翠の中に指を滑り込ませた。
妹ほどではないが、確かに濡れている。姉妹揃って敏感なつくりの肉体をしているのか、入り口を軽く刺激してやるだけでも翠は嬌声を洩らす。
「い、いいよ。してもらいなよ、お姉ちゃんも。大好きな一刀さんのおちんちん、欲しいんでしょ? だったら、蒼みたいにちゃんとおねだりしないと」
「そ、そんな。けど、ううっ……。今日はあたって砕けることにしたんだから、いい加減に覚悟を決めろよ、あたし」
妹のすぐ隣に並び、翠が整った臀部を見せつけるように振っている。ぴったりと閉じた秘部の門。無垢な見た目をしているそこを、これから自分が淫らに変化させるのだ。
時間をかけてからかうのは、よしてやるべきだと思った。勇気を振り絞り、翠は自分との深い繋がりを求めてくれている。それに応えずして、なにが男か。
「うぐっ、あっ……! きてる、一刀殿が。これ、ほんとにすご……っ。やあっ、あっ、太いの、ごりごりってあたしの中に。はあっ、ふうっ……」
「頑張って、お姉ちゃん。ほら、もう少しでおちんちん、根本まで挿れてもらえるからね? 好きなんでしょ、一刀さんのことが。だったら、我慢できるよ」
「好き……っ。好きなんだ、一刀殿のことが。こんな気持ち初めてで、正直自分でもよくわからない。けど、一刀殿と話してるだけで胸がドキドキするし、顔が熱くなるんだ。幼稚だって思われるかもしれないけど、あたし、あたし……っ」
これだけ真っ直ぐに好意をぶつけられて、よろこばない男がどこにいるのか。
翠の中をなるべく傷つけないように、慎重に腰を進める。拡がっていくざわめき。男根の熱と滲み出る愛液とが混ざり合い、複雑な快感を生み出すのだった。
「わかる。わかるよ、一刀殿のことが。ふふっ。いま、ぴくって動いただろ? 残念だけど、ここにいる間は、どんな隠し事もできないみたいだぜ?」
「翠には、最後まで俺のことを知ってもらいたい。動くが、我慢できるな」
「うん、一刀殿。あなたのくれる痛みだったら、あたしはなんだって大丈夫。へ、へへっ。なんだか、こっ恥ずかしい言葉がいくらでも出てくるな。これも、一刀殿のせいだったりして」
冗談を言える程度には、余裕があるようだった。
ねっとりと狭い翠の膣を、拡張するように味わっていく。とはいえ、何度か交われば、当初ある違和感は消えるはずだ。
涼州に残る皆とは、しばらく離れることになる。それまでに、できるだけ多くの爪痕を残す。互いを求め合う心があれば、いかなる障壁だろうと突破することができる。もし、勢い余って子をなしてしまうことがあっても構わない、と孫策は腰を動かした。
「むうー。お姉ちゃんばっかり、ちょっと贔屓されてる気がするなー。それはまあ、わからなくもないけどさぁ」
「ははっ。翠を挑発したのはおまえではないか、蒼。それに、ほら」
「やんっ、んあっ……! そ、そんないきなり、あっ、んうっ、あんっ、あーっ♡」
「あっ……。ま、まだ、して欲しかったのに。一刀殿、あたしにも……また」
「少し待っていてくれるか、翠。埋め合わせなら、あとからいくらでもしてやる」
甘えたがりの蒼の膣肉。一度突き入れると、なかなか離れがたい感覚があるのは事実だった。
姉妹の嬌声が水場に仲良く響き渡る。さすがに退屈になってきたのか、相手をしてもらえずにいる三頭は、思い思いに緑を食んでいる。
「一刀殿……っ。くうっ、あっ……! びくびく、またきてぇ……♡ あたしの中、あなたのせいでどんどん馬鹿になる。おちんちん、ああっ、そんな深くにまで」
「くふぅ、うっ……♡ ああっ、んっ……。一刀さんのおかげで、お姉ちゃんと仲良く穴姉妹にもなれちゃったね。へへっ♡ 帰ったら、みんなに自慢しちゃおうっと。素敵な旦那さまと出会えてよかったね、お姉ちゃん」
「あ、ああっ。そっか……♡ 一刀殿が、あたしの旦那さまになるんだな。ふ、ふふっ……。あたしみたいな女にいい人ができるだなんて、これっぽっちも考えたことがなかった。そうだ。このこと、母さまにもきちんと報告しないとな」
「だね、お姉ちゃん。すっごく素敵なことしてるんだよ、蒼たちって。ああっ、一刀さんのおちんちん、気持ちいいとこまでしっかり届く……ぅ♡ いくっ、んっ……♡ 蒼、すごいのきそうだから、みんなで一緒に」
蒼の声が快楽にふるえる。
たまりにたまった精液が、ずっと前から捌けぐちを探して半分暴動を起こしかけていたのだ。それをもう抑えなくていいと思うと、ちょっと気が楽になる。なりふり構わず腰をぶつけて、孫策は甘いしびれだけを味わった。
「あっ、もう無理っ。こんなの、我慢できるわけないから……っ♡ きてっ、はやくきてぇ、一刀さん」
「あたしも、あたしだって、一刀殿の熱いのもっと感じたい。だから、旦那さま……っ♡ あたしがあなただけのメスになった証、たくさん出してくれ♡」
「いいだろう。二人の身体に、俺の子種をくれてやる。初めての味だ。存分に、味わうといい」
果てる瞬間、もはやどちらの中にいたのかすら覚えていなかった。とにかく、絶頂だけに向かって、腰を進める。
ずるっと膣口から抜けたのと同時に、爆ぜた亀頭から白濁が降り注ぐ。
姉妹の美しい肌が、欲望の白で上書きされていく。尻、背中。それに、頭の後ろで束ねた髪にまで。
支配欲が否が応でも満たされる。この快感に抗うことは、なかなかに難しい。
「うあっ、あっ……! でちゃう。一刀さんにいかされながら、蒼、おしっこ漏らしちゃう」
「お゙っ……♡ や、やばっ……♡ あたしも我慢……できないかも。ああっ、くふぅう……♡ 旦那さまに、恥ずかしいとこ全部見られてる。おもらし、恥ずかしいのに気持ちよくて、んあぁああ……っ♡」
つんとするような匂いが足もとから拡がる。翠も蒼も、小水を撒き散らしながら、かわいく下腹部をふるわせている。着衣のままでは大惨事になっていただろうから、これは蒼の英断だった。
おかしな笑いを、孫策は堪えることができなかった。
残滓のまとまりつく亀頭を、姉妹の尻で拭う。夫として、粗相をしでかした新妻には、奉仕の心得を叩き込んでやるべきなのかもしれなかった。
†
予定していた時刻を大幅に過ぎ、牧場についたときには完全に夜が更けてしまっていた。
一度ついた情欲の炎など、そう簡単に消えるものではない。それに、翠が予想以上にのめり込んでいたこともあって、歩みは遅れに遅れていた。
先導していた二人が、柵の手前で乗馬の手綱を引いた。自分たちの到着に気がついたのか、篝火を手にした誰かが姿をあらわす。暗闇に浮かび上がる輪郭。翠をそのまま小さくしたような少女が、そこには立っていた。
「おそーい。お姉さまってば、書簡で聞いてた予定と全然違うんだもん。いったい、どこで道草むしゃむしゃ食べてたのさー」
「やっ……。待たせて悪かったよ、蒲公英。いてて……。とにかく、早めに休ませてもらえると助かるんだが。あたしも蒼も、腰がちょっとな……」
「へっ? なになに、いまさら乗馬で腰をやっちゃったの? もう、情けない声まで出しちゃってさあ。いいよ。お姉さまのためだし、特別にお湯も沸かしてあげる」
「えへへっ。ありがとー、蒲公英さま。紹介が遅れちゃったけど、こちらが」
人懐っこい二つの瞳が、自分の姿を視界にとらえている。
翠や蒼と共通した太い眉。それが、ぴくりと動いたような気がしていた。