凝縮された闘気と闘気がぶつかる。
武器を捨てた同士での組み討ち。隙がなければ無理やりつくるだけだ、と孫策は低い体勢で肩から身体をぶっつけた。少々やわらかな感触があったものの、いまは気にしていられない。
伸びてくる相手の腕。最小限の動きでかいくぐり、着物の襟をつかまえる。間髪を入れず足を払い、相手の身体を地面に叩き伏せた。力は拮抗している。感覚としては、やはり義母を相手にしている時がもっとも近かった。
股の間に膝を差し入れ、さらに抑え込みにかかった。
豊満な二つの果実。この弾力が結構邪魔になり、制圧を妨げてくるのである。大きな胸というのは、案外防御にも役立つのかもしれない、と孫策は思う。
勝負の最中にあるまじき内容の考えだった。それがどこかから洩れたのか、押さえつけている女がちょっと顔を引きつらせている。
「なあおい。一刀貴様、組み討ちにかこつけて、実は私の身体を弄びたいだけなんじゃないだろうな。なにもそこまで、胸を鷲掴みにする必要はないと思うのだが」
「ハハハッ。理解が進んできたようだな、常磐。どれ、この母が、息子の滾り具合を確かめてやろうではないか」
練り上げられた闘気が霧散していく。
ひと息暇もなく、背中からのしかかった義母に股間を弄られる。胸のことを考えていたのは事実にしろ、誰が調練の間にそういうことを狙うものか。
隴西郡に翠たちと帰ってきてから、どうにも常磐の態度が落ち着かない。
たぶん、娘たちから事情を聞いたからなのだろうが、それならそうとはっきり言ってもらえれば、自分としてもやりようはあるのだ。
「おっ……? あまり、チンポはかたくなってはいないようだ。ククッ……。残念だったな常磐。貴様のような年増は、どうやらオレの息子の好みではなかったようだ」
「馬鹿言ってるんじゃねえよ、炎蓮。そういう貴様だって、子持ちの年増であることに変わりはないだろうが」
「ハッ……! オレと貴様では、鍛え方が違うんだ。もちろん、アソコのほうだってな。若く猛々しいチンポとまぐわっているだけ、気力の差は大きくなっていく。それがわからんようでは、貴様もまだまだひよっ子だなあ、常磐?」
なにも、そこまで煽る必要はないと思った。娘二人を抱いたあとであることを差し引いても、常磐の魅力にはなんら翳りはない。
武人然とした肉体は引き締まっているし、義母のいうところの気力にも衰えはない。だいたい、そんな状態の女が戦の最前線にでて、大軍を引きつけるような真似ができるはずがないではないか。
義母と武器を手にした状態で鍛錬に望んでいる姿を見かけたことがあるが、槍技の冴えはかなりのものだった。若さと勢いでは錦馬超が勝るのかもしれないが、それ以外の部分では間違いなく常磐に軍配があがる。
「ぐ、ぐぬぬ……。おい一刀。いや……、婿殿っ」
苛立ちを募らせた常磐に、襟元をつかまれた。
顔が近い。汗と女性的な匂いが入り交じり、鼻腔を甘美に刺激する。後ろにいる義母が薄ら笑いを浮かべていることだけは、見るまでもなくわかっていた。
「いますぐ、風呂にいくぞ。娘を嫁にやるのは構わない。だが、武門の棟梁として、その相手が能無しでないことを確かめておかなくてはならんだろう」
「ククッ……。なるほど、よい言い訳を思いついたものだ。無論オレも付き合うぞ、一刀。胸の間に汗がたまって、これではかなわん」
常磐の身体を起こしている隣で、義母がこれ見よがしに深く豊満な谷間で誘惑してくる。
汗をかいているのは嘘ではない。どうして洗ってくれようか、と孫策は期待で気分を昂らせていた。
「よ、よし。では、いくぞ……!」
「おうおう。年甲斐もなく、鼻息を荒くしてるんじゃねえよ、常磐。貴様ががっつきすぎるせいで一刀のチンポが萎びたら、どう責任をとってくれる」
両側から強烈な乳圧を浴びせられている。
旧友と馬鹿をできることに、義母は間違いなく悦びを感じているのだろう。その声がいつになく弾んでいることに、気がつかない孫策ではなかった。
†
滞在先の館でつかまえた侍女に無理を言って、湯の用意をしてもらった。
常磐はずっと身体をそわそわとさせていて、威風のある姿との差異でかわいいとすら思えてくる。
一番早く脱衣を終えた義母が、からかうように常磐の尻を握っている。いい肉付きをしていると思った。胸を存分に味わうのもいいが、あちらに熱くなったモノを擦りつけるのもなかなか悪くない。
気持ちはとっくに切り替わっているから、服の中の男根は早くも戦闘態勢に移行していた。
熱っぽい常磐の視線。要望に応えるように、隠すことなく勃起したモノを見せつけてやる。
「で、でっか……。あんなチンポが、娘たちの初めてを」
「ハハッ。怖気づいたのか、常磐? まあ、無理もない。何年も男を忘れていた年増の身体には、一刀のモノは刺激が強すぎるのかもしれんなあ」
「んっ、んぐっ……。だからあんまり胸をさわるんじゃねえよ、気色悪い」
「いやなに。ちょうどいい大きさの塊が眼の前にぶらさがっていたから、ついな。乳の張りは、まだそれなりに残っているようだ。これなら、少しは愉しめそうか」
「余計な評論してくれるんじゃねえよ、炎蓮。ちっ……。貴様の乳こそデカいだけで、ちょっと品性に欠けているんじゃないか。乳輪まで、はしたなくぷっくりさせやがって」
義母たちのじゃれ合いはいつまでも続く。
お互い年齢を忘れて愉しんでいるというか、思い起こすことがいくつもあるのだろう。いままで知ることのなかった義母の姿。それを見ることができただけでも、涼州にきてよかったと思えてくる。
「婿殿はそこに座れ。待ってろ、桶に湯を汲んでくる」
熟しきった美女二人の裸体から、眼を離すことができなかった。
腰はくびれているのに、尻も太腿も抜群に肉付きがよく、欲望を果てしなくかき立てられる。
湯を運んできた義母が、舌なめずりをしながら上半身の汗を流してくれている。肌の上を這う手の動きが艶めかしい。たったそれだけのことでも、情欲の炎が激しく燃え盛った。
「あははっ。婿殿のチンポ、われらに構ってもらいたくて仕方がないと言っているようだ。ああん、んんっ……。色もかたちも、雄々しくてたまらない。この性欲馬鹿が惚れ込んだのも納得の、凄まじさだ」
「ああん? 他人よりも、いくらか自分に正直に生きてるだけなんだよ、オレは。なあ、一刀? オレの母としての振る舞い、なにも問題はなかったろう?」
「ン……、そうだな。妹たちが生まれてからも、父と母御にはかわいがってもらったという自覚がある。それで、寂しい思いをすることもなかった」
「いちいち辛気くさい顔をするやつめ。かわいがってやっているのは、いまでも同じだろうが。んむっ、ちゅぅぅう、れろっ、んっ」
義母の抱擁。背中から感じつつ、濃厚に唇を合わせた。
頭の中がぼーっと熱くなる。唾液がない混ぜになっていく音。あたたかさと気持ちよさで、立ち上がった男根がふるえた。
「おおっ。見るからにやんちゃそうなチンポだが、味はどうかな。んぷっ、んっ、るれるれ、じゅるるっ……」
先端から中ほどまで、ねっとりとした常磐の口腔に包みこまれた。
翠たちの父親と死別してからは、すっぱり男断ちをしてきたのだという。
それでも、身体はかつての感覚を捨てきれてはいない。はじめ拙かった舌の動きが、しっかりと亀頭に絡みつくようになっている。栗色の髪をそっと撫でると、常磐は嬉しそうに鼻から息を洩らした。
「いい年こいた女が、生娘のような反応をするんじゃねえよ。ったく、他人の息子を好きに誘惑しやがって……」
「はははっ。そうなるように仕向けたやつの顔を、まじまじと拝んでやりたいくらいだ。んあっ、んぷっ……。我慢汁をこんなにあふれさせて、私の口を気に入ってくれたようだな、婿殿?」
普段釣り気味の眼を蕩けさせて、常磐が笑う。
丁寧な奉仕だった。陰部に顔を埋めさせ、尻穴の近くから先端に向かって余さず舌で舐めあげていく。乱雑なところが少しもない。年長者の余裕というか、そうした落ち着きを感じさせる愛撫だった。
「そういえば、前になにか相談事があると言っていたな。いまなら、なんだって聞いてやれるぞ? れろっ、んむっ。ああっ……♡ チンポの匂い、どんどん濃くなってる……ぅ♡」
亀頭を指で持ち上げつつ、常磐がうまそうに幹の部分に舌を這わせる。
相談事なら、確かにある。だが正直、こんな状況でしていいものかどうかという問題があるのだ。
唇を離した義母が、するならさっさと済ませろ、と背中を小突いてくる。それならば、と孫策は話を切り出した。
「益州攻めを視野に入れて、いまから準備をしておきたいことがある。情報収集はもちろんのこと、あの難攻不落の土地を切り取るには、相応の部隊が必要なのではないかと思ってな」
「なんだ。なにかと思えば、戦の話がしたかっただけなんだな。てっきり私は、孫をどちらの家に入れるとか、そういう相談があるのだとばかり」
「むっ……。一刀の跡目は、こいつと妹との間にできた子に継がせる。家督の継承は、いかに波風立てずにやるかが重要なんだ。そのことがわからん貴様ではなかろう、常磐?」
「よく言ってくれるぜ、まったく。そう言う貴様が、もっとも荒れそうな血縁のない男を、跡継ぎに指名しているんじゃねえか」
「一門と宿老。そのどちらからも、一刀を後継とすることに対する反発は起きておらんのだぞ。むしろ、こいつの子種を欲しがっている女ばかりなのだから、なんの問題もないはずだが?」
「いやいや。恐れ入ったよ、ほんとにね。んあっ、むっ、れるっ……。それで、婿殿?」
話の腰を折った詫びなのか、汚れのたまりやすい雁首の周りを、常磐が重点的に唇でねぶる。
これだけの快楽を与えられると、相談事などもはやどうでもよくなってしまうところなのだが、気を取り直して孫策は咳払いをひとついれた。
「恋と紅波が加わってくれたこの機会に、部隊の再編成を行おうと思う。山岳戦に適した兵を集め、それを明命と紅波に預けて鍛えさせる。羌族の中には、山で暮らしている一族もいる、と翠から教えられてな。それで、できれば」
「ああ、なるほど。山中に移った羌族のほとんどは、殺し合いに嫌気が差した連中だ。だがその中にも、血気盛んな若いやつがいることにはいる。まともに遇することを約束してもらえれば、私の伝手でまとまった人数を用意することもできるとは思うが」
「その点については、必ず。対価として、里への支援が欲しいというなら、それでもいい。外なる力をうまく用い、どれだけなだらかに融和していけるかが、これからは大切になってくるのだと俺は思う」
「わかったよ。婿殿からの初めての頼み事なんだ、この私がひと肌脱いでやろうじゃないか」
「ハハハッ。ひと肌どころか、全裸になってマンコまで濡らしている女がなにを言ってやがる。おい、つまらん話が終わったのなら、さっさと続きをヤるぞ。滾ったチンポを見せつけられて、これ以上我慢などできるものか」
「あっ……。お、おいっ、炎蓮」
耳にかかる義母の吐息が熱い。
そのまま押し倒されるようなかたちで、孫策は平らな石を敷き詰めた床の上に仰向けになった。頭の上に立っているから、義母のびしょ濡れになった秘部が丸見えの状態になっている。じっと見入っていると、淫靡な匂いを放つ愛液が数滴落ちてきた。
「一発目だけは貴様に譲ってやろう、常磐。あれだけ一刀のチンポをうまそうに咥えていたんだ。もう、マンコが疼いておかしくなりそうなんじゃねえか?」
「ぐぬぬっ……。いちいちひと言多い女だな、貴様は。はあっ、んっ……。い、挿れるぞ、婿殿。ああっ……。このチンポ、口で感じるのとはまったく別物だな。んおっ、んっ……♡ か、雁首に肉を引っ掻かれるだけで、お、お゙うっ……♡ 軽く達してしまいそうに、なるなんて……ぇ♡」
「ははっ。これで常磐殿も、めでたく翠たちと穴姉妹か。母御とした時もそうだったが、なんだか妙な感じがしてくるな。もちろん、俺としては喜ばしいかぎりなのだが」
「んっ、ふうっ……。と、常磐殿などと、他人行儀な呼び方はよしてくれないか、婿殿。婿殿を一人前の男だと見込んで、この私も身体を預けているんだ。それなのに、ちょっと寂しいじゃないか」
「ン……。すまなかった、常磐。埋め合わせなら、これからいくらでも」
馬に乗るような格好で、常磐が自ら男根を迎え入れている。
熟しきった膣内は、根本まで包まれると蕩けるような快感があった。緩やかだが、確かに締まりのあるあたたかな空間。常磐が腰を動かすと、ぶらさがった巨乳が魅惑的に跳ね回る。視覚からも気持ちを昂らせて、孫策は熟女の肉穴を堪能していた。
「こ、これっ、お゙っ……、やべ……っ♡ んお゙っ、おっ、お゙おっ♡ お、奥の奥までかき回されて、んあっ、あ゙っ、簡単に……いかされるっ♡ は、ははっ。そりゃあ、あの生娘があんな顔をするはずだ。こんな桁外れのチンポ、本気でハメられたら誰だって落ちるに決まってる」
「一刀。貴様のその暇そうにしている口で、この母の相手をしないか。でかい乳が見たいというなら、あとでいくらでも見せてやる。だから、わかっているな?」
視界が義母の大きな尻で埋め尽くされる。両手で抱えても、結構な重みのある塊だった。弾力のある肉に指を沈ませると、心地よさで男根がびくりと脈打った。常磐の嬌声が聴こえる。そちらの弱い部分も、段々とつかめてきているところだった。
熟した膣肉。愛液塗れになった入り口を、顔に押しつけられている。
義母がなにをしているのか知るすべはないが、眼の前にいる常磐にちょっかいをかけていることだけは間違いなかった。尖らせた舌。肉の間に潜らせると、二人分の気持ちよさそうな声が浴場に響き渡った。
「ハハハッ。どうだ常磐。最高だろう、ウチの息子のチンポの味は? ほかならぬ貴様だから、こうして一番槍を譲ってやっているのだぞ。だから、感謝を忘れてくれるなよ、このオレの優しさにな」
「あ、ああっ……♡ こんな化け物みたいなチンポ毎日のように貪っていりゃあ、女が磨かれて当然だ。うお゙っ、んっ、おお゙っ……♡ 腹の内側の肉が、全部ひっくり返されそうになる。好き、好きになる……っ。婿殿とこのチンポのことで、頭の中いっぱいになって、お゙う……っ♡」
「ったく……、ひとりで盛大にイキやがって。年増のくせに、とんだ雑魚マンコじゃねえか、常磐め。ククッ。安心していいのだぞ、一刀。たとえこの女のマンコで射精できなかったとしても、母がいくらでも精液を搾り取ってやる。さあ、もっと本気で舌を遣え。チンポと同じくらい、舌でオレのことをメスにしてみせろ♡」
相変わらず、義母は無茶苦茶なことを言っている。ただし、それで全身を興奮させているのだから、自分も完全に孫家の血に染められてしまっているのだろう。
ぬちゅぬちゅという淫らな音が、浴場の中を反響する。義母から滴る愛液が果てしなく熱い。男の興奮を誘う媚薬。どれだけ飲み干しても、飽きることがなかった。
握り潰すような愛撫を尻に加えながら、膣口を全力で吸い上げる。下腹部は常磐の中で痺れきっていて、半分どこから快楽が昇ってきているのか判別がつかなくなっている。
「いっ、いいっ。チンポいいっ♡ 婿殿のチンポ、私の奥をすり潰してくる。こんなに気持ちいいの、きっと人生で初めてだ。ああっ……♡ もう、頭おかしくなる。マンコの肉まで馬鹿になって、チンポ搾ることしか考えられなくなる……っ♡」
「ククッ。でっけえ乳、オレの眼の前で無様に揺らしやがって。おい、さっさと絶頂するんだよ。それともなにか? さっきからイキすぎて、身動きできなくなっているだけなのか、貴様は?」
「うっ、うあっ……! や、やめろ、炎蓮。いまそんなに胸揉まれたら、あっ……♡ か、感じすぎる、んっ、んお゙っ……♡」
「おお、ちゃんと意識があるじゃねえか。んうっ、お゙っ、お゙ーっ、んん……っ♡ だ、出すなら出していいのだぞ、一刀。とっととこの年増の孕み袋に子種をコキ捨てて、オレにチンポ跨がらせるんだよ」
ばちん、と乾いた音が響く。
口を離して答えるのが面倒だったから、義母の尻に平手打ちを加えて返事とした。
舌を締め上げる動きが強烈になる。普段されることのない刺激に、義母も気持ちを昂らせているのだろう。いじめ甲斐のある大きな的だ。少々赤く腫れることは気にせず、孫策は尻を打ち続けた。
「あ、あ゙ひっ♡ お゙……っ、これきく……っ♡ 反抗期の息子にマンコ吸われながら、馬鹿みたいにイク……っ♡ んあっ、ああぁあっ、はーっ、んひっ、うお゙ーっ……♡」
「だ、誰が雑魚マンコだって、炎蓮? 貴様こそ、最高に無様なイキ顔さらしているんじゃねえか♡ はあ、あっ。チンポ、チンポくるっ♡ き、亀頭の先ふくらんで、あっ♡ 射精、しゃせー、くる、きちゃう……♡」
絶頂の瞬間、種付けのために腰を突き上げながら、義母の媚肉をこれでもかというほど吸い上げた。
新鮮な精液が、常磐の子宮に飲み込まれていく。注入がとまらない。歯止めの効かなくなった情欲の塊が、身体の奥底からあふれだしている。
「これ、これが、若いオスの本気の種付け……ぇ♡ あ゙ーっ、んっ、んあっ、はあぁっ、あっ、いっ、いあぁああ……っ♡」
「本気汁、いくらでもでる♡ ああっ、もっとだ一刀♡ マンコがおかしくなるくらい、オレをいかせろ……お゙っ♡」
美女二人の奏でる、最高の音曲に耳を包まれる。
突き上げている腰を、なかなかおろす気にはなれなかった。常磐の痙攣はまだ続いている。その痴態に触発されて、男根はまだ精を吐き出していた。
†
「はー、食った食った。貴様も腹いっぱいになったろう、常磐?」
「んっ、うむっ……。それにしても、あれだけ私と炎蓮に射精したというのに、婿殿のこれはほんとうに化け物なのか」
心地よい疲労の中、湯に浸かる。
極上のひと時だった。左右には自分の子種で腹を満たした二人が侍っていて、交合の余韻を愉しんでいる。
湯に浮いた義母の乳房を片方つかまえ、先端に吸い付いた。自分でも呆れるほどの性欲の強さだったが、こればかりはどうしようもない。ようやくきれいにした肌を唾液で汚すのは、また違った悦びがあるのだ。
「常磐。漢中の調査、貴様によろしく頼みたい。オレたちは今回の手柄を盾として、どうにか荊州の土地をもぎ取るつもりだ。州牧のいる成都との間に、漢中は壁のようにそり立っている。宗教に支配されたあの土地は特殊で、なんの繋がりもなしに立ち入ることは難しいと聞く。西域と交流のある馬家であれば、商人を通じた伝手があると思っているが、違うか?」
「けっ……。猪突猛進のようにみえて、貴様は昔っから搦手を探るのが得意な女だったな。まあいい。こっちの探りは、私に任せておけ。ただし、実力行使となると相当面倒なことになるぞ。中原を騒がした黄巾党同様、五斗米道も軍隊を整えているのだからな」
「ン……。母御も考えていることだが、落とすのなら調略でどうにかするべきなのだろうな。漢中の先、成都を攻めるためにも、船と部隊の準備だけは急いでやるつもりだ。もっとも、それ以前にやるべきことはいくらでもあるのだが」
荊州を中心に、揚州と益州を孫家の手中に収める。それで涼州が味方となって立ち上がれば、この国の半分ほどがひとつの勢力に染まることになる。
孫家の基盤足り得る揚州は、気候が温暖で土地も広大なのだが、いかんせん人口が少ないという弱点がある。それに開発もまだまだ途上で、船を使わなければ移動に難儀することも多かった。
そうした事情もあって、是が非でも欲しいのが荊州の領土だった。荊州は、皇帝の一族が頂点に立って治めている肥沃な土地で、名士も多数暮らしている。
孫家が南部を制したころには、中原に誰かが一大勢力を築き上げているのだろう。あとは南北で決戦を行い、勝利したほうが新たな覇者として全土を導いていけばいい。
天下二分の計。発案者である冥琳などは、そう呼称しているようだった。
いまは遥か壮大な夢でしかないが、必ずや実現してみせる。そのためにも、まずは英気をたっぷりと養うことだ。
「おっ。今度は私の乳が恋しくなったのか、婿殿?」
常磐のつんと長く張りでた乳を、持ち上げながら吸った。
しばらく、この快楽に満たされた園から抜け出せそうにない。股間を撫でてくる二人の手。静かにほほ笑む義母の姿が、やけに優しく感じられた。