先に身体を洗っていた小蓮に手を引かれ、孫策は湿気のある空間の中を歩いた。
袁家所有の邸宅だけあって、浴場も立派な造りをしていた。敷かれている石にしても加工が行き届いていて、妙な引っかかりなどが少しもない。露天風呂になっているから、差し込む日光のあたたかさが心地よかった。
褐色肌の小蓮との対比で、美羽の傷ひとつない白絹の肌がいっそう輝いて見えている。どちらがいい、というものではないが、初めて眼にする小ぶりな乳首と純真無垢な一本筋が、戦帰りで滾る男の情欲を強く刺激するのだ。
「ぬおっ!? あ、兄さまのそこ、大丈夫なのかえ? これでもかと言うくらい腫れておるというか、な、七乃?」
「平気ですよ、美羽さま。おちんちんがこうして勃起しているのは、むしろ一刀さんが元気な証拠ですので。ねっ、妹の裸に欲情する変態さん?」
「お、おちっ? むう……。男の身体には、かくも面妖なモノがついておるのじゃな。なんでもないのに膨れ上がったら、服を着るにしても邪魔ではないか」
顔の側で囁きながら、七乃が耳の端を甘く噛んでくる。
その間も美羽の視線は下腹部の突起に注がれていて、本能的に昂揚してきているのか、かわいらしい反応を時折示す。
「ほら、美羽。兄さまのここ、シャオたちに洗ってほしくてうずうずしてるんだよ。手に泡をつけて、こうして……」
「お、おおっ。
「そうそう、上手上手。あっ、先っぽの部分は最初優しくしてあげてね? 段々激しくしてあげると、すごく気持ちよくなれるみたいだから」
「ふ、ふむ? ここをゆっくりとかわいがられるのが、兄さまは好きなのじゃな」
美羽の慣れない手つきを補助するように、小蓮が大胆な動きで肉竿に快感を与える。
房事では一歩も二歩も先をいっているのが小蓮だから、教え方にもなかなか筋が通っている。初心者の美羽が竿をしごくと気持ちよさが緩やかになりすぎるだろうから、いまの配置はかなりちょうどよかった。妖艶にほほ笑む妹と唇を合わせる。甘い唾液がさらに理性を溶かしていく。横から聞こえる美羽の感嘆の声が、快楽に花を添えている。
「ふふっ。それでは、私はこちらから。一刀さんが完全に幼女趣味に走ってしまわれないように、背中からむにむにっと」
胸や腹のあたりを手のひらで洗いながら、七乃が泡をつけた乳房を押し付けてくる。
なんだかんだ牽制を入れつつも、この状況を愉しんでいるようだった。美羽が幸せでいるうちは、この女に牙を剥かれることはない。表裏があるようで、実は案外わかりやすい性格をしているのが七乃なのだ。
「えへへっ。美羽も、兄さまにしてもらいなよ。とっても気持ちいいんだから、ちゅって口を吸い合うの」
「んっ、そうなのかえ? うははっ。兄さまと過ごしていると、知らないことをたくさん教えてもらえるのじゃ。うむ、それではどんと来てみるがよいぞ?」
亀頭を手のひらでこねる美羽が、つんと尖らせた唇を突き出している。
淫らで背徳的な場の雰囲気が、快楽を倍増させている感覚があった。なにか言いたげな七乃が、肩に頭を乗せている。その髪を二度撫でてから、孫策は美羽の初めてを躊躇なく奪った。
「むっ、ふむっ……。んっ、れろっ……、ちゅっ、んあっ……。はふ、んっ、んぅ……」
「むう……。お嬢様の初めて、どうせなら私が貰いたかったのにぃ。ああっ、そんな気持ちよさそうに一刀さんの唇吸って……。はあ、なんだか私まで、変な気分になってしまいそうです」
興奮した七乃が、尻に手を滑り込ませてくる。普通ならくすぐったさを感じて終わりだが、昂った肉体がその感覚すら快楽に変えてしまうのだ。
そのまま腕を伸ばし、股の下から七乃が玉を指で揉む。直接的な脅威としては正直首を取られたとき以上であり、独特な緊張感が男根を脈打たせた。そのことがわかっているのか、ねっとりとした手つきで七乃が愛撫を続けてくる。
無垢だった美羽の手のひらは我慢汁に塗れていて、さらに搾り出そうと小蓮が竿の部分を丹念にしごく。歓待は予測を遥かに越えていて、あのとき冥琳の進言に従っておいてよかった、と孫策は素直に思う。持つべきものは、やはり心根を理解してくれる友だ。脳内にいる冥琳が、どうだと言わんばかりに大きな胸を反らす。
「ふふっ。苦しいんですか、一刀さん? おちんちんこんなになるまで張り詰めて、射精したくてたまらないんですね。子種を溜め込んだ玉もこんなに……。ほら、気持ちいいなら射精してください。びゅーって、お嬢様のなんにも知らない手のひらに、精液コキ捨てていいんですよ?」
「ふーん。なかなかやるじゃない、お姉さんも。けど、あんまり煽ったらあとが怖いんだよ、兄さまは。あっ、それともひいひい言っちゃうまでいじめてもらうのが、七乃の目的だったりして? だったら、シャオは止めたりしないけどね」
「むー、そんなのじゃありませんよー。確かに、いじめられて悦ぶ変態さんも世の中にはいらっしゃいますけど、私は絶対に違いますぅ」
二人が勝手な会話を続ける。膨張する男根の変化を感じ取ったのか、美羽が左右の手のひらで挟むように亀頭を刺激するようになっていた。
会話の流れで結託することに決めたのか、小蓮と七乃が耳を舌でぬらりとねぶってくる。ぞくぞくとするような痺れ。それが煮えたぎった精液を奥から押し出し、美羽の手のひらを汚すように迫るのだ。
「美羽、んっ……」
「ふみゅっ……? んれっ、んっ、はうっ。兄さま? んちゅっ、へふっ、むっ……♡」
特に宣言をすることもなく、自然な昂ぶりの中で孫策はすべてを解放した。
爆発に驚く美羽を安心させるように、口づけを続行する。小さな手の中での射精は極めて心地よく、白濁を肌にすり込ませようと腰をわずかに突き出した。
「見てください、小蓮さん。一刀さんたら、お嬢様の手の中にあんなにたくさん……。はあっ……。困っているのに逃げ出せないお嬢様、かわいすぎます♡」
「知らないなら教えてあげるけど、七乃みたいな人のこと、世間一般では変態さんって言うんだよ。けど、美羽って結構素直でいい子じゃない。すっごい名門のお嬢様だから、もっとお高くとまってたらどうしよう、ってちょっと思ってたんだけど」
「美羽さまの側近である私にそれを言っちゃう小蓮さんも、大概な気がしますけどねえ。というか、当たり前じゃありませんか。お嬢様はとってもいい子だし、この国でもっともかわいいんです! そのせいで、ちょーっとおかしなお兄さんに、欲望をぶつけられたりしちゃっていますけど」
射精の熱さと口づけに夢中になっている美羽には、二人の声は届かない。
精液がいつまでも流れ出るような感覚があった。湯の中のようなあたたかさに包まれ、孫策は快楽の波に気持ちよく揺られている。
†
数十人は楽に収容できそうな浴槽の中で、全身を伸ばす。甘えたがる小蓮を膝の上に抱き、孫策はゆっくりと息を吐いた。
精液を受け止めた感覚が消えないでいるのか、美羽はしきりに自分の手を見つめている。あれはどういうものなのじゃ、と七乃に質問したりするものの、なんとなくはぐらかされてこれという答えは返ってこない。
それにしても、気持ちのいい湯だと思った。ねっとりとしていて、包みこまれるような温もりがある。小蓮の顔が妙に紅潮しているのも、きっとそのせいなのだろう。
「ねえ、一刀さん」
「ン……。なにか用でもあるのか、七乃」
いまはそういう気分なのか、七乃は美羽と分け合うようにして自分に身体を寄せていた。
小蓮が身をよじる。ぱしゃり、と湯の表面が波打った。
「それ、絶対挿ってますよね」
「さあ、気のせいだろう。疲れているのではないか、おまえも」
「ふーん。そうなんですかねえ、ほんとに」
右の肩に頭を乗せている七乃が言った。
袁家の湯が気持ちいいのか、小蓮がくぐもった声を洩らす。はしたないぞ、と嗜めるように妹の乳頭を指でひねる。そのせいか、感じていた温もりがさらに強くなった。
「むむむっ? 見てみよ、七乃。兄さまのあんなに大きかったおちんちんが、どこかに消えてしまったのじゃ。まっこと、面妖なつくりをしておるのじゃのう」
「やっ。だから、やっぱり挿っていますよね。小蓮さんだって、さっきから気持ちよさそうな声、ちっとも我慢できていませんし」
「シャオは、この家の湯がよほど気に入ったのだろうな。それもこれも美羽のおかげなのだから、礼を申しておく必要があるのか」
「うははっ。もっと褒めてたも、兄さま。洛陽に滞在している間は、いつでも妾のもとに遊びにくるがよいぞ? 廷臣どもの相手は退屈でどうにもならんが、兄さまなら大歓迎なのじゃ」
「うわっ。お嬢様を使って、うまく話題を変えましたねぇ。意外とやるじゃありませんか、一刀さんも」
知らない風を装いつつ、ぴんと勃った小蓮の肉芽を指の腹で刺激する。
小さな膣内の締めつけは抜群で、射精したばかりの男根を休まず責め立てる。こりっとした感触のある子宮口。そこに亀頭を使って何度も口づけをし、妹の幼い肉体を昂らせた。
実際、湯の効果が多少はあると孫策は思った。
感じた快楽の味を記憶させておこうと、美羽の唇を吸った。いまはまだ、無理をさせていい段階ではない。そこで七乃の機嫌を損ねても面倒だから、今日は軽い愛撫だけで終えるつもりでいる。
「私にも、一刀さん」
美羽の唾液の熱が残っている唇。七乃と合わせると、すぐさま舌による蹂躙がはじまった。
美羽の身体を抱き寄せ、産毛すら生えていない秘裂を指でくすぐる。全身があたたまっているから、じんわりとした快楽があるはずだった。ふくらみのほとんどない胸も一緒にかわいがり、孫策は徐々に快楽を引き出すことに専念している。
「はふ……。これで私も、お嬢様と口づけたも同然です。ああっ、なんて甘美な味なんでしょうか。一刀さん越しに感じるお嬢様のお味。透明感のある甘みがあって、たまりません」
「ふえっ……!? あ、兄さま、七乃のやつはなにを言って……」
「あまり気にしてやるなよ、美羽。臣下の欠点に目を瞑ることも、主君をやっている以上たまには必要だ」
「んあっ、んっ……♡ そうだよ、美羽。自分を大切に思ってくれる家臣なんだから、最大限労ってあげなきゃ。ねっ、だから兄さまも♡」
美羽の肉体を開発しつつ、小蓮に欲望をぶつける。
しつこいくらいに絡む舌。吸い上げながら、性器同士をより強く密着させる。小蓮がちょっと大胆に腰をふるから、こちらもつい声が洩れそうになった。二度目の射精が近い。妹の膣内に放ちたいという肉欲が、ふつふつと湧き上がる。
「小蓮さん、とっても気持ちよさそうですね。これでもまだ、おちんちん挿入してないと言い切るおつもりなんですか?」
「んっ、あははっ……♡ もう、どっちでもいいじゃない、そんなの。兄さまがしてくれることなら、なんだってシャオは気持ちよくなれちゃうんだもん。おっ、んぐっ、んっ……♡ ふふっ。そのうち、頭を撫でられただけでも、いけるようになっちゃったりして。くっ、あうっ♡」
湯の上に出ている小蓮の胸に、七乃が吸い付いた。
この日の会合で、二人の仲がもっとも深まった気がしないでもない。狭い膣内。子種をねだるように、収縮を繰り返している。小蓮の全身がぞくりと大きく痙攣した。それで、射精感が一気に強くなる。
「シャオ。気持ちいいからって、お漏らしだけはなしだぞ」
「わかってるってば……ぁ♡ んっ、んあっ♡ きて、きて、兄さま。シャオと一緒に、気持ちよくなって射精して♡ 子供おまんこに男の人のお汁そそいで、そのままお母さんにしてくれたっていいんだよ♡ ふあっ、ん……っ♡」
小蓮の発する淫語の意味がよくわからないのか、美羽は身体をいじられた状態でこちらをぼんやりと見上げていた。
軽い腰が落ちてきたのと同時に、二発目を腟内に発射する。締め上げが強い。手足を硬直させた小蓮が、口から途切れ途切れに甘い声を放っている。
「はうっ、んんっ♡ はあ、あっ……。兄さまの射精でいくの、さいっこう……♡ やっ、まだくるっ……♡」
「わ、妾も、身体がなんだか変なのじゃ。頭もちょっとぼーっとして、んっ、兄さま……♡」
「ああっ。大人の階段を強引に昇らされていくお嬢様、なんて尊いんでしょう……♡ ふっ、うふふっ……♡」
三者三様の光景だった。
それぞれ見ているものこそ違えど、気分がよくなっていることだけは同じなのである。
妹の中にたっぷりと放ちながら、孫策は開放的な空間をあらためて享受していた。繊細な膣肉はまだひくついていて、痺れを断続的に送ってくる。精液のかたまりが、それでとぷりとこぼれ出た感じがした。
「また遊ぼう、美羽」
ほんのり色づいた頬を隠そうともせず、美羽が大きく頷いた。