※この作品はR-18です。

虎となりて   作:KKS

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普通に間違えて曹操伝のほうに投げてました。
すみません。


聞き耳無用(紫苑)

 紫苑が城に滞在するようになってから、今日で三日となる。

 初手でいきなり仕掛けてみたことが功を奏したのか、自由にさせていても、特に不審な動きをしている様子はない。義母の命により明命の麾下に見張らせていたのだが、それもやめさせた。獰猛なけものほど、意外と繊細な狩りをするものだ。江東の虎とあだ名される義母にも、その性質は例外なく当てはまる。

 

「うふふっ。一刀殿のここ、朝からすごく元気になっていて。んっ、んはっ、すーっ、はあっ……」

 

 寝台に腰掛けた孫策の股の間に、ひざまずくような格好となった紫苑が入っている。半分勃ちあがった男根に、美しい指が絡む。紫苑は房事の感覚を完全に取り戻していて、絶妙な刺激を下腹部に与えてくるのだ。

 午後になれば、紫苑は連れてきた軍勢とともに長沙を離れることになる。しばらくは会うこともままならなくなるだろうし、互いの体温を記憶しておくためにも、この時間は必要だった。

 少し酔いの跡が残る紫苑の頬を手の甲で撫でる。あの乱痴気騒ぎを経験したことで孫家の雰囲気に馴染んだのか、祭や粋怜とは飲み友達のような関係になったと聞いていた。さすがに雷火とはまだそこまでの関係を築けていないらしく、それは今後の愉しみにしておきたい、と紫苑は先のことまで考えてくれているようだった。

 

「んあっ、れちょ……。んっ……。昨晩も、どなたかとご一緒に? 少し、味が濃い感じがしていますから」

「ン……。宿老たちの相手ばかりしていると、かわいい妹にへそを曲げられてしまうのでな。それで、昨日は二人で過ごしていた」

「まあ。ほんとうに、抜け目のない御方。ですが、女性のことで隠し立てをされないところが、一刀殿のよい部分でもあるのでしょうね」

「そうかな。身勝手なだけなのだよ、きっと」

「あっ……。一刀殿、んっ、はあっ、ふあっ」

 

 服の隙間に手を突っ込み、生乳の感触を存分に愉しんだ。

 ひとり娘はまだ幼いと聞いているし、刺激を続けてやればどうにか乳が出るようになるのではないか。自分がそんな浅はかな思考をしているとも知らず、紫苑は快楽に身を悶えさせている。

 

「奉仕してくれるか、おまえのここで。ははっ。しておきたいのだろう、思い出づくりを?」

「もう……。けれど、あなたが御所望なのであれば悦んで、んっ……♡」

 

 首もとにある留め具を外し、紫苑が肩から服を脱いでいった。

 まったくかたちに歪みのない乳房。理想的な曲線を有していて、芸術品としていつまでも眺めていたいくらいだった。ただし、それでは絶対に満たされない欲望があることは明白だ。そんな自分の逸る気持ちを察したのか、紫苑は少しにやついたまま口内に唾液を溜めている。

 

「まだ挟んで差し上げていないのに、もうこんなに張りつめて。んれっ、んっ……。ぬるぬる、一刀殿もお好きでしょう?」

「嫌いなはずがないだろう。しかし、そこから酔いが回ってしまわない程度にたのむぞ」

「まあ。わたくし、そこまで飲み明かしてはいませんわよ。どちらかといえば、祭殿のほうが……」

「あははっ。俺の経験上、酒飲みは皆きまってそう言うものだ」

「むう……。一刀殿のその余裕、どうにか崩してみたい、と日夜考えてはいるのですが、んっ……」

 

 上体を起こし、紫苑が男根の先端に狙いを定めている。

 包みこまれる。やわらかさとキツさが同居している乳房の間に、男根全体がすっぽりと覆い隠されてしまった。そこに唾液による泥濘みがうまく作用して、膣内とはまた違う気持ちよさをもたらしてくれるのだ。紫苑を支配しているような感覚と相まって、当然よい気分にならないはずがない。

 

「名手の腕前だな、これは。しばらくご無沙汰だったというのが、嘘のようだ」

「んあっ、はあっ……。一刀殿のこれがいけないんですからね。わたくしは、璃々にとってよい母親でいればそれでいい。そう思っていたのに、こんなっ……♡」

 

 巧みな乳さばきで、紫苑が左右上下問わず快楽を与えてくる。乳肉が絡みついてくる感覚が最高に気持ちいい。額にかすかに浮いた汗を拭って、孫策はゆっくりと息を吐いた。

 

「大きさもかたさも、すごく素敵。それに、匂いまでこんなにいやらしいだなんて。ああっ、もう、そんなにおっぱいのなかでびくってされてしまうと、はあっ……♡」

「なんだ。紫苑は、俺よりもチンポのことが好きになってしまったのか? よい母親どころか、それではとんだ淫乱ではないか」

「ち、違います。そんなことはないと、誓って……」

 

 紫苑の表情に少し焦りが生じている。それで余裕たっぷりに行われていた奉仕に変調が起こり、悦びにふるえる先端から我慢汁がこぼれた。

 ほんとうに愛らしい女だ、と孫策は笑う。しばらく手放すことになるのは惜しいが、いずれ完全に自分のものとしてみせる。そのためには、是が非でも荊州牧を排除するしかない。

 牙は常に研いでおく。領地に縛られようと、虎が野生を捨てることはない。むしろうまい味を知っただけ、欲望はどこまでも大きくなる。

 

「紫苑」

「一刀殿、んっ……」

 

 紫苑の頭を引き寄せ、唇を深く吸った。

 乾いた口内。互いの唾液で見る間に湿潤していき、その中を舌が這った。

 窮屈な体勢でつかまえられている男根が、淫らに動く乳肉の内側でふるえた。口づけに興じていようと、紫苑の奉仕に抜かりはない。どうにか男根に精を吐き出させようと全体を擦り上げ、勃起した乳首で亀頭を甘く挟んでくるのだ。

 肉体と一緒に心までふるわすような献身的な奉仕。それを受けて、男として嬉しくないわけがない。

 

「ふっ、んっ……。紫苑。いっていいか、おまえのなかで」

「はふっ、はあっ……♡ ど、どうか、一刀殿のご自由に。わたくしの胸はいま、あなたさまを気持ちよくするためだけに存在しているのですもの。ですから、たくさん射精なさってください。最後まで、しっかり包んでいて差し上げますから」

 

 乳圧がはっきりと強くなった。

 あれでもまだ余力を残していたのか、とちょっと驚きの気持ちが湧いてくる。紫苑にいいと言われているのだから、自分はたっぷりと快楽を味わうだけだ。

 手足に入っていた力を緩めると、きつく締まっていた栓が外れたように射精がはじまる。搾り取られるというか、まったりとした気持ちよさがどこまでも続くような感じがする。紫苑は笑顔で、乳肉内部で行われる射精を受け止めていた。

 

「んあっ、はっ……♡ す、すごいですわね、これっ。わたくしのおっぱいの中で、精液がびちゃびちゃって♡ いや、あんっ……♡ そんなに跳ねさせては、大事なとろとろがこぼれてしまいます。射精するなら、最後までわたくしの中で、ふふっ……♡」

 

 恍惚とした表情を浮かべ、紫苑が何度か胸を揺さぶる。その肉の波打ちを見ているだけでも、真新しい子種を吐き出してしまえるようだった。

 たっぷりと乳内射精(なかだし)しているというのに、あの独特の臭気が立ち上ってくる。間近にいる紫苑はそれを強く感じているようで、先ほどから嬉しそうに深呼吸を繰り返しているくらいだった。

 

「ああ、いいっ……♡ 一刀殿の新鮮な精液が、わたくしの中にこんなにも♡ んあっ、ああっ……。とっても、いい気持ちです。好きになった殿方に満足してもらえると、どうして自分まで嬉しくなってしまうのでしょうね。うふふ。ほんとうに、不思議です」

「紫苑の優しさなのだろうな、それは。だからこそ、ともに過ごしていて心地いいと思えてくる」

「わたくしも同じことを、あなたに対して感じているのだと思います。会う機会がきたら、娘のこともどうか」

「ほう。その口ぶり、紫苑は親子揃って俺に抱かれたいと?」

「意地の悪い御方。璃々はまだ、こんなに小さいんですよ」

 

 そう言って、紫苑は手を動かして娘の背丈を示してみせる。

 別に、それがなんだという気持ちがあったのだが、この場は黙ってやり過ごすのが正解だと判断した。小蓮や音々音、それに美羽だってまだまだ成長途上にあるといえるが、兵を率いて戦場に出ているではないか。結局のところ、本人がどう思っているかで在り方は決まる。だから、自分は本能に従い相手を愛するだけだった。

 

「一刀さま。一刀さまは、ご在室でしょうか。至急お知らせしたいことがあり、参上したのですが……」

 

 部屋の外から明命の声が聴こえる。慌てて紫苑が身だしなみを整えようとするが、制して孫策は声を張り上げた。

 

「入れ、明命。たった今まで取り込み中だったから、いろいろと散乱してはいるが」

「はい? えと、それでは失礼するのです。って……。ああ、なるほど!」

「やっ……。あまりそうして納得されると、わたくしとしてはなんというか……」

 

 恥ずかしがって身をよじるものだから、紫苑の乳房の間から多量に放たれた精液がこぼれてしまう。これで床を汚すのはまずいと思ったのか、紫苑は手のひらを合わせて、どうにか白濁を受け止めた。

 さっと飛び込み、明命がどろりとした粘液に口をつけた。なんの迷いもない行いに、紫苑はさすがに面食らってしまっている。

 こうしたときに、機転の効く明命の存在はありがたい。というよりも、倫理観が著しく欠如しているだけなのかもしれないが。

 

「じゅっ、ずずずっ、ずっ……♡ ほら、こうしてすすってしまえば、まったく問題ありません! えへへっ。報告ついでに一刀さまの子種をいただけるなんて、今日はかなりついています!」

「え、ええ……? これも、孫家流の教育の賜物なのかしら……?」

 

 手のひらを占拠していた白濁。瞬く間になくなっていくそれを見つめて、紫苑が呆然とつぶやいた。

 

「はいっ、これで全部飲みきりました! 一刀さま、それでなのですが」

「口の端が汚れているぞ、明命。ほら、もう少しこちらに」

 

 指の腹で明命についていた残滓を拭う。

 あまりの勢いで一連のことが行われたせいで、紫苑はどう突っ込んでいいものかわからないのだろう。そうした撹乱も、本職である明命にはお手の物だ。

 

「紫苑に聞かれて困るようなことはない。そのまま、話せ」

「では。漢中を探らせている配下から、先ほど報告がありました。なんでも、益州牧である劉璋殿が、五斗米道を追い出しにかかっているようでして」

「おもしろい。我慢ができなくなり、劉璋は軍勢を差し向けたか。それで、数は」

「はっ。一万五千から、二万は用意しているようなのです。なかなか気合の入った動員ですが、五斗米道の守りはかたく、かなりの苦戦を強いられることでしょう。それに……」

「それに、なんだ」

「い、いふぁいれふよぉ、かじゅとひゃまぁ……」

 

 もったいぶる明命のやわらかな頬を左右に引っ張る。搾り出される涙声が、かわいらしかった。

 長沙で得た情報をどう扱うかは、すべて紫苑の自由だった。

 仕掛けているのは常にこちらからであり、おそれるようなことはなにもない。それに、紫苑はすぐれた武人であり、女としての感度も抜群に高い。誰につけば、荊州をよりよい方向に導くことができるのか。葛藤こそあれど、選択を間違えるようなことはないと信じていた。

 

「うへえ、はぅ……。じ、実はですねぇ、五斗米道の部隊の中に」

 

 明命が幾人かの名を紡ぐ。

 これは、考えていた以上におもしろいことになりそうだ、と孫策は軽快に膝を打った。

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