孫家の軍師たちは、月に何度か集まり定例の会議を開く。やることといえば、意見の出し合いと統合だった。各々向いている方向があるから、時々進路の修正が必要になってくる。
全体の取りまとめをするのは、筆頭格である冥琳の仕事だった。
直属の上司である孫策の相手。軍全体の統括。それに加えて内外のことを請け負う多忙ぶりだったが、桂花と雛里の加入によって、負担はかなり軽減されてはいる。
「ええー。ですから、そのあたりのことはですねえ」
おっとりとした声が執務室から聴こえる。
大概、会議の煮詰まった頃を見計らって、義母か自分が参加するようになっていた。どうせ報告を訊く必要があるのだから、その場にいてしまったほうがいい、と孫策は扉に手をかけながら思う。
自分たちが横にいたところで恐縮するような軍師たちでもないから、早さはなによりだった。
「あっ。本日は、殿さまの番だったのですねえ」
「調子はどうかな、穏。早すぎたのなら、外で暇を潰してくるが」
「んー。おそらく、それには及ばないと思いますけど。ね、冥琳さま」
「うむ。潰す暇があるのが羨ましいよ、まったく」
陸遜は、家中でも指折りの巨乳である。それが、胸元から臍にかけて、見事に肌色を晒しているのだ。揺れる二つのものに、油断から視線を奪われる。ついで、陸遜の笑顔だった。真名を穏といい、これでも軍師としては、冥琳の次席である。
呆れながら、冥琳が顔を手で扇いでいた。会議は基本的に立って行われていて、見なければならない資料がある場合だけ、机を囲んだりもする。
「どうしてなのでしょうか。殿さまとお会いするのって、なんだかものすごーくお久しぶりな気がします。つい先日、閨にお邪魔したばかりのはずなんですけどねぇ」
同席している桂花と雛里が、穏の言葉にぴくりと身体を反応させている。関羽が出張ってきている事情もあって、亞莎は領地を空けるわけにはいかなかった。
「その事実が、すべてだろう。なんなら、いまから軽く遊んでみせようか」
「やぁん♡ こんなみんなの前でだなんて、冥琳さまに怒られちゃいますよ、殿さま」
「小言をおそれて、眼前にぶらさがった旨そうな乳を逃せと言うのか、俺に。それに、職務さえ忘れなければ、冥琳にも文句はないはずだ。なあ、親友?」
「ここぞとばかりに親友面をしてくれるなよ、馬鹿者め。おまえが主君でなければ、この場で折檻にかけているところだぞ」
冥琳の牽制に引き下がってなどいられない。
こうなればやったもの勝ちだ、と孫策は穏の乳房を片方露出させる。薄く拡がる乳輪の中心。小さな豆ほどの突起が鎮座しているのが、特徴だった。淡い色をしたふくらみは、どうしてこんなにも男心を狂わせるのか。自問自答しつつ、肉感あふれるふくらみに指でふれた。
「ほら。いいから、会議を続けてくれ。俺の存在は、しばらく忘れていろ」
「あんっ、んっ、くふぅ……♡ 殿さまはこう仰っておいでですが、冥琳さま?」
「ぐぬぬ……。わかった。わかったから、そこのどうにもならん痴れ者は、話が終わるまで口を閉じていろ。桂花と雛里の二人も、それでよいな」
「ふう、はあっ……。どうせなら、この薄汚い雌犬めを辱めてください、ご主人様。そんな、ああっ。私や雛里に見せつけるように、たるんだ乳を搾られるだなんてぇ……」
「えっ、あのっ。どうして、そこで私の名前まで挙がってくるんですか、桂花さん」
「現実逃避はやめなさい、雛里。牛みたいな乳なんて夢のまた夢。こちとら、この大きさで勝負するしかないんだから。だいたい、孫家にはでっかいふくらみが多すぎるのよ。大殿さまから揃いも揃って、冥琳殿や梨晏まで……。やっぱり、持つべきものは貧乳の友達ね」
「あわわっ。そちらこそ帰ってきてください、桂花さーん。このままだと、ただの傷の舐め合いになってしまいますよぉ」
二人が愉快な掛け合いをしている間に、穏はほとんど上半身を裸にさせられてしまっている。といっても、やっているのは自分の手と指なのだが。
しっとりとした肌を、孫策は丹念に揉みしだいた。穏が小さく声を漏らす。あまりにも旨そうな姿をしているから、唾液があふれそうになる。
「あふん、あんっ……♡ 劉表さんへの挑発はしっかり効いているようですし、戦の準備だけは油断なくしておきませんとねえ。兵の調練は武官の方々が仕上げにかかっておられるでしょうし、私どもが心配すべきはやはり兵糧です」
「そちらは、私と桂花殿とでなんとかするつもりだ。揚州に比べれば、ここは人も田畠も多い。今年は、凶作にもならんだろうしな」
「一度に輸送するのは大変だし、用事があるときに輜重を同行させて、少しずつ糧食を前線に動かしているところよ。そこからの分配は亞莎がうまくやってくれているから、いまのところは問題なしね」
「でしたら、あとはいつ戦になるかですね。劉表さんは苛立っているものの、まだ軍勢を差し向けるような事態には発展していません。当たり前といえば、当たり前のことなんですけど」
荒い息を吐いた穏が、床に膝をついて奉仕をする姿勢になった。やりたいことがあるらしく、いきり立った男根が外に放り出されている。
手のひらに垂らした唾液。亀頭に塗りつける穏が、淫らな笑みを浮かべていた。冥琳のため息が聴こえる。それでも、自分をいないものとして扱うと言いはじめたのは、冥琳だった。
「おっぱい大好きな殿さまには、こうして、んあうっ……♡」
右の乳房の先端と、亀頭とがぴったりくっついた。そのまま、ぬるりと呑み込まれていく。言葉通りの包容力だった。穏の見事な巨乳が、男根をずっぽりと食ってしまっている。感覚としては挿入している時に近い。さすがに、竿が半分ほど隠れたところで腰が止まった。
「んふふふっ♡ 漢室に連なる人間として、劉表さんは一応自制が効いてらっしゃるんでしょうねえ。その枷が、どうしたら外れるのか。考えるのも、おそろしいことですが」
「枷って……。穏、アンタまさか」
「あんまり怖い顔しないでくださいよぉ、桂花ちゃん。私はただ、そうしたこともあるかなあ、と思っているだけでして。でも、御上の身になにかあったりしたら、一大事中の一大事ではありますよねえ。それこそ、この国は乱世に一直線です」
「暗殺を狙うとしたら、毒でしょうか。あっでも、宮中の検査は相当厳しいでしょうから、要職に就いている誰かを抱き込まなければそれも」
「あまり滅多なことを申すなよ、雛里。そうした手段は、最後の最後に使うものだ。それを初手から使うようでは、孫家の先もしれている」
「うふふっ。殿さまのおちんちんも、おっぱいの中でそうだと仰られているようです。あんっ、ううっ、あっ。中、こすれてきもちぃ……♡」
雛里の意見は尖りに尖っている。自分に伝手があるとすれば、あの大将軍だった。あるいは、美羽もその範疇に入るのか。いずれにせよ、使うべき手段ではないと思った。
直感が告げている。漢は抗うことのできない潮流の内側にいて、それが狭まりきった時、確実になにかが弾けるはずだった。雌伏の期間はじきに終わる。それまで、味方は多く作っておくに越したことはない。
「雛里ちゃんのお友達……、孔明ちゃんでしたっけ。そちらとは、結局連絡が取れそうなんですか?」
「うーん。董卓さんのお話だと、それも難しいのかも。まさか、あの孔明ちゃんが政治から排除されてしまうなんて、私には信じられません。劉璋さんのやり口、はっきり言ってだめすぎます。新任の州牧として、そりゃあ目先の利益を取りに行きたくもなるんでしょうけど」
「だったらその孔明を抱き込んで、益州牧の体制をぶち壊してやればいいじゃない。幸い、五斗米道はそれなりに協力的なんでしょう? あいつらからしてみても、信仰の邪魔をしてくる劉璋が吹き飛んだほうが、利益があるんですもの」
「待て待て。そう粋がるなよ、二人とも。孔明は雛里の友人なのだろうが、孫家に与すると決まったわけではないのだぞ。二代目とぶつかって干されるような手合いは、得てして頑固な厄介者であることが少なくない。どうだろう。私の感想は外れているかな、雛里」
「あはは……。冥琳さまの推察は、たぶん正解なんだと思います。なにもかもが嫌になっていたら、孔明ちゃんも水鏡先生のところに帰ってきていたはずですから。それを、益州で耐えに耐えているんです。あるのでしょうね、こだわりが」
穏の呼吸に合わせて、男根がずぷぷ、と乳房の中へめり込んでいく。気持ちのいい玩具でも使っているような感覚だった。腰を使い、こりこりとした乳腺を刺激していく。いい具合の快楽があったのか、股を開いて蹲踞の態勢になっている穏の腰がびくんと揺れた。
「こうだと決めたら、闘えるところまで闘ってしまえるのが、孔明ちゃんなんです。それは強みであり、弱点であるのかもしれません。生半可なことでは動きませんよ、きっと」
「なんだ。結局、なにも進まないんじゃない。面倒になってきたら、もうアンタが引っ叩いてでも孔明を連れてきなさいよ、雛里」
「うふふー。暴力は反対ですよー、桂花ちゃん。あっ……♡ 殿さまのおちんちんが、おっぱいの中でびくびくってしていますねえ。んうっ、あっ……♡ お射精、いくらでもなさってください。ここなら、赤ちゃんできる心配もありませんし」
「うえっ……。物騒な話しはじめたのは、どこの誰だっていうのよ、まったく。これだから、乳のでっかい女は……」
「んえー? どう考えても、おっぱい大きさはそこと微塵も関係ありませんよねえ。うんうん、って殿さまのおちんちんも頷いておいでですし」
突如洩れ出たような射精だった。
にこにこ顔の穏の乳房に、孫策は種を注いだ。どこにも収まっていない精液が、ぼたりと床にこぼれ落ちる。それを、桂花と雛里が恨めしそうに眺めている。
「都と孔明の監視は続ける。しばらく、洛陽の方に重点を置くべきなのだろうが。翠の連れてきた人数の調練も、明命と紅波に合わせて急がせよう。益州攻め以外にも、使い道はあるはずだからな。ン……。あとは、美羽に渡す手土産か。まっ。そちらは、品質のいい蜂蜜があれば、一番なのだろうさ」
「おい一刀。ずっと透明人間だったやつが、いいところだけ持っていこうとするな」
「はははっ。理性もなにもないけだものなのだからな、俺は。やりたいように、やらせてもらうさ」
粘液で汚れた男根を、穏の唇を割って喉奥に突き入れる。まるで掃除用の穴だった。そのことを受諾したかのように、穏が窄まりを小さくする。敏感になっている亀頭に、それでまたふるえがあった。
「んぷっ、んごっ、ふへぇ……♡ んじゅるるっ、ぷっ、もごっ」
都に動きがあった時、変化はどこまで波及していくのか。劉表や劉璋だけではない。いまは静かにしている曹操や袁紹も、黙ってはいないはずだ。
「一刀さま。あ、あの、私」
「こちらの穴もお使いください、ご主人様。あなたさまと、この素敵なおチンポさまにご奉仕することだけが、私の生き甲斐なのですから」
跪く桂花が、口を開けていやらしく舌を動かす。負けじと雛里も真似をしてみせるのだが、こちらはなんだかかわいらしさが勝っている。
「むっ……。そういうことなら、こちらも使え。仕上がり具合は、おまえが一番よく知っているだろう、一刀」
都合四つの淫穴が、揃って自分の男根の方を向いている。どの穴も蒸れていて、使い心地はかなりよさそうだと思えていた。
まずは、初物からだった。ちろちろと動く赤い舌。かたさの緩まない男根を、ゆっくりと挿入する。ちょっと苦しそうに咳き込む雛里の頭を撫で、孫策は満足気に頷いた。