ハッピーホリデー。
舞台を整えておくから、夜になったらまた会いにきてほしい。謁見からの去り際、七乃から願われたことだった。笑顔自体は邪悪なはずなのに、どこか純粋なところがある。七乃のそうした歪さに、孫策は惹かれている気がしていた。
暗くなるまでは、特に外出する予定もないから自由に過ごすつもりである。とはいえ、劉表との戦が水面下ではじまっているのも事実なのだ。どちらも、仕掛ける時期を窺っている。一度その気になってしまえば、片方が斃れるまで荊州は戦に明け暮れることになる。半端な決着など、自分も義母も望んではいない。劉表と黄祖も、似たような考えでいるはずだった。
明命が使っている連絡役と、孫策は城郭外れの隠れ家で会っていた。
「出奔するなら、黄忠はこの南陽を目指すと思っている。無理に長沙まで拉致する必要はない、と周泰には言っておけ。あいつが真面目に働きすぎて、情勢がこじれると面倒なのでな」
報告によると、紫苑の周辺が段々ときな臭くなっているようなのである。なにかあることを察した劉備がそれとなく間に立ち、黄祖との関係修復を試みているらしいが、弾けるのは時間の問題なのだろう。些細であっても行動を起こした時点で、結末が変わることはない。
紫苑が長沙に向かって逃げれば、劉表は嬉々として軍勢を差し向けるのではないか。孫家との内通は明らかであり、そうなれば討伐の大義名分が立つ。それが、直接事を構えていない南陽袁家相手となると、二の足を踏むというものだ。
襄陽を離れる際に、南陽に行くことは教えてある。切羽詰まった事態ともなれば、紫苑が頼りにするのは確実に自分だった。自惚れなどではなく、そう思えるだけの関係は築いてきたはずだ。
用件が済み、連絡役が静かに消えていく。今頃明命は、休みなく鍛えた麾下と一緒に襄陽近くに潜伏しているのだろう。山猫衆、と名づけていたことを孫策は思い出していた。
「そろそろ、時間かな」
漆黒の空に、月が顔を出している。着物の帯を締め直すと、孫策はひとり夜道に出かけた。
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滞在中に、建物の構造にもかなり詳しくなった。七乃と一部の腹心しか知らない抜け道を使うと、美羽の暮らす模擬宮殿の深部まで簡単に到達することができるのだ。基本的には非常時の備えだったが、居処を消している孫策にとっては都合がいい。
程昱のいる客室の前で、七乃が退屈そうに壁に背中を預けている。右手を差し上げ、声をかけた。
「うふふっ。待ちくたびれましたよ、一刀さん。ささっ、こちらへどーぞ」
普段となんら変わらない様子の七乃に導かれて、部屋に入る。
美羽の私室と比べれば遥かに劣るが、広々とした室内はひとりで使うには余りあるものである。中央壁沿いに大きめの寝台が設置されていて、そこに今宵の賓客が眠っていた。きらびやかな長い金髪が、扇状に拡がっている。用意をして眠ったのではない。着ている服にしても、謁見の時に見たのと同じものだ。
机の上に、食事をした痕跡がある。あまり飲みそうな雰囲気ではなかったが、勧められて程昱は酒を飲んだのだろうか。顔をまじまじと見つめると、七乃が妖しげに笑った。
「あはっ……♡ 言っておきますけど、一刀さんのほうがよっぽど悪い顔をしていると思いますけどね、私は」
思考を読まれている。腕を組んできた七乃に、激しく口づけを求められた。互いの唾液が幾度となく行き交う。
仰向けで寝ている程昱に、起きる気配は少しもなかった。
「さっ、どうぞ。お腹を空かせた、悪い狼さん」
すべてを、七乃は話さない。ただし、状況が嫌と言うほどその心中を物語っていた。
促されるまま、寝台にあがった。程昱の顔を近くで眺める。甘い香り。襟にこぼれた金色の液体が、この異様な空間を作り上げているのだろう、と孫策は感じていた。
「んっ、すうぅ……」
程昱の寝息が聞こえる。きめの細かい肌にふれながら、左右の膝を立たせた。淡い青色の下着が眼に入る。七乃との口づけのせいか、とっくに下腹部のモノは猛り狂っていた。
気のせいかとも思ったが、下着の中心部が濡れている。指で軽く押すと、美味そうな蜜がじわりと溢れた。両端に親指を通し、湿った下着を足首まで引き抜く。ぴたりと閉じた門扉。生えているのは産毛だけであり、程昱の肉体的な幼さを印象づける。
「かわいらしいおまんこ、舐めて差し上げたらどうでしょうか。ふふっ。一刀さんのここも、もうがっちがちになって……♡ とっても、素敵です」
蜜の滴る合わせ目に、躊躇なく口を寄せた。後ろから、七乃が勃起した男根に快楽を与えてくる。傍観者になるつもりはないらしく、手つきはひたすらに妖艶だった。
温もりを味わいたくて、舌先で秘裂を割る。内部は想像以上の濡れ方をしていて、流れる愛液が脳髄を甘美に刺激する。音を立てて吸い上げると、程昱が腰をびくりとふるわせた。
「すごい感じ方。一刀さんの愛撫が、とっても気持ちいいんですね。んっ、んふふふっ……♡」
「眠り薬のついでに、媚薬まで飲ませたな。これだけ効果のある逸品、どこで手に入れた」
「えー? 当たり前ですけど、内緒です♡ だけど、蜂蜜ってすごいですよねえ。私も単なる噂だと思っていたんですけど、中にはほんとに効果を発揮するものがあるみたいで」
ぐちゃぐちゃに濡れそぼった膣肉の内側を、舌で何度かかき回す。それだけで、寝ているはずの程昱の身体が跳ねるほど感じてしまうのだから、秘伝の蜂蜜?の効果は底知れない。
「一刀さん、小さいお胸もお好きですもんねぇ。ちょっとお嬢さまが犯されているみたいで、興奮しちゃいます♡」
前留をすべて外して、程昱の腹から胸までを露出させる。なだらかな膨らみだった。桃色の突起。触れてほしそうにしているそこを、爪の先で弾く。刺激が単調にならないよう、もう片方の手で秘部の刺激は続けた。
「んあっ、んっ、あっ……。んふっ、んっ……♡ ごしゅ……んっ、くふっ……♡」
あどけない寝言だった。どのような夢を見ているのかは知らないが、程昱はいたって幸せそうである。甘い香りの残る唇。ゆっくりと塞ぎ、ついばんだ。七乃にしごかれている男根が、限界までそそり立っている。狂おしいくらい、程昱の幼い肉で獣欲を満たしたくなっているようだった。
「ほーらっ♡ 程昱さんのぐちょぐちょになったおまんこ、早くおちんちんで犯してあげましょうよ♡ もう我慢できませんよね、一刀さんも」
「ン……。おまえ、まだ媚薬を隠し持っていたのか。どこまでも、抜け目のない女だ」
「いえいえ、それほどでも。でも、これをこうしておちんちんに塗り塗りしておけば、うふふっ」
粘り気のある液体が、男根の先から根本までを包んでいる。七乃に背中を押されるように、程昱の入口に亀頭の先端をあてがった。頭の中が沸騰しかけている。曹操の送ってきた軍師を、好きなだけ犯す。
錯覚に決まっているが、程昱の口が誘うように動いた。
「ああっ、すごいです。私でも苦しくなるようなおちんちん、いきなり根本までずっぽり咥えこんで。どうですか? 一刀さん、おちんちん気持ちいいですか? 無抵抗な女の子を無理やり犯して、子宮に射精したくなってるんでしょう? ほんとに、救いようのない変態さん♡」
七乃に耳を舐められながら、孫策は抽送をはじめた。ねっとりとした感触がどこまでも拡がる。男根に付着した媚薬効果のある蜂蜜が、効果をいかんなく発揮しているのだろう。結合部からは、愛液と一緒に赤い血が滲んでいる。それでも、程昱の反応は抜群によかった。
「んっ、おっ、おーっ♡ んんっ、ふふっ……♡ んくっ、ほ……ふっ♡」
ほとんど、夢と現実の境目がなくなっているのではないだろうか。程昱の薄い胸。まさぐりながら、敏感な子宮口を執拗に責め立てる。我慢できなくなった七乃が、また背後から口づけをせがんでくる。いつの間に脱いだのか、腕にやわらかな乳房が押しつけられていた。
「んむっ、んーっ、んふふっ……♡ 一刀さんの節操のなさ、私は好きですよ。とっても素直だけど、凶暴な動物って感じがして、んむっ」
「飼い慣らせると思うなよ。檻に入れようとでもしてみろ、おまえごと喰い破ってやる」
「いいですねえ。けど、敵は強いほど燃えるってよく言うじゃありませんか。知りませんよ、んれっ、んっ」
七乃との口づけを愉しんでいる間も、程昱の狭い膣肉が懸命に男根を締め上げてくる。健気な抱擁には、応えてやるべきだと孫策は思う。細い腰を軽く持ち上げ、角度を変えて膣肉を穿った。
気分の盛り上がりと同時に、熱い塊が押し寄せる感覚が生じている。
「すごいすごい♡ 一刀さんの本気になった腰遣い、特等席で見られて私感激ですっ。あんっ、あっ、んあっ……♡ ふふっ。自分がされているわけでもないのに、声でちゃう。ああっ、あんっ♡ ちんぽ、ちんぽイッて……♡ 窮屈なおまんこの中で、たくさん射精してください♡ 強引に処女貫通させられたのに、とっても感じちゃう。ああっ、あーっ、おうっ……♡ 一刀さんのおちんぽよすぎて、まんこいくぅ……♡」
調子づいた七乃の煽りはとどまることがない。すっかりその気になった男根が、射精に向けてびくりと一度脈打った。
完全に肚は決まった。腰を突き出し、程昱の子宮口を亀頭で塞ぐ。逃げ場などどこにもない。あとは、種がつくかどうかだけの話である。
「あー、いくいくいくっ♡ ちんぽいくっ、いくっ、いっ、いくぅ……♡ びゅる、びゅるるるる、びゅるー♡ んおぅ、んっ、おおぅ……♡ ふっ、あははっ、うふふっ♡ はーい、着床確定です♡ 一刀さんの濃厚精液、溺れるまで浴びてくださって結構ですからねぇ」
射精のはじまる結合部を、七乃が実況しながら上機嫌に見つめていた。痙攣する程昱の下腹部。子種がじっくりと拡がるように、七乃が愛おしげに撫でている。
当分収まる気配のない射精だった。多弁な七乃とは対照的に、程昱は時折くぐもったような声だけを洩らしている。
「たくさん射精できてお上手ですね、一刀さん♡ だけど、ほんとによかったんですか? こわーいお母さまに叱られたって、私は知りませんからね」
中出しを散々煽った張本人が、一転不安を駆り立てようとする。
鼻で笑い、孫策は言い切った。
「いずれ手中にすると決めた。この女も、曹操もな」
新たな野心が、自然と口をついていた。程昱に射精しながら、曹操を組み伏せる場面を脳裏に描く。戦でも勝つ。閨でも勝つ。出会った時から、宿命を感じている女なのだ。
七乃の双眸が輝いている気がしていた。休憩ついでに頭を撫でてみる。特に反応を期待していたわけではないが、稀代の悪女はいつものように無邪気に笑っていた。