※この作品はR-18です。

慰みの霊   作:ガンダムラザーニャ

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慰みの霊

「ふう─…」

 

私こと寶月夜宵は自分の部屋に入る。

 

私の部屋にはぬいぐるみがたくさんある。

 

でも、ただのぬいぐるみじゃない。

 

選りすぐりのやばい悪霊たちが封印されてるぬいぐるみだ。

 

そして、私や私の家族や仲間に敵対する悪霊の影響が及ばないように、爪や髪、血液など体の一部を入れてる。

 

更には悪霊同士で食い合いをさせる蠱毒の状態にすることで、より強い悪霊を作ってる。

 

全ては、家庭教師の螢太郎や従姉妹の詠子の霊障を解くため、私と同じく螢太郎の生徒となった愛依に取り憑くあのロリコン神を殺すため、そして私のママの魂を連れ去った悪霊・空亡を殺すため。

 

1年半前にパパとママが死んだ事故で私も巻き込まれ、これまでぼやけてたおばけの世界がはっきりと見えて、同時に頭も冴えた。

 

だからあの日のことは忘れない。

 

空亡が、ママの魂を連れ去ったあの日を。

 

相手が綺麗事の通じないやばい悪霊だから、だからやつに通用するようこちらもやばいやつを作ってぶつける。

 

そして、ママの魂を、今もお墓にいるパパの魂の下へ連れて帰る。

 

それが私の目的。

 

「ん…っ」

 

下げた鞄を置いて、ベッドに横たわる。

 

今日は本当に疲れた。

 

今日捕まえた霊はすごくヤバかったし、捕まえるのに出した卒業生の後始末も大変だった。

 

螢太郎と詠子の協力がなかったら本当にヤバかった。

 

でも、ここで諦めたら駄目だ。

 

まだ空亡もロリコン神を殺せてないし、二人の霊障も解けてない。

 

私がこんな所で諦めたら駄目だ。

 

でも苦しくて辛い。

 

空亡に囚われてるママが一番辛いのはわかってるけど、やっぱり苦しい。

 

甘えたい、今すぐ誰かに甘えたい。

 

でも詠子は今お風呂入ってるからそんなことできないし、螢太郎は自分の家にいるから、そんなことはできない。

 

「…」

 

ふと、枕元に置いてるぬいぐるみを見る。

 

他のぬいぐるみとは違って、異様な気配がする狼のぬいぐるみ。

 

これにはかなり強い霊・卒業生が封印されてるけど、霊現象が戦闘向きじゃないし、いわゆる最弱の卒業生。

 

本来卒業生は、そのやばさから近隣五軒先まで霊現象を引き起こすから塩の入った袋に入れて、縄と鎖で縛って鍵を掛けてから人気のない場所に置くことにしてるけど、この子はそんなことしなくても大丈夫だから、私の部屋に置いてる。

 

もちろん、他の霊が手を出せないように仕掛けもしてる。

 

そんな彼が封印されてる人形に、優しく抱き締め、言葉を紡ぐ。

 

その言葉一つである程度従える言霊と、卒業生として与えられた諱を。

 

「────慰めて 蜜月慰安男娼」

 

すると、ぬいぐるみから光が発して、それが逞しくも優しい男の人が出てきた。

 

「ふっ、惨めたらしくこの世に縛り付けられてる俺を呼んだのは君かな、美しいドクロの瞳のお嬢さん?」

 

「うん、疲れたし苦しいから、慰めて」

 

「仰せのままに」

 

ニコッと、優しく微笑む慰安男娼。

 

彼は生前、寝たきりで働けない両親と幼い弟と妹たちを救うために、自ら風俗に男娼となった経緯がある。

 

男でありながら、女を魅了し、男ですら虜にする美貌の持ち主で、雑用から一気に一番人気へと成り上がった夜の王。

 

嫉妬を覚える同僚もいたらしいが、その美しくも気高い精神に見惚れたという。

 

それから彼は、仕事に追われながらも家族を大切にし、真摯な接客をすることで客に絶大な人気を誇っていた。

 

仕事をしながら、様々な家庭環境故に家出をした少年少女の相談に乗り、彼らのためになるならと、交わることもあったし、一時的に家に住まわせることもあったらしい。

 

両親は病気が完治し、弟と妹たちも自立して大成を成して、年齢的なこともあって引退してからも、男娼をしていた身でありながら多くの人に好かれ続け、最期は多くの人に看取られながらこの世を去った。

 

でも、引退してからかつての自分たちのような貧しい境遇にある人たちがいることを知って、傲慢だと思いながらもせめてそういう人たちの在り方を良い方向に変えてあげたかったという無念からこの世に留まり、善霊となった。

 

そんな彼との出会いは、他所様の霊が集まる霊が集まるお墓だった。

 

彼は、自分が死んだことで今も生きてるであろう子供や子孫のことを心配する霊たちの相談に乗り、慰めて成仏させていた。

 

そこへ、悪霊たちを慰めることともう一つの目的で、彼をぬいぐるみに入れて封印した。

 

本来は蠱毒を通過するけど、彼は卒業生相当の力を持っていたことあって、飛び級の卒業生としてここに置いてる。

 

そんな彼に今、優しく紫のパーカーを脱がされている。

 

無理矢理されるような、不快感のない脱がされ方。

 

少しでも緊張で強張れば、優しく頭を撫でてくれる。

 

続いてカーディガンとネクタイを外され、シャツのボタンを胸元まで外される。

 

開けば、詠子のように発達していない、まっ平らな私の胸。

 

それでも彼は、優しく撫でてくれる。

 

「綺麗だ」

 

「そんなことないよ……」

 

「綺麗だよ、お嬢さん。正直こんなに綺麗な女の子、初めて見たくらいだ」

 

お世辞なんかじゃないのはわかる。

 

この優しい手つきと言葉からそれが伝わるから。

 

「…………ん……っ……ありがと……」

 

そんな優しさに思わず声を漏らすと、彼は優しく微笑む。

 

もう体も熱くなってるのがわかる。

 

こんな幼い体を、彼が優しく包みこんでくれる。

 

辛いことも苦しいことも、全部忘れさせてくれる。

 

「可愛いよお嬢さん」

 

「んっ」

 

乳首を優しく弄られ、思わず声が漏れる。

 

「あっ……」

 

「可愛いよ、とても」

 

そう言うと彼は、私の唇を優しく塞いでくれた。

 

もう片手でもう片方の胸を揉まれてるのに不快感はない。

 

むしろ気持ちが良い。

 

快楽が徐々に強くなっていくのがわかる。

 

同時に頭がボーッとしてくる。

 

それにつれて体が少しずつ敏感になっていく。

 

そんな体を撫でるように愛撫しながら、彼は私へのキスを続ける。

 

そして、私をお姫様抱っこして、改めて横にさせられる。

 

身体能力が高い私でも、彼の前では無力となり、この瞬間だけ彼の虜になる。

 

慰安男娼の霊現象は、いわば生前の男娼としての蜜月の再現であり祈り。

 

彼が相手を慰めたいと祈った瞬間、入ったものを一時的に無力化する結界が生成され、どんなに凶暴な悪霊も彼の前では為すすべもないし、最早抵抗しようという気すら起きない。

 

実際、私の部屋に置いてるぬいぐるみに封印されてる悪霊たちも、普段はガタガタと騒がしいのに今はピタリと静まってる。

 

それ故に誰にも邪魔されることなく、蜜月の時を過ごし、慰めることができる。

 

彼に慰められる相手は、触れられるだけで甘い快楽に陥り、思考も困難となる。

 

ちなみに彼を迎え入れたもう一つの理由は、今日みたいに本当に辛くなった時に、慰めてもらうことだ。

 

それが彼から出された条件でもあるし、辛くなったらまた頑張れるようにしたいから、私も受け入れた。

 

それに、これまでもこの目的で彼に迷ってるから、何をされるかも慣れてる。

 

慣れてるけど。

 

脱がされ、体を見られて恥ずかしくなるどころか、むしろ安心感を与えられる。

 

私は彼にされるがまま、ズボンのボタンを外されチャックを下ろされる。

 

腰を持ち上げられて、そのままズボンを脱がされていく。

 

私の下着が隠されたズボンを脱がされる光景を見せられる。

 

でも、抵抗する気も起きない。

 

スルスルと、ズボンを脱がされることで、最初に見えるのが私の下着、次に太腿、膝、くるぶし、靴下に包まれた足。

 

片足ずつ、ズボンを引き抜かれる。

 

完全に脱がされたズボンは、終わった後私がすぐに履けるように横に置いてくれる。

 

下着を見られて、内心ではすごく恥ずかしいけど、不安もあった。

 

触られてる時に、気持ち良すぎて下着が少し濡れちゃった。

 

お漏らししたって思われないかな?

 

恥ずかしさよりも、見てくれてる時にそう思われないか不安が強かった。

 

「可愛い下着だね、お嬢さん」

 

「うん……」

 

不安は杞憂に終わった。

 

少し胸をなで下ろす。

 

でも、そんな私をよそに彼は続ける。

 

「恥ずかしいのかな?」

 

「……ちょっとだけ」

 

「安心して、可愛いよ」

 

「本当?」

 

「本当だよ。可愛らしい君を愛でるのに、下着が似合ってないと駄目じゃないか」

 

そんな優しい言葉にまた安心と嬉しさを覚える。

 

そして彼は私のショーツの両端に手をかける。

 

恥ずかしいけど、抵抗はしないしできないからされるがままにする。

 

「……脱がすよ?」

 

「……うん……」

 

ドキドキしながら返事をすると、彼はゆっくりとショーツを下ろしていき、女の子にとって一番大事なアソコが露わになる。

 

「綺麗だ……」

 

「そう……かな?普通のだと思うけど……」

 

思わず謙遜してしまう。

 

すると彼はまるで花を愛でるように、私のアソコに顔を近づける。

 

「んんっ」

 

股から全身に強い快感が走る。

 

蜜を啜り、アソコの皺を指で撫でるように刺激される。

 

「ん……ぅう……はぁ……」

 

それでも恥ずかしさは消えないけど、愛撫されているうちに気持ちよくなってきた。

 

舌はアソコをなぞるだけでなく、内側まで侵入してきて中を撫でてくる。

 

そんな愛撫に快感を覚えながらしばらく続けた後、彼は私の秘部から顔を離し、私に微笑んだ。

 

「それじゃお嬢さん、最後やろうか」

 

「うん…」

 

そう言うと、慰安男娼は服を脱いだ。

 

逞しくて、でも美しさを感じる肉体に見惚れる。

 

そして、彼が私に覆い被さると、私の両足を広げて持ち上げて、挿入できる体勢にさせた。

 

「あっ……」

 

「入れるよ、お嬢さん」

 

そして彼は、既に濡れてる私のアソコに彼の男根をあてがい、そのままゆっくりと入れてきた。

 

「あぁっ……んぅっ……」

 

ゆっくりと入ってくる感触に快感を覚える。

 

挿入された瞬間はやっぱり少し痛いけど、すぐに気持ち良くなるのがわかるし、彼もそれをわかっててゆっくりしてくれるから大丈夫だった。

 

根元まで入れられたところで、彼は私に覆い被さって優しく抱き締めてくれた。

 

「んんっ……」

 

アソコから感じる快感と、彼から伝わる優しさにまた安心感を覚える。

 

でも、そんな私に彼は耳元で囁いた。

 

「それじゃいくよ……お嬢さん」

 

「……うん」

 

私は小さく頷き返事をした。

 

それが合図となったのか、私の胸に彼の顔が埋められるように抱き寄せられながらゆっくりと動き始めた。

 

その感覚がとても愛おしくて思わず抱き締めてしまったのは内緒だ。

 

それからしばらくして。

 

「ああっ!ダメっ、激しいぃ!」

 

彼の動きが強くなっていき、さらに強く抱き締めながら絶頂を迎える。

 

でも彼は止まってはくれなくて。

 

「あうっ、イッてるからぁ!あっ、あっ……!」

 

一度絶頂を迎えたことでより敏感になってる状態で、さらに激しく突き上げられるような感覚に頭がおかしくなりそうになる。

 

もう目の前がチカチカするし、顔が熱くなるのもわかる。

 

それでも彼は止まらずに私を犯し続ける。

 

「お嬢さん、とても可愛い顔になってるよ」

 

「見ないでぇ……あっ、んぅ!」

 

彼が耳元で囁く。

 

それを言われるだけでさらに気持ちよくなって、思わず強く抱き締めてしまう。

 

「ぐっ、お嬢さん締め付け過ぎ……!」

 

「そんなこと言ったってぇ……!あんっ!」

 

彼にまた突かれ、達したと同時に彼とキスをした。

 

でも彼はまだ止まってはくれない。

 

さらに激しく突き上げるように私を犯し続ける。

 

そんな快感に、私はもう喘ぐことしかできなかった。

 

「あん!あんっ!あっ、んんっ!」

 

「可愛いよお嬢さん」

 

彼に激しく突かれながら、私はまた達してしまう。

 

でも彼は止まってはくれなくて。

 

「だめぇ……壊れちゃう……!」

 

そう懇願するけど、彼は止まるどころかむしろ激しさを増していき、もう何度目かわからない絶頂を迎えたところでようやく彼も射精して果てた。

 

射精されたと言っても、彼は霊だから実際にそれはない。

 

あくまでもそういう感覚に襲われるだけだ。

 

でも、頭ではわかってるけど、お腹の中が彼で満たされていくって思うと、不思議と幸せな気分になる。

 

そして、彼がゆっくりと私から離れていくのを感じながら、くたっとベッドに倒れる。

 

ベッドに汚れはない。

 

彼の霊現象によって、交わることはあっても汚すことはない。

 

「…今日のお嬢さん、本当に疲れてるようだったね」

 

「…うん、今日も悪霊捕まえるのを頑張った。

 

でも今回捕まえた悪霊、すっごく強かったし、捕まえるのに使った卒業生の後始末でキツかった。

 

…螢太郎と詠子に、いっぱい迷惑掛けた」

 

気がつけば、一筋の涙が私の頬を伝う。

 

「そっか、大変だったんだね。

 

でも大丈夫、今日は好きなだけ甘えていいんだよ」

 

彼の言葉に涙が溢れる。

 

そして私は、彼に抱き着いて泣き出してしまった。

 

そんな私を彼は優しく抱き締めながら、頭を撫でてくれた。

 

そんな優しさがとても嬉しく思えたけど、今はただ泣きたかったから泣くことにした。

 

「また辛かったらいつでも呼んで」

 

「……うん……ありがと……」

 

落ち着いた私に安心して、慰安男娼はぬいぐるみの中に戻った。

 

私はすぐに服を着直した。

 

「夜宵ちゃーん?お風呂開いたよ?」

 

「詠子?

 

うん、わかった!」

 

ドア越しに詠子の声が聞こえて、私はパジャマと替えの下着を用意する。

 

部屋を出る時に振り返って、枕元に置いてる狼のぬいぐるみを見る。

 

「…ありがとう、慰安男娼」

 

一言そう言って、私は部屋を出る。

 

明日も悪霊集め頑張ろう。

 

全ては空亡とロリコン神を殺して、そして螢太郎と詠子の呪いを解くために。

 

そのために、私はこれからも頑張るんだ。

 

そう誓って、私はドアを閉めた。

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