駒王町の私邸のテラスにて男と女が交わっている。肉の詰まった淫靡な雌尻が男の腰の上に乗せられ、凄まじい勢いで上下していた。
「ああんっ! あはっ、ふああっ! いいっ、いいわぁ……気持ちいい!」
目を閉じ、顔を紅潮させた女が突き上げられる度に長い黒髪を振り乱してよがり声を上げる。
屈強な男や中年達の欲望にみち満ちた眼差しが彼女の全身に注がれる中でいよいよ互いに絶頂の時が近づいているのを感じ取る。
「さぁっ、出してぇっ! 私の中に、たくさんいっぱいぃっ!!」
自ら腰を振って快感を貪りながら、女が甲高い声を上げて射精を促す。男も下からタイミングを合わせて腰を打ち付けた。
「ひゃうんっ!」
瞬間、マグダラの体が震えた。男は締め付けてくる膣の感触に思わず果ててしまう。互いに震える中でぶぶゅり、ぶぶゅりと、小さな音を立てながら膣穴とペニスの隙間から白濁液が流れ落ちる。
「あぁっ、だめ……もっと、もっとぉ……」
女は男の体に寄りかかり、腰だけを高く上げた姿勢で精液の逆流と奔流の双方を堪能する。妖花さながらに彼女の陰唇はみっちりと男のペニスを包み込んで離さない。射精が終わると、マグダラはゆっくりと腰を上げる。ぬらりと光るペニスが姿を現し、それに続いて精液と愛液の入り交じった淫らな糸も引いていた。しかし、彼女の膣穴からは精液が溢れる事はなかった。
不可思議な光景ではあったが、男達にすれば彼女の病的な色香の前では些細な事に過ぎなかった。
「んっ……はぁ」
「くくく、エロ過ぎだよマグダラちゃん」
「ほーら♪キミの大好きなチンポだよ?」
女は艶やかな吐息を漏らしながら、ぐっ、ぐっと矢継ぎ早に乳頭や淫核に擦り付けられる様々なペニスを愛おしそうにその肌を持って愛撫する。絹のような肌の上を男根が滑り、先走り液や精液と混ざり合って淫らな化粧を施していく。その合間にもマグダラは他の男のペニスをそれぞれの手でしごきながら眼前に突きつけられたペニスに口づけし、淫らな音を立てて吸い上げる。
「んっ……また固くなって……あふ……」
愛おしそうにそれを握ると、マグダラは口いっぱいに頬張りながら舌と唇で丹念に愛撫していく。
「んふっ、んっ♥」
そして、その傍らではまた別の男が彼女の膣を味わっていた。既に一度射精したペニスは精液の残滓に塗れながらも力強く勃起している。その剛直が子宮口にまで到達し、マグダラは体を弓なりに反らした。
「あはっ……いいっ、もっと、もっと! 皆のを……私の中に沢山出してぇ!!」
興奮したように懇願すると、マグダラは両手と口で奉仕していたペニスを放し、自らの豊満な胸で挟み込む。そしてそのまま体ごと前後させるように激しく腰を動かし始めた。乳の下も谷間もペニスに犯されているというのに彼女は喜悦の笑みを浮かべながら腰を振りたくる。
「あはっ! あ、あ、あ、ああんっ!」
やがて、彼女の膣に挿入されていた男が限界を迎える。汚泥のような精液が子宮目掛けて放出され、彼女の胎内で結実する。
「あはぁぁぁっ! 熱い、熱いのぉ♥
貴方達の精が私の中で集まっていくのが解っちゃうぅぅ♥」
更にまるでクラッカーの様に彼女の乳房を犯していたペニスから雄蜜が噴出し、マグダラの顔のみならず身体を白く染め上げた。
「あ、や……すごい、こんなにぃ♥」
マグダラはうっとりとした様子で男の射精を受け止め続ける。しかし、彼女の膣で奉仕されていたペニスはまだ満足していないかの様にびくびくと脈動していた。
「ああっ……! まだ元気だなんて……素敵ぃ♥♥♥」
マグダラは妖艶に微笑むと、体位を変え四つん這いになりながらも男に尻を向ける。そして精液が溢れる女陰を指で開いて見せる。そこは湯気をたてる程に熱く煮えたぎり、ひくひくと痙攣しては新たなペニスを待ち望んでいるかのようだった。男達の舌や指で全身を愛撫されていく中で、マグダラは昂ぶっていく。
「おっ、因子がオマンコの中から溢れてくるぞ」
まるで雌鶏が玉子を産むかのように、キラリとした水晶片がマグダラの膣口から顔出す。それは精液や愛液、果ては様々な体液で濡れて鈍い輝きを放っていた。
「ヒヒヒ、マグダラちゃんのオマンコが因子で傷つかない様にナメナメしてやんねぇとなぁ」
「あっ、あはあぁ♥ ありがとうございますぅ♥」
男達の舌がマグダラの膣穴や尻穴を嘗め回す。じゅるじゅるという音を立てて、彼女の尻の穴の中までも陵辱していった。
「いやぁんっ♥ そこっ、汚いのに……ああん♥」
マグダラは髪を振り乱し、口からはだらしなく涎を流してよがり狂う。しかしそれは苦痛から来るものではなく悦びと快感からだという事は誰の目にも明らかであった。そしてむりむり、と玉子を放り出すかの様に水晶が排出された。
「あはっ、出てる、出てるぅ……皆さんに見られながら私、オマンコから聖剣の因子出しちゃってますぅ♥」
体内から異物を吐き出した為かその背はぶるぶると震えている。しかし彼女の陰唇は別の生き物のようにぱくぱくと口を開き、透明な蜜を大量に滴らせていた。
「ふひひ、マグダラちゃんのオマンコにまた僕たちの因子をたっぷり入れてあげないとね。キミはまさに僕らの勝利の女神なんだから」
「はい……皆さんの因子を、私のオマンコにいっぱい入れてください♥ 私の中に、沢山たくさん出してぇぇっ!!」
マグダラは自ら尻たぶを掴んで左右に割り開き、男達に向かって淫らにおねだりする。
「あはぁんっ! あひっ! いいっ、いいのぉっ! もっともっとぉ!!」
女神どころか性奴隷のような姿勢で、マグダラは男から尻の穴まで陵辱されていた。しかしその表情に浮かんでいるのは被虐的な快楽だけだ。
「ああんっ! あひっ、もう私っ……またイッちゃいますぅぅぅぅ♥♥♥」
「そうだ!イケッ!マグダラ!そしてそのマンコの中で因子を爆発させろ!!」
「は、はいっ! 皆さんの因子でオマンコの中をいっぱいにしてっ……イッちゃいますぅぅぅぅっ♥♥♥」
ぶしゃり、とマグダラの股間から潮が噴出する。それと同時に膣内に挿入されていたペニスからも精液が発射された。それは子宮口まで到達すると勢いよくその奥へと流れ込み彼女の卵子へと殺到していくのだろう。
「いんやあ〜、すんげー冒涜的!」
マグダラの痴態を画面越しに眺める二人。
ノロイはマグダラに陵辱の限りを尽くす男達を眺め、フリードはおどけたような口調でその様子を評した。
「生まれる前の魂はもっとも無垢で穢れのない魂だからな」
バルパーは淡々と、さも当たり前の事の様に答える。
「その無垢な魂は他の誰かの精子で孕み、腹の中に抱えたガキは因子を生み出すための苗床となったワケだ」
くつくつとバルパーの喉から笑いが漏れる。心底楽しいという感情が滲み出ていた。
「そしてマグダラはそのガキどもの魂を使って聖剣を産み出す為の『炉』になったわけ?聖剣を産み出す為の性器ならぬ聖器ってか!?イカれすぎだぜ!ホント、サイコー!」
「今後は純度を高めていくのが課題じゃな。剣と魂から聖剣を生み出せれば、親子であれば適合率の問題もクリアできる」
「おほー!すげえじゃありませんか!
つーかノロイの旦那はどこに?」
「奴は用事があるとかいって出かけたぞ。
何でも聖剣計画よりも重大な私用だそうだ」
ー
カラワーナと交わったあと、俺は帰宅に向かったが家の前でぞわり、とした。
まるで教会に忍び込んだ時のような嫌な予感、虫の知らせというものか。だがそれが当たっていた事を知ったのは家に入って間もなくだった。
「それでね。これがイッセーの小学生時代の写真なの。こっちはプールで海パンを破いた時の写真で」
何なのだこれは!?どうすればいいのだ?
見知らぬ3人の女性が母さんと一緒にアルバムを眺めているじゃありませんか!!しかも3人とも美少女だ!(最重要)
じゃなくてだな!3人とも胸にロザリオをさげている辺り教会関係者みたいだ!
「あら、イッセー。帰ってたの?」
「帰ってたのじゃないよ母さん!この人らは誰だよ!?」
今のご時世氏素性が明らかじゃないものを家にあげちゃマズいだろ!
と、面食らう中真ん中の女の子が挨拶してきた。
「コニチワ、イッセーサン」
「アッハイ、コンニチワ……」
ってお互いに片言やないかーい!(セルフツッコミ)一体何者なんだこの子達は!
栗毛のツインテールに、褐色肌に黒いウェーブパーマのスラブ系っぽい感じの子、そして青い髪に緑のメッシュが入った目つきの悪い女の子と、何とも個性豊かな感じだ。
「あははっ!そういう所は昔とぜーんぜん変わらないわねイッセー君」
栗毛のツインテールの子が随分馴れ馴れしく話しかけてきた。妙だな、こんなかわいい女の子と以前に面識があるなら忘れる筈が無いのだが。しかしその疑問は母さんの言葉ですぐに解ける事になるのであった。
「あら、イッセー。この子は昔お隣同士だったイリナちゃんよ」
「いや!昔から知ってるならそれらしい紹介をだな」
母さんはニコニコと微笑みながらも俺の抗議を聞く気は無いようだった。しかし、隣同士って……ああ!そういえば昔外国人の家族が住んでいたけどいつの間にか引っ越してたっけか。なるほど、確かに面影があるな……というか女の子だったのかあ!?
今明かされる衝撃の事実ゥ!?
「ワタシはライラと言いマス。日本語、少しニガテですネ」
「……ゼノヴィアだ」
ライラちゃんはともかくゼノヴィアって子は随分剣呑な雰囲気を醸し出している。まるで俺の命を狙っているかのようだ。
まさか俺かイゼベル様に差し向けられた刺客ってことはないだろうな?みだりに他人を疑うのは良くないが背中に包んでいるデカブツも気にかかる……。
「そうだわ!今日はお寿司にしましょう!
折角イリナちゃんがお友達を連れて来てくれたんだし!」
「オー!私、ジャパニーズのスシは初めてデース!」
「ライラ、寿司とは何だ?食べ物か?美味いのか?」
いや、知らないんかい!!というかこの流れからして食べ物やろがい!
うーん……ゼノヴィアって子は悪い子ではないのか?いや、人間モノを食べる時は本当の姿が出るっていうし様子を見るとしよう……。
ー
「うむっ!美味い!」
そんなワケでアーシアやイゼベル様、更にはリアス部長も加わりちょっとしたパーティ状態だ。何でも冥界にも寿司やウーバー○ーツはあるというのだから驚きだ。
「イゼベル、さっきから貴方トロばかり食べているけど他の人に譲ろうという気はないの?」
「あるわけがなかろう」
リアス部長はトロが好きなのか厳しい口調であるがイゼベル様は知ったことではないと言わんばかりだ。
「イゼベル様……なんというかもう少しこう……」
「何を諂うことがあろうかイッセーよ。
食べたいものを食べたい時に食べたい様に
食べる。これに勝る愉悦があろうか?ない!」
うーん超ゴーマン!イゼベル様はローマ貴族か何かかな?
「う……うぐっ!?」
などと二人のやり取りを眺めているとゼノヴィアちゃんの顔色が青ざめる。
「あら!?どうしたのゼノヴィアちゃん!
まさか、魚にアレルギーが!?」
母さんがすぐにゼノヴィアちゃんの介抱を始めるも彼女は母さんに関節を極めはじめたじゃないか!
「テメェ!母さんになにをしやがる!」
俺は危うく『赤龍帝の籠手』を発現させかける位にまで頭に血が上ってしまったが、次のゼノヴィアの言葉で拍子抜けしてしまった。
「やはり貴様は悪魔崇拝者か!!この私に毒を盛ったな!!」
改めて見ればゼノヴィアちゃんは涙目になっている。えーとこれはつまり……。
「違うわよゼノヴィア!これはワサビよワサビ!いわゆるオスシのスパイスってやつ!」
「そーなのデスか? 私はノリマキしか食べられないのでワカリマセンでした」
イリナのツッコミと共にライラちゃんが母さんとゼノヴィアちゃんをブレイクする様に割って入った。
「そ、そうなのか……すまなかった」
ようやく落ち着いたゼノヴィアちゃんはばつが悪そうにパッと手を離す。
すると母さんは怒るでもなく手をひらひらさせてなんでもないかの様にふるまう。
「もう、いいのよゼノヴィアちゃん。
若い内の失敗はつきものよ。さっお寿司を食べましょ」
朗らかに笑う母さん。なんとも敵わないなあ。しかしライラちゃんは海苔巻きばかり食べているが魚が嫌いなのか?
訝しむ様に見ているとライラちゃんの方から声を掛けてきた。
「すみまセン。私は神の教えでウロコのない魚と血を抜いていない動物は食べられないデス。おもてなしなのにすみませんデス」
あ、そうなんだ。てっきり「玉子がかわいそうだからオムライスが食べられないんですぅ〜」系女子かなんかかと……。張っ倒したくなるよなそういうヤツ。
しかしイリナとゼノヴィアは遠慮なく食べているけどどういう事なの……?
「ほら、私はプロテスタントだから」
俺の顔色を読んだイリナが堂々と言うがその一言で説明されてはかなわん。
しかも、母さんと父さんは3人に一晩泊まっていけというのだから何ともまあ。
ホントに人がよすぎるよなあ……。
ー
「失礼するわねイッセー君」
おお、これはまさに西洋的夜這いというものか!俺の部屋にイリナ、ゼノヴィアちゃん、そしてライラちゃんが白パジャマ姿でやってきた。なんて、今の俺はそこまでノーテンキではない!
「で、何の用?私は早くイッセーを抱きまくらにして眠りにつきたいのだけれど」
「あうう!ズルいですぅリアスお姉様!」
リアス部長は怪訝な顔でイリナ達を一瞥すると腕を組みながら椅子に座る。
「汝、姦淫するなかれ……。
十戒を平然と破るとはやはり君は身も心もすっかり堕落しきってしまったらしいな」
イリナが切り出すよりも早くゼノヴィアが汚いものを見るような目線をアーシアに送る。
何だとこの野郎!じゃなかったこのお嬢さん!うちのアーシアに向かって!
「汝、偶像を崇拝するなかれ。殺すなかれ。盗むなかれ。あと、人を裁くなかれ。
おお、4つも破っておるそなたの豪胆さには及ぶまいよ」
俺が反論する前にイゼベル様はふん、とゼノヴィアの傲慢さを鼻で笑った。
「なんだと悪魔め!神に仕える我々を侮辱するか!」
「侮辱以外の何かに聞こえたなら余の伝達に誤りがあるという事かの? ならばそれは謝罪しよう」
「な……あ……」
「ストップ、ストップデスねゼノヴィア。
ケンカはよくないデスネ。私達ケンカしにきたワケじゃないデスね。神様、汝の敵を愛せよと常々言っておりましたネ」
「まるで直接聞いた風に言うわい」
イゼベル様の罵倒に言葉を失うゼノヴィアにライラちゃんが抑える。受けてのイゼベル様は訝しむ様に呟く。
「で、本当の用件は何なの?」
しびれを切らしたリアス部長が改めて話を戻させた。
「そうだな。単刀直入に言うぞ悪魔ども。
お前達の邪魔になる聖剣を破壊するのに手を貸せ。そうすればお前達の事は見逃してやる」
……あ、この子はアレか。脳筋か。
あまりにも一方的な物言いに俺もアーシアも思わず顔を見合わせてしまった。
これにはリアス部長も怒るよりも笑ってしまう他なかった様だ。
「あのね、ゼノヴィア。交渉というものは互いに譲歩しあって妥協点を見出していくものよ? これじゃ交渉じゃなくて脅迫よ」
「そうだ。私は交渉ではなく神の名において貴様らに命じているのだ」
(ダメっぽいなこりゃ)
(ダメっぽいですぅ……)
この頑固さと来たらどうしたものか。
「ゼノヴィアはちょっと黙ってて。そもそも聖剣を破壊してくれ、という所から話が飛びすぎよ!」
たまりかねた様子でイリナが口を挟み説明を始めた。まず話の始まりはカトリック、プロテスタント、正教会の3勢力がそれぞれ有している聖剣エクスカリバーを奪われたというのだ。
厳密には聖剣エクスカリバーの破片から作られた7つの聖剣の幾つからしいが。
で、奪ったのはどこの誰かというと……。
「『神の子を見張るもの』の一勢力らしいわ。ミカエル様のお話によると堕天使総督アザゼルは関与していないということらしいけど堕天使や降天使のいう事なんてアテにならないわ」
何だかレイナーレやカラワーナ、あとミッテルトちゃんを貶された様な気がして俺は思わずムッとしてしまうがアーシアが俺の手首を掴み、首を左右に振る。
うん。ここで俺が怒って話をフイにしてはダメだな。
「ゼノヴィア。あまり降天使、悪く言うのよくないデス。それにアザゼル、噂では罠に嵌められて堕天使にされたと聞きました」
「貴様は神の御心を疑うのか!」
「当たらずとも遠からずじゃのう。
あやつは縛られるのを特に嫌う所がある。
堕天使総督になったのも気に食わない奴を殴るついでに権謀術数を振り回している内にいつの間にやらそうなった、と言ってすましている男じゃて」
ライラちゃんがフォローしてくれたのにゼノヴィアのこの言い様だ。
しかしイゼベル様はアザゼルってヤツの知り合いなのかな?知り合いみたいに語るけど。
「アザゼルで無ければどの堕天使の仕業よ」
「主犯はコカビエル。シナイの大戦を生き抜いた『神の子を見張るもの』の幹部よ」
まーたコカビエルって名前が出てきたぞ!
で、どんなヤツ?
「今の私達には聞かされていない」
ゼノヴィアの答えに肩を落としかける所だった。
というかさ、あまりにも情報がなさすぎじゃない?どんな武器を使うとか、何の属性が得意とかもっとこう……あるだろ!
「天界にも呆れたわね。最前線の3人である貴方達に実行犯の情報を教えないだなんて」
「……人は運命には逆らえませんから」
ライラちゃんが悲しげで諦めた様な声色で口を開く。
「その通りよ、ライラ。そして我々の役目は聖剣を携え悪魔をはじめとする主を蔑ろにする存在を打ち滅ぼす事にあるの。たとえこの肉体が滅びる事になろうとも」
「そうだ。欲望のままに生きるしか能のない貴様ら悪魔や、悪魔と手を結ぶを良しとした魔女には解るまい。神の尖兵として死ぬならばそれこそ本望というも」
「ふざけるなバカヤロー!」
思わず立ち上がって叫んでしまった。
い、いかん!やってしまった!だが、止まれるか!
「お前等はそれで満足するのかもしれねえけどよ。残された家族や友人、恋人はどうすりゃいいんだよ!」
「私にそんなものはない。神こそが家族であり友人であり、恋人だ」
「お前は歪んでいる!そんなものは神様を信じているなんて事じゃねえ!自分で考える事をやめているだけだろうが!!イゼベル様やリアス部長は俺達に死んでこいだなんて絶対に言わない!だからこそ俺達は部長のためならどこまでだって戦えるんだ!」
「見解の相違だな。所詮は獣の戯言だ」
「このっ……!」
手を出す直前にイゼベル様の手が俺の肩を止める。
「イッセーよ、怒りは分かるが抑えよ」
「……っ!!」
イゼベル様の戒める様な言葉と共に俺はようやく我に返る事ができた。いや、別にゼノヴィアを殴ってスッキリしたい訳じゃない!ただ命を粗末にするのはダメだって言いたいだけだ!生きるためなら何をしてもいいとは言わないが生きてこその幸せだろ!
しかし結局交渉は決裂……ということになってしまった。
ー
「な、何だか空気が重くないかい母さん」
「そ、そうかしらねえ。ほほほ」
翌日の朝食だが昨日と打って変わって静かなものだった。ライラちゃんやゼノヴィアちゃんは既に食事を終えていないし、イゼベル様もまだ箸を付けていなかった。
(葬式みたいにどんよりしやがって……ああもう!)
結局俺まであの後落ち着かない夜を過ごしてしまったせいか朝食が喉を通らない。
砂を噛むような味というのはこのことか……。
三人は現地の協力者の所に行くらしい。
俺は休日ではあるがある意味休日出勤というか、新しいお得意様の所へと行く事になっている。折角なのでアーシアと一緒に行く事にした。
ー
「コイツを捕らえるのは骨が折れたぜ」
「フハハハハ!まさか本当にアレを捕らえてくるとはな!ハーデスの愛犬である『ケルベロス・オリジン』。
いかにアザゼルが日和見を決め込もうとしてもこうなれば動かざるをえまい!これで全面戦争だ!」
ライラの外見
【挿絵表示】
作者はゼノヴィアが嫌いというワケではありません。
これだけははっきりと真実を伝えたかった。
あれ?シスターグリゼルダは家族じゃないの?
つまり誰かに記憶を操作されています。
その方が転生悪魔になる理由付けになるでしょ。
(ムチャクチャ言うな)