そろそろエンジン全開!
「す、すごい大きい建物ですね……。
何だか圧倒されてしまいますぅ」
俺とアーシアが見上げるのはまさにバベルの塔ともいうべきタワーマンションだ。
しかしあるところにはあるんだなあお金って……。
と、こうしてばかりもいられない。
俺は受付に行き、新しいお得意様の阿佐是さんに呼ばれている事を話すとロックが解除された。
うーん、流石お金持ちが住む家。
セキュリティはバッチリだ。
ともかくも阿佐是さんの住む部屋に通される俺達。
「すいませ~ん。兵藤ですけど」
「おう、あがってくれや」
阿佐是さんは所謂特許関係で多大な不労所得がある人らしい。金にメッシュの入った髪型でいわゆるチョイ悪親父系というかパッと見20〜30代に見える位に若い。その割には落ち着いた雰囲気の人だ。
何故か着流し姿だけど本人曰く畳化の影響らしい。お金持ちの考えることは解らん。
何でも若いヤツとくだらない話がしたいという契約で俺に仕事を発注してくれたのだ。
「へえー、そうなんですか」
アーシアが俺からのかいつまんだ話を相槌をうつ。まあ、実際阿佐是さんは話し上手で面白い人だから退屈はしないんだけど……。
「でも、阿佐是さん位お金持ちなら幾らでも話し相手くらい見繕えるんじゃないんですか?」
「それがだな兵藤君。俺くらいビッグになると周りはお追従というかバッタみたいにヘコヘコするヤツしかいなくなってなあ。
若い時にヤンチャしすぎたせいだなコリャ」
と、カラカラ笑う阿佐是さん。
「いやあ、若いっていいねえ」
そしてアーシアを見てまたカラカラと笑う。
「あ……えと……」
「ああ、気にせんでくれ。俺はこの通り年甲斐もなく若い子に目がなくてな。何しろこんな仕事やってるからか寄ってくるのはジジイか欲ボケか財産目当ての女共ばかりなワケよ。おっさんが愚痴るのもなんだが霧の中にいるみたいでなかなか辛いぜ」
う〜ん、阿佐是さんも孤独を抱えている人なのだろうか。強くなる、群を抜けるためには理由がいるものだとドライグのヤツも言っていたが。
「大変なんですねぇ」
「おう、大人は大変なんだぜアーシアちゃん」
アーシアの言葉に阿佐是さんは余裕たっぷりに応じる。これが大人の余裕ってヤツか!
「まあそんな詰まらん話は止めにして、
今日は新しい発明品をお前さん達に披露しようと思ってな」
と、阿佐是さんは俺達を別の部屋に案内する。そこにあったのは筐体型ゲームマシンとマッサージチェアを融合させた全く新しい(?)ゲームマシンの様なものだ。
「何ですかこれ?」
「これはな。夢の中で色んな女の子と色んなエロい事が出来るマシーンだ」
夢の中で色んな女の子と色んなエロい事ができるマシーン!? 長い! 名前が長いが……! なんて素晴らしいマシーンなのだ! 男の追い求める夢と理想の結晶ではないか! 俺は涙が止まらない!
阿佐是さん! 貴方は神ではあるまいか!
「おいおい随分大袈裟だな兵藤君。とはいえコイツはまだ試作品なんだが……試してみるか?」
「是非! 是非お願いします!!」
俺はアーシアの前ではあるが土下座も厭わぬ勢いで頼み込んだ!
「私じゃダメなんですかイッセーさん!」
そんなアーシアがちょっと涙目で抗議してくる。ヤキモチを焼くアーシアもいいが解ってくれ……キミを傷つけたくないんだ。
『何を寝ぼけた事を言っているんだこのエロガキ』
ドライグが罵倒してくるが関係無い。とにかく俺は機械の中にダイブした。 いざ進めや電脳の大海! 目指すはおっぱい! 目が向いたら服をむいてグニグニとつぶせ!
ー
う、うーん。ここはどこだ? 夢の中なんだから気にすることはないんだがやはりシチュエーションというものが大切なのであって……。
「確かにのう」
ほら見ろ、イゼベル様も俺に同調してくれているじゃないか……? ってあれえ?
ベッドに寝そべっているのは誰あろうイゼベル様ではないですか! 相変わらずエロくて美しい! まるで夢のような光景! いや夢なんだけど!! というか何故俺の夢の中に!?
「みなまで言わせるでない。余がそなたの夢に入り込んでまで愛の営みをしたいと思ったからに決まっているではないか。さあ、遠慮なく余の体を堪能して構わんのだぞ?」
相変わらず素晴らしい淫魔王っぱいを俺に押し付けて来るイゼベル様! 夢とは思えない肌触りに香り、喘ぐ彼女の息遣いまでが現実そのもの! いや……ある意味現実以上だ! と、言うのも今、イゼベル様の乳首にはシルバーのピアスが。
「こ、これはっ?」
「じゃから夢だと言っているであろうに。
夢の中であるからこそ出来得る事もあると言うものよ。さあ、文字通りの夢心地というものを堪能させてやろうではないか」
そう言うやいなや、俺は瞬く間に素っ裸にされてしまった! そしてその魔王級おっぱいに俺のナニを挟むと、その強烈なまでのパイ圧で扱き始める! まるで皮剥き器のように!
「ふふ、まずはこの余の乳で扱かれながら果てると良い。夢の中であろうが現実であろうがどちらが幸福かはそなた次第であるぞ」
う……うおおお! 搾られる! おっぱいに搾り取られるぅ!! だが、本懐である! 本懐であるぞ!!
ぶぴゅるっ! どぴゅっ、どぷうっ……!
俺は一たまりもなくイゼベル様の谷間の中に射精してしまった。ああ……気持ちいい……。しかしいくら夢とはいえもうちょっと耐えることが出来なかったのか俺よ! 情けなさ過ぎるだろう!
しかし雁首に舌を這わせてお掃除してくれるイゼベル様のいやらしくも懸命な姿に俺のナニは再び元気を取り戻す。
「何を項垂れる事があろうかイッセー♥
この程度でそなたが満足出来るとは余も思ってはおらぬよ。寧ろどんどん高まっている事であろう?」
「イゼベル様……」
上目遣いに見せかけた捕食者の眼光に俺の本能がざわめく……! 流石だ! やはりこの人には敵わない! いや、それ以前にちょっと俺の夢をいいように支配されすぎじゃないか!? と、思ったら……。
突然周囲が砂浜に変わっていくではないか! まるでハワイの様な雰囲気! いや行った事はないけどさ!
ともかくもイゼベル様は紅いスリングショットという辛うじて水着と言えなくもない露出度を誇るエロい衣装に早変わりだ!
しかも乳首のシルバーピアスを留め金代わりにすることで卑猥さは更に増し、極めつけにはあの破壊兵器とも言える魔乳ばりにムチムチなお尻をティーバッグの様にキュッと食い込ませて……!!
「どうだイッセー? ここはそなたが望んだ世界であろう? しかし実際に余の体がいかなるものなのかはどうであろうな? 百聞は一見にしかず、百見は一触にしかずともいう。触って確かめてみるがよいぞ♥さあ、遠慮はいらぬ♥」
誘うように突如現れたビーチチェアにうつ伏せの態勢で寝そべるイゼベル様!
触って確かめてみるがよいぞ……!?
こんな素晴らしい日本語があろうとは!
「で、では……!」
俺は恐る恐るそのダイナマイト通り越してツァーリボンバーボディに指を這わせていく。ああ……相変わらず何と柔らかいのか! 指を押し返す魔性の質感……そしてこれがムチムチというやつか……! こんなエッチなカラダ他にはない! それにイゼベル様も誘う様に尻をふりふりと振るものだからたまったものではない! この美女が俺だけのものなのだと思うと、涙が止まらない! 現実を越えたこの幸福感よ!
「どうだ? 余の体は?」
「素晴らしいです……!」
「そうであろう? では今度はそなたの望みを叶えてやらねばのう♥」
ああ……イゼベル様の指が俺のイチモツに絡みついて……! そしてそのまま握り潰さんばかりの勢いでしごきあげてくるッ!!
「ほれ、日焼け止めのオイルじゃ♥これで余の身体をそなたの身体で味わってみるがよい♥」
な、なんというシチュエーション! やはり夢は欲望の解放の場でもあるというのか!! ならば遠慮なく……!! 俺はイゼベル様を押し倒すとそのまま唇を重ねる。そしてそのまま舌も絡め合わせつつ俺は本能のまま彼女の両乳を揉みしだきつつ身体を使って彼女の身体にオイルを塗っていく。ヌルヌルかつテカテカと光沢を増すイゼベル様のセクシーぶりはまさに青空すら慄いて青ざめる程のもの! 誰だよイゼベル様を淫魔王だなんて言う奴は!まさに美の女神! いや、俺だった……! そして……。
「ふふふ、イッセーよ。まるで獣の様に目を血走らせおって……♥そんなに余のカラダに溺れてしまったのか?」
「はい! もう俺はイゼベル様の魅力にメロメロです!」
「そなたは正直よな♥なれば夢と現の双方を以てそなたを愉しませてやろうぞ」
そう、全てはイゼベル様のドスケベな体が原因なのだ! こんなエロくて美しい女体が俺を狂わせてしまうのだ!! そして再びキス。お互いの舌を絡ませる濃厚なキスだ。と、同時にイゼベル様の両乳を鷲掴みにして乳首を強く吸い上げると……。
「んほっ♥」
イゼベル様が喘ぐが早いか勢いよく乳首からミルクが噴出されるではないか! まさに夢のような光景! まあ、夢なんだけどね!! しかし味覚すら発現するなんてなんと素晴らしいマシーンなのか! もう俺の金玉は破裂するんじゃないかという位フル回転しっぱなしである。
「ふふふ、そんなに余のミルクが気に入ったか? ならばこれはどうじゃ♥」
今度はイゼベル様が俺の顔の上にまたがりその魔乳を俺の顔に押し付けて来るではないか! あの巨大な質感を持つ魔乳がこれでもかと俺の顔の上で潰れていく様を見るだけでもう我慢ならないッ!! たちまち俺のナニはムクムクと巨大になっていく! それを目を細めて嬉しそうに見るや、イゼベル様はそのまま俺のモノを自分の秘所へと導いた。
「ふおぉぉ……♥そなたのモノは余を狂わせるのう♥」
「こ、光栄ですっ!!」
声が上擦ってしまうくらいに気持ちいい。しかし俺は快楽に溺れながらもイゼベル様をよがらせる事に全力を傾ける!! パンッ! パンッ!! 弾ける様な音がビーチに響く。
「んおっ♥ひいっ♥ああっ♥♥♥」
イゼベル様は激しい喘ぎ声を上げ、よだれを垂らしながらその快楽に浸り始める。なおもムチムチでシミ一つない美白桃尻がいやらしく形を変えながら俺のモノを締め付け、オイルよりも粘つき熱い媚粘膜が纏わりついて来る!
「ひうっ♥あはぁんっ!! ♥♥イッセー! 余はもうっ……イッてしまそうじゃぁぁっ!♥♥」
そう叫び、一際激しく潮を噴きながらイゼベル様は絶頂を迎えた。膣内に特濃の精液を俺のチンポからブチまけられイゼベル様は嬉しそうに目を細めると満足そうな吐息を吐きながら振り向く。
「くうぅ……♥イッセーのチンポが弾けておる♥余を孕ませ、そなたのモノにしようという意志が伝わってくるのう♥」
「はい……。イゼベル様。俺の子を産んでください」
夢の中なら何でもありだろう。俺はイゼベル様にそう告げると再び腰を動かし始める。じゅぶじゅぶと俺達の結合部からは泡立った白濁液が零れる。
「ああっ♥また硬くぅ!イッセーのチンポ♥♥♥
余のオマンコを奥まで抉ってるぅ♥♥♥」
イゼベル様はもはや俺しか見えていない様だ。腰を振りながらその爆乳をブルンブルンといやらしく揺らしている。逃すまいと俺は乳首のシルバーピアスの間に指を通し、その小さな身体をがっちりと押さえて、腰を思い切り突き上げた!
「ああああっ♥♥イクッ!! イッセーよぉぉッ! ♥」
俺は再び彼女の胎内に精液をぶちまける。絶頂に達した事によって締まりまくる膣内の具合は最高だ。まるで搾り取ろうかとする様な蠕動運動が俺を射精から逃さない。
「あ……あぁ……♥そなたの子種で余の中が満たされていく……♥見るがよいイッセー♥そなたの夢がかなうぞ♥」
イゼベル様の言う通り、俺のモノから放たれた大量の精液によるものなのか、その腹が丘のように隆起していくではないか。そして俺はまたも腰を動かし始めると、イゼベル様は嬉しそうによがり声をあげ始めた。
「ふあぁんっ! ♥♥ああん♥イクッ!! イッセーの子種で孕んでっ♥余のいやらしい身体はもっとイキたいのじゃぁ♥♥」
何時しかその尻からは俺が出した大量の精液が零れ落ちるほどになっている。母乳がスリングショットを白旗に染める中、イゼベル様は何度も絶頂を迎えるが俺はお構いなしに腰を動かし続ける。獣の交尾の様でありながらも、確かにそこには愛情がある。
「イゼベル様! 絶対にあなたを幸せにします!!」
「ああっ♥してぇ♥イッセー♥そなたのチンポと愛で余を満たしてぇ♥♥♥」
俺は宣言する様に叫ぶと、限界が近いのかその大きな尻の肉に指を食い込ませる!! そして……!
どびゅるっ♥♥♥ぶぴゅるるるるうっ♥♥♥
欲望、愛情、占有、支配。そういった意味を込めて俺はイゼベル様に大量の精液をぶちまけた。その熱と量に彼女は歓喜し、咆哮の様な喘ぎ声を上げた。
「おおおっ♥おっ♥おおっ♥イグッ♥イッセーの子種でイクのじゃぁっ♥♥」
俺もまた全身を快楽が突き抜ける様な感覚を覚え、身を震わせる。脳髄まで響く快楽の刺激にイゼベル様も悶えながら俺のものを受け入れる。その勢いはまるで火山の大噴火の様だ。俺の吐き出した愛と精の坩堝と化したイゼベル様の胎内は、俺の精液を一滴残らず飲み干そうとうねり続けている。
「あ♥ああん……♥」
そんな快楽と幸福感の中、俺は夢の終わりを自覚し始めていた。するとイゼベル様は起き上がるや俺に抱きつき、囁いた。
「ふふ、愛しておるぞイッセー……。次に目を覚ました時も余はそなたのモノじゃ……」
その甘い言葉と共に俺の意識は急速に覚醒へと導かれていく……。
ー
「で、どうだった?」
「サイコーでした……もう」
至高にして究極の快楽に俺は未ださめぬ余韻を味わいながら俺は阿佐是さんの質問にそう答えた。
「ハハハ、そうかそうか。まあこれはプロトタイプだからまだ使い手の身近な女性しか再現はできんがいずれはもっとバリエーションに富んだ体験ができるようにするつもりだ。無論、さっき以上のものを提供することも出来る」
「本当ですか!?」
流これ以上凄い快楽を味わう事ができるというのか!? 最早阿佐是さんは人類史に残る英雄の中の英雄と言っても過言ではないのではないか? 俺は彼に惜しみない称賛を送るぞ! しかしこれでは少子化が更に加速してしまうのではなかろうか!?
「だ、ダメですぅ! イッセーさんは現実の私達がいるじゃありませんか!」
「まあまあ。現実の女に浮気をされるかよりは幾らかマシだろう? 仮想の存在は子供を生むことはできんからな」
何やらヤキモチを焼いてしまったらしいアーシアと秋下さんが抗議の声を上げるが、それを阿佐是さんは優しくなだめた。
「でもイゼベル様の情報を一体どこから?」
「ん? 俺が入力したのはキミが話していた部長さんとやらのデータだが」
え? どういうことだ? まさかイゼベル様が夢の世界にまで出向いてきてあんなエロエロなプレイをさせてくれたのか!? 「ああ……なんてことだろう! 俺は夢でも現実でもないところでイゼベル様と愛し合う事ができたのか……! 最高に幸せだ!! 俺がイゼベル様の肢体を思い浮かべていると不意に俺の携帯が鳴り響いた。
「ん?」
画面を見るとそこには『レイナーレ』の文字がある。一体何の用だろうか? 俺は通話ボタンを押した。
「もしもし?」
「大変よイッセー! 木場があの聖剣使い達とやり合っているらしいの!」
「な、なんだってぇ!?」
何でそんな事に!? あいつら聖剣使いの三人は俺達とは相互不可侵の取り決めになった筈じゃ……!!
いや、これは俺のせいかもしれない!
ゼノヴィアを煽ってしまったばかりに取り決めは有耶無耶になってしまっているとも取れるじゃないか!
「分かった! 今行く!
阿佐是さん、すいません! 友達が事故にあってしまったみたいで!」
「おお、そいつは大変だな。
友達ってのは一度関係が拗れると関係を修復するのは容易じゃなくなる。すぐに行ってやんな」
俺は通話を切ると、阿佐是さんにワケを話した後に急いで部屋を出た。
ー
そして人払いの結界が張られた公園に無理やり侵入するとそこにはボロボロになった木場の姿が……!
「木場ァ!」
「ハハハ……また情けない所を見せてしまったね」
木場は俺に力なく微笑む。二連敗するなんてちっともお前らしくないぞ!!
俺がアーシアに目配せすると彼女は即座に治療の態勢に入る。
イリナとゼノヴィア、そしてライラちゃんは邪魔立てまではしなかったがありがとうと言うつもりはない。
「……で、どうやった?」
「どうやった、とはなんだ?」
「だから、三人がかりで木場をリンチしたのかって聞いているんだよ?」
俺がやや凄みながらそう問う。
本来なら女の子にするべき態度ではないのは百も承知だが、親友をこんな目に遭わされて黙ってはいられない。
「落ち着いて下サイ、イッセーサン。
私達、戦うべきではないデス」
「じゃあどうしろっていうんだ?」
ライラちゃんはおどおどしながらも俺を宥めようとするがイリナとゼノヴィアがずい、と彼女の前を遮るかの様に前へ出る。
「ああ、何て悲しい定めなのかしら。
幼馴染であった私達がいまでは聖剣使いと転生悪魔という相容れない仲になってしまうだなんて……。でも、これも神の試練! これを乗り越えれば私も真の聖剣使いになれるわ!」
「やはりドラゴンはドラゴン。悪魔は悪魔か。いいだろう。キミが神にとって将来の害になり得る前にここで排除する」
「落ち着いてクダサイ! 悪しきを切っていっては団結はないデス!」
ライラちゃんはそう言うがイリナもゼノヴィアもまるで聞いていない。
クソ、一緒に寿司を食べたってのにあの時の雰囲気は何もかもウソだったのか!?
『待て相棒。あの二人の口ぶり何か妙だとは思わんか?』
暗澹たる疑心に飲まれそうになった俺の脳裏にドライグの声が響き渡る。
そうだ、妙に引っ掛かる物言いだ。
真の聖剣使いとか、ドラゴンはドラゴンとか……。特にゼノヴィアは知性のあるドラゴンと会った事があるみたいな……。
「あの二人が誰かに操られているっていうのか!?」
『可能性はあるな。いいか相棒。全てが正しい勢力も全てが間違っている勢力も存在しない。何でも無理やり短絡にまとめて全てを解った様な気になることは慎めよ。その先にあるのは破滅だけだ』
わ、解った! しかし仮にあの二人が操られているとしてライラちゃんが操っているとも思えない……。一体どうする。
『お前にはエロガキに相応しいあの技があるだろうが?』
ニヤニヤしていそうな声でドライグが俺にアドバイスをくれた。そうか! あれがあった!! しかし相棒と言ったりエロガキと言ったり忙しいやつだよなドライグ!
阿佐是さん……一体何ゼルなんだ?
「阿(坊や)を補佐するを是とすると書いて阿佐是だぜ」
二人を操っているのは……?
オリキャラですがライラではありません。
旧魔王派がいるのに旧聖書の神派が出てこないのは妙だと思わない? 神様を復活させりゃ転生天使やら何ならを生み出す必要はない、あんな奴等に天界を踏みにじられたくないとか考える極右じみた奴等は天使にも絶対いるって!