ゼノヴィア、イリナ、ライラちゃんを同時に相手取る事になってしまった。
しかもゼノヴィアとイリナは何だか様子がおかしい。
ドライグの話では誰かから洗脳されているのでは……との事だった。
じゃあその洗脳を解く事が第一だな。
「私を前に考え事をするとは随分余裕だな
兵藤一誠!それとも我々など取るに足らない とでも言いたいのか!?」
まさに猪武者の勢いでゼノヴィアが斬り掛かってきた!それにしてのなんて踏み込みの速さだ!?
「チェストセキガハラ!」
風を斬るというより割り砕く様な凄まじい剣圧と共に袈裟斬りの一閃が見舞われた!
こんなもん受けたら裂けるチーズみたいに真っ二つになっちまう!俺は咄嗟に横に跳んで躱した!
ブオォォッ!とあまりの剣撃の勢いのためか竜巻と真空の刃が第二撃として剣圧の後を追うように放たれた。
「わぁっ!?」
何とか転がってダメージは最小限に抑えたが翼にダメージを受けてしまった!
「どうだ!?私のチェストセキガハラは!」
ドヤ顔で感想を聞いてくるゼノヴィアに俺は冗談めかして答える。
せめて空元気でも見せなきゃ勢いに呑まれかねないものな。
「ああ、効いたぜ。お前の剣で裂けるチーズにされると思ったぜ。しかし何でまた関ヶ原なんだ?」
「知らん」
ええ〜……。そんなきっぱり言われましても……。そもそもゼノヴィアは外国人だから日本の地名に詳しくないのか。となるとあの技は誰かから教わったのかな?
「ほらほら!ゼノヴィアばかりに気を取られていいのかしら!私だって『擬態の聖剣』の使い手だって事を忘れてもらっちゃ困るわ!」
意気揚々とイリナは聖剣を日本刀の形に変えると鞘に納めて下段かつ居合の構えに入った。
『あれは間合いと仕掛けるタイミングを眩ませる幻惑の構えだ。見た目によらずあの二人、戦いなれしているようだな』
するとドライグがそんな分析をする。
分析もいいけど倍化の方も頼むぜ!
『Boost!』
「させないデス!」
何だか刃のない峰がギザギザになっているダガーサイズの剣がライラちゃんから振るわれた。咄嗟の事でかわせなかったが、痛くも痒くもない。確か、あれは漫画で読んだソードブレイカー。
本来は相手の武器を受けて圧し折るための武器で自分から仕掛ける武器じゃない。
ライラちゃんはそれを知らないのかな?
「ダメだイッセー君!彼女の持つ聖剣はダメージを与えるためのものではないんだ!」
呑気に構えていた所にアーシアの治療を受けている木場が血相を変えて叫んだ。
「どういう事だ木場!?」
俺は木場に理由を尋ねたが答えてくる前にその理由はすぐに解った。
『バカ!油断するな!攻撃力がないからこそ厄介な攻撃だということだ!あの女が持つ刃の峰を見ろ!』
なにが……って?刃の峰がまるでポットのお湯の量を示すみたいにキラキラ光っている!
訝しむ俺に対してライラちゃんは勇むでもなく燥ぐでもなく、堂々たる態度で話し始めた。
「私、人キズつけるのだめデス。
だから、お互いに傷つかない聖剣の力作りましたデス」
『Boost!』
『Cancel』
ドライグの声と同時にライラちゃんのソードブレイカーから光の目盛りが一つ減る。
「なっ……!?倍化が発動しない!?」
「隙あり!」
倍化が発動しなかった事にたじろいだ俺のスキをついてイリナが居合斬りを見舞ってきた! 速いが、見きれなくはない!
バックステップにて一旦下がり反撃を見舞おうとしたその時だ!
ギュオン、と音はしなかったがイリナの日本刀が倍の長さに伸びた!不味い!
脇腹を切り裂かれる前に咄嗟に左腕でガードした!『大いなる7つの丘』が宿るとはいえ流石に『擬態の聖剣』!斬撃だけではなく悪魔の肉を焼き骨を溶かす聖剣の力に俺は手傷を負ってしまう。
「ぐああああっ!?」
「イッセーさん!」
「イッセー君!」
アーシアと木場が慌てて俺の傍に駆け寄ろうとするが目で制した。
半死の木場と戦闘能力のないアーシアじゃこの三人に一蹴されてしまう。
ここは俺達が何とかしなければ!
「俺は大丈夫!二人はリアス部長の所に行ってくれ!」
「片腕が動かない状態で随分余裕だな。兵藤一誠」
ゼノヴィアがまたしてもインファイトを仕掛けてきた。流石にチェストセキガハラとかいう大技はしかけてこなかったが両手剣である『破壊の聖剣』をまるで木の枝を振るみたいに軽々と乱れ斬りを放ってくる!
信じられねえ!転生悪魔の俺が言うのもなんだけど……ホントに人間か?
神器の力を宿しているのかあるいは変なクスリでもやってるんじゃなかろうな?
『Boost!』
『Cancel』
またしてもライラちゃんの聖剣により倍化が無効化されてしまう。見た所まだ目盛りは10個以上はありそうだ……。
流石にこのままでは……!!
「どうやらここまでの様だな兵藤一誠!
その生に幕を引いてやる!」
ゼノヴィアが猛然と斬り込んでくる。
こうなったら最後の手段だ……!
「助けてー!!レイナーレ!」
俺はあらん限りの大声で助けを呼ぶ!
これにはアーシアや木場だけでなく、ゼノヴィア達も目が点になっていた。
「はいっ!イッセー様!」
「お任せ下さいイッセー様!」
「ヤル気マンマンすねぇ、二人共……」
レイナーレとカラワーナ、そしてミッテルトちゃんも魔法陣から現れた。
堕天使三人(厳密には降天使なんだけど)が並ぶ姿はとても心強い!
仲間を呼ぶがキャンセルされたらどうしようかと思ったけど、レイナーレが来てくれたのは本当に心強い!
「くっ!卑怯な!」
「どの口が言ってンスかね……」
レイナーレの光の矢を弾きながらゼノヴィアが毒づくもののミッテルトちゃんが呆れた様子でツッコミを入れて援護に回る。
その一方で、イリナとカラワーナも交戦していた。
「聖剣で切ったのにダメージがあまりない!? なんで!?」
「それは当然だ。私達は背いたとはいえ神より生まれしもの。土塊より生まれた人間や悪魔とは違い、我らにとっては回復を促す薬に等しいのだ」
「まあ、そんなワケで……ちゃっちゃとやられて下さいッス」
えーっ!?堕天使ってそうなの?
だからコカビエルはバルパーに好き勝手に研究させていたワケか。
更にレイナーレはライラちゃんに攻撃を仕掛けていく。
「ホラホラどうしたの?聖剣がなければ何も出来ないなんて言うんじゃないでしょうねえ?」
サディスティックな笑みを浮かべながらレイナーレは光で作られた蛇腹剣をしならせた。
「くっ……!」
受けるライラちゃんは紙一重でかわす。
なんで聖剣でレイナーレの攻撃を凌がないんだろうか?
その疑問はすぐにレイナーレが看破した。
「あら?その聖剣でどうして攻撃を受けないのかしら?答えてあげるわ。
貴方のその聖剣は一人にしか使えない、そうでしょ?」
「……答える必要はないデス」
「あら、残念。じゃあ、せいぜい頑張ってね? どこまで持ちこたえられるか……!」
ヒュン、と蛇がとぐろを巻くかの様に蛇腹剣の軌道が変わるや否やライラちゃんが持っていた聖剣を弾いた!
おおっ!倍化がまた発動するのが解るぜ!
これならイケる!
流石に赤龍帝の鎧までは使わないが洋服破壊を使えば戦闘不能にできる筈!
と喜び勇み、左腕の痛みも忘れて踏み出そうとした時だ。
『まあ待て相棒。お前が手籠にする前に公衆の面前で辱めるのはまずかろう。ここは俺の権能を使え』
(権能?エッチなやつか?)
(残念ながら違う。とはいえお前の堕天使共に花を持たせるのも王とやらの務めだ)
『Transfer!』
ドライグがそう唱えた瞬間、レイナーレ達に碧色の光が宿る。
「こ、これは?力が漲る!」
「これならイケるわカラワーナ!ミッテルト!アレをやるわよ!」「了解!」
レイナーレの号令にカラワーナとミッテルトは頷くと、赤、青、緑の光を結集させてゼノヴィア達に放った!
これはいわゆる合体技という奴だな。
名付けて堕悪(だあく)インパルス!
「そのネーミングセンス、ウチはどうかと思うッス。忌憚のない意見ってヤツッス」
「お黙りなさいミッテルト!イッセー様になんてことを言うの!」
「そうだぞミッテルト。イッセー様のお力あればこそ私達はこれほどまでのパワーアップを果たせたのだ!」
ジト目のミッテルトちゃんから厳しめの言葉が飛んできたがレイナーレとカラワーナがすぐに制した。うう、なんだかこそばゆい……。
「気にしてはいないよレイナーレ、カラワーナ。ミッテルトは俺のチームの一員だからさ。仲間の苦言を聞くのはハーレム王として当然のことだから、ははは……ワハハ」
泣いてなんていないからね!
そして俺たちの視線の先にはダウンしたゼノヴィアとライラちゃんの姿があった。
あれ?イリナは?仲間を置いて逃げる様な薄情なヤツとも思えないが……。
『誰かがアポートを使ったのだろう』
アポート?何それ?アホの親戚?
『お前な……。テレポートの逆で誰かを任意の場所に引き寄せる超能力や魔法を指す言葉だ。なぜあの小娘だけが転送させられたのかはわからんが、この二人はどうするのだ?』
「もちろん助けるさ」
『こいつらは聖剣使いだ。見逃しても後程悪魔として危害を加えられるやもしれんぞ?』
そこは……ほら、俺はハーレム王を目指す男だからして……。ともかく結界が解除されて騒ぎになる前に俺はゼノヴィアとライラちゃんを連れて自宅へ戻ることにしたのだった。「うーん、どうしよう……」
「どうなさいました?」
俺の眼の前にはゼノヴィアが目を瞑ったまま、眠りについている。
正直言ってめちゃくちゃ可愛い。こんな美少女の聖剣使いとエッチな事をするというのに俺は迷いつつある。
「いや、何というか……負けた相手を無理やりというのはなんかさ……」
気がかりなのはそこなのだ。悪魔なんだから欲望のままに犯せばいいというのはちょっとハーレム王としての沽券に関わる。
だから、まずはゼノヴィアを気持ちよくさせて、そこから流れでやるのが理想だろう。
「まあ、イッセー様。私の時は散々愛を囁きながら何度も何度も愛でてくださったではありませんか♥」
カワラーナはレイナーレと似たドスケベなボンテージ姿で俺にしなだれかかってくる。その瞳は潤み、期待と興奮で息を荒げて、豊かな双丘を俺の胸板に擦りつけてくる。
「お、おいっ……。ゼノヴィアよりもカワラーナとしたくなっちゃうだろ?」
「構いませんよ……。私も、その……。イッセー様が欲しいですから……」
カワラーナの潤んだ瞳と視線が重なる。彼女は俺の顔を優しく引き寄せると、自分の唇を俺の唇へと重ねてくる。
「んっ♥」
俺の口の中に舌を差し込み、甘えるように舌を絡ませてくる。
俺もそれに応えて舌を絡めると、彼女の唾液の甘さが口いっぱいに広がる。
ああ、もう! こんなエッチな事をされたら我慢できなくなるじゃないか!!
ー
……? 私は確か兵藤一ら誠に敗北し、その後は……。そうだ。意識を失ってしまっていたのか……。私は、いや、私達は負けたのだな……。『破壊の聖剣』は無事だろうか?
「ふふふ、ようやくお目覚めのようね。
聖剣使いさん?」
「き、貴様はっ!?」
色々考えを巡らせていた中一糸纏わぬ姿ながら私を見下ろしていたのは、黒い長髪の堕天使だ。
「自己紹介しておくわね?私はレイナーレ。赤龍帝たるイッセー様の愛妾にして忠実な下僕よ」
愛妾という不名誉な名乗りをレイナーレとやらは不敵かつ堂々と、己に恥じる所など無いといった風情で言い放つ。
「イッセーの愛妾だと!? 貴様は一体何をやっているんだ!」
「何って、見ての通りよ? 私達は性の快楽を貪り、互いに愛を捧げ合う……。それって素敵な事じゃないかしら?」
「貴様らケガレた堕天使が愛を語るな!」
掴みかかろうとしたが私は仰向けの態勢のまま寝台に光の鎖で手足が縛られているらしい。引きちぎろうとしてもビクともしない。
「バカね。私の光の鎖は人間レベルの力ではヒビ一つ入ることはないの。特にこの敷地では赤龍帝たるイッセー様でもない限り、この鎖を引きちぎる事など出来ないわ」
「くっ……!私をどうするつもりだ!
まさか性奴隷にでもするつもりか!?」
あまりの悔しさに歯噛みする私にレイナーレは耳障りなまでに兵藤一誠を褒めそやす。まるで忠実なる下僕のように。
「性奴隷?ふふふ、バカな子。赤龍帝様は私達を愛玩動物として飼うことはせず私達の人格を認め一人の女として身も心も愛して下さる。だからこそ私達はそんな素敵なイッセー様を愛しているの」
「なっ……!?それは、『悪魔の駒』を兵藤一誠が持っているからという事か?
貴様らは洗脳されているのか?」
「バカバカしい。貴方じゃあるまいし」
!? な、何を言っている!?
私が洗脳されているだと!?デタラメだ!そんなバカげた事があるか!
私の動揺を感じ取ったであろうレイナーレはフンと鼻で笑う。なんという屈辱だ……!!怒りで頭がどうにかなりそうだ!!
「まあ、いいわ。それより向こうをご覧なさいな」
「な、何だ……アレは!?」
私は破廉恥極まる光景に目を背けようとしたがレイナーレに顎を掴まれる。
女の細腕とは思えない力で掴まれた顎は動かない! そして私はレイナーレの言う『向こう』を凝視させられる。
「あっ♥はああ……♥イッセー様♥イッセー様♥」
「くう、カラワーナ!凄く気持ちいいよ……!ゼノヴィアとライラちゃんの事より今はキミと気持ちよくなりたい……!いいかな?」
「はっ♥ああっ♥光栄ですわイッセー様♥この私めで良ければ幾らでもお使いくださいませ♥」
「使うだなんて……ダメだ!カラワーナ、俺達は主従なんだからお互いに気持ちよくならないと……」
「はいっ♥イッセー様♥」
私と同じ姿をした堕天使の女があの赤龍帝とバックの姿勢で激しくまぐわい、互いに愛の言葉を囁き合いながら姦淫に耽っている。
「ああっ♥イッセー様の鼓動をオマンコ全体で感じます♥ビクビクと震えて……♥もう、イきそうなのですね?」
「ああ。カラワーナの中に全部出すよ!ご、ごめんよ!治まりがつかなくて!」
「いいえっ!イッセー様になら何時でもこのカラワーナ、オマンコもおっぱいもアナルもお口も全て捧げたいんです♥」
そして赤龍帝はカラワーナとやらの胎内に思い切り精液を吐き出した。それと同時にカラワーナもまた激しくガクガクと身体を痙攣させ淫らで締まりのない顔で絶頂していた。
「ふふ、どうだったかしら?イッセー様とカラワーナのセックスを見た感想は?」
「ふっ……フン!貞淑さも信仰もないケダモノにも劣る行為だな!我々からすればお笑い草だ!」
私は侮蔑と嘲笑を込めて堕天使に言う。そうしなければ私のいずこからか沸き立つ衝動の様なものを抑えられない……。そんな気がしたのだ。
「つくづく強情ねえ。けど貴方のココはそんな風には思っていないみたいよ?」
私の神聖な場所にレイナーレの指が伸びる!やめろっ!!
「くっ、ん!♥あ、あんっ♥」
!?なんだ……今の私の声は!?
まるで売女か色情狂ではないか……!?
「ふふ、凄く濡れてるわね。貴方案外素質があるんじゃなくて?アーシアを魔女だなんだと罵る前に貴方自身の淫乱ぶりを反省しなさいな!」
激と共に私の陰核の皮が強引に剥かれた。その刺激は電流のように私の身体の中を駆け巡った。
「ひうっ♥あ、ああぁあんっ♥♥」
な、なんだ……この快感は!? 私はこんな感覚を今まで味わった事がない!た、耐えるのだ……!バチカンでも拷問の訓練は行っただろう!!
「どう?これが女の快楽よ?イッセー様に愛して頂くともっともっと気持ちよくなるの」
「くっ……!そんなバカな事がっ!」
しかし、私の意思とは裏腹に身体はレイナーレに与えられる快楽に歓喜し、屈服していくかの様だった。
「可愛いわね貴方。イッセー様に頼んで私のペットにしようかしら?いえ、それとも『神の子を見張るもの』のために処女懐胎を実践するのもアリかしら?」
「ひぐっ……うっ……うう……。
ふ、ふじゃけるなあ♥私は、お前らなんかのオモチャになんてならないぃぃぃ♥♥♥」
万力の様に陰核と乳首を抓られると私の意識は飛びかけ暴れ馬の様に自制の利かない身体が痙攣し、股から何かが弾け出す。
「ほら、イキなさい。イケっ!イク時はちゃんとイクと言うのよ!!」
「い、イクないっ♥堕天使の指なんかで私はイカない♥イカないからあっ♥♥♥」
苦しい、苦しいのに気持ちいい……♥
頭が真っ白になる♥犬の様に舌を突き出し快楽の奴隷になってしまいたくなるっ。
ダメだ!私は誇りあるバチカンの聖剣使いで……♥
「そうね、貴方がイクのはイッセー様のオチンポでなければならないもの♥」
お……オチンポ?
私の脳裏にさっきの堕天使とイッセーのセックスの映像が浮かび上がる。
だが犯されて(愛されて)いるのはあの堕天使ではなくこの私だ……。
『ああ、いいよゼノヴィア……!キミとのセックス、最高だ……!』
違う!私はあんな売女とは違うっ!!
「ああっ♥イッセー様♥イッセー様っ♥」
ああ、駄目だ。背中にゾクゾクとした快感が走る。子宮がキュンとする。私の中の女の部分がこの女のオチンポを欲しがってる♥妄想の中の私はとても幸せそうだ……。イッセーのオチンポに突かれたら私もああなるのか? ああ、たまらないっ♥♥♥
「あ♥ああ♥おおおおっ♥♥」
私は大股を開いて自分でも聞いた事の無い様な淫らな喘ぎ声を出していた。絶頂し、身体の痙攣が止まらない……。だが、頭の中は快楽の余韻とイッセーのオチンポで突かれる事への期待でいっぱいだ……♥
「ふふ、イッセー様の愛妾になりたい?」
「ちがっ!♥私はそんな下品な女じゃないっ!!♥♥」
「あらあら残念ね?イッセー様にはそう伝えておくわ。イッセー様はいやがる女性を犯す様な趣味はないから。良かったわね♪貴方の代わりだとしてもイッセー様に愛していただけるわ♪」
ルンルン、とレイナーレは嬉しそうに言いながら退室していく。
「ま、待て!鎖を外せ!!」
私は気力を振り絞ってレイナーレの背中に呼びかけたが、彼女は振り返りもせずに去っていった。
「く……くそ!私は……。私は……」
私は悔しさに歯噛みする。舌を噛み千切って自害してしまいたい衝動にかられた。悔しくて涙が滲む。誇りある教会の戦士である私がこの様な無様な姿を晒してしまうとは……!
(生きるのですゼノヴィア。例え無様であろうと生きるのです)
(貴方にこの『破壊の聖剣』と〇〇〇〇〇〇を授けましょう。この2つを貴方に授けた意味はお解りですね?貴方は神の国の尖兵として血の一滴、肉の一片まで捧げなさい)
(奪う事を戦う理由にしてはなりません。
守るため、愛するために戦いなさい)
(奴らは初めから生まれるべきではなかった誤った存在なのです。故に破壊なさい。奪いなさい。神は貴方の暴力を許される)
(生きなさい)(死ね)
(守りなさい)(奪え)
(死ね死ね死ね殺す死ね死ね死ね)
(戦え戦え戦え殺せ戦え戦え戦え)
「うっ……がっ!?あああああっ!!」
鎖に繋がれていなければ私は頭を掻きむしっていた所だろう。
頭の中に直接響いてくる声に耳を塞ぎたいのに手が動かせない。私であって私ではないものから得体の知れない怒りと憎しみが湧いてくる。
「私は……私は……」
ああ、そうだ! 私は神の国の尖兵だ!! 神の御意志は絶対であり、それを疑う事は許されない! 血の一滴、肉の一片まで神に捧げなければならない……!
私は正しい……正しいのだ!!
(神を盲信してはいけません。神とて全能ではないのですから。神の教えは尊ぶべきですが誤った教えは直すべきです)
煩い、黙れ、喚くな!私は……私は……
私は……誰だ?
長くなるから中断。次回はエロ回