匙視点
ああ……俺、死んじまったのかなあ。成人になる前に死んじゃうなんて……。弟や妹は大丈夫かなあ……。会長、悲しんでくれるかなあ……。しかし、死んだら天国か地獄かすぐにわかりそうなものだけど真っ白い空間がひろがるだけで三途の川らしきところもない。
まさか転生悪魔だから天国にも地獄にもいけないとか……? うわーん! ヤダよー!
「いえ、お前はまだ死んではいない」
「ゔ、ヴリトラ様!?」
現れたのは生まれたままのお姿のヴリトラ様じゃないか! あ、相変わらず女神のようにお美しい……。こんな綺麗で魅力的な方と、エッチできたんだよな。そう考えたらそんな悪い人生、もとい悪魔生じゃなかったかも?
「お前はあの世界に戻りたいか?」
「は、はい!」
「だが険しい道になる。不傷の龍王である私と習合することによりお前は英雄や力あるもの、不死を求める者らと闘争に明け暮れ未来永劫血塗られた道を歩むことになるぞ?」
俺を見るヴリトラ様のその目は死んでしまった母さんや父さんのように優しかった。父さん共々人に利用されるだけされて、過労と交通事故で死んでいった二人に。
親の背を見て子は育つってワケじゃないけどそれでもさ……。俺には自慢の両親だったんだぜ……。
「それでも、俺はあの世界に帰りたいです!」
「……そうか」
ヴリトラ様は手を広げると俺を抱きしめてくれた。その翼に包まれ、甘い匂いに全身が包まれる。
そしてまた俺のチンコもピンと立ってしまった。
「……仕方のないヤツだ」
「こ、これはですね……死が差し迫った時の本能といいますか……」
いや! やめよう! カッコつけたりウソをついてコソコソするのは今日限り!
「ヴリトラ様が俺の理想の女性だからです! 貴方とエッチしたいです! 会長も孕ませて幸せな家庭を築きたいです!」
「なんとまあ強欲かつ浅ましい欲望だな……。だがそれがいい」
ヴリトラ様はクスクスと笑うと、俺に口づけをしてくれた。
「私はお前の半身となる。それでも後悔しないな?」
「はい!」
俺は一も二もなくうなずく。そんなのもちろんじゃないか! いや、でも……まさかヴリトラ様の方から口にしてくれるなんて!? いいのかな? いいの? このままいっても大丈夫??
「なら……」
ヴリトラ様は俺のチンコを優しく撫でると、その豊満なおっぱいにて挟み込んできた。
「あ! ヴリトラ様ぁ……!」
あ、あ……なんだこれ!? 気持ちいいっ! 今まで経験したことない快感! 自分でやるのとも前にしてもらった時と全然違うっ! ヴリトラ様のおっぱいが柔らかくて弾力があって……!
「そうだろうそうだろう。今の私とお前は魂で繋がっている。単に肉体だけが快楽を貪るものではなく、精神的にも深く繋がっているのだぞ?」
ヴリトラ様は嬉しそうに言うと胸を上下させる速度をあげた。ああっ! まるで嵐か津波に飲まれてるみたい! チンコがおっぱいで見えなくなるくらい力強く、そして優しく包み込まれていく!
ずりゅっ♥ずりゅずりゅ♥ぶちゅっ♥ずりゅずりゅっ♥
「あ、ああ! すごいっ!」
「ふふ……。どうだ? 私のおっぱいは気持ちいいだろう?」
と、言いつつヴリトラ様の眉はすとんと下がりほんのり頬が赤くなっていた。これは多分……。ヴリトラ様も気持ちいいんだ! あの、あのヴリトラ様が俺のチンコを挟んで興奮してくれているなんて!
「は、はは。そんな事言ってヴリトラ様もパイズリで感じちゃってるんじゃ……」
「よ、世迷い言を言うな! 私は五大竜王のヴリトラなのですよ!」
俺がからかうとヴリトラ様はムキになってさらに激しくパイズリをしてきた! こ、これはたまらない!
「あはは。ヴリトラ様、顔が真っ赤ですよ」
「むぐっ! う、うるさい黙れっ! はあっ、はあっ……か、硬い♥長いっ♥元士郎のチンポ……♥」
ヴリトラ様のパイズリはさらに勢いを増していく。その目はとろんとして、ちゅっ♥ちゅっ♥と鈴口に子守をする母親のようにキスしてくる。
「んふっ……♥ちゅっ……♥ちゅぱっ……♥」
あ、あのヴリトラ様が口で俺のチンコにキスしてくれてる……! すごい、すごいよ! ああっ、また舌先でカリをレロレロするのやめてくれー!
「うう……♥んふふっ♥♥ちゅっちゅっ♥♥」
ヴリトラ様は鼻にかかったような甘い声を漏らして夢中になって俺のチンコを舐めている。そうか……今の俺たちは欠けあったものを埋め合う半身。いわば恋人、夫婦のようなものなんだ……。
「ヴリトラ様、俺……」
「はむっ♥♥」
俺が何か言おうとした瞬間、ヴリトラ様はそれを言わせまいとして俺のチンコを思いっきり咥えこんだ! その快感につい俺も背筋を仰け反らせてしまう。
そしてヴリトラ様はさらに激しく口の中で舌を動かし始めた! なにこれ!? 気持ち良すぎて腰が抜ける! ずっ♥ずっ♥ぶちゅ♥ぶちゅっ♥ずりゅずりゅっ♥♥ あ、ああ……もうダメだ! 我慢できない……でる!
「ん、っ……♥♥」
俺はヴリトラ様の口の中に思い切り射精した。そしてヴリトラ様も俺の精液をこくん♥こくんと飲み干していく……。
「ぷっはあ……♥まるで乳酒の様な濃厚さだな……♥」
ヴリトラ様は唇を舐めると俺のチンコを優しく撫でてくれた。その仕草がとても愛おしくて俺はつい……。
「ヴリトラ様、俺のチンポをきもちよくしてくれてありがとうございます……。今度は俺が貴方のことを気持ちよくしてみせますから!」
「あっ……♥」
俺はヴリトラ様の項にキスをしながらおっぱいとお臍を優しく撫でまわす。ヴリトラ様はぴくぴくと震えながらもなすがままにされていた。
「はぁ……♥はあ……♥ん、んん♥」
「ヴリトラ様、凄く可愛いです……」
「そ、そうか……♥」
ヴリトラ様は俺にもたれかかりながら潤んだ目でこちらを見上げてくる。その姿は俺の雄としての支配欲とチンコをギンギンにするには十分すぎた。
今すぐにでもこの方と一つになりたい。
「ヴリトラ様!!俺のチンポを、貴方のマンコに挿れたいです!!」
「あ♥」
俺はヴリトラ様のお尻の割れ目に手を這わせる。するとそこはすでにぐしょぐしょに濡れていて、少し指を動かすだけでクチュリといやらしい水音を立てた。
「ん♥はあっ……♥」
ヴリトラ様の息が荒くなる。俺はそのまま彼女の秘所に指を入れていく。中はもうトロトロで熱く、そして柔らかい。
「あっ♥ああっ♥♥」
ヴリトラ様の体がビクビクと震える。俺は指を出し入れして彼女の膣内を優しく愛撫していく。すると彼女は俺の腕の中で大きく仰け反り、激しく体を震わせた。
あ……イッちゃったのかな? でもまだ足りないよね? 俺もそろそろ限界だし……。
「はぁーっ♥はぁーっ♥」
「ヴリトラ様……」
俺はヴリトラ様を仰向けに寝かせるとその上に覆いかぶさる様にしてチンコを割れ目にあてがう。
「あ……♥」
ヴリトラ様は期待に満ちた目で俺のチンコを見つめている。そして俺はゆっくりと腰を進めていった。
ずぷぅ……♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥
「はあああぁんっっ! ♥♥♥♥」
あ、熱い……! 中はもうトロトロで柔らかくて、それでいてしっかりと締め付けてくる……! ああ……愛のあるセックスってこんなに気持ちいいんだな……。
「はぁーっ♥はぁーっ♥すごぃい……♥元士郎のチンポぉ……♥」
「はあっ……はあっ! ヴリトラ様のオマンコもすごいですよ!」
俺は堪らず腰を動かし始める。最初はゆっくりだったのが段々と激しくなっていき、パンッ! パァンッ! という肉を打つ音が部屋中に響き渡る。
「ああっ♥あっあっあっ♥♥あひっ♥はげしいぃいっ♥♥」
「はぁはぁっ! ヴリトラ様の中っ! 益々熱くなってきて……凄いですっ!」
俺のチンコは何度も何度も彼女の膣内を往復する。あまりの気持ちよさに射精してしまいそうだ……。一度動きを止めるとヴリトラ様の眉が下がった。
「はあ……はあ……♥どうした? 元士郎」
「くっ……! うう! すみません……! 俺のチンポ……そんなに太くなくって!」
俺が巨根ならもっともっと、ヴリトラ様を気持ちよくさせてあげられるのに……! だが俺の虚栄や見栄を彼女は笑い飛ばしてくれた。
「ふふっ♥そんな事はありません……。お前のチンポは……長くて硬くて……なにより私を愛してくれているのがその熱さからはっきり伝わってきますよ?」
ヴリトラ様は俺の頰に優しく触れてくれると、微笑んでそう言ってくれた。その笑顔を見ると胸の奥から熱いものが込み上げてくる……! 俺は会長に忠誠を誓うが、この方も死ぬまで、いや死んでも離さない!
いや習合するのだから離すも離さないもないか?
「ヴリトラ様! 俺、もう!」
「ああ♥いい♥♥貴方の精液を私の膣内にたっぷりと注ぎ込んでくださいっ♥♥」
ああ……なんて優しい方なんだろう。俺はその優しさに応えるためにも思いっきり腰を打ち付けた。そしてついにその時が来た。
どぴゅるるるるうううううっ♥♥♥♥
「あはぁああああんんんっ!! ♥♥♥♥熱いぃいっ! ♥元士郎のチンポ汁がぁあっ! 私を満たしてくれるぅ♥♥♥イッグぅううっ!!! イグゥウウッ! ♥♥♥♥」
ヴリトラ様は盛大に潮を吹きながら絶頂を迎えた。その締め付けに俺もまた大量の精液を彼女の中に注ぎ込む。まさに乱気流の様に荒れ狂う彼女の胎内はまさに天にも昇る心地だった。だがまだまだヴリトラ様は満足していないようで……。
「はあ♥はあ♥も、もう終わりなのですか? 私はまだまだ足りませんぞ?」
「はあっ! はぁっ!」
あ、あれだけ射精したのにまだチンコは硬いままだ! というかヴリトラ様が俺に跨り腰を振る様はまさに女神の様で、俺はその美しさに見惚れてしまう。
「ん♥どうしました? 元士郎?」
「あ、いえ……ヴリトラ様があまりにも綺麗だったもので……」
俺が正直に答えるとヴリトラ様は顔を真っ赤にした。そして俺のチンコをさらに締め付けてくる。ああ! また射精してしまいそうだ……! でもまだ足りない! もっともっとこの方と一つになりたいんだ!
ー
「はっ♥あっ♥ああっ♥こ、この体位♥
凄いっ♥元士郎のチンポが興奮してるのわかるっ♥♥♥」
俺たちは今背面騎乗位で愛し合っていた。
ヴリトラ様の尊顔を見られないのが難点だが、彼女の項、竜骨のライン、ヴィーナスの笑窪、腰のくびれ、更にムチムチの尻たぶを一挙に鑑賞できる俺にとっては最高の体位だ。
「ん♥あはぁ……♥♥」
ヴリトラ様は俺の上でいやらしく腰をくねらせる。その度に彼女の背中越しにま大きな胸がぶるんぶるんと揺れ、その柔らかさと重量感に俺はまた興奮してしまう! そして何よりこの体勢だとヴリトラ様のオマンコの奥まで届くのだ! 子宮口まで突き上げると彼女は体を仰け反らせて悦んでくれた。
「ああっ♥あっあっあっ♥♥そこっ♥もっとついてぇええっ♥♥」
「はいっ! ヴリトラ様! 俺のチンポでもっともっと気持ちよくなってくださいっ!」
俺は下から激しく突き上げる。するとヴリトラ様の体もそれに呼応するように跳ね上がった。彼女のおっぱいがぶるんぶるんと揺れ、俺の頰に当たるのがまた気持ちいい!
「ああっ♥すごぉいっ♥♥元士郎のチンポでオマンコの奥突かれてるぅうっ♥♥」
見えずとも彼女の表情は手に取るようにわかる。きっと涙で濡れた瞳は快楽に蕩け、だらしなく開いた口からは涎が垂れているだろう。しかしその顔は間違いなく俺への愛情に満ち溢れているのだ!
「ああっ♥イクッ♥イッちゃうっ♥♥元士郎の長々おチンポでまたっイカされちゃうぅうう♥♥♥」
ヴリトラ様は全身を痙攣させて絶頂を迎える。それと同時に膣内が激しく収縮し、俺の精液を搾り取ろうとしてきた!
「ふああっ♥不傷の竜王なのに♥無敵なのに♥元士郎のチンポには負けちゃうぅうう♥♥ヴァジュラチンポに負けちゃうのぉおお! ♥♥」
「これは愛の力ですよヴリトラさまあっ!」
まるで雷鳴のように俺たちに巡り回る快楽の稲妻に俺たちはただひたすら溺れていった。
「……じ、匙! いつまで眠っているのですか!」
あ、あの声は……。ああ、会長の声だ。
早く、戻らないと……だけど……。
つい不安げな眼差しをヴリトラ様に向けると、彼女は優しく微笑んでくれた。
「案ずるな。私はお前の半身だ。お前が私を求める限り、いつでも現れるさ」
「ヴリトラ様あ……」
半べそになりながらも俺は会長の待つ世界へと戻っていった。
ー
そして病院で目が覚めた俺に待っていたのは会長からの熱い……熱い尻叩きであった!
「あぎゃっ! ぎゃああっ!!」
「男子がみっともない声を出すのではありません」
会長は超クールないつもの調子でそう言うと、俺を見下ろしていた。
「そ、そんなご無体な……」
「何がご無体ですか。私の言いつけを破るだけでなく殺されかけて皆や私に心配をかけて……。我々悪魔は死んだらもう復活はできないのですよ? 解っているのですか!」
パッシーン! と小気味好い音が病室に響く。
「ふぎっ! す、すみません会長!」
俺が謝ると会長はため息をつきつつ俺の頭を撫でた。その優しい手つきに俺は思わずドキッとする。
「全く……貴方という人は……」
ヴリトラ様とも違った魅力溢れる笑みに俺は心奪われてしまう。
「ソーナ様……俺……絶対」
「何です? 学校では会長と呼びなさい」
と言うが詰問ではなく窘める様な優しい調子で俺と目があった会長は俺の発言を待つ。
「俺……会長を絶対孕ませますから!」
「は?」
な、何を口走ってしまったんだ俺はぁ!?
ピシッ、凍った空気がひび割れる様な感覚に俺は冷や汗を流す。
「あ、あの……会長?」
恐る恐る見上げるとそこには絶対零度の眼差しがあった。
「……匙元士郎」
「は、はい!」
まさかのフルネーム!? これはまさか!?
まさかまさかの……!?
「どうやら貴方には再教育が……いえ、再教育では生温いですね。もっと厳しくしないと」
「ぎゃああばばばばばば!!」
だ、だが俺はへこたれない!
ソーナ様といつか半身として受肉したヴリトラ様のお二人を孕ませてデキ婚する! 俺は会長の尻叩きを甘んじて受けながらそう決意したのだった。
ー
イッセー視点
「な、なあ……気分はどうだ?」
「そうだな……極めて良くない」
ゼノヴィアは病室のベッドで窓の外を見ながら答えた。
「そうか……」
俺はその横顔をそっと見つめる。彼女は少しやつれた様な顔で何も見ていない目で窓の外を眺めていた。
ああ、ダメだ。今のゼノヴィアは松田や元浜、リアス部長やイゼベル様に出会う前の俺にそっくりだ。自由がいい、一人がいいって言ったって、一人きりで頼るもの、縋るもの、由るものなく生きていけるほど俺たちは強くない。俺は……俺たちはそれを知っている。だから放っておけない。
「なあゼノヴィア」
「……なんだ?」
俺が声をかけると彼女は少し間を置いてから返事を返した。その声のトーンは低く、どこか投げやりだ。
「ごめんな。俺が勝手に……」
「悪いと思うなら何故私を転生悪魔にした? 良かれと思ってか? それとも……単なる気まぐれか?」
ゼノヴィアの口調は冷たく、突き放すようだ。
「違う! 俺は……」
「私はなイッセー……。別に死んでしまっても構わなかったんだ。死すべき時にしななかったものはな。惨めかつ無様に生き永らえるより余程良い」
「でも……俺は! ゼノヴィアに生きていて欲しかったんだよ!」
俺が叫ぶとゼノヴィアはこちらに顔を向けた。その表情にはなんの感情もなく、ただ虚ろだった。まるで幽霊みたいな顔だ。
「なんでだ? 私が死んだところで君には何のデメリットもないだろう?」
「ある!」
「そんなに私の肉体がお気に召したか? まあいい。今の私は所詮悪魔だ。神に見放された存在ならばあのマグダラとかいう女の様に100人切りでもしてみせようか? そうすれば少しは悪魔どもの溜飲も下がるだろうさ」
「やめろ!」
俺は思わずゼノヴィアの肩を掴んだ。だが彼女はそれを煩わしそうに振り払うと、再び窓の方を向いてしまった。その背中はどこか小さく見える。
「一緒にスシ食った仲だろうが!」
「……そんなことでか?」
「そうだ! お前になら幾らよくも私を生き返らせたなって罵られたって構わねえ! けど、他のやつになんと言われようとお前に死んで欲しくなかった! 文句があるか!」
「……」
ゼノヴィアは面食らった様に目を丸くしていたが、やがて穏やかな笑みを浮かべた。
「君は……本当に変わっているな」
「……まあ、スケベだの変態だのはよく言われるな」
「いや、そうではない。君は……本当に優しいんだな」
ゼノヴィアはそう言うと俺の方に振り返った。その目には大粒の涙が溜まっている。
「イッセー……」
彼女は俺の胸に顔を埋めると嗚咽を漏らした。俺はそっと彼女の頭を撫でてやる。すると堰を切った様に大泣きしてしまった!
ゼノヴィアは女の子だ。今まで色々な感情を押し殺して生きてきたのだろう。だからこうして感情を爆発させて泣くのも無理からぬことだ。
「私は、どうすればいいのだろうな……。
振り返れば私はいつも誰かに決断を委ねていた気がする。今、転生悪魔となってそれが良く解った」
泣きはらした後、落ち着きを取り戻したゼノヴィアはポツリポツリと語り始めた。
「私は今までずっと自分というものを持たなかった。だから誰の言うことにも逆らわず、ただ流されるままに生きてきたんだ」
「……」
俺は黙って彼女の言葉に耳を傾ける。
「だがな、イッセー……。私はもう自分の意思で生きると決めた」
「そうか! 俺も応援するぜ! できる事があったら何でも言ってくれ!」
俺だけじゃない! 松田や元浜、アーシアやライラちゃん、小猫ちゃんや朱乃先輩、あと木場だってリアス様だってゼノヴィアにはついているんだ!
するとゼノヴィアはにこやかな顔で言った。
「私に子供を授けてくれ」
「……へ?」
呆けた俺の唇にゼノヴィアの唇が触れた。
前に彼女を抱いた時とは違った不思議な感触。強張りもなく、肉欲に己を見失ってもいない。お互いの存在と息吹を確かめ合う様な優しいキスだった。
「ちょちょ、ちょっと待て!」
俺は病人服をするすると脱ぎだすゼノヴィアの肩を抑えて制しようとする。
しかしぷるるんっ♥とたゆむ彼女のおっぱいに視線が吸い込まれてしまう!
あ、傷は治ったのか。流石リアス様だ。
このおっぱいに傷跡が残るだなんて世界の損失だよ! 暴動が起こるぞ!! マジで!
「そう、褒められると照れるな……♥」
「あれ? 声に出ていた?」
「ああ、はっきりとな♥」
お、俺のアホー! 傷心のゼノヴィアに更に追い討ちをかけるつもりかよ!?
「そ、そうだ! ゼノヴィアは怪我が治ったばかりだろ? 今はゆっくり休んで……」
俺が説得しようとすると彼女は俺の腕を掴んで自分の胸に押し当てた。
「イッセー……♥」
あ、やべえ……。この感触はマジでやばい……! 俺はやはりおっぱいの魔力に逆らえないのか!? いや、でもこれは流石にまずいって!
「私はな、今までずっと自分が空っぽだと思っていたんだ。だから何も感じず、何も欲さず生きてきた。だがなイッセー……君に会って私は初めて胸が高鳴ったんだ」
「ゼノヴィア……」
「君のことを考えると私の胸は熱くなる。君が他の女の子と仲良くしていると嫉妬に心が焦がされる。そして何より……今こうして君と触れ合っているだけで幸せでどうにかなりそうなんだ♥」
俺はゼノヴィアの告白を黙って聞く。
「だから君には私の初めての相手になって欲しいんだ♥君の子供を産ませてくれ♥♥♥」
な、なんて情熱的なアプローチ!
しかもゼノヴィアは更に禁断の誘惑をかましてきた!
「それに……女性は妊娠すれば胸が大きくなるという話を聞いたことがある。お前の愛で私の胸を史上最強にしてみるつもりはないか?」
し、史上最強のおっぱい!? いわば史上最胸……というヤツか!? なんという甘美な響き! そして目の前にある甘美なおっぱい。男のロマンと浪漫が詰まった夢の双丘!
「解った。ゼノヴィア……本気なんだな」
なんとかニヤケてしまいそうな顔をギリギリのところで引き締めて、俺はゼノヴィアに確認する。すると彼女は力強く頷いた!
「ああ♥私はお前だけのものになりたい♥」
ベッドに仰向けになり、諸手を広げてゼノヴィアは俺に潤んだ瞳を向ける。その眼差しは真剣で、そして期待に満ちていた。
よし……! 俺も男だ! ゼノヴィアを転生悪魔とした責任は取る!
「ゼノヴィア……」
「イッセー……」
俺達は見つめあいながら再び唇を重ねた。
そして俺はまず優しく、優しく、ゼノヴィアの胸を愛撫した。
「んっ♥」
そっと撫でる様におっぱいに触れると彼女はビクッと体を震わせるが嫌がる素振りはない。そして今度は少し強く揉んでみる!
「んあっ♥♥」
すると彼女の口から艶めかしい声が漏れた。俺はその反応に気を良くして更に大胆に揉みしだく! ああ……なんだか柔らかさとこの手に吸い付く様な感触が増したような……。ゼノヴィアが転生悪魔になったからか? いや、違うな……。
「あ……ああ♥な、何だか前にイッセーとセックスした時よりも……気持ちいい♥♥♥」
「あ、ああ! 俺も前にゼノヴィアを抱いた時よりも興奮してるぜ!」
「あああっ♥嬉しいっ♥」
俺達は抱きしめ合いながら互いの温もりを感じ合う。そしてそのまま俺はゼノヴィアのおっぱいにしゃぶりついた!
「あぁん♥♥」
舌で乳首を転がすと彼女は甘い吐息を漏らす。それに気を良くした俺は更に激しく吸い付いた!
「んっ♥あっ……はぁ♥イッセーっ♥♥わ、わたしのおっぱいはどうだ♥」
「どうだもなにも……! 最高だぜ!!」
チュパチュパ、とおっぱいを吸いながら引き締またゼノヴィアのお腹に勃起したチンポをすりすり、と擦り付けながら俺は素直に答えた。
「リアスやイゼベルと比べてもか?」
「そ、それはそのう……」
俺は言い淀んでしまった。ゼノヴィアのおっぱいは最高だが、リアス部長やイゼベル様のおっぱいは究極、あるいは至高天の領域にある! 最高、究極、至高……三者三様に同率首位ではダメだろうか!?
ああ、我ながら優柔不断なこと
よ! だが、ゼノヴィアはそんな俺の葛藤を見抜いていた。
「ふふ♥イッセーは正直者だな♥」
彼女は優しく微笑むと俺の頰にキスをした。そしてそのまま耳元で囁く。
「私はな……イッセーのそういう所が大好きなんだよ♥♥」
ああ、もう駄目だ! 俺はこのおっぱいには逆らえない! だってこんなにも柔らかくて温かくて気持ちいいんだもの!! 俺は本能の赴くままに彼女の胸を揉みしだき、吸い付き遂には彼女の中へと挿入した。
「んあっ♥イッセーっ♥♥」
ゼノヴィアの中は熱くて柔らかくて……そしてキツかった! まるで俺のチンポを搾り取る様にギュウギュウと締め付けてくる! 俺はそれに抗い、激しく腰を打ち付けた!
「はぁんっ♥♥♥あ、ああぁあぁあああぁあああ♥♥♥♥」
「ああっ、ゼノヴィア……! ゼノヴィアっ!!」
俺は彼女の名前を呼びながら一心不乱に腰を振り続けた。すると彼女は俺の背中に手を回し、足を絡めて俺を離さない! 俺のチンポは彼女の奥深くまで入り込み、子宮の入り口をノックする!
どぢゅっ! どぢゅっ! と激しく打ち付けられる度にゼノヴィアは甘い声で鳴いた。
「はひいぃぃぃ♥♥♥い、いやらしい音♥私のオマンコからいやらしい音があ♥♥♥イッセー♥イッセー♥」
くう……! ゼノヴィアみたいな美人が俺の子供を欲しがり貫かれながらよがり狂っていくなんて!! ゼノヴィアの子宮が降りてきて俺の亀頭を包み込んだ! まるで吸い付くような感触だ!
「ゼノヴィアぁ!」
「イッセー♥♥♥」
俺達は互いの名前を呼びながら絶頂へと駆け上がっていく。そして……。
どぴゅるるるっるうううう!! 俺のチンポから大量の精液が発射された! それはまるで火山の噴火の様な勢いで、ゼノヴィアの子宮を白く染め上げていく!!
「あひぃいいいぃいいいぃぃいぃいぃぃん♥♥♥♥」
ああ、凄い……! なんて気持ちの良い射精なんだ! 俺はゼノヴィアの中に全て注ぎ込むと、そのまま彼女に覆い被さった。
「はぁ……♥♥♥ああぁ……イッセーの熱い精液が私のお腹を満たしていく……♥♥♥」
彼女はうっとりとした表情で自分の下腹部をさする。その表情は聖母のようでも、淫魔のようでもあった……。
シスター姿のゼノヴィアや、サキュバス姿のゼノヴィアか……。アリよりのアリだな! けどゼノヴィアは転生悪魔になっても聖剣は使えるんだろうか……?
いや、木場やレイナーレも光の剣を使えるみたいだし、なんとかなるよな……。
すわ、ゼノヴィアルートか?
ハーレムルートです。依然変わりなく。