名探偵、揃った所でさてと言い。
なんて言葉もあるが今駒王学園に揃っているのは三大勢力の各リーダーであるサーゼクス様、アザゼル、そしてミカエルさんの御三方。更には日本の神々のリーダーであるアマテラス様も立会神として参加されている。
「さて……皆、揃った所で始めよう。
先ずは我と高天原の危機に駆けつけ救ってくれたリアス・グレモリー並びに赤龍帝たる兵藤一誠に感謝の言葉を述べさせてもらう」
「恐れ多い事でございますわ。アマテラス様」
「きょ、恐縮ス!」
恭しく感謝の言葉に応える部長につづいて俺も畏まってそう返す。
ドライグによると公式の場で恩義を口にすると言う事はグレモリー家と俺に箔がついた、という事らしい。
メッキが剥がれない様に気をつける様にな、としっかり皮肉まで言われたが。
「誠意は言葉ではなく金額、もとい行動って言うぜ? 言うだけならタダだからな」
ってアザゼルが混ぜ返してきた。
全くこの悪辣ドスケベ剛腕オヤジと来たらなあ……。とは言え父さんがコイツの会社の雇われ社長になった手前強く出られない。こんな人質の取り方ってあるかよ!?
大人って汚えな!
「解っている。故に与力としてトリフネをイッセーに付ける。手足と思って好きに使うが良かろう」
「今後とも宜しく……であります」
(使う……ってのは好きじゃないなあ)
『だからお前はガキだと言うんだ。政治の世界というものに友誼だの親愛だのは存在しないのだ。あるのは益と駆け引きだけさ』
俺の心に引っかかるものを敏感に察したドライグは達観した様子でそう言ってきた。
「うむ。私の妹と義弟である赤龍帝が日本神族と誼を結んだ事は誠にめでたい。
先のコカビエル襲撃の件を解決してくれた事といい二人と眷属達の力があれば駒王町の前途は洋々だ」
「おいおい。いつから駒王町は橋頭堡になったんだよ」
「それは剣呑な言いようですねアザゼル。
我々天使側としてもコカビエル事変ではオファニエルの暴走を止められなかったという非もあります。改めて天使長としてその非を詫びさせて頂きます」
あ、そうだった。その事でミカエルさんに話したい事があるんだった。
無礼は承知の上で俺ははい! はい! と手をあげて発言の機会を魔王様達に求めた。
「ん? 何でしょうか?」
「はい! 褒美をくれ、というワケではないのですが今回の件でアーシアへの罰を許してあげて欲しいんです!」
アーシアは転生悪魔、とは言え聖書の神様への敬愛の心まで失ったわけじゃないからな。それに礼拝したり聖書を読む度に頭痛に悩まされるアーシアを見るのは辛いんだ。
「アーシアは色んな事情があって悪魔に転生したけど、心根の優しい子です! だからどうか……」
「イッセーさん……」
アーシアは感動で目を潤ませてる。
ゼノヴィアもライラちゃん、それにイリナもうんうんと頷いているしこれはイケる……! よな?
「その事なのですが……」
「難しかろうな。聖書の神は既に死んでおる故、今の天界はシステムとやらで神の奇跡や祝福を再現しておる状況じゃ」
「なら俺がパパッとアーシアに対してシステムからの干渉を避けるアイテムを作ってやるよ。それでウチのもんが暴れまわった件はチャラにしてくれ」
ぐぬ……堕天使だから聖書の神様が作ったルール、もといシステムの隙をつくというのは容易いワケか。
しかし、そうなると堕天使サイドにおける今回の責任問題は……?
俺の一存で三大勢力の将来に禍根を残すのではないか……?
でもアーシアの辛い所は見たくないワケで……。
ああ、知恵熱が出そうな位に頭の中が
こんがらがって来た!
「イッセーがそう申しているなら我々高天原に異論はない」
「私達もイッセーさんに助けられた身です。その彼の頼みを叶えると言うならば今回の件は不問にしましょう」
「私も同意見だ」
おお……トップスリーの方々がここまで俺のワガママを後押ししてくださるなんて!
「やったな! アーシア!」
「はい! イッセーさん!」
俺とアーシアは手を取り合って喜ぶ中、アザゼルの護衛に来た白龍皇、もといヴァーリのヤツは我関せずと興味なさげな様子でいた。
ー
「それで、今回の目的である我々三大勢力の同盟についてだが気がかりな事がある」
いよいよ今回の会談の主目的である三大勢力の和平条約締結に入ろうという時にサーゼクス様が待ったをかける様な姿勢を見せる。
「何だよ。賠償金でも出せってか?
ウチもなかなか、カツカツでやってるんだ
ぜ?」
「アザゼル……。そういう話ではなく、貴方がた堕天使サイド、我々天使サイドにも徹底抗戦を望む意見を有するものが非主流とは言え一定数いるという事実をサーゼクスは指摘しているのですよ」
ミカエルさんがおどけるアザゼルに説明するがアザゼルは百も承知だと言わんばかりに手をヒラヒラさせる。
「だろうな。あっちもこっちも恨みつらみで満ちてやがる。上が和平を結びました。
はい僕らは明日から戦争をやめて仲良くします。……とはならんわな。ウチは自由な気風が売りだからよ」
「抜かしよる。口は法楽よ」
他人事みたいに言いやがるなあ……。
アンタ堕天使のトップだろ? ギョーセーセキニンとかそういうものをもうちょい考えた方がいいんじゃ……。
「が、我としてもラーフなる悪神が高天原に入り込み我に成り代わらんとした事実も気になる。今までの騒動には何やら誰かの意思が関わっておるのではないか、とオモイカネに暗号を解読させた所、厄介な事がわかった」
「その厄介な事、とは何なのです?」
「禍の団……なるものが裏で糸を引いていた様だ」
禍の団……? 明らかに慈善団体ではない言葉の響きを感じるぜ。
アーシアがぎゅっ、と心配そうに俺の腕を掴んでくる。
「その禍の団とやらが 三大勢力に仇なす者ならば捨て置けない」
「そこでだ。 我としては三大勢力のお主らも不戦のみならず禍の団に共通して立ち向かうという協約を結ぶべきではないかと提案したい。
幸か不幸かこの駒王町には三大勢力がそれぞれ拠点を設けておる。更に我らも姫島神社に間借りする事でかの禍の団なる輩と妖共に睨みを効かせるつもりでいる。
なれば駒王町を租界とし、共同での警備を行いたいのだが、如何か?」
租界って何だっけ……?
チラッと俺は木場の方を見る。
「租界っていうのは要するにこの場合三大勢力が各々自治権を持った治外法権が認められた場所だよ。
つまり色々なしがらみや手続きを飛ばして超法規的な処置を行なう事ができる様になるって事さ」
へぇ〜……。と俺が感心しているとサーゼクス様がアマテラス様の提案に対して真剣な顔で考え、部長も目を閉じて何かを考えている。
「三大勢力が共同統治……か。面白い案だ。しかし、アマテラス殿。 貴方の権威が失墜する事にもなりかねないが、それは良いのかい?」
「そうだな。赤龍帝に色ボケしたBBAが駒王町を結納品代わりに差し出した。ヤツは日本の防衛する責務を放棄した。
こんな色ボケは許せん。革命だ……とか言い出す輩も現れるんじゃねえのか?」
「構わん。 不満分子を炙り出すにはよい機会ぞ。 真水も流れねば澱んで腐るもの」
「ひえ〜、相変わらずおっかねえ女だぜ」
アザゼルはお手上げだと言わんばかりのポーズを取りながらアマテラス様の言葉に反応した。
ー
場所は変わってオカルト研究部の部室。
待機しているのは小猫。ギャスパー。
そしてイゼベルという珍しい取り合わせである。
「皆、大丈夫かな……。まさか会談決裂で即戦争再開なんて事になったら……。あわわわ! 怖いよぉ!!」
最悪の想像にギャスパーは思わず紙袋を被りながら恐怖に慄くがそんな彼をイゼベルはカラカラと笑い飛ばす。
「そう怖がるなギャスパーとやら。
alea iacta est. 賽は投げられたの喩えの如し。あとはなるようにしかならぬ」
「そ、そうでしょうか……あう……」
ギャスパーはイゼベルと目が合うと彼女のパイズリの快楽を思い出し、目を伏せた。
妄想ではなく粘膜に刻まれた現実に彼の価値観は大きく揺らいだのは事実である。
「……相変わらずどんぶり勘定」
「ほーお。余に対してその喩えはなかなかそなたも諧謔を理解するものの様じゃの」
「……ワケの解らない事ばかり言って人を煙に巻かないでください。不快です」
小猫にしては珍しい反応である。
皆の知る彼女は大概の事は冷静にスルーするのだが、このイゼベルという女には何故か反応してしまう。
どことなく彼女に似ているからだろうか。
彼女がまさか参観日の昼休みに会いに来るとは思わなかった。
はぐれ悪魔だった彼女がいつの間にやら黒瓜とかいう男と契約しているとかなんとか。どういう心境の変化か、或いは何かを企んでいるのか。ともかく小猫はイゼベルに敵意を隠さない。
「ふむ。そなたもそなたで何かを恐れておるな。血は水よりも濃いとはいうがなまじ鉄臭い故、鉄火の匂いをより敏感に嗅ぎ取ってしまうものよ」
「それはどういう事なんですかあ!?
やっぱり大戦争!? この世の終わりだあ〜!!」
ギャスパーはまたしてもパニックを起こしかけて段ボールの中に入ったまま小刻みに震えだすなかイゼベルはふう、と溜息を漏らすとソファーから立ち上がった。
「どこに行くんですか?」
「なに、野暮用というものじゃ。少し席を外す故、後は任せたぞ」
そう言い残し、イゼベルは部室を後にした。漸く静かになったと小猫が菓子に手を付けようとしたその途端……。
ー
「って!? なんじゃこりゃ!?」
いきなり赤龍帝の篭手が発動したかと思ったら周りの空気が妙なものになっている。
アーシアや朱乃さん、トリフネちゃんが文字通りに停止しているのだ!
ま、まさか時間停止もののエッチなDVDの世界に俺は入門してしまったのか!?
「バカだなお前さんは。時間停止ものの9割はインチキだぞ」
一割はホントなんかーい!! ってアザゼルのヤツは動けるのかよ! いや、今動けるのは幸い俺達だけではない。
サーゼクス様やミカエルさん、アマテラス様、あと当然部長も動ける。
あとは木場とライラちゃんとイリナとゼノヴィア……ついでにヴァーリのヤツもだ。
この共通項は一体……。
「恐らく龍の力と聖剣の力、あとまあ色々な力の影響下にあるヤツにこの時間停止の結界は干渉できないみたいだな」
「何だよ! あとまあ色々って!!」
「色々は色々だよ。今のお前さんに説明してもちんぷんかんぷんだろうからな」
クソッ……事実だから反論できない!
しかし時間停止の結界だと?
まさかギャスパー以外にもそんなチート級の技を使えるヤツがいたとは……。
「とにかく、あのハーフヴァンパイアの小僧の力を誰かが無理矢理禁手化させたってところだろうな」
「停止能力を持つものは滅多にいない。
恐らくは敵の手に落ちたとみるべきだろう」
ギャスパーが敵の手に!?
一緒にいた小猫ちゃんと、イゼベル様は大丈夫なのか!?
「イゼベルとやらも存外不甲斐ない。
イッセーは余のパートナーじゃと我に抜かしてこの有り様か」
アマテラス様は険しい顔で窓を見やりながらおっしゃる。うう、アマテラス様はイゼベル様に当たりが強い!
だがそれはそれとして今はギャスパーと小猫ちゃんの安否を確認するのが先だよな!
「部長……!」
「私の眷属がテロリストなんかに利用されるだなんて……これ以上の侮辱はないわ!
イッセー! 奴らをこてんぱんに叩きのめすわよ! それこそグレモリーの名を聞いただけで奴らが震え上がり端から見て情けない程に算を乱すまでね!」
「仰せのとおりに!」
おぉ!! 部長も木場もやる気だ!!
さながら今のリアス部長は鬼子母神!
どこまでも突き……ゲフンゲフン!
付いていきますぜ!
「卑劣な真似をしおって! もはや我慢ならぬ!!」
と、いち早く窓を叩き割るや否やアマテラス様は魔道士軍団に挑みかかっていく。
おお……! そうか! 警護の兵士を停止時間の中で一方的にやられてしまった事を怒っているんだ!
俺も随伴する形で奴らに反撃を開始すべく飛翔した。
「ハッ! 極東の蛮神如きが!」
「我らの火炎魔法で消し炭となるがいいわ!」
魔道士達が一斉に火炎魔法を詠唱すると
炎の大蛇が何匹も形となって現れる。
なんだよ? 炎版八岐の大蛇でも出そうってのか!?
アマテラス様なら難なく処理できそうではあるが……!
「しゃらくせえんだよ!」
蛇を捕まえる基本に従って、俺は炎の大蛇の首根っこを掴んでねじり顎から真っ二つに引き裂いた!
「聖と魔を統べし覇王(トゥイン・ロード)のちょっとした応用だぜ! 二つの相反するエネルギーを扱う事に比べりゃ炎の分解なんてお茶の子さいさいだ!
それはそれとして……よくもアマテラス様を蛮神だのBBAだの好き勝手ほざいてくれたな!!」
「えっ……!? そこまでは言ってな」
「やっかましい!!」
「ぐわあーっ!?」
たじろぐ魔道士達をドラゴン・ショットの拡散バージョンでふっ飛ばした。魔法障壁を張っていたから多分戦闘不能程度ですんだはずだ!
「う、うぐぐ……」
とは言え知らない内に俺もパワーアップしていたのだろうか。 魔道士達は半死半生のヤツが殆どだった。
「アマテラス様、すみませんが奴らの回復を」
「うむ……。 ヤツラから情報を引き出すためだな?」
(流石アマテラス様。どうだ禍の団め!
この方のどこが蛮神だってんだ!)
俺は心の中でアマテラス様に感謝した。
情をかけるのは禁物なのは解っているけど甘い俺を気遣って理由付けをしてくれたんだからな。
が……。
「た、助け……ぎゃあっ!!」
「ひいーっ!!」
さっきまで人間だった肉塊が辺り一面に飛び散っていく。首を撥ねられ、或いは身体を撃ち抜かれ、皆即死だ。
「ヴァーリ!! 何やってんだテメェ!!」
「何だと? 敵に止めをさしただけだ」
さも当たり前の様にヴァーリは俺に胸ぐらを掴まれても平然とした顔で言い放った。
「ヤツらにもう戦う力はなかったし、命乞いだってしてきただろ!! お前のやっている事は反撃でも戦いでもねえ! ただの殺戮だ!」
「だから? 敵は殺さねばまた新しい武器を手にやってくるし、命乞いをしたからといってヤツらが停止した時間の中で護衛を一方的に虐殺した事実は変わらない。
キミのセンチメンタリズムやヒューマニズムを一方的に押しつけられても迷惑だ」
冷え切った氷の様な目で俺を観察するように見ながらヴァーリは怒るでもなく数学の公式を淡々と教える教師の様に俺へと語りかける。 一体何なんだ……コイツは!
ー
「オラッ! もっと力を絞り出せって言うんだよこのバケモノ! 俺がコピーできねえだろ!!」
ドスッ! と鈍い音が僕の身体の中から響く。 突然現れた猫の妖怪と狐の妖怪を付き従えた男の人が僕のお腹を殴ったからだ。
痛い……! 苦しい……! どうして僕がこんなめに……。
「……暴力でしか他人を従えられないなんて、姉さんともども最悪な人間性ですね」
「ああ!? なんか言ったかこのクソガキ!」
小猫ちゃんが逆さ吊りの姿勢のまま魔法陣で繋がれて辱められながら、毅然とした表情で男の人に抗議する。
……強いな。小猫ちゃんは。僕もその10分の一でもいいからその強さが欲しい。
「ええ。悪口を言いました。それが解らないなら性格だけじゃなくて頭も悪いんですね……あぐっ!?」
言い切る前に小猫ちゃんのキレイな顔に男のトーキックが見舞われた!?
なんて事をするんだ!!
動きを止めて一方的に殴るだなんて……!
「……やめろよ卑怯者!!」
僕は男に向けって叫ぶ。すると彼は人間とは思えない表情とスピードで僕の顔面を殴りつけた。
「がふっ!?」
「テメエこそ卑怯者じゃねえかよ! ああ? 時を止める能力なんてチートもいい所じゃねえか? クソッ! クソッ!! どいつもこいつもいい気になりやがって! 俺だってテメェの様なチート能力がありゃあ!
イッセーみてえな変態クソ野郎にデカい顔なんざさせねえってのに……!!」
バキッ! ドカッ!!
何度も何度も殴られるが痛みより悔しさに僕は涙を流していた。 僕は情けなくて、弱くて、どうしようもなくて……リアス様や小猫ちゃん、そしてイッセー先輩や部長、木場先輩に朱乃先輩……皆の足を引っ張ってしまう。悔しいなあ……!
そんな中で小猫ちゃんが男に反論する。
「……いい加減にしてください。貴方にイッセー先輩の何が判るって言うんですか。
イッセー先輩は確かに変態でエッチで、気持ち悪い所もある人ですが……貴方にそこまで侮辱され、全否定される様な人ではありません……!」
「はあ~? アイツは覗きやらなんやら犯罪行為しまくっていたクズ野郎じゃねえか! クズは何されたって文句は言えねえんだよ! だってクズは処分しなきゃな!
クズを糾弾して制裁して間引きしてやるオレは正しい!
オレは正しい事のど真ん中にいるッ!!」
俺は正しい! 正しい!! 正しい!!!
誰よりも! 誰よりもだッ!!!
だから正しい俺を否定するお前らもクズだ!! クズは制裁しなきゃ社会のためにならないよなあっ!!!」
何だ……? この人の異常なまでの攻撃性は? 理解できない……。 なんでそこまで他人を憎めるんだ? と、その時男が魔力の弾によってふっ飛ばされた!
「確かに貴方は真ん中にいるわね。
但し邪悪のど真ん中だけど。まさに病的な自尊心と視野の狭さに押し潰された人間ブラックホール……と言うべきね」
痛烈な批判と共に現れたのはリアス様だ。 僕らには一度も見せた事のない冷たい表情だ。そしてそれは木場先輩も一緒だ。
「黒瓜君だったかな……。 随分小猫ちゃんやギャスパー君をいたぶってくれたね。
覚悟はできているかい?」
「木場……? ああ、そうか。テメェもそういや転生悪魔だったなあ!」
黒瓜と呼ばれた男は一旦僕らから魔法陣を解除するとリアス様と木場先輩に向き直る。
「気を付けてリアス様! 木場先輩!
ソイツは影を使って色んな事を……」
「うるせえ!! クソガキがっ!!」
なんとか黒瓜ってヤツの神器らしきものの正体を知らせようとするも思い切り蹴飛ばされてしまう……!
くぅ……!! ゼノヴィアさんに指摘されたようにもっと身体を鍛えていれば……!
「黒瓜クン……。僕はキミに同じクラスになった時から言いたい事があったんだ」
「あ? なんだよ? 友達になろうとか上から目線で憐れもうってか? ムカつくなテメェは……」
粋がったチンピラそのままに木場先輩によたる黒瓜。先輩やリアス様に比べるとその姿は何故かひどく滑稽で憐れにも見えた。
「違うよ。黒瓜君。いや、黒瓜才人……キミはクソだ」
く、クソだなんて汚い言葉を木場先輩が使うだなんて……!? これも禁手化の影響なの!? 僕も小猫ちゃんもあっけに取られるしかなかったそのとき。
「違うわ。ギャスパー、小猫。今の祐斗は本気で怒っているの」
僕と小猫ちゃんを抱き寄せながらリアス様が優しく語りかけてくれた。
「俺がクソならテメェはクソに集る銀蝿ってトコだな!! なら、汚物は消毒だッ!!」
クンッ、と黒瓜が叫びながら指を上げると先輩の周囲の影が刃の様に襲いかかる!
アレだ! あの力で僕も小猫ちゃんも囚われて無理矢理力を奪われたんだ……!!
「木場先輩!!」
「大丈夫さ」
先輩が笑みを浮かべるや光の剣が創造され、影の刃を照らした。
「ギャハハハ! バカがっ! 俺の刃を実体化させてくれてありがとうよ! 安売りのハムみてーに輪切りに刻んでやるッ!!」
「だからキミはクソなんだよ黒瓜。
実体化したという事は、破壊できるって事さ」
光の小太刀を二刀流に構えて先輩は回転斬りを放つ。すると黒瓜の刃はガラス細工の様にあっけなく砕け散った。
「キミの闇は醜い上に詰まらない。
ノロイ……いやトロイアと比べるのも烏滸がましい位だ」
「な、なんでだ……!? おかしいだろ!
正しい俺がなんで負けるっ!?
俺は正しい! 正しいんだッ!!
俺は悪くねえ! 俺は悪くねえっ!!
だって俺を認めない世の中が悪いんだッ!」
まるで駄々っ子の様に黒瓜は喚き散らして自分の影の中に入り込んでいく。
逃げたのかな……!? なら、追わなきゃ!
「いいえ。今は貴方達の保護の方が大事よギャスパー」
「で、でも……僕は……弱くて、情けなくて、今回の事件でも役に立つどころか皆の足を引っ張るばかりで……」
ぐす、ぐすと我ながら涙を堪えずに僕はリアス様に訴えた。
「ええ。確かに貴方は弱いわ。
神器も使いこなせないし、引きこもりだしすぐに弱音を吐くし」
「う、うう……」
けどホントの事だ。こんな情けなくてみっともない僕にリアス様だって流石に愛想を尽かしちゃうよね。こんな僕なんて誰もいらないよね……。
僕が自業自得ながら絶望に包まれていると……。
「けど、そんな事は関係ないわ。
ギャスパー。あなたはちょっと人とは違う瞳を持っているだけ。なら、見えるはずよ。私の本当の気持ちが! 貴方は、私たちの宝よ……」
「う、うわあああん……!」
僕もまた駄々っ子の様にリアス様に抱きつく。嫌がる素振りもなくそっと僕を慈しむ様に抱きしめてくれた。
ー
一方場所は代わり……。
「ば、バカなっ……!? お前が……!
いや、貴方がここにいる筈はないっ!」
カテレア・レヴィアタンは驚愕の表情をイゼベルに向けた。旧魔王派はその殆どが歪んだ認知と病的な血統主義に基づき、他の悪魔など生きた虫とすら見なしていない筈なのだが、貴方と敬意を込めた呼び方をするのは、カテレア、もとい悪魔にとってイゼベルが特別な存在である事に他ならない。
「と、言われてものう。ここは余の顔を立てると思って退くワケにはゆかぬか?」
「それは……命令ですか?」
カテレアは怖気づきながらもそのプライドを杖代わりにして辛うじて立っていた。
「命令が良いなら命令でも良いが……。
説明するのに骨が折れるのう。
ふむ! そうじゃ! カテレア。そなたはイッセーと戦え!」
名案を思いついたかの様な顔でイゼベルはカテレアへと提案した。
ある意味チャンスではある。〇の〇……もとい本来のイゼベルとやりあえば万に一つの勝機もない。しかし下等も下等。底辺どころか枠外の転生悪魔、それも歴代最弱にして厚顔無恥な赤龍帝、兵頭一誠が相手ならば赤子の手を捻る様なものだろう。
ニマアッ、と毒蛇を彷彿させる笑みをイゼベルからの死角に隠し、傅く様なそぶりを見せながらカテレアはほくそ笑む。
自分には高潔な魔王の血と蛇の力がある。
あの転生悪魔になど負けるワケがない! そう高を括っていたからでもあるのだが……。無論、イゼベルは奔放かつ傲慢ではあるが愚鈍ではない。
そんなカテレアの計算を見抜けぬ筈もなくこれまたカテレアの死角にて残念なものを見るようなシラけ顔でふーっ、と鼻から溜息を漏らしていた。それはともかく……。
「ぐわああ〜っ。なんとすごい攻撃なのじゃあ〜!? ウワアァァッ 旧魔王ノカテレア・レヴィアタンダッ 助ケテクレー!」
いきなり自らダメージを負った演技で壁に吹き飛ばされてイゼベルはイッセーに助けを求めたのであった。
ー
!? イゼベル様がピンチだ!!
「ヴァーリ! お前との議論は後!
イゼベル様を助けに行くから邪魔するなよ!!」
「いいだろう。 俺はキミと議論より拳を交えたいからな」
何だこのバトルマニアは!!
俺はお前とやり合うつもりはないっての!
だってなんのメリットも理由もないし!
『とは言うがあの白いのと俺との因縁がだな』
「うるせー! しらねー! 因縁なんざリアス部長やイゼベル様との子作りライフの前には石ころと一緒だコンチクショー!!」
ドライグが絶句するなか俺は褐色インテリ美女のお姉さんに対峙する。
うわ、スタイルもさることながらめっちゃ美人! 出来れば敵として会いたくなかった……。
「はじめまして。元人間などという取るに足らない下等種族にしてトカゲのなり損ないの転生悪魔様」
「あ、どうもはじめまして……って下等種族!? とかげ!?」
いきなり初対面で酷い言われようだ! けど美人だから許しちゃう! 悔しい! ビクンビクン!
『類は友を呼ぶというが……おまえも大概チョロいな』
ドライグがなんか言ってるけど気にしない!
「私はカテレア・レヴィアタン。旧魔王派の最高幹部をしております」
あ、悪の女幹部ですって!? それはそれでそそられる……! あ、よく考えればレイナーレもある意味元悪の女幹部か……!
最近疎遠だったなー……反省せねば!
「貴方、私の前で考え事? 余程の大物なのかしら? それともただのバカなのかしら?」
『安心しろ。底抜けのバカだ。お陰で1から10までわかりきった詰まらん貴様らと違い、見ていて飽きることはない』
ってドライグ! 敵の幹部と打ち解けるじゃあない!! 私は許しませんよー!! ってどんなテンションだよ! いかん! カテレアが大人のおねーさんだから舞い上がってしまっているのか!!
だってさあ! 胸元はモロ見えだし!
尋常じゃねえ左右にスリットが入っているし! 激烈エロスじゃねえかよ!
「まあ、いいでしょう。
貴方の様な下劣な転生悪魔に名乗るのは癪ですが、私の名はカテレア・レヴィアタン……。 レヴィアタンの高潔な血を継ぐ正当なる万里万物を支配するもの」
「あれ? ってことはセラフォルーさんの親戚? そう言えばソーナ会長と同じでインテリ敏腕女秘書風メガネキャラポジションですものね! なるほどなあ〜! へえ〜!」
じゃあソーナ会長もゆくゆくはあんなドスケベエロエロおねーさんになるって事か!
これは匙に是非教えてやらなきゃな!
しかし、この発言はカテレアさんにとって地雷も地雷だったらしい。
わなわなと身を震わせガチギレの表情をしている。
「貴様ーっ! このカテレア・レヴィアタンを愚弄する気かあっ!」
え? 何どういうこと? まさかカテレアさんって魔法少女アンチなの? それは勿体なさすぎるぜカテレアさん!! 人生の8割を損している!
「イッセー……。そなたはもう少し人生の価値を見つめ直せ。まあよいわ。あのカテレアという女はのう。セラフォルーとやらに追い落とされて都落ちした女よ」
「ふーむ……都落ちですか?」
俺は由緒正しい平民だからかどうもその辺りが良くわからん。都落ちというが自分で勝ち取ったものでも築きあげた物でもないものを失うってそんなにイヤなものなのか? 男ならレールから一旦外れちまった位でくよくよするな!
山から追われたなら新天地で新しい山を作りゃいい。人から見たら子供の作った砂浜の城レベルじゃん。馬鹿みたい。くだらないって笑われたっていいじゃねえか。
だって自分の力でやり遂げたんだからな!
……ってカテレアさんは女だったな。
いや、今は多様性の時代であるからして。
「カッカッカッ! イッセーよ! お主はそれで良い! いや、それが良い!
で、カテレアよ。そなたもこうしたイッセーの主張を笑う口かの?」
「ええ、それは勿論。この腐敗しきった下らない世界にこびりついた溝カスにも等しい下等種族は悉く排除、破壊し、変革しなければならないのですから」
「ちょっと待ったカテレアさん!
この世界を変革、破壊って言っているけどさ! 一番執着してるのはアンタ自身じゃないのか? 血統とか貴族だなんて腐敗の際たるものじゃんか! その血筋の源はなんだよ? 元は神器みたいに一つの命が分かれたもんだろ!」
「……その主張は貴様を抹消するに値する! イゼベル! 貴方は良き〇〇の〇〇でも、況してや最高の〇〇の〇〇でもなかった! 貴方の気に入りのトカゲモドキを抹消することでこの恥辱を雪がせて頂く!!」
「そうかそうか。では存分にやるが良い。そして死ぬか……或いはイッセーによって生まれ変わるも良かろう。邪魔立ての無いように余が検分してやる故に」
空間がまたしても変化した……?
ギャスパーが力を暴走させられているにも関わらず上書きできるだなんて!
流石イゼベル様! オーラ出まくり!
ってまさかこの間みたいな桃色空間!?
いやー、そんな、役得というかでへへへへ……。と、浮かれていたら全然違った!
まるでこの世の終わりが訪れた後のような赤茶けた大地がただただ広がる荒野のような場所に俺とカテレアさんは転送されていた。
『成程。決戦のバトルフィールドというヤツか』
いや、ドライグも順応性高すぎじゃね?
などとふざけている場合でもなかった。
カテレアさんが杖を振ると魔法陣が何個も発生するや否やドス黒い雷が俺達にも迫る。 あの黄金鎧の力は……ダメそうか!?
ならば!!
「ドライグ!」
『dragon balance breaker!!』
プロモーション並びに赤龍帝の鎧を装着完了した俺は雷をパンチで殴り飛ばす。
「何て愚劣な戦法! 野蛮で低俗にも程がありますね!」
「悪いなカテレアさん! 女の子から愚劣だ、変態だ、低俗だなんてのは俺にとっちゃ挨拶と一緒だぜ!」
カテレアさんが女の子かどうかはこの際ノーコメント! 隙を見せたカテレアさんにドラゴンショットを放つ!
「このカテレア・レヴィアタンを甘く見るなッ!!」
しかし魔力の扱いに関しては向こうが遥かにでぇベテラン、もとい大ベテランだ。
容易く魔法陣に吸収すると増幅させて跳ね返してきた! かわしきれん……! 当たる!?
「ぐわあーっ!?」
『ぐうっ……!? この力……まるで超魔術を起動させた時のコカビエルばりの力だな……!!』
マジでか……!? 確かに俺のドラゴンショットにしては威力がデカすぎると思った。
と言うかインフレが激しすぎない!?
「はあっ!!」
更におっぱいをぶるん♥とたゆませながらカテレアさんの裏拳が飛んできた!
俺達の業界でも流石にこれは拷問レベル!
バキッ! と兜にヒビが入るレベルの強烈な一発が俺を襲う。
『しかし妙だな。辺境で鬱屈しながら燻っていた奴らにしては実力が不自然に高まっている……!』
ドライグが冷静で助かったぜ……。
俺はふとライザーと初めて戦った時の言葉を思い出した。
【フェニックス家は成り上がりでな。
才能にかまけて鍛錬を怠る誇大妄想狂共(旧魔王派)とは違うぞ。限界まで能力を研ぎ澄ませ、強化してある……!】
「カテレアさん……! さてはアンタ……俺と同じで誰かの加護を得ているな!!」
「フン……何を証拠に。これだから嫉妬に狂う低俗な下等種族は始末におえないのです! 身の程を弁えて惨めに這いつくばっていなさい!」
カテレアさんがそう叫ぶと魔法陣から大量の蛇じみた魔力の奔流が津波の様に俺に襲い掛かる!
「判るさ! カテレアさんの戦法は、必死さやハングリーさがない! お綺麗すぎるのさ! それこそママゴトさ!」
俺は【大いなる7つの丘】の勾玉とラウンドシールドを即席のサーフボードに変化させ蛇の津波をいなして掻い潜る!
「決めるぜドライグ!」
『応!』
互いに掛け声を決めながら俺達はカテレアさんへと一気に距離を詰める。
すると、カテレアさんは余裕の表情だ。
「フン! 大方私の反撃を見越してポトムターンを決めようというのでしょう?
小賢しいッ! この魔力の奔流は私が生み出したと言うのを忘れたか!!」
なんと蛇の大波はレヴィアタン、即ち大鰐の姿に変貌するや俺達を一飲みにすべくガバアっと顎を開いた!
「これで終わりよ!!」
更には腕を何十にも分割して網のようにして俺を捕縛するべく展開した。
なるほど、スマートなやり方だ。
だが……俺は言ったろ! アンタの戦い方ら綺麗すぎるって!
俺は泥に塗れても勝つ!!
「喰らえっ!! ヴァイル・ワイプアウト!!」
グレイテスト・オジンガーのグレイテスト・ブースターをパクリスペクト!
カテレアの予想とは真反対に俺はわざとサーフボードから墜落した!
サーフボードの後ろには勾玉の高速回転のおまけつき! 言わば即席の突撃魚雷だぜ!
「なっ! なっ……何ですってえ!?」
鰐の顎を開いたのが更に敗因だ!
薄くなった大鰐の顎を貫き、サーフボードはカテレアさんに直撃だ!
「更にこっちが本命! 洋服破壊!」
彼女が装備している何かを解除すべく俺は自らが作り上げた必殺技をカテレアさんに
叩き込んだ!
「きゃあああああああああああ!?」
破れた服からまろびでるたわわなおっぱい! おしり! ふともも! 熟れた豊満にしてバインバインなドスケベ魔王ボディは実に柔らかそうで素敵だ……!!
「そ、そんな……この私が……こんな辱めを……」
戦闘不能になった全裸のカテレアさんは打ちひしがれつつも仰向けに倒れている。
い、いかん……! 何やら……そそられる!
イヤイヤイヤ! レイプ! ダメ! 絶対!
愛がないセックスはダメッ!!!
悪魔の誘惑(俺は転生悪魔だけどね)をなんとか跳ね除け深呼吸するが……。
「もう生きている意味もない……。
ならば、かの赤龍帝と刺し違えて果てるのならば……我が生涯にも一片の意味が生じましょう!」
ガバッと跳ね起きてきたカテレアさんが俺に抱きつき自爆の構えに入ってくる!?
ま、まずい!? 流石にこれでザ・エンドってねとなるのはマズい!!!
ひ、非常手段だがこれしかない!
俺は咄嗟にカテレアさんの唇を奪いながらその褐色おっぱいの先端にある乳首をコリッと捻る。
「んあんん〜〜〜っ!??」
カテレアさんは目を見開いて動揺した。
乳首が勃起しているし……自分から抱きついてきた……! これは『素敵! 抱いて!』という意思表示とみなしますが構いませんねッ!! 従ってレイプじゃない!
『もの凄い言葉の誤魔化しだな』
「まあ良かろう。しかし女を抱くには少し風景が荒涼に過ぎる。余が少し手を貸してやるとするかの」
イゼベル様とドライグの言葉もそこそこに俺はカテレアさんと行為に及ぶ前戯に励む。
ー
いつの間にやら妖精が現れそうな自然豊かな湖畔に場面転換している中、俺はカテレアさんのおっぱいやお尻、太腿、その他諸々を愛撫して舐め回していた。
「うんっ……んんぅ! うう……!」
カテレアさんはすっかり上気し切って色っぽい表情を浮かべるがまだまだこんなモノでは済まないぜ……! 俺は彼女の股に顔を突っ込んでクンニを開始した。
「あはああんっ!? そ、そこはぁ!」
「ここもちゃんと綺麗にしないとね」
俺はカパッと鰐さながらにカテレアさんの股を開き、更に舌を使ってクリトリスや大陰唇の辺りを舐め回す。するとカテレアさんの身体はビクビクと震えだした。
「あ、ああっ♥ ゆ、許して♥そこはっ♥
あああっ♥♥♥」
「どうして? 今のカテレアさん、凄く幸せそうな顔してるよ?」
「え、ええっ!? ああんっ♥」
俺は彼女の蜜壺に指2本を突っ込むとグチュグチュと搔き回す。クルゼレイという婚約者とは既にそういう関係であったのか。
すんなりと俺の指はカテレアさんの中に侵入を果す。
「くう……。やばい。カテレアさんがエロすぎてたまんないよ。嫉妬に狂っちまいそうだ……! 俺も、俺も……カテレアさんとセックスしたいよ!」
「そ、それはダメ……♥ 私にはクルゼレイがあっ♥♥♥ ああっ♥♥♥ なのにっ……♥
抵抗♥できないっ♥♥♥」
ふり♥ふり♥といやらしくお尻を降ってまるで交尾をねだる雌犬みたいだ……! そしてカテレアさんが求めてくるなら俺が拒む理由なんてない!!
「それはのうカテレア。そなたが生まれ変わりたがっておるからじゃ」
「うまれ……かわる……?」
これまた全裸のイゼベル様がトロ顔のカテレアさんの身体を弄りながら甘く囁く。
おお……エロすぎて語彙力を失っちまう。
「そうともよ。そなたはイッセーに敗れた事で今までの全てが誤っていたと気がついたのじゃ。血統とやらに拘り、旧弊に拘り、果ては混沌を望むふりをしながらその実支配者に成り代わりたいだけの拘り……。清いどころか濁りに濁りきった赤潮にも等しい醜悪な精神の在り方……それが全て過ちであったとな……」
「ふあ……♥うあ……♥」
乳首をチュバチュバと、まるでカテレアさんの濁り、心の毒を吸い出す様にイゼベル様はカテレアさんのおっぱいにしゃぶりつく。
「故にそなたは悪魔ではなく妖精に生まれ変わるのじゃ。イッセーとの血の交わりを持ってしてのう」
カテレアさんの濡れきったアソコに手を伸ばすとくちゅくちゅと水音を立てながら愛撫するイゼベル様。
カテレアさんの顔は蕩けきっており、もはや為されるがままだ。
や、ヤバい! エロすぎてつい自ら見抜きに移行してしまっている。
『ドスケベがすぎるぞ相棒』
ドライグに突っ込まれながら俺は自分のビンビンになった息子を扱いてしまう。
ああ……ヤバい!!
「おやおや。これではイッセーめが先に果ててしまうのう? どうする? カテレアよ」
「ふ……♥ああ……♥い、いや……♥
おチンチン……♥おチンチンできないの……いやあ……♥♥♥」
遂にカテレアさんは堕ちた様子で俺に自らその安産型のお尻を向けた。
「ああ……♥お願い……♥イッセー……くん♥ カテレアお姉さんに……♥おチンチンちょうだぁい……♥♥♥ 生まれ変わりセックスして……♥私……♥ホントの自分になりたいのぉ♥」
俺はカテレアさんのたわわなおっぱいをぐにゃりと鷲掴みにしながらその先端にあるピンク色の乳首をコリコリと弄り、そしてもう我慢が出来ないと言わんばかりに息子を彼女の秘所にあてがう。
「うん! 俺もだよ……! カテレアお姉さん……!!」
ズブウゥッ!! と一気に挿入した俺のモノはカテレアさんの中を蹂躙する様に突き進む!
「あはあああっ!? ♥♥おチンチンきたぁ♥♥ いいっ! ああん♥イッセーくんのおチンチン奥まできてるぅ〜♥」
ああ、なんて具合だ……。カテレアさんの膣はまさしく魔性の穴と呼ぶにふさわしい……! 魔王ではなく妖精の穴に俺のモノは根元まですっかり飲み込まれていた。
「はあ……♥ああん……♥♥気持ちいいわぁ♥ もっとはやく欲しいって言えばよかったあ……♥あっ♥ああっ♥ムクムク膨らんでるっ♥イッセー君のドラゴンチンポ♥♥♥」
あられのない嬌声を受けて俺は夢中になって腰を動かし始める! パァンッ!! と大きな音を立てながらカテレアさんの豊満な尻に腰を打ち付ける! その度にぷるんっぷるんっと揺れるおっぱいが実に艶かしい!
さらにぐにっ♥ぐにいっ♥と揉みしだきグニュグニュに形を変えるおっぱいの柔らかさは筆舌にし難いほどの気持ち良さだ。
「くうぅ……すごいよカテレアさん……! こんなに気持ちいいなんて……!」
俺は最早夢中になって腰を振り続ける事しか出来ないでいた。
「ああっ♥しゅごいっ♥もっとっ♥突いてぇっ! ♥♥」
俺のピストン運動に合わせるようにカテレアさんも腰を動かし始めた。
ぐりゅぐりゅ♥ぬちいっ♥とネジを回す様に腰を捻るからまるでビスで固定したかの様に深々突き刺さる。
「ああっ♥あはああん♥♥おチンポが私の膣内でロックされちゃったあ♥♥♥ 私を俺から逃がさないっておチンチンが言ってるう♥♥」
「ああ! もう出る!」
俺は限界を迎えようとしていた。カテレアさんの中は最高に気持ちいい……! こんな名器を味わってしまったら他の女なんて目じゃないぜ!!
「きてぇっ♥中に出してぇ♥イッセーくんの赤ちゃん欲しいのぉ♥♥♥♥ あ、あ、ああっ♥イクッ! イッちゃいますっ! イックウゥ〜〜〜〜〜〜ン♥♥♥♥♥♥」
どぴゅっ! びゅーびゅるる! 俺はカテレアさんの子宮に思いっきり射精した。
「あはああん♥♥イッセーくんの赤ちゃんの元がいっぱいぃ……♥♥♥」
カテレアさんも同時に達した様でビクビクと身体を震わせていた。
ああ……なんてエロいんだ……。こんな美女を俺のものにできただなんて……!
俺もまた生まれ変わった様な気分だぜ!
「これ、イッセーよ♥」
などと呆けていたらチンポに心地よい慣れ親しんだ肉厚な感触。
こ、この感触は間違いなく……! イゼベル様のおっぱい!
「これだけお膳立てしてやったのだから、余にも何らかの見返りがあって然るべきではないかの?」
「は、はいっ! 勿論ですとも! なのでまずはお掃除パイフェラをお願いしますっ!」
「良かろう♥」
カテレアさんとはまた違った快感が俺を襲う。
「んむ♥ちゅぷ♥じゅぽ♥」
イゼベル様は俺のモノを愛おしそうにしゃぶりながら、その豊満なおっぱいで挟んでくれる。母性、というにはインモラルな乳奉仕。
「んふ♥」
イゼベル様はおっぱいをむにっ、と寄せて腕組の姿勢から俺のモノを挟んだまま上下に動かし始めた! そして悪戯っぽくウィンクしてくる……!!
「うお……これは……」
「どうじゃ? 気持ちいいかの?」
ああ、最高です……! こんなエロすぎる事されたらまた勃っちまうぜ!
「はい! もうビンビンですよ!」
「そうかえ。それは良かったのう。ほれ、もっと可愛がってやる故素直に果てるがよいぞ♥」
イゼベル様は俺のモノをおっぱいで扱きながら、その先端にキスをする。
「うああっ!」
もうダメだ! 出るっ!! 俺は再びイゼベル様の口の中に射精してしまった。
「んっ……んく……」
ごくり、と喉を鳴らしながら精液を飲んでくれるのが実にエロティックだ……!
「あの……イゼベル様。あちらの木の方に手をついて下さい。バックでハメますから……!」
「良かろう♥」
そして彼女の胎内に俺の息子が納まっていく。ぬぷっ♥ぬぷっ♥といやらしい音があたりに響く。ぶちゅう♥とまるでディープキスじみた結合音も時たま混ざり、イゼベル様は髪を振り乱してよがり狂う。
「あ、ああっ♥♥♥」
「イゼベル様! 好きです! 愛してます!」
俺は彼女の背中に覆い被さりながら腰を振る。まるで獣のようなセックスだ。だがそれがいい……!
「余もじゃ……♥イッセー♥そなたは実に可愛い奴よ……♥♥♥」
くいっ♥くいっ♥と腰を捻られると果ててしまいかねない程の極楽感だ。俺はイゼベル様のたわわなおっぱいを揉みしだきながら、その首筋にキスをする。
「ああっ♥イッセー……♥そなたのモノが余の中に馴染んできておる♥カテレアめを蕩かしただけでは満足できぬとはほとほと、放蕩な小僧よ♥」
「ああ、イゼベル様!」
元の鞘に収まるとはよく言うが彼女の胎内は俺にすればその通りに。
俺のチンポにぴったりフィットする名器だ。
「あ、ああっ……イク……! いきます!
イゼベル様! イゼベル様!!」
どぴゅっ! どびゅるる! 俺は彼女の子宮に何度目ともしれない精液を流し込んだ。
「ああ……♥ 熱いぃ……♥♥♥ やはりイッセーめでなければ余を満たすことはかなわなんだのぅ……♥♥♥」
ああ、なんて幸せそうな顔なんだ……!
イゼベル様のためならガチで何でもできそうな気がするぜ……!!
ナイスジョークってどういう意味?
どんぶり→チンチロリン→オーメン