※この作品はR-18です。

ハイスクールD×D×M   作:ぷうち☆りん

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外伝(イッセー×イゼベル 匙×新キャラ)

「う、うぅ……も、もう無理だ……。

 やめてくれぇ……」

 

 男は自らに跨り、騎乗位の姿勢でリズミカルに跳ね回る女に対して懇願する。

 散々搾り取られた男は肌色も悪く、目は泳ぎ虚ろな表情だった。

 

「……?」

 

 しかし女は『どうして?』とでも言いたげに首を傾げた。その仕草は妖艶というよりは無邪気な子供のようだった。

 だが、その肢体はまさに美と性愛の女神を具現化したそれ。満月の様に丸々と実った双乳に対し細くくびれた腰。

 そして、その下の尻は南国の木の実ばりにみずみずしく、艶と照りに溢れている。

 麦わらの帽子を被り片目が隠れた黒いロングヘアーと白いワンピースを纏う彼女。

 その神々しいまでの美しさは、この世のものとは到底思えないものだった。

 

「はぁ……はぁ……っ!」

 

 男も美しい容姿の彼女に対し女として魅力を感じずにいられなかったが、今はもうそれどころではない。

 文字通り魂を奪われる様な魔性の坩堝に自らのシンボルを飲み込まれ、対象がもう尽きる寸前なのだ。

 

「あ……あぁぁぁっ!!」

 

 しかし女がそれを理解してくれるはずもなく、無情にも彼女は再び上下運動を始める。

 

「ひぃっ……や、やめっ……やめてくれぇ……!」

 

 男は堪らず女を引き剥がそうと彼女の双丘を鷲掴みにするも、女は彼を看取る天使か或いは死神の様にたおやかにして慈悲深い笑みを湛え、その行為に全く抵抗を見せない。それどころか彼女は男の両頬を優しく撫で、『大丈夫』とでも言いたげに彼の唇に自らの唇を重ねる。

 

「ん……っ! んん~……っ!!」

 

 男は最後の力を振り絞り……彼女を抱きしめてしまう。端から見れば、それはまるでお互い愛し合う男女の様にすら見えるだろう。そして……。

 

 どびゅるっ!! どびゅるるるー!!! 

 

 男は気絶しながらも彼女の腟内に精を放つ。幾度目とも解らないのに量も濃度も衰える事無く、その奔流が子宮を流れ落ちる感覚で、女は恍惚とした表情を浮かべていた。

 

「ん……んぅ~……っ!」

 

 彼女は絶頂し一際甲高い嬌声を上げ体を痙攣させる。そしてまだ意識の無い男を抱きしめたまま、満足げに脱力した。

 

 ー

 

「そう言えばイゼベル様。怪しい噂を聞いたんですけど」

 

 どうも、兵藤一誠です。 今俺は、主人の一人であるイゼベル様と乳繰り合っている真っ最中です。汲めども付きぬ魔法の壺ならぬ揉めども尽きぬ魔法のおっぱいに俺はもう骨抜きにされるばかりなのだった。

 

「んっ♥ なんぞイッセー♥♥♥ 余との睦み合いの最中であるというのに増長したかっ♥」

 

 黄金をそのまま鋳潰して仕立て直した様な金髪をなびかせ、彫刻の如き美貌を彩る豊かなバストで挑発的に俺を抱きしめて来る。興が削がれておっぱいはお預け、なんてことになってしまったら俺は辛い! 

 耐えられない!! 気合と真心を込めて、俺は入念かつ繊細に彼女の至高のおっぱいを揉みつつ彼女の首筋に吸い付く。

 どこを触っても素晴らしい肌触りと吸着。

 彼女の素晴らしい肉体美に俺は夢中になりながらもイゼベル様へのご奉仕は忘れません。だって気持ち良いんだもん♪ 俺は自分の欲望に忠実だからさ。

 

「……っ♥ ふふ……♥ 良い♥♥ 良いぞイッセー♥♥♥ 話すことを許そう!」

 

 イゼベル様は息を荒げながらも上機嫌だ。

 彼女は俺の頭を優しく撫でて下さる。そして俺達二人はベッドの上で絡み合いつつ噂について話を続ける。

 と、いうか久々にイゼベル様とエッチできるとあってこうでもしないと暴発してしまうこと請け合いなもんで……。

 

「く……う……」

「ふっ、どうしたイッセー♥ 余が話すことを許したと言うのに♥♥♥ ほれ♥ ほれっ♥♥♥」

 

 かくっ、かくっとイゼベル様は余裕たっぷりに腰を動かすと俺の愚息に彼女の割れ目が擦れる度に甘い刺激を与えて来る。

 

 ぶるんっ!! ぱちゅんっ!! 

 

「うおぉぉっ!!?」

 

 更に彼女が自身の乳房を俺の顔面に押し付けたのだ。その衝撃と柔らかさに思わず変な声が出てしまった。

 

「んん? どうしたのだイッセー♥♥♥ 

 そうか♥そうか♥ 余と交わるのに夢中

 になり過ぎて話を忘れたか♥♥♥」

「そんなことありませんよイゼベル様! ただ、あなたの全てがあまりにも魅力的で……」

 

 俺の言葉を遮るように、イゼベル様は俺の上に跨り、ゆっくりと腰を落とした。彼女の金色の髪が揺れ、汗の香りと共に甘い香水が鼻腔をくすぐるなか、俺の愚息が彼女の中に飲み込まれていく。

 温かな肉壁が俺を包み込み、腰をくねらせる彼女の動きに合わせて、快楽の波が押し寄せてくる。イゼベル様の瞳には情欲の炎が見え隠れする。

 彼女の動きは激しさを増していく。両手を俺の胸板に置き、しなやかな腰つきで上下に揺れ動く姿は神聖ささえ感じさせた。

 

「っあぁ……! 噂というのはですね。

 八尺様という妙な存在が出るとかで……くうっ……」

 

 話すかイゼベル様と交わるかどちらかに集中しなければならないが俺にはどちらも選べなかった。それにしても彼女の肉体は完璧すぎる……! この世のどんな芸術家でも再現できない美しさだ……。

 

「くく……♥ 余程その怪異が気になるようだな♥ まぁよい♥♥♥」

 

 そう言うと彼女は突然動きを止めてしまい……。

「え!?」

 

 驚いて彼女の顔を見るものの意地悪そうな笑みを浮かべるのみであった。

 

「イッセー……お主は本当に可愛い奴じゃ……もっとその蕩けた顔を見せてみるがいい……」

 彼女は耳元で囁きながら指先で軽く俺の乳首を弾いてきた。

「うひゃあ!?」

 

 思わず情けない悲鳴を上げてしまうほどだった。その隙を突くかのように彼女は俺の上に跨り騎乗位へ移行する。彼女自身の体重によってより深く繋がり合うこととなった結合部からは卑猥な水音が響き渡る。

 

「イゼベル様ぁ……た、たまりません!」

 

 もう抑えきれなくなって本心からの愛の告白を行ってしまう。すると彼女は当然だ、と言いたげな不敵な表情を見せたあと微笑む。

 

 イゼベル様の金色の髪が汗で額に張り付き、しなやかな背中が弓なりに反る。騎乗位特有の支配的な体勢で、彼女の動きはまるで神殿の踊り子のように滑らかでありながら、獣じみた熱を帯びていた。

 

「あぐぅっ!」

 

 彼女の腰が落とされる度に、深くまで届く圧迫感に俺は呻いた。子宮口の入口にぶつかる感覚がありありと伝わり、その度に脊椎を電流が駆け上がる。

 

「くくく……どうしたイッセーよ♡ 貴様の顔は蜜のように蕩けておるぞ♡ 八尺様の噂など忘れ去ったか……♡」

「くああ……」

「まあよい♥時には余がそなたを饗してやるも一興よな♥」

 

 言葉がでない程快楽ご馳走攻めに俺の頭はぼーっとしてしまう。目の前の光景と感触だけが脳みそを支配していく。

 気持ちいい……。そう感じる事しかできない程イゼベル様の騎乗位は巧みだった。ただ乱暴ではなく、緩急をつけながら俺を翻弄しているのだ。

 

「はぁ……はぁ……はぁ……んっ♥」

 

 上下する動きに合わせて漏れる吐息に混ざるのは確かな喘ぎだ。どうやら彼女自身も俺で感じてくれているらしい。その事実は更に俺を昂らせた。彼女が悦んでいる、それが何よりも嬉しかったんだ。

 そして俺はイゼベル様の動きに合わせるようにタイミング良く自分からも下から打ちつけ始めた。

 

「あっ! あああっ!」

 

 予想外の反撃だったのか驚いたような声をあげた彼女だったがすぐに順応して自らも激しく動くようになった。

 ぐちゅっぐちゃっ! という粘液質な音と共にベッドスプリングがギシギシと軋む音が室内に響いている。その光景は正直言ってエロかった。あの美しく気高い女王のような女性がこんなにも乱れているのだ。そしてその原因を作ったのは紛れもなく自分なのだと思うと興奮してしまった。

 もっともっと気持ちよくなってほしい。

 俺は夢中になって彼女を求め続けた。

 お互い裸なので肌越しに体温を感じ取ることができる。心臓の鼓動までも聞こえそうだ。

 一方的な愛撫ではなく双方共に高め合うようなセックス。これが本当の意味での愛情表現なのかもしれない。

 そして溶け合う意思を示すかのように俺は彼女の中に射精。

 

 どくっ……♥どくっ……♥♥♥

 

 いつもとは違う爆発的な勢いとは違うが代わりに精液が尿道を抜ける時凄まじい快感が全身を貫いた。

 

「はぁぁぁ~っ……♥♥♥」

 

 長い間溜め込んだ分を一気に放出するような解放感と幸福感に頭が真っ白になってしまう。今まで味わったことがない極上の絶頂を迎えてしまっていた。

 

「ふふっ♥ どうであった? 久々に余と交わった感想は?」

 

 イゼベル様に言われてハッと我に返る。

 どうやら俺はしばらく放心していたようだ。すっかり腰砕けの骨抜き、海月のように意識が揺蕩う今の俺に気が利いたことを言えるはずもなく……。

 

「すごかったです……イゼベル様……」

 

 何とも単純明快な言葉しか出てこなかったのだった。しかし、俺の気持ちを汲んでくれたのだろう。イゼベル様は満足そうに微笑み俺の頭を撫でてくれた。

 

「で、あるか」

 

 最早完全に虜になってしまっている俺。

 彼女が身を起こすと名残惜しそうな気配を漂わせつつ接合を解かれ、二人の間にできた透明の糸が切れる瞬間までその行為を噛み締めるかのように見届けた。

 

 〜

 

「それでですね。八尺様に関してなんですが何か聞いたことは?」

「ないのう。皆目聞かぬ」

 

 えぇ〜!? 俺はただイチャコラエッチしただけ!? 約得だけど! 

 なんてメメタァな発言をしている場合ではない。

 はぐれ悪魔ともまた違う怪異の様な存在がバッコンバッコン……もとい跋扈していては駒王町の今後に差し障る! 

 

「ならばそなたの契約者から良いのではないか?」

「契約者の方々からですか?」

 

 ミルたんはともかくスーザンさんなら大学のサークル活動の中で話は聞いているかも。流石イゼベル様だぜ! 

 いや、俺が頭を使っていなさすぎるだけ? 

 それはそう。

 

 ー

 

 そして翌日の夕暮れ時。

 

「お久しぶりですイッセーさん♥」

「は、はい……」

 

 相変わらずアパートの中でも甲冑姿なんスね……。 スーザンさんは日本文化を学ぶために来日してきた留学生にして俺の数少ない契約者なのである。

 

「ふむ。備前長船は影打。刃引はされていますがなかなかの銘刀でありますな」

「解るんですか?」

「ふふ。こう見えて刀には造詣が深いでありますよ」

 

 トリフネちゃんが何故かついてきたが日本の神様だけあってそりゃ日本文化には詳しいよね。ガールズ・トークにしては大分無骨なお話しをしていらっしゃるけど。

 

「それはさておき今日のお話でありますが」

「あ、はい。八尺様の話なんスけど、知ってますかね?」

 

 俺は八尺様の噂話を知らないかスーザンさんに尋ねた。

 

「なるほど……その様な話ならば聞いたことがあります」

「マジで!?」

「十和さんが詳しいと思いますから、今聞いてみますね」

 

 甲冑姿でスマホ操作はなかなかシュールだ。 いや、矢文とかよりはいいんだけど。

 スーザンさんが通う大学の民俗学研究サークルの一員だけあってそういうオカルトな噂に詳しいらしい。これは期待できそうだ。って十和さん? なんか聞いた様な名前なんだけど……。

 

 

 ー

 

「久しぶりね。イッセーくん。湯治の時以来かしら」

「そ、そうですねぇ……」

 

 やっぱり十和さんだ。黒を基調とした落ち着いた雰囲気の衣服を着こなす様は俺達より垢抜け、大人びて見えた。

 

「そちらの子は妹さん?」

「従者であります」

 

 こころなしかムッとした様な表情でトリフネちゃんは十和さんを見るが相手は意に介していないようだった。 

 

「イッセーくんとスーザンさんは仲がいいのね……妬けちゃうわ」

 

 ニッコリと笑う彼女であったが眼が全く笑っていないのでちょっと怖い。

 イゼベル様とはまたタイプの違う女性というか、なんというか……。

 とにかく美人なんだよね。だからこそ恐ろしくもあるんだけども。

 

「それで八尺様の噂だけど最近よく聞く様になったわね。サークル活動でもちょくちょく聞くもの」

「八尺様の噂は以前からあったのですか?」

 

 二人の会話を聞きながら疑問に思ったことを尋ねてみることにした。

 

「そうね。昔から八尺様の噂はあるわよ」

「私も大学では知りました」

「ふむ。成程……」

 

 ということはかなり古くからある妖怪みたいなものなのか。まさか冥界の魔王様方にも関係があるとか? 

 

「でも今回の事件は少し特殊みたい」

「え? どういうことですか?」

「これまでの被害者は20歳以下の若い男性ばかり……それもイッセー君と同じぐらいの年齢の高校生ばかりよ」

「俺と同じくらいですか……」

「ええ。皆が皆、精力を奪われてカラカラにされているとか」

「精力で、ありますか……」

 

 トリフネちゃんは神妙な顔をする。

 確かに彼女の言うとおりだとすれば俺も狙われる可能性があるわけだ。しかも相手は得体の知れない存在ときている。

 油断は禁物だぜ。

 

「でもなんで男子高校生ばかり狙うんだろう?」

「そればかりは何とも言えないわ」

 

 それはそうだ。 しかし精力を奪うだなんて羨ましけしからんにも程がある!! 

 

「あと、八尺様はモテる男の前に現れるという話もあるわ。となるとイッセーくんは大分危険じゃない」

「そうですね」

「そうでありますな」

 

 まさかの全会一致!? いや〜、ドラゴンのオーラの賜物ってヤツかなでへへ。

 などと調子に乗ってみるイッセーでありました。我ながらウザいな。これは。

 

「では情報収集もそこそこに、お暇いたしましょうか、イッセー殿♥」

 

 ぎゅむっ♥と俺の腕をトランジスタグラマーな胸に挟むような形で引っ張ってくるトリフネちゃん。

 

「あら? あなたイッセーくんの何なのかしら?」

「くどいでありますな。自分はイッセー殿の従者であります」

「ふ〜ん。それにしては随分と親しげじゃないの」

「無論のことであります。なにせ自分とイッセー殿は人舟一体でありますから」

「人馬じゃないの?」

「まあまあ二人とも」

 

 一回しか言ってないよ!? 

 なんか二人の間にバチバチと火花の様なものが見えるような見えないような……。

 しかも舟の神様ってネタバラシしたよねトリフネちゃん!? 

 俺は苦笑いするしかないがスーザンさんがフォローしてくれたおかげで場の空気が和んだ。

 

 ー

 

 俺の名前は匙元士郎。 

 先のゴブリン鉱山の騒動と特訓も終わり、一旦駒王学園に戻ってきていた。

 リアスさん達とのレーティング・ゲームの日取りも決まり、あとは対イッセー戦のシミュレーションを行うのみとなっている。

 もちろん、それ以外の戦闘訓練も欠かせない。今日はヴリトラ様に稽古をつけてもらったが色々と勉強になった。

 雨、嵐、雷の三位一体、トリシューラ。

 ヴリトラ様の操る天候操作製の技能は四大魔王の方々やアザゼル先生らにも比肩しうるレベルなのではないだろうか。

 そんなヴリトラ様の半身としてまだまだ発展途上の未熟者だけどそれでも確実に成長しているのが実感できるんだ。嬉しいもんだ。それに、ヴリトラ様からねぎらいのご褒美があるとのことだし……。

 それはつまり……ふふふ。

 いかんいかん、ついイッセーみたいな想像をしてしまった。

 でも仕方がないと思う。俺にとってもヴリトラ様との逢瀬は特別なものだからだ。

 

「ヴリトラ様〜? おられますかー?」

 

 と理事長室のドアを開く。

 するとそこにいたのはヴリトラ様……ではない。

 

「で、でかい!?」

 

 それが俺の第一声であった。

 俺より遥かに背が高く、文字通り濡れるような漆黒の髪を腰まで伸ばした白いワンピースに麦わら帽子という出で立ちの女性。

 と、いうかスケスケすぎてランジェリーかってレベルなんだけどぉ!? 

 背丈もそうだがおっぱいもおしりも当然デカい……。 ヘビの様にすらり、としていながらもボリュームのある巨躯。

 

「な、何者だっ! まさか禍のナントカってヤツらの一員か! それともアンタもヴリトラ様の分霊の一柱か!」

 

【黒い龍脈】を展開して俺は警戒態勢に入るが……。

 

「ぽ?」 

 

 気の抜ける様な擬音語と一緒に首を傾げるだけの彼女。 敵意はないのか……? 

 ふわり、と一瞬で彼女は俺との距離を詰めてきた。すかさず顔面へ拳を振り抜いてしまったが……。

 スカッ、とすり抜けてしまった!? 

 ということは幽霊みたいなモノなのか? 

 だがこの芳しい石鹸の香りと艷やかな髪から伝わるシャンプーの匂いは彼女が幻想の存在ではないと示しているかの様だ。

 

「……ぽっ」

 

 頬を掴まれて、顔を覗きこまれる。

 その瞳に濁りはなく、どこか夏の夕暮れを思い起こさせる茜色の輝きがあった。

 

「うわ!」

 

 顔を鷲掴みにされて、視線を固定させられる。近いっ! そして、なんか……すごくいい匂いがする。

 彼女の大きな体に包み込まれる様な形になったせいだろうか。甘い香りに包まれながら視線を逸らすことができない状況が続く中……。

 ぺたり。 

 おでことおでこが当たる感触に心臓が跳ね上がった。

 

「ぽっ♥」

 

「はうっ……!」

 キョトンとした表情でこちらを見つめてくる彼女を見て思わず声が漏れた。

 まるで小動物を見るかのような可愛らしい態度に見惚れてしまう自分がいる。

 思えばソーナ会長、ヴリトラ様、花戒先輩と俺が惚れた女性は皆大人びてリードしてくれるタイプだが、この八尺様らしき存在は違うタイプだ。 

 ギャップ萌えというのか、或いは征服欲の様なものを掻き立てられるというのか。

 俺は……彼女から逃げられないと悟った。

 八尺様の柔らかな膨らみが俺の全身に密着する。彼女の巨大な体躯が覆い被さるように迫り、麦わら帽子から垂れる黒髪が天蓋のように周囲を隔てる。

 

「ぽ……?」

 

 好奇心旺盛な子犬のような眼差しで俺を覗き込む八尺様。その瞳には無垢な光が宿っているが、同時に捕食者のような妖艶さも滲んでいる。据え膳食わぬはなんとやら、或いは毒を喰らわばなんとやら! 

 俺は腹を決めて彼女に【黒い龍脈】の舌先を彼女の胸元に目掛けて撃ち込み、リンクさせる。 勿論攻撃のためではない。

 感覚を共有させながらも彼女の内面を理解し、コミュニケーションを円滑に行うための手段だ。これで意思疎通が可能になるはず……! 

 

「うっ……!」

 

 予期せぬ感覚に身体が震える。まるで全身の皮膚が性感帯になったような感覚。彼女の肌に触れられている部分が熱を帯び始める。

 

「ぽ♪」

 

 八尺様の瞳が喜びに揺れた。

 その刹那───。

 ちゅっ♪ 

 

 優しい口づけが降ってきた。

 唇と唇が軽く触れ合う程度のものだったけれど十分過ぎる刺激となって脳髄を犯していく。

 それはまるで媚薬のように理性を麻痺させていく効果があったようで……。

 くちゅ、ちゅぷ……れろぉ……んむっ……

 次第に深くなる口付けの中で舌同士が絡み合う。頭の中にキラキラと結晶化された星屑のような煌きが散って思考能力を奪っていく。唾液腺から溢れ出す甘露を貪るように啜り上げた後……互いの舌先から伸びた唾液の橋を舌先で舐め取る動作に耽溺していった。

 

(あぁ……これが本当のキスというものなのか……)

 

 久々に感じるときめきに戸惑いつつも受け入れていくうちにいつの間にか背中に回されていた手に促される形で床へと導かれた。仰向けになると覆い被さるようにして重なってくる彼女の重みを感じながら胸元へと吸い付かれた。

 痛みにも似た刺激により意識を取り戻され……視界が明瞭になっていくにつれて目に映ったのは……ぷっくりと勃起したピンク色の可愛らしい突起であった。

 

「……ぽっ♥」

 

 どうぞ、と言わんばかりのポーズをとりつつ微笑みかける姿に誘われるようにして俺はその先端部分へしゃぶりついた。乳輪をなぞるようにしてゆっくりと舌先を使いつつ全体を優しく揉み込むようにして刺激していく……

 

(美味しい……)

 

 母乳でも分泌されているんじゃないかと思えるほど甘くて濃厚な味わいだ。あまりの美味しさに夢中になってチュウチュウと吸い続け、その過程で何度も甘嚙みしてしまったこともあるくらいで……

 ぢゅぷ♡れろぉ♡ぴちゃ♡ぬりゅぅ♡

 

 淫靡な水音だけが空間を満たしていく中で段々と大胆になっていくのが判る。片方だけでは飽き足らずもう一つの方にも吸い付くようにして両側交互に吸い上げていく。

 

 彼女が感じているのも【黒い龍脈】の感覚共有で手に取るようにわかる……あえて胸に重点を置き舌技に力を入れる。

 

「ぽっ♪ ぽっ♥」

 

 楽しげに喉を鳴らしながらも時折ピクリと反応を示してみせるあたりやはりこちらに対して好意的な感情を持ってくれているのだろう。

 

「んっ! んふぅ!」

 

 不意に強く吸い付いた拍子に反応した八尺様。びくびくっと震えながら悶える姿がとても愛らしく思えてしまって余計に興奮してしまい歯止めが利かない状態へ陥ってしまう。白いワンピースの胸元と股は唾液と愛液に塗れていた。

 

(可愛い……)

 

 普段であれば恥ずかしくて言えないような台詞も自然と出てくるのだから不思議なものである。もっとこの娘の事を知りたいと思った時には既に行動に移していた。

 ぐいっと引き寄せながら背中に両腕を回ししっかりとホールドすると同時に己の下半身を彼女の秘所へと押し付けるようにして密着させる。

 するとどうだ。

「っ♥♥」

 今まで見たことも無いほど艶めかしい表情となって潤んだ瞳でこちらを見つめてきたではないか! どうしようもない愛おしさに支配されていく。もう一度深く口付けた後……俺は八尺様の首筋に顔を埋めながら優しく囁いた。

 

「これからもっと気持ちよくなろうな……」

「ぽっ♥♥♥」

 

 その返答と共に強く抱き締められて再び深く口付けられた後……俺は欲望のままに彼女のワンピースを引きちぎる。

 ともすれば強姦めいた仕草だがそうではない。俺は【黒い龍脈】を使い八尺様の羞恥心と照れを認識した上で同意を得る形で服を破り捨てた。

 ぷるんっ♥とたわわに実った双丘を晒け出した八尺様は恥じらう様に視線を彷徨わせる。

 しかし次の瞬間には意を決したように瞼を閉じると自分の意志で脚を広げてきた。

 そんな健気な姿に嗜虐心を煽られてしまい思わずゴクリと喉を鳴らしてしまう。

 彼女の割れ目を優しく縦方向に擦り上げていくと徐々に湿り気が増してきて……遂には指がふやけるまでになった。

 大人と子供ばりの体格差があるのに彼女を意のままにしているという倒錯感は俺の加虐性を擽るものであり堪らない。

 

「ぽっ♪」

 

 そう言いつつも自ら割れ目を開いてみせる八尺様。そこに隠れていたのは桃色の粘膜と小さな蕾。ヒダの奥底からはとろみのある液体が滴っておりオスを受け入れる準備は万全といった様子である。

 ここまで来て焦らす必要はない。

 挿入の瞬間、ガキの頃、下校してすぐ布団へダイブするあの感覚がフラッシュバックした。

 それ程八尺様の肉体は回帰を伴った安心感を与える安堵感があったんだ。

 

「ぽっっ♥♥♥」

 

 彼女の嬌声はもはや歌のようでもあった。

 彼女の内部はまるで生きているかのようにうねり蠢き続けているのだ。膣壁が複雑に入り組みながら侵入者に絡みつき離さない。それでいて適度な締め付け具合というのがまさに至福の時。

 そして極めつけは子宮口だろう。亀頭に当たる感触は固い玉のような感覚だったが次第に柔らかくなり吸盤のように吸い付いて離さないようになっていった。

 

「ぽっっ♥♥♥ぽぽっっ♥♥♥」

 

 ぱちゅん♡ぱちゅん♡ずちゅ♡にゅるっ♡ちゅぱっ♡

 淫靡な水音だけが響く世界の中でひたすらに快楽を貪り続ける俺たち。

 結合部から溢れ出した蜜液が尻穴を伝って流れ落ちていく。既に幾度となく精を放った筈なのに一向に萎える気配はない。それどころか硬度を増して更なる刺激を求めようとする始末。

 

「ぽっ♥♥♥ぽぉぉ♥♥♥♥」

 

 八尺様が腰をくねらせ始めたところで俺は負けじと追撃するべく抽挿を早めていく。

 

「ぽっっ♥♥♥ぽっ♥♥♥ぽぽぽぉぉぉっっ♥♥♥♥」

 

 その声量と共に絶叫にも似た啼き声と共に大きく跳ね上がる肉体。

 その反応を見る限り彼女も相当感じてくれているようだ。

 

(ああ……幸せだなぁ……)

 

 種族も異なる相手であるのに心の底からそう思うことが出来た。それはきっと彼女から放たれているフェロモンによる影響かもしれなかったが今はそれでも構わないと思ったのである。

 

「ぽっ……♥♥♥」

 

 恍惚とした表情で微笑む八尺様を見て更なる欲求が湧き上がってきた為再び口付けを交わすこととなったのであった……。互いの唾液を交換し合うようなディープキスを暫く続けて満足したところで唇を離すと銀色の糸を引く光景が見られたがどちらからともなくそれを舐めとっていく。

 そうして全てを出し尽くした俺は意識を失いかけながらも最後の力を振り絞るようにして八尺様に抱きついた。

 

「ぽっ……ぽっ……♥♥♥」

 

 虚ろな目つきのまま俺の頭を撫でてくれる手つきが心地良かったのも束の間──。

 

「元士郎……何をしているのです」

「!?」

 

 豪雨の様な冷や汗、嵐の様な焦燥、そして巻き起こるであろうヴリトラ様の雷に俺はただただ戦慄した。

 しかし……だ。 

 

「全く仕方がない子ですね、貴方は♥

 私が来るまでガマンできず、布団相手に励むだなんて♥ そんな無駄打ちは許しませんよ♥」

 

 ヴリトラ様は俺にしか見せないであろう女の貌をまざまざと示しながら服を脱いでいく。ど、どういうことだ!! 

 俺は確かに八尺様と濃厚かつ熱烈かつ情熱的に交尾していたはず!! 

 釈然としないながらも納得するしかない状況に追い込まれてしまったため渋々受け入れることにするしかなかったのである……

 

「では本日のご褒美です♥今しがた布団にぶつけた分じゃ満足できないでしょう?」

「はい……」

 

 ヴリトラ様は豊満なおっぱいを見せつける様に俺の側に寝そべった後、その谷間に俺を招き入れた。

 柔らかくて暖かくて良い匂いのする場所で頭を撫でられていると安心感に包まれていき自然と股間が荒ぶり、昂ってしまう。

 八尺様と遜色ない素晴らしいボディラインを持つ女性に抱きつかれて平静を保てる方がどうかしてると思う。

 そう言いながら器用に体を動かし始める彼女の動きに呼応するかの如く体中の血液が沸騰するかのように滾っていく。この人に逆らえない本能に訴えかけてくる魅力があるのだ。

 結局八尺様の事は忘却の彼方。

 ヴリトラ様と朝まで励むことになったのだった。

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