「ふむ。赤龍帝といったか。
キミも私達に従う意思はみなしてよいのかな?」
ロキのヤツが、まるで殺虫剤をかけられて悶え苦しむ虫を見るような目を俺に向けながら聞いてきた。
「マトモなヤツならお前らのやり方に反発して、抵抗するのが当たり前だ!」
「我々を狂っていると言ったが、キミたちの正気は一体誰が保証し……げぶあっ!?」
まるでガードもしていないので鼻面に一発ストレートをぶちかましてやった。
ミシッ、と手首まで肉が食い込む様な奇妙な感覚はやっぱり慣れるものじゃないな……。
「あー、悪い。あんまり隙だらけだったのと何かムカつく目つきだったから思い切りやっちまったぜ」
すると忽ち虫を見る目から敵を見る目に変わった。どんなイケメンでも鼻血が出ているとどっか間が抜けたツラになるな。
「貴様ぁ……。なんという卑劣な男か」
「いや、わりかし正々堂々だぞ。目潰しをかまさなかっただけな……。と、いうかハッキリ言うぜ? お前、混神連合とやらの中じゃ一番格下だろ」
アザゼル先生とタンニーンさん、あと不本意ながらマグダラから教わった煽りのテクニック『何かを隠しているヤツは暴かれると脆い』をかましてみる。
「き、貴様……! 後悔させてやる!! この俺を本気にさせた事をなあっ!!」
癇筋をバキバキに浮かび上がら、目を充血させきってロキは叫んだ。こうかは ばつぐんだ! よーし! これで司令塔であるロキの頭の中は俺を殺すことで一杯になった!
一人称まで変わったし。これで潜ませているであろう手下どもの指揮系統は麻痺した筈だ。
「どうしたロキ。 おされているならばかわってあげようか」
「……ふむ。見ればフェンリルとやらも手こずっている様ではないか。 貴公の自慢の息子とやらも存外不甲斐ない」
「喧しい!! お前らとて私がいなければ……!」
どうやらロキは代表格ではあるが実力で勝ち取ったものではないらしい。となると、案外こういうのを御輿に担いでるヤツのが実権を握ってたりするんだよね……。
と、なると……。
「アンタがコイツらの中で一番強いのか?」
「……誰より強いのかと問われたのならば、誰よりも強いと自惚れたい」
後ろのメラメラヤロー……の隣にいるクールそうなターバンマンに俺は聞いてみた。ヴァーリに負けず劣らずの自信家っぷりだが実力をひけらかす感じはなく寧ろ静かな佇まい。
「なら、お前とのタイマンを俺は所望する」
「ふむ……」
こちらを品定めする様に一瞥して顎を擦るターバンマン。そして……。
「今はその時ではないようだ」
と、言うなりターバンマンは目にも止まらぬ早さでサーゼクス様へと向かっていく。 って、おい!?
「くははははは。ふられたな、せきりゅうてい。やつはつよいがたたかうあいてをえらぶのだ。
ゆえにわたしがかわりにあいてをしてあげよう」
と、ありがたくもない申し出が顔面ファイヤーからなされた。
イヤだと言ったらアマテラス様やリアス部長に襲いかかってくるだろう。
実力は未知数だがお二人に万が一があっては大変だ。
早速禁手化により俺は赤龍帝の鎧を纏い、先制攻撃とばかりにファイヤーマンの顔面にストレートを放った。
相手はかわそうとしない。
まさか物理無効ってワケでもないだろうに……ナメるなっ!!
バキィッ!! といい音がなるものの殴った俺の拳の方に鈍い痛みが走る。なんて硬さだ!? 防御力はヴァーリと同じ、或いはそれ以上なのか!?
「つぎはわたしのばんだね」
と、言ってそいつは両腕を突き出す動作をする。
……!
本能的にヤバイと思った俺はすぐさま回避行動をとる。
ドォン!! ドゴン! ガァン!! グシャアッ!!
凄まじい轟音と共に業火の魔砲弾が俺に直撃する! しまった!? 躱しきれない!!
『divide!』
ザンリュウさんの力による半減で減衰はできたがモロに食らっていたら丸焼きにされていたに違いない……!
「どうしたのかな? あのだてんしをたおしたときのちからはつかわないのかい?」
恐らくは黄金モード(仮)の力だろうか。
とは言えあの力は超魔術仕様のコカビエルの使う星々の力を取り込んで発動した俺にも良くわからんチートスキルで、使いこなせるワケではないしそもそもアザゼル先生とリアス部長から使用を禁じられている。
「そうそうリクエストにはお答えできないな。と、いうかあの力はお前たちに振るうには勿体ないぜ」
「くはははは。せきりゅうてい、いまうそをついたな。そのかぶとのしたでかおをまっさおにしているだろう?」
ぐぬ……!? このファイヤーめ!
透視能力でも使えるのか。
「そうだ。そういえばなのるのをわすれていたな。わたしのなはヒノカグツチ。 イザナミとイザナギのちをひくさいごのこだ。ほのおとともにさかえ、すべてをやきはらい、あらたなこんとんをうみだしたのちについえるもの」
「火之迦具土……だと?」
俺は思わず口元を押さえた。オカルト研究部の資料で見たことがある。イザナミとイザナギの間に生まれた最後の子供であり——母親を焼死させ、父に首を撥ねられた禁忌の存在。
ある意味日本神話における原初の神殺しと親殺しの体現者といってもいい魔神。
そんなビックネームがまさかここに参戦していたとは……!
「ほう。わたしのことをしっていたか。なかなかよくべんきょうをしている。ほめてあげよう。きみはえらいな」
ヒノカグツチは満足げに笑い声を上げながら、その全身から更に激しく炎を噴き出した。まるで喜びを表現するように。
それは一つ一つが直系数メートルはある炎の塊で、まるで太陽の欠片のようだ!
『Boost! Boost!!』
俺は即座に禁手形態のままドライグのブースト機能を使ってスピードを高めて回避することにした。
「当たらなきゃどうということはないぜ!」
「くくくははは。それはそうだね。せきりゅうてい、きみはかしこいな」
余裕ぶりやがって! 自惚れるワケじゃないが俺だって成長してるんだぞ!
ギリギリのところでかわして最短距離からカウンターを決めてやる!!
と、地獄の業火と呼ぶべき巨大火炎弾の隙間を縫うように飛び込もうとした瞬間……
ドゴォォォン!!
「何ぃっ!?」
地面スレスレを滑空しようとした瞬間、まるでそこに敷き詰められていた爆薬が炸裂したかのように真下からの衝撃波を受けてしまった!?
クソッ! 床自体を媒介にして爆破できるのか!? あまりにも広範囲すぎるだろ!?
俺はバランスを崩しながらも必死で体勢を立て直す。
そして気づいた時にはすでに次の攻撃が迫ってきていた。
「かあぁっ!! れんごくしょう!」
咆哮するや否や口からゴ◯ラばりに強烈なドス黒い火焔を会場全体に吐き出してきた! 俺の周囲が一瞬で溶鉱炉のような灼熱地獄と化す!
『divide!』
咄嗟に『半減』を使いダメージ軽減。それでも鎧を通して伝わる熱量だけで意識が飛びそうになる。
「はあっ……はあっ……!」
呼吸をするたび肺が焼ける感覚。まるで身体中の水分が蒸発していくようだ。
「くくくははは。 これでおわりではないよ」
って連発してきやがった!!
この威力なのにアイツにとって煉獄嘯とやらは必殺技でもなんでもないっていうのかよ!? ふざけるなっての!? 火力だけならライザー以上かもしれん。
……そうだ! とっておきだが……。
「少し待ってろ!」
「いいですとも」
意外に紳士的なのか、或いは俺ごとき敵ではないと高を括ってるのかは分からんがとりあえず了承してくれたみたいなので急いでフェニックスの涙を取り出してぐいっと飲み干す。
すると忽ち体力が回復し、傷は癒え……ないっ!?
体力はともかくヤケドが回復しないという予想外の事態に呆然とする。
しかもヒノカグツチにはこの事態は想定内だったらしい。甘い甘い、とでも言いたげに指をチッチと振りながら煽ってきた
「むだだ。わたしのはっするほのおは『ばんりばんぶつをやく』ほのお。 ちじょう、たかまがはら、よみのくににあってわたしよりあついほのおのつかいてはそんざいしない。
それこそせいしょのかみとやらのきせきでもつかわなければ、わたしのほのおによるいたみやきずをなおすことなどふかのうだ」
な、何だと! インチキ効果もいい加減にしろ!! 高位の神器じゃないと回復も防御もできないってそんなのありか!? ズルすぎるだろ!?
とにかく、アーシアに聖母の微笑による回復を……!! と、俺は念話でアーシアに呼びかけようとしたが。
ゼファードルとよりにもよってディオドラ、そしてその眷属達への回復に専念していた。ターバンマンとさっきのヒノカグツチの攻撃の余波に巻き込まれたのだろう。
「どうした? きみのおんなにほかのくずどもなどすておいて、おれからかいふくしろとめいれいしないのかい?」
ヒノカグツチがアーシアたちの方を指さしながら酷薄な笑みを炎の中から浮かび上がらせる。その手には乗らない。
「流石炎の使い手。嫉妬の炎まで使いこなしてくるなんて只者じゃねーな」
「それほどでもある」
つ、掴めんヤツだ……! いや炎だから掴んだら大火傷するんだがそれはともかく。何か……何かないか!?
何とかヤツに負けた気にさせる様な手段と方法は……!!
「そろそろ、こうげきしていいかな?」
次に放ってきたのはさっきの拡散する爆裂波。しかも数発同時にだと! くそっ!! 避けられない!! だったら……!
「ドラゴン・ショット!!」
「ほお?」
興味深げに眉を上げるヒノカグツチ。
「まだまだァっ!」
連射することで相殺、さらにヤツの想定していない距離で誘爆させる! 爆風に乗じて一気に懐に入る! そこから近接攻撃の連打だ!
「ドララララアッ!!」
『Boost! Boost! Boost! Boost!!』
限界ギリギリまで力を引き上げ拳の弾幕を張る! 放射熱で鎧の表面は融解し始め、俺自身がアルミホイル焼きになりそうだ!
だがまだだ! もっと強く打ち込め!!
「これで……最後だぁ!!」
ありったけの魔力を込めての右ストレートをぶちかますとヤツは床を貫き、冥界の床下深く地中深く突き抜けていった!
「やったわねイッセーくん!
あとは私に任せて♪」
きゃる〜んとしたポーズとウィンク付きでセラフォルー様が語りかけてくる。しかもいつの間にやら以前の魔法少女姿だ!
「ミルルンミルミル〜♪ 邪悪な炎よ! ジュデッカの最下層に封印されよ!!」
「く……ははは……せきりゅうてい。わたしは、きみを……きにいったぞ! きみのたましいはだれよりもわたしをあつくする……!!」
可愛らしい呪文から気合たっぷりの迫真ボイスの温度差は高熱サウナばりだった。しかし俺も限界でまともに飛ぶこともままならない……。ターバンマンにロキが控えているというのに……ダメだ……意識が……。
俺はそのまま地面へ落下した—──―。
ー
「はっ!? こ、ここは!!」
まさか天国!? いや、転生悪魔の俺は天国にはいけないだろうからここは地獄なのか? にしては、何やら豪華な作りの寝室だが……。
「私の寝室よ☆イッセーくん♪」
「せ、セラフォルー様!?」
トレードマークなのか頭の魔法少女キャップはそのままにセラフォルー様が俺の顔を覗き込んできた。何故か薄着……というより殆ど肌着としての機能をなしていない薄布ネグリジェという激エロな姿だ!?
しかし、俺の隣には……。
「すう、すう……イッセーさぁん……どうか死なないでくださぁい……」
うっすら目に涙を溜めながら寝息を立てているアーシア。夢の中でも俺へ看病をしてくれているのだろう。
そのいじらしさと愛情深さに俺は感動を禁じ得なかった。
こんな素晴らしい子をディオドラなんかの毒牙に晒すわけにはいかんよな!!
「アーシアちゃんが起きたらよーくお礼を言っておくことね☆私の魔法少っ女ぱぅわーを借りてまでイッセー君の治癒に励んでいたんだから♪」
俺の肩にひしっ、と寄り添いながらセラフォルー様の可憐さと愛嬌はとてもソーナ会長のお姉様とは思えないくらいギャップがあった。
それにしてもなんだかいつもと雰囲気が違うような……?
「そ、そうだ!? あのターバンマンとヒノカグツチ、あとついでにロキのヤツは?」
「まあ! あのトリックスターのロキをついでだなんて☆イッセーくんったら将来大物間違いなしねっ♪」
なんだか好意を向けられているような……これ、もしかして頼み込んだらエッチできる流れ?
って、俺のバカ!! 今はそれどころじゃないだろ!!
「それはともかくキミのいうターバンマンことメーガナーダはサー君といい勝負をしたけどオーフィスって子が割って入ったから水入りのノーコンテスト。
ヒノカグツチは私の氷獄隔絶結界、ロキはアー君のなんか凄い発明で亜空間に隔離中って感じね☆」
あ、あのターバンマンそんなに強いのか!? まさかサーゼクス様とまともにやり合える実力の持ち主だったとは……!
俺が戦っていたら多分消滅させられていたかもしれない……! 思わず身震いした。
それにしても、だ。
「凄いっすね……セラフォルー様は。
あのヒノカグツチをたった数秒で」
「あら、それは買いかぶりよイッセー君。
貴方がヒノカグツチを消耗させたのと、私が溜めを作る時間を作ってくれたからそう見えるだけの話。
私は別に強くなんてないの。魔法がちょっぴり得意なだけ。
ほんとに強くて勇気があるのはイッセー君やアーシアちゃんみたいな子達だと思うわ♡ だってほら? 今もこうして皆を護るために立ち上がって前に出ようとしているでしょう?」
そう言いながら俺の頭を優しく撫でるセラフォルー様。ああ、俺って本当にこういう空気に弱いよなあ……。
つい、うとうと微睡みかける。
あーこれはかなり眠くなって来たぞ……。
その色香にクラクラしながら俺は再び深い眠りについたのだった───。
ー
「すっかり二人ともお休みみたいね☆」
イッセーとアーシアの寝顔を見ながらセラフォルーは幸せそうに微笑んでいた。
そこだけ切り取れば少々エキセントリックながらも慈母の如く穏やかだがその内心は全く持って別の方向に向いていた。
「本当に可愛いなぁ……二人共……食べちゃいたいくらい♡……特にイッセー君♡」
セラフォルーはまず眠りに耽るイッセーの額に軽く口付けを一つ。その後はさながら蔓のように彼の肢体に絡みつきながら唇、首筋、そして胸元に何度も何度も吸い付くように舌を這わせる。
時折聞こえる悩ましげな吐息に酔いしれたかのようにセラフォルーの瞳孔が開きっぱなしになってゆく……。
やがて我慢できなくなったのか彼女は彼の衣服を脱がし始める。丁寧かつ繊細な手つきに淀みはない。
(リアスちゃんにはちょっと悪いけど……♡ これも青田買い、というか先行投資みたいなものよね♡)
嫉妬の魔王か或いは色欲の魔王とも称すべきか。今のセラフォルーの瞳には妖しい光が宿っていた。
と、言うのもイッセーの眷属となったレイナーレや妖精に転生したカテレアの話では彼とのセックスは想像を絶する快楽を与えてくれるらしいのだ。特にカテレア曰く、
『イッセー様との交わりは心地よく浅ましく堕ちることに恥じらうどころか至福を感じてしまうのです♡』だそうである。
更に彼のもう一人の主であるイゼベルからは『男を立てるのも時には良いものぞ』とのこと。
(あ……おっきい♡ これは確かに凄いかも♡)
靭やかかつ白魚の様な指がイッセーのペニスに伸びると睡眠中であるというのに雄の本能は眠ることなく、ムクムクと鉄杭のごとく屹立していった。
既に準備万端の状態となっていたそれを目の当たりにし唾液が湧いて出てきてしまう。それは彼女の秘所も同様であった。
(あん♡いけない……私ってば♡)
と、自制するような口ぶりだが、それはこの時間をもっともっと愉しむための方便であったかもしれない。
ともかく彼のペニスと睾丸の双方を扱きたて、揉み込み耳朶に舌を這わせ、更には自らの乳首を彼の頑健な胸板に擦り合わせる。
「良く頑張ったわね……素敵よイッセー君……♡
だから私が一杯ご褒美に感じさせて、身も心も魂も癒やしてあげる♡ だから……この金玉の中にたっぷり詰まったドロッドロのザーメン♡空っぽになるまで私にぶちまけてね♡」
まるで暗示にかけるかのようにセラフォルーは囁く。それは呪文のように執拗に繰り返される。そうすればきっとこの若者は自分の虜となって身も心も委ねてくれると信じて疑っていないかのように。
「く……う……」
「あん♡ダメよイッセーくん♡
ガマンはダメ♡ 今はな〜んにも気にしないでいっぱい気持ち良くなろ♡」
ピチャピチャと淫猥な粘っこい水音が室内を満たす度にセラフォルーの脳髄と子宮からゾクリとした刺激が迸る。
それこそが至福の時間の序章であった。
びゅるるるる♡どびゅーっ♡
「あはあっ♡ すっげ♡♡♡」
つい、昔の荒れていた時代の口調が出てしまう勢いでセラフォルーは歓喜にうち震える。溢れ出す大量の精子を受け止めきれずに溢れ出た分がベッドを汚してしまう。
だがそれがまた堪らないのだ。まるで自分という魂に染み込んでいくかのような錯覚さえ覚えてしまうほどなのだ。
勿論それで終わるはずがない。
一度射精させただけでは満足できないのだ。
(次は……やっぱりこっちで味わうべきよね♡)
ついつい舌なめずりをしてしまうほどにイッセーの精は彼女にとって極上の甘露と言ってよかった。その上底知れぬ精力に生命力。まさに悪魔にとっては最高級のものであるともいえる。
(ん……ふぅ♡ すごぉい……濃厚すぎ……♡これって特濃すぎて普通の悪魔なら隷属しちゃうんじゃないから? 天使なら即堕天、堕天使なら……どうなるのかな?)
しかしそんな事よりも今はこの未完の大器との睡姦を愉しむことの方がセラフォルーにとって大事なことに思えた。
そしてメインディッシュの前に彼のペニスを直接口に含み、丹念に舐めとり綺麗にしてやる。無論それだけで終わるはずもなく喉奥まで使っての吸引フェラによって彼のモノをしゃぶり尽くす。
「んぶっ♡ちゅぷぅ……♡ んく♡じゅるっ♡れろっ♡れぇ……♡ぷはあっ! はぁっ……! はぁ〜……美味しぃ……♡ 最高ぉ……♡ 」
恍惚とした表情を浮かべつつオーラルセックスに浸るセラフォルーの姿を見て興奮しない者が居ようか? だが、イッセーはそれに対して何の反応を見せることはなかった。あくまで自然に起こる生理反応として勃起する程度に留まっており、その精神は完全に夢の世界に沈んでいるようで何をされても起きる素振りは一切見せようとしなかったのだ。
それ故セラフォルーは遠慮することなく思う存分堪能することができた。
まずは先走り汁を味わい尽くしてからゆっくりと嚥下しつつ、自らの股に手を伸ばし弄くり始める。既に洪水状態になっている膣穴からは大量の愛蜜が溢れ出し太腿まで濡らしておりパンティは最早その役目を果たせていない状態になっていた。
(こ、これ……クセになっちゃうかも♡
イッセーくんのオチンポじゅぽじゅぽしながらぐちゅぐちゅのオマンコオナニーするのすごい……癖になる♡癖になっちゃうぅ♡)
『イッセー様との交わりは心地よく浅ましく堕ちることに恥じらうどころか至福を感じてしまうのです♡』
『男を立てるのも時には良いものぞ』という二人の言葉が脳裏に幾度もよぎるのは即ちそういう事なんだと納得出来てしまう。その証拠に彼女は腰の動きを止めることができなくなっていた。いや止めようとしなかったというのが正しいかもしれない。
そうして暫くの間彼女は一人自慰行為に耽っていた。そして絶頂を迎えようとしたところで……
「イッ……きちゃいますぅ♡
イッセーくんのおちんちん♡ 美味しい美味しい極上ぷりぷり精液ごくごく飲ませてもらいながらぁ♡♡♡一人オナニーするの気持ちいいぃ〜〜〜♡♡♡」
遂にセラフォルーは絶頂を迎える。
盛大に潮吹きを行いながら盛大に仰け反ってしまう程の快感を得ることができたのだ。しかしセラフォルーの昂ぶりはそれで収まることなく逆に益々増幅されていく一方であった。
足りない。足りない。まるで足りない。
火に油を注げばそれも当然のこと。
情欲の炎はすっかりセラフォルーを蕩かし、骨抜きにしてしまっていた。
「ふぅ……ふぅ……♡ ……ガマン、できない♡ ハメたい♡ イッセーくんと生ハメしたいっ♡♡♡ 今出されたら妊娠しちゃうかもぉ……☆ いいよね♡ いいよね♡ イッセーくん♡♡♡おねがぁい♡♡♡ したいでしょ♡♡♡ オチンポギンギンにしてるんだから私と生ハメ無責任セックスしたいでしょっ♡
ねっ♡ ねっ♡♡♡」
眠りに落ちているイッセーは彼女の劣情に気がつく由もない。彼女はそんな事も忘れてイッセーに懇願してしまう。
そんな彼女の痴態が齎す音量は傍らのアーシアを目覚めさせるのに十分だった。
「あ……!?」
「むにゃ……? おはようございますぅ……セラフォルーさまぁ……」
寝ぼけきみな様子のアーシアを見てセラフォルーの目は泳ぎ、滝のように汗が流れる。醜聞にして痴情の縺れ。
自分はともかく、ソーナの名誉に係わる事だ。
「イッセーさんと……その……子作りをしていらしたんですか……?」
「な、なんのことかしら☆これは魔法少女ぱぅわーをチャージするための儀式的なものなの? あ、あはは……」
何とか誤魔化すべくセラフォルーは言葉を捻り出すのだがアーシアは屈託のない笑みを浮かべて彼女の手を取る。
まるで同じ男に魅入られ、愛してしまった女同士、シンパシーを感じているようだった。
「解ります。セラフォルー様……私もリアスお姉様の目を盗んでこうした経験を積んでいますから!
なので、ゼノヴィアさんにレクチャーした時の様に私が協力しますね!
聖書の神様も仰られました。
人生は3つのL! ラブ! ライク! リバティー! これでAlright! 微笑みを絶やすんじゃないぜベイビー! と」
「そんな事言っていたの!?
死んでからノリが軽くなったのかしらアイツ!?」
ふんす、と胸を張り切瞳をキラキラさせながら彼女は宣う。
しかも現在進行系だというのだからセラフォルーは驚愕する。
(アーシアちゃん……恐ろしい子!)
しかしこの分野(?)ではアーシアこそがセラフォルーよりも遥か先を行っていると言わざるを得ない。
ならばここは彼女の提案に従うのが得策というものであろう。幸いにも相性は悪くないようだし問題はないはずだ。
「お願いしてもいいかな?」
「はい! 喜んで♡
お二人のお手伝いができて嬉しいです!」
こうしてセラフォルーとアーシアとの共同作戦が始まりを告げる。
イッセーは依然眠りの中にいるがこれから自分の身に起こる事を察知しているのかしていないのか。いずれにせよ逃れることは不可能だろう。
ー
「それでですね。私のオススメはぎゅ〜、とイッセーさんに抱きついて、鼓動を聞きながらゆっくり腰を沈めていくやり方です♡ でも急いじゃダメですよ。イッセーさんが起きちゃいますから」
「そ、そうなの……? やってみるわね」
果たしてどうなるのか、と一抹の不安を感じながらも言われた通りにするしかない。アーシアの指導に従いながら恐る恐るといった様子で身体を密着させる。すると今まで感じたことが無いほどに彼の逞しさが全身で感じられるようになった気がする。
とくん、とくんと高鳴る心臓の音が大きく響いているのが分かる。その上に重なり合うかのように彼の規則的な寝息が聞こえてくる。
ずぷぷっ……。ゆっくりと膣壁が押し拡げられていく感触と共に奥の方に挿入ってくる異物感があって苦痛を伴っている筈なのに不思議と辛さは全くなかった。寧ろ幸福感の方がずっと大きいと言うべきか。
(ああっ♡す……ごい……これが本物なのね……。太くて長くて硬くて……飛んじゃいそう……♡♡♡)
初めて感じる感覚に戸惑いつつもどこか陶酔した面持ちを見せるセラフォルー。
尻がびくびく、と微細動し太腿も小刻みに痙攣していてセラフォルーは軽く達してしまっていた。初めて挿れただけでイクという体験に彼女の心は激しく揺れ動いていた。
「あ、まだ動いてはダメですよ?」
「え……そ、そんなあ……」
思わずセラフォルーはアーシアの方に向き直る。これでは生殺しもいいところではないか。
「それも含めて、イッセーさんセラフォルーさん、そして私とのセックスですから……♡」
「それはどういう……おぐっ♡♡♡」
言い切る前にセラフォルーは目を剥いた。
と、言うのもアーシアが【聖母の微笑】の治癒力によりイッセーの精力を治癒し始めたのだ。ビキビキ、と肉茎が脈動し活発に動いているではないか。
明らかにさっきまでのそれとは異なる膨大な精力量。その圧倒的存在感にセラフォルーは脳を焼かれていく。
「ふふ……凄いでしょう♡これがイッセーさんの本当の力なんです♡ もっともっといっぱい出してくださいね♡私達2人に……たっぷり種付けしてください♡」
「お……おほぉ……♡♡♡ ひ……いぃ……♡♡♡」
アーシアの言葉もセラフォルーには届かない位に意識を飛ばされてしまっていた。
腰砕けとなり今にも失神寸前だ。だらしなく開いた口の端からは涎が零れ、
身体が弓なりに仰け反る。アーシアの加護を受けたイッセーのペニスが完全にセラフォルーの最奥を捉えた瞬間、灼熱の電流が背筋を駆け抜けた。
「お゛……♡ ごほっ♡ ひぎぃ……ッ♡」
呼吸が止まるほどの衝撃に、セラフォルーの豊満な乳房が激しく揺れる。子宮口が亀頭にキスされるたびに、脳内で火花が散った。
ー
(熱い……何かが……中で……?)
夢現の中で感じるのは、信じられないほど締まりながら柔らかな肉襞。そして腰を押し潰さんばかりの圧迫感。汗ばんだ肌の匂いが鼻腔をくすぐり、甘い蜜の香りが混ざる。
「イッセーさんのは動かなくてもすごいんですよ?」
アーシアの囁きが遠くで聞こえる。小さな指先が俺の腹筋を愛撫し、さらに血流を集めていく。
「セラフォルー様のお腹の中、イッセーさんの形に変わってきましたね……♡ もっと馴染ませてあげましょう?」
「む……無理よアーシアちゃん……♡ このままじゃ私……おかしくなる……ッ♡」
セラフォルー様の長い爪が俺の二の腕に食い込んでくる。仄かな痛みがこれが現実だという事を理解させてくる。
セラフォルー様がこんなエロエロなトロ顔で俺を逆レイプ(?)することに興じているなんて……。
ま、まずい。これはまずい……!
リアス部長の立場がなくなってしまう。
「ダメですよ♡ セラフォルー様は魔王様なんですから♡ イッセーさんのオチンポに負けちゃ示しがつかないじゃありませんか♡♡♡」
まるで悪魔のささやき。アーシアにこんな激エロな一面があったとは……!!
いや、悪魔だけどさ!!
一方のセラフォルー様はひいひい、と
息も絶え絶え。余裕など一欠片もないといった様子だ。
「わ、解ったわ……私は魔法少女レヴィア☆たんだもの! イッセーくんのチンポ♡
おっ♡ おほっ♡♡♡ チンポなんかにっ♡♡ まけっ♡♡♡ んひいぃぃ〜〜〜♡♡♡ しゅっごおーっ!!!」
まるでジェット機噴射の様な大音量の無様な喘ぎ声と同時にお腹の中で何かが弾ける。熱い奔流を彼女に流し込む。
下剋上を体現する様な倒錯的で征服欲を満たされる様な奇妙な快楽。
アーシアも同様に感じているのか、恍惚とした眼差しでセラフォルー様のお腹を撫でている。
「イッセーさんは出していますけど、セラフォルー様はどうですか? イッセーさんの精液を子宮に受けた気分は?」
「しあわせぇ……♡ お腹の中が湯たんぽみたいにあったかい……♡イッセーくんの赤ちゃん孕んだら毎日この感覚を味わえるのね……♡ いいなぁ……いいなぁ……♡ 羨ましいなぁ……♡ いっそイッセーくんを私の眷属にしちゃおうかしらぁ……♡」
な、何やらヤバい方面に話が進んでいるような? しかしここで目覚めては更に話が拗れる気がする!! なので狸寝入りを決めることにする……! だ、だが……!!
目を閉じたままで感じられるのは、灼けるような媚肉の蠢き。セラフォルー様の長い脚が俺の胴体をロックし、上下運動は徐々に速度を増していく。
打ち付けられる尻肉の音と同期して、彼女の背中の翼が痙攣していた。
「おほぉぉっ♡♡♡ 動かれたらダメだよぉ♡♡♡ 今敏感なのにぃ~~♡♡♡」
「でも……イッセーさんが喜んでくれないと……♡ ほら見てくださいイッセーさん……セラフォルー様のお腹が膨らんできて……子宮が降りてきてる証拠ですよ♡」
指で円を描くように腹部を撫でられ、魔王の肌が粟立つ。
「いやああぁ♡♡♡ 触っちゃ……ああぁぁ~~んっ♡♡♡」
涙と涎で美貌が歪む。誇り高い魔王の仮面が完全に剥がれ落ちていた。彼女の瞳はもう何も映していない──ただ快楽の沼に沈んでいる。
「おねがいっ♡♡♡ もっとついてっ♡♡♡ イッセーくんのカリ高チンポで私の雑魚マンコ蹂躙してぇ~~♡♡」
つ、突きたい! 喜んでチンポをズコバコ突き刺したい! だが理性が叫ぶ──ここで目を開けば全てが終わる。リアス部長との関係も、他の眷属たちへの信頼も。この天国のような地獄で俺は何をすべきか?
何もしない! これが正しい答えなのだ!!
「ひぃぃ〜♡♡♡ イッセーくん♡♡♡ イッセーくぅ〜ん♡♡♡」
狂ったように名を呼びながら締め上げてくる膣肉。射精の限界が迫る!
(まずい……我慢できない……!)
**ビュ──ッ!! **
「あひぃぃっ♡♡♡ 精液っ♡♡♡ 子宮に直接来てるぅぅ〜〜♡♡♡」
白濁の奔流が魔王の胎内を灼く。だがセラフォルーの動きは止まらない──むしろ加速していた。
「やだぁ……♡ 止まらない……♡ イッセーくんのデカチンポ気持ちよすぎる……♡ セラフォルーはこれから魔法少女卒業して専業孕み奴隷になりますぅ〜〜♡♡♡」
涎を垂らした敗北宣言に背筋が凍る。これが噂の「隷属堕ち」というやつか!?
うおぉ……! 出来ることなら、
『奴隷だなんてとんでもない。セラフォルー様は俺にとってかけがえのない方なんです』とかなんとか言って相互確証イチャコラ種付したい!!
しかしそれをやったら核の冬!! すべての終わり……!! なんというもどかしさ!
と、葛藤の苦しみとセックスの歓び。
この2つのシーソーゲームに俺は夜通し
悶え苦しむのであった……。
ー
さて翌朝。俺の身体は鉛のように重い。セラフォルー様による連続搾精責めに耐えられたのが奇跡のようだ。
横を見るとまだ安らかな寝息を立てているアーシアの姿がある。
そして……。
「あへぇ……イッセーくんの赤ちゃんお腹でうごいてるぅ……♡♡♡親子で元気一杯にゃのねぇ……ふへっ、えへへ……。
私、一姫二太郎がいいな……♡♡♡」
所謂精液ボテ状態のセラフォルー様が夢の世界にトリップしておられた。
さ、3人産むつもりなのか……。
というかこの状況、どうしようか……。
頭を捻る間もなくリアス部長の声がドアの向こうから聞こえてくる。
「イッセー、開けなさい。ソーナがセラフォルー様に話したいことがあるらしいの」
「姉さま。どうやらヒノカグツチ、ロキ双方に結界を破ろうとする動きがあるとの事です。時間の猶予がありませんので直ぐに
来てください」
マジですか!? いやどっちの状況もヤバい! ヤバい! マジでヤバい!
「イッセー! ふざけていないで開けなさい!」
「姉さま! これは冥界の今後を左右する事態なのですよ!」
ガンガンガン! とドアが叩かれる。
ひいー!! この惨状こそ冥界の今後を左右する自体なんですが!!
よし! 窓から逃げるか!? いや、状況が更に悪くなる!
しかしセラフォルー様を犯したとなったら俺は打ち首獄門!! どうすればいい!?
「会長。マスターキーを持ってきました」
元士郎!? 何てことをしやがるんだー!! いや、なんて事をしでかしたのは俺なんだけど!! ああ!? もうダメだー!!