アキラに童貞を盗まれた混乱はまだ収まったと言えないものの、シャーレの仕事はバカみたいに溜まっているのでいい加減処理しなければならない。
本日の担当は計算が得意という理由でユウカ。
しかし、どうにも集中力に欠けている様子で……
シャーレの先生が童貞を奪われてから3日後。
アキラが間接的に引き起した騒動も含めてまだまだ解決しなければならない問題は山ほどある。
どれくらいか?
――ドンッ!
それは先生の目の前に物理的に鎮座していた。
「ようやく運び終えましたね……さぁ先生、こちらが数日以内に処理してもらいたい仕事となります。優先度の高いものから順にあるので、どうにか期日までに終わらせてください」
「……わ…ぁ…」
それはリンが積み上げたエベレストかと思ってしまうほどの、書類! 書類! 書類! 書類の山々!! 積み重なったソレは首を上げなければ山頂が見えない高さまで積み上がっていた!
あまりの絶望に先生は泣いてしまう。
これを数日で?
人の限界をどれほど越えたら捌けるというのか。本当に数日以内に終わらせれば、最終日には仙人になってるのでは?
そろそろ本格的に死因が過労死になりかねないブラック職場、シャーレ。
週5勤務で休みは日曜日と祝日のみ。
ただし、その日曜・祝日では“生徒を導き、寄り添う先生”としてほぼ毎回ネームド生徒の用事に付き合ったり、心配で見守ったりしているため実質休みなし。
シャーレ発足から間もない頃は普通に大変程度で済んだのだ。
だが、先生は全力で生徒を助け続けた。遠い地あろうが、キヴォトスが滅びそうになった時でも生徒たちを導き常に勝利し続けた。
結果、もうキヴォトスで知らない人など存在しないレベルの有名人に。
で、舞い込む依頼! 助けるべき生徒の増加! 各学園のイベント!
体がいくつあっても足りないわ!!
そんな数日に1回はキレたい仕事量にも関わらずここまで過労死せずにやってこれたのは、シャーレの当番として自主的に先生の手伝いをしてくれる生徒たちがいたからこそ。
当番生徒は数十人単位でおり、予定が空いた生徒は気軽に来たりする。1人だけではなく2~3人で来ることもあるし、一番多かった日など10人ほどいっぺんに来て一瞬で仕事が片付いた日もあった。
今回の山のような書類も1日に数人の生徒が来てくれれば、数日中に終わらせるという無茶振りも現実味を帯びる。
だが、現実はいつも非情である。
「ちなみに、希望を抱いているところ申し訳ありませんが……現在、当番生徒のいる学園はほとんど“慈愛の怪盗”の件で忙しく、しばらくの間シャーレに来れる生徒は原則1人だけとなっております」
「NOoooooooooooo!!」
『シャーレの先生、童貞喪失事件』の影響で各学園が大変なのは今も変わらず。
リンは先生の前で明言こそしなかったが、先生が“慈愛の怪盗”に童貞を奪われた……つまり性行為したという事実は多くの生徒に精神的なショックを与え、怒りの矛先である“慈愛の怪盗”アキラも行方を眩ませたので拳の振りどころを失って意気消沈しているとの情報を掴んでいる。
その状態でシャーレの当番に来てもらうのはキツイだろう。
希望は経たれたかに思えたが――
「ご安心を。一先ずではありますが、ミレニアムから当番として先生の力になってくれる方が後ほどやって来ることになっています」
「ミレニアムから?」
「はい。セミナーの早瀬ユウカさんです」
「おぉっ! ユウカが来てくれるのか! 心強い!」
ミレニアムサイエンススクールの2年生、セミナー所属、
生徒会にあたるセミナーでは会計を務めており、数学・計算が得意でミレニアムの予算を管理していることから『冷酷な算術使い』なる異名を持っている。
ユウカは先生にとって特別な生徒の1人だ。
シャーレが発足され、当番制が出来てから初めて当番に来てくれた生徒。
突然の転移と責任ある立場の中で重圧やストレスに潰れかけてた頃だったので、本当に嬉しかった記憶がある。
「優先度の高い仕事の中でも、最初の方は早瀬ユウカさんの得意分野だという計算が多いものをピックアップしておりますので、上手く分けてください」
「ユウカは計算が大得意だから今日だけでも大分進むよ」
「ちなみに、ミレニアムからは2日間お借りできるとの連絡がありました」
「2日も!? ……勝ったな」
上がって、下がって、また上がってと感情のジェットコースターではあったが、ユウカの実力を知っている先生は早速仕事をしやすい環境を整えようと、スキップしながらコーヒーと紅茶の在庫の確認をしに行った。
「…………」
その後ろ姿を見て、リンは内にある不安が的中しないことを祈る。
「恐らく、先生の童貞を奪われたことにショックを受けてしまった方の筆頭だと思うのですが……心配です」
* * * * *
リンの心配は当たってしまった。
「…………先生、おはようございます。今日も張り切って仕事をしましょうか」
「ユ、ユウカ……?」
リンが連邦生徒会に戻ってから約1時間後、待望の即戦力ユウカがシャーレに到着したのを確認しに出迎えた先生は困惑した。
明らかに覇気のないユウカ。
そのしなびた様子は仕事による疲れが酷い状態のヒナ以上で、足下はしっかりしておらず、目には隈もできていた。髪も心なしか艶がない。
「張り切って仕事をしましょう」って……張り切るための元気が全くないではないか。明らかに休ませなければならない。
「ユウカ。体調が悪いようなら休憩室で仮眠するか、ミレニアムまで送ることもできるけど――」
「いえ! 心配要りません先生! “慈愛の怪盗”の件でミレニアムもごたごたしていて……それの処理でちょっと疲れてるだけです! ええ、問題ありません! 」
どう見ても問題視かなさそうなユウカ。
元気さをアピールしているが、どちらかといえば“からげんき”に近かった。
先生の心配を余所に大量の書類を裁くことになったのだが……
「………………」
「ユウカ? 大丈夫? 意識ある?」
「へっ!? す、すみません! ボーッとしてました!」
書類を読んでいく内に呆然としだしたり、
「ユウカ。ここなんだけど……明らかに計算が合わないんだけど」
「ぇ……あ、あぁっ! すみません先生! 計算、間違えてました!?」
Wチェックの中で珍しく計算間違いをしたり、
「……ぅぅ、ひっく……ぐすっ……」
「――」
しまいには、前触れもなく突然泣きだしてしまった。
「違うんです先生……これは……目にゴミが……」
「一旦休もう? シャワー浴びて、休憩室で仮眠を取って――」
「大丈夫なんです!! 私は……私は、ただ……」
仕事のことよりも純粋にユウカのことが心配になった先生は仮眠を取るよう促すが、ユウカの情緒は不安定で悪化していた。
一体ユウカに何があったのか。
直接聞くにしても落ち着いてからではないと話し合いも出来ないと判断した先生は、優しくユウカの体を抱きしめる。
「せんせ……」
「大丈夫。落着いて。ユウカは何も悪くないから。仕事も今は後回しで構わないから。ゆっくりと……深呼吸して」
「……」
先生の体に顔を埋めたユウカは静かに泣きながら、少しずつ呼吸を落着かせていった。
ユウカが落着いたのはそれから数分後のこと。
「……ご迷惑をお掛けしました」
「いいよ。全然気にしてないし、ユウカの体調が1番だから」
「……その、シャワー浴びて1時間だけ仮眠を……」
「何時間でも寝てていいよ。代わりに――」
「代わりに……?」
「起きたら……ユウカのこと教えてくれる?」
「……はい。必ず」
* * * * *
それから数時間があっという間に過ぎ、辺りはすっかり暗くなってしまった。本来であれば夕食に何か食べている時間帯だ。
「ううぅ……終わらない……全然終わらないぃぃぃ……」
当然、仕事はほとんど進まなかった。
正確にはちゃんと進んでいるのだが、山のような書類が減った気がしないので普段の仕事スピードでは目に見える戦果が見えにくい。
――と、ここで仮眠を取っていたユウカが起きてきた。
ただし、顔は青ざめている。
「……先生、私、何時間ぐらい寝てました……?」
「お昼前からだから――ざっと8時間だね」
「そ、そんなに寝て――!?」
余りの寝ぼすけ具合にユウカは信じられないとよろめいてしまう。
「でも良かった。しっかり寝たから、目の下の隈が消えてるよ?」
「そうではなく! 私、せっかく、溜まった仕事の助っ人として当番に来たのに……今日の私、全然計算通りにいかない」
「そもそもなんだけど、どうしてユウカが当番に来てくれたの? セミナーか連邦生徒会関連?」
「…………」
ユウカはしばらくの間押し黙った。
言いたくないというよりも、どう言うべきか悩んでいた。
先生とユウカ、どちらも言葉を発しないまま刻々と時計の針は進むが、先生は焦らず、ユウカが自分で話し出すまでずっと待つ。
「……私、ずうっと泣いてたんです」
「泣いてた?」
「はい……“慈愛の怪盗”が、先生の童貞を奪ったと聞いた日の晩から。泣いて、夜も禄に眠れなくて」
「そんなに前から!?」
3日近くずっと泣いて、ほとんど眠っていないならそりゃ今にも倒れそうになる。
「連邦生徒会から仕事のできる当番の打診の連絡が来た時、初めはノアやリオ会長が助っ人に来る予定だったのを……私が行くって、無理に変わってもらって……とにかく先生と、何か話さなきゃって……でも、でも……いざ先生の顔を見たら……何を話そうとしたのか分からなくなって……!」
「――――」
先生は決して察しが悪いわけではない。むしろ直感力は優れてる方である。無かったらバッドエンドが待ち受けてるのがキヴォトスなので後天的に鍛え上げられたのであるが。
ともかく察しが良いとまでいかないものの、ライトノベルに出てくるような難聴系鈍感主人公ではないので、言動が分かりやすい生徒からの好意に関しては自覚している。
なので、この時点でユウカの気持ちにも察してる部分はあるが、先生と生徒の関係である以上勝手に自分から踏み込んでいいものではない。
先生としてできるのは、生徒がちゃんと自分の口から言うことができるように語りかけることだけだった。
「どんなことを話したかったか……今でも分からない?」
「……いえ、分かります。本当は最初から分かってたんです」
「無理には聞き出さないよ。ユウカの気持ちが落着いた時でも――」
「先生のことが……好きなんですよ!!」
涙を流しながら先生の目を見つめてユウカは吐露する。
「気付いた時には本当に大事な人になってて……!」
「危険な場所に行っていると聞いたらずっと心配で……!」
「薬の影響で先生が生徒の誰かを抱かなきゃいけないと聞いて、私がミレニアムの代表になって……!」
「順番とか関係なく、先生のことを助けなければいけないのもあったけど……抱いてもらったら、ちゃんと、自分の気持ちを伝えようって……! 先生を助けるためにやむを得ずするのではなく、本気で好きだから助けるついでで体の関係になりたかったって!」
「恥ずかしさと嬉しさと興奮で目が冴えて、ノアにアドバイスを貰いながらその時が来るのを心待ちにして――でも、その前に先生は“慈愛の怪盗”と
「どうしようもなく悲しかったです。当日になって、ジャンケンで負けたら自分以外の誰かと先にすることになる可能性は十分ありえたのに……先生が苦しまなくなったこと自体は喜ぶべきなのに……」
「私……最低です……」
先生は、崩れ落ちそうになっているユウカに……
「私は嬉しいよ。ユウカに、それだけ思われたこと」
「……え?」
「今まで言う機会はなかったけど、私にとってユウカは特別な生徒の1人なんだ」
「私が……特別……?」
「先生としては、特定の生徒を特別扱いしたらダメって自覚はあるけどね。シャーレで当番制ができて、1番最初に当番に来てくれた日のこと……昨日のように覚えてるよ。あの頃は不安やストレスを感じてたからさ。ユウカみたいな仕事に慣れてる生徒が助っ人に来てくれたのが嬉しくて……大変だけどがんばろうって――そう思ったんだ」
先生はゆっくりとユウカの両手を自分の手で包み込む。
「私は先生だ」
「だけど――」
「ユウカと4つぐらいしか年齢が離れていない普通の男としては……」
「“好き”と言われて……心の底から嬉しいよ」
それは先生なりの誠意。
かつていた世界の常識に照らし合わせれば、先生と生徒の間に異性としての好意を挟むことは許されないことなのかもしれない。
そうだとしても、目の前で泣いてる少女をこれ以上悲しませたくなかった。世間一般からどう見られようと……ユウカに泣いてほしくない。なら、自分のありのままの気持ちを伝えるしかないではないか。
「先生って立場だから……ユウカの“好き”とはどうしても違う意味にせざるを得ないんだけど、それでも言うよ。……オレも、ユウカのことが好きだ」
「――――――」
ユウカはまだ涙を流してる。
だが、その涙の意味は先程までと決定的に違った。
「ズルいですよ先生」
「“先生の立場”なんて生徒泣かせの逃げ道を作っておいて……」
「そんなんでも……嬉しいに決まってるじゃないですか……!」
ユウカは目に涙を溜めながら――笑った。
今日シャーレに来てから初めての……憑きものが落ちたような自然の、早瀬ユウカという少女の魅力が詰まった笑みを。
「良かった。ユウカが笑ってくれて」
「うぅ……その件は本当にご迷惑をお掛けしましたけど、先生だって悪いんですよ! 何を簡単に“慈愛の怪盗”に…ど…ど…童貞を奪われているんですか!? 危機意識が足りません!!」
「いや、芸術品を盗んでたアキラがオレの童貞を盗むなんて予想できるわけないでしょ!? 気付いたら布団の中に潜り込まれていたから、逃げることもできなかったし! いきなりキスされて我慢が限界だったし!」
「あー! あー! 先生とあの泥棒猫とのやり取りなんて聞きたくありません! 勢いで告白してしまった私も悪いですが、先生はもう少し乙女心ってものを理解してください!」
「ぐふっ……それ言われると大人の男としてぐうの音も出ないから勘弁して」
「全く……ふふっ」
「……っぷ、あはははは」
ある意味ではいつも通りのユウカとの会話。
小言を言われて叱られて、萎縮しながら言い訳して最終的に負けて。
そんなやり取りをお互いに自覚して、ユウカと先生は笑い合う。
しばらく2人して笑い合っていたが、落着いてきた頃にユウカの雰囲気が変わりだしていく。
「ねぇ……先生?」
「何?」
「私、今……先生のことが好きって気持ちが、溢れて止まらないんです」
「そ、そうなんだ……?」
面と言われたことで先生の顔は赤くなる。
先程までは圧倒的にユウカへの心配が勝っていたのでシリアスな雰囲気で受け止めたが、やはりアキラ同様、美少女に正面から“好き”と言われるのは嬉しさと恥ずかしさで体温が高まった。
「ちょっとだけお時間をいただけませんか?」
「ユウカのためならもちろん構わないけど……」
「じゃあ……私が『いい』って言うまで目を閉じてください」
「? こう?」
先生はユウカに言われるまま目を閉じる。
すると、ユウカのいる位置から何やら
(? この、音は……?)
「目、開けていいですよ」
先生がゆっくりと目を開ければ――
「どう……ですか?」
一糸纏わぬ姿のユウカが立っていた。
顔を赤らめ、目を潤ませ、手で股の間を隠しているが、形の良い胸と先端の桜色をした突起をさらけ出している。
そんな少女が、暗くなったオフィスの中で僅かな光に照らされて佇んでいた。
どんな男でも一瞬で目を奪われるその光景に先生は、
「はうっ!?」
一瞬で発情。
エロによる興奮状態となった体は霊薬の効果によって即座に反応する。具体的にはエッチなことをしたい気持ちが高まり、ズボンの中に封じられていた肉棒が一瞬で臨戦状態へ移行して大きなテントを作りあげる。
「ユ、ユウカ? はぁ……はぁ……」
「すごい。本当に一瞬で先生の
「あのね、これは霊薬の効果であって……もちろん、ユウカが魅力的すぎるからどっち道こうなってただろうけど……!」
「先生」
ユウカは股を隠していた手をどけ、先生の目の前まで近づく。
「私も……もう我慢できないんです」
「3日前のあの日に、先生としたかったことをしたいんです」
「私を……アナタの女にしてください」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
少しだけ寒くなってきたはずのオフィスは、実際に肌で感じるのとは別の熱さがあった。
「先生……」
裸となったユウカは椅子に座ったままの先生の上に跨る。
早すぎず、遅すぎず。
艶めかしい動きで先生の背中へ手を回し、服越しにその火照った肢体を密着させた。その動きに先生は反応できない。できたのは抱きついてきた際にユウカの腰辺りに手を回して落ちないようにしてあげることだけ。
「ユウカの体……柔らかい」
「感じます。先生の心臓が、心配になっちゃうぐらいバクバクしているの」
「……本当に、いいんだね?」
「はい。我慢、しないでください。私も、我慢できないから……」
ユウカの唇がゆっくりと先生の口元へと寄っていく。
「ぁ……」
「ん……っ♡」
唇と唇が触れた瞬間、ユウカの全身が小さく震える。ようやく好きな人に自分のファーストキスを捧げられたことに体全体が歓喜していた。
恥ずかしさと、それを上回る嬉しさが入り混じった表情で、ユウカは何度もキスをする。
「好き……好き……好きです……先生……♡」
囁きと共に2度、3度とキスをし続けた。口の中に舌を入れるようなものではない。しかし決して唇同士を離さず、位置や吸い付き具合を変えながらユウカは先生とのキスを味わった。
(あぁ……ユウカの唇、柔らかいなぁ……)
先生もユウカとのキスを受け入れていた。まだまだキスに慣れていないことで動きにズレができて中途半端なキスになることもあったが、ちょっとずつユウカの動きに慣れていき、より情熱的なものへとなっていく。
「へんへぇ……うむ、ちゅっ♡ わたひ、ボーッとしてきて……」
キス繰り返すたびにユウカの吐息は熱を増して先生の脳髄を刺激しだす。
自然とユウカの腰は動き、硬くなったズボン越しの肉棒がユウカの秘所を擦りつけた。
「……あっ♡」
「大丈夫?」
「はい。ズボン越しでしたが、先生のが大事なところに当たって……ビクッて、なっちゃいました♡」
先生が自分のズボンを見れば、テント状態になった場所とユウカの股が触れ合っている箇所が、秘所から溢れたと思わしき液体で水気を帯びていた。
「苦しいですよね?」
「それは……うん。痛いぐらい」
「今、楽にさせますね」
先生の体から退いて床に座り込んだユウカは、慎重にズボンのチャックを下ろしていき、露わになったパンツのボタンを外せば――
「きゃっ」
限界まで勃起した肉棒が姿を現した。
「す、ごい。これが男性の……はあぁ……私の顔と同じぐらいあるんじゃ……?」
「ユウカ? あの、ね。そんなに至近距離でまじまじと見られるのは恥ずかしいんだけど……」
「……これから、私がすることよりもですか?」
「やっぱり、そういうこと……?」
「…………はい」
「不思議だ。そういう授業はかなり流されがちって聞いたから」
「自主学習、というものです。先生が思っているよりもずっと女の子ってエッチなんですよ?」
先生は当然のことながら、ユウカにも性意識はある。
キヴォトスに住んでいる間は知っていても全く意味がない事柄なので、保健体育の授業でも1回だけしか取り扱わない。それも具体的なことは省いて。
そうなると気になってしまうのが思春期の少女であり、以外にも
「私の場合、ミレニアムのデータベースから3Dモデルを使った映像を見て……初めは忘れようとしてましたけど、先生のことを異性として好きになってからは……思い出して、妄想して、自分で自分を慰めていました」
「ユウカが想像の数倍エッチだ……!」
「そうですよ! こんなことするぐらい私はエッチな女の子ですよ! せ、先生だって本当は嬉しいんですよね! 霊薬の詳細は私もリオ会長と情報共有していますし、先生だってエッチじゃないですか!」
「そうだね……だから……」
先生は椅子に座る位置を調整して、ユウカがやりやすいようにする。
「期待通りに、気持ちよくしてほしい」
「……お互いエッチなだけって話ですよね」
「そうかもね」
「……痛かったら、遠慮せずに言ってください」
ユウカは恐る恐るといった様子で口を開き、肉棒の亀頭部分を咥えた。そのままゆっくり奥へ奥へと肉棒を迎え入れていく。
「んぢゅ……んぷぅ♡」
「うあっ……温かい……!」
「ひもちひひですか?」
「良すぎるんだよユウカ……!」
ユウカは不器用な動きながらも先生に気持ちよくなってもらうため、肉棒の先端を口の中で舐める。肉棒の大きさと堅さ、独特の臭いに最初の方こそ苦しさもあったが、自分のする不慣れなフェラでも大好きな人が気持ちよくなっているのが分かり、もっと気持ちよくしてあげたいと思ってしまう。
(確か映像だと、口を前後に動かすんだったかしら……)
歯が当たらないように気を付けながら、肉棒をより口の奥深くまで呑み込んでいったユウカは少しずつ動く速度を早めていく。
「ぢゅるっ……ぢゅるっ……んちゅるっ……れるぅ♡」
「ユウカ、気持ちいいよ。本当に気持ちいい」
「んぢゅぽっ♡ んぐぅっ♡ むふぅっ♡」
セックスの時、より気持ちよくなるためにはシチュエーションと誰が相手かも大事というのは知識として知っていた。単純に風俗でお姉さんに相手してもらうのとは雲泥の差だと。
先生はその事実を身をもって体験している。
童貞を奪われたアキラの時はそれどころではなかったが、ある程度余裕があるユウカとのエッチは肉体的な気持ち良さにプラスして精神的な気持ち良さも感じているのだ。
先生と生徒の関係なのにエッチなことをしているという背徳感。相手があの真面目で、でもからかい甲斐もある特別な存在という満足感。何より、ついさっき自分を好きだと言ってくれた美少女が積極的に自身の肉棒をフェラしてくれてるという事実。その全てが快楽刺激を何段階も強めていた。
「あのユウカが……オレのを嬉しそうにフェラしてくれてるなんて夢みたいだ」
「~♪」
「うぐぁっっ」
肉棒が口の中で膨らむ様子を感じ取ったユウカは嬉しくて小さな鼻歌を響かせた。
「はぁ……はぁ……出したい。もう限界」
「んむ? ん~……ぷはぁっ。ふぅ♡ 出したいって……射精、したいってことですよね?」
「……うん」
「ダ・メ・で・す。こういう時はねっとりといじめて本当の限界まで焦らすんだって資料にありました」
「具体的すぎない?」
「どうしても出したいと言うなら……」
ユウカは少しだけイタズラっぽい笑みを浮かべる。
「先生からもっと具体的に言われたら……許しちゃうかもしれません♡」
それは女側が主導権を握っているからこその発言。
本当は自分もどうしたいかを敢えて言わず、先生に聞いているのだ。心の中ではいつでも受け止める準備は済ませてある。
指先で亀頭の先端を軽く撫でながら先生からの反応を待った。
「ううぅ……ユ、ユウカの口の中に射精したい。ユウカのフェラで出たたくさんの精液を飲んでほしい」
「~♡ 良くできましたね。じゃあ、私もがんばります……♡」
欲しかった言葉が聞けたユウカは再び肉棒を咥える。
「んぢゅるるるるるるっ♡」
「――っ! すごっ……!」
ユウカのフェラは先程より激しくなっていた。
喉に当たるほど深く肉棒を咥え込み、先生を射精させて精液を飲み干すためだけの奉仕。今まで不慣れとはいえ丁寧に舐めていたユウカが、欲望剥き出しでジュボジュボと激しく吸ってくるので先生の我慢も続かない。
「へんへぇ……だひて♡ だひてぇ♡」
「出る、ユウカ。出すよっ……!!」
「じゅぼじゅぼ♡ ぢゅるるるるるるっ♡ ぢゅるるるるるるっ♡」
もう我慢などできるわけがなかった。
先生は肉棒の根本から迫ってくる衝動に従い、
――ビュルルルルルルルッッ! ビュルッ! ビュルルルルル!!
ユウカの口内へ大量の精液を噴出させた。
「んぶぅぅぅっ♡」
ドピュドピュと肉棒から放たれる精液の量は一度だけでユウカの口をいっぱいにする。精液特有の粘りと臭いで眉間に皺が寄ってしまうが、少しも無駄にしたくないと目尻に涙を溜めながら飲み干していく。その表情は苦しげであったが、同時に恍惚とした表情でもあった。
「んぐっ……ぢゅるるっ♡ ――ケホ、ケッホ!」
最後まで搾り取るようにゆっくりと口を離せば肉棒から透明な糸が引かれぷつりと切れた。変なところに入ったのか最後の最後でユウカはむせてしまったが、自分のフェラで先生が気持ちよくなった結果であると思えば些細なことであった。
「これが先生の精液……凄い量……♡」
「はぁ…はぁ…霊薬を飲んでから、明らかに射精量が増えてるな」
「多過ぎなんですよ。味も臭いも凄すぎて、先生の出したものじゃなかったら絶対に飲み込もうとしたくない酷さでした」
「それって……オレのだったらいくらでも飲めるってことだよね?」
先生からのちょっと意地の悪い問いにユウカは――
「……言わせないでくださいよ」
顔を赤らめながらそっぽを向く。
その反応に先生の肉棒は射精したばかりとは思えないほど堅くなった。ユウカをもっともっと気持ちよくさせたいと、下半身に血が巡っていくのを感じる。
「ユウカ、ごめん。ちょっとだけ失礼するよ?」
「え? ひゃっ!? せ、先生……?」
先生は裸のユウカをお姫様抱っこする。
突然の異性にされてみたいシチュエーション上位にランクインする状況にユウカは目を白黒させながらも嬉しさで口元をニヨニヨさせてしまう。
そのままどこに向かうのかと思えば、そこは先生の寝室のある部屋だった。ユウカをお姫様抱っこしたまま器用にドアを開けると、普段目にすることがない先生が落ちついて寝るための完全なプライベートの空間が広がっていた。
「下ろすよ」
「はひ……っ」
ゆっくりと下ろされたのはベッドの上。
そして目を向ければ、覚悟を決めたような表情の先生と未だに勃起したままの肉棒が映る。ここまで来れば、これから先生が自分に何を求めるかなど明らかであった。
(これは計算外……! 私の方から言う予定だったのに)
「ユウカが可愛すぎてもう無理だ」
先生は躊躇うことなくシャツとズボンを脱ぎ捨てる。その姿にユウカは釘付けとなっていた。
何せ自分と同じ生まれたままの姿で、成人男性特有の筋肉質な肉体を持った好きな異性が――自分の上に覆い被さってきたのだから。
「先生……」
ユウカの体は震えていた。それは寒いからでも怖いからでもない。これから起こることを期待してだ。心臓の鼓動は早くなり、お腹の奥――子宮がキュンと疼くのを感じ取った。
「3日前にオレとしたかったことがしたいんだよね」
「はい」
「オレもだ。……ユウカとセックスしたい」
「私も……私も、先生としたい! 先生と1つになりたいんです……!」
その言葉だけで十分だった。
先生は肉棒を十分過ぎるほど濡れた秘所にあてがう。
「擦り付けるだけでもう気持ちいいよ」
「早く入れてぇ。先生のおちんちん、欲しい……!」
挿入してすらいないうちからユウカは甘い声を漏らしてしまう。肉棒と秘所が触れ合うだけで気持ちいいのは先生も同じであった。それでも少しだけユウカに意地悪をしたくなった先生は、焦らすように秘所の割れ目を肉棒の裏側で擦り続けた。
「だめぇ♡ それっ、気持ちいいところ擦っちゃ、だめぇ……♡」
「ユウカのおまんこ、すごくヌルヌルしてる」
「先生に、初めてを捧げられるんだって思ったから♡ 私の体も先生を欲しがってるから……♡」
「入れるよ? 力、抜いて……」
「うぅっ♡ んんっ、ぁあ……入り口、広げられて……! 先生のおちんちんが、あっ♡ 私のおまんこに入って……くるぅ♡♡♡」
ズブリッと先端が膣内へ侵入してきた瞬間にユウカはこれまでで一番の嬌声を上げた。膣壁を抉りながら進んでいく肉棒の感覚は未知の快楽を与え、思考をトロけさせる。
ゆっくりと膣内の奥まで肉棒が入りきったところで互いに大きく息を吐く。
「これがユウカの……狭くて、暖かくて、ヌルヌルしてて……」
「ふーっ♡ ふーっ♡ ふーっ♡」
「大丈夫?」
「だ、大丈夫です。ただちょっと……おちんちんが入った苦しさ以上に気持ちよすぎて……クセになっちゃう♡」
「オレも、自制しなきゃ病みつきになりそうだよ。アキラの時は一気に入れられてすぐ出ちゃったから、おまんこの中をこんな風に感じるのは初めてだけど……ザラザラした場所やヒダとか、絶対動いたら気持ちいいところが分かるよ」
「もう! 他の女の話題は禁止だって言ったじゃないですか! でも、そうなんですね。ちゃんと女の子の膣内を感じてくれてるのは……私が最初なんだ……。それは、嬉しいです」
「それだけじゃないよ。フェラしてもらったのも初めてだし、自分からこうやって性器同士を繋げたのも初めてだ」
「嬉しい。なら……もっと、先生の初めてをください♡」
「うん。動くよ。……うっ」
「ぅああぁぁぁっっ!♡」
すでに腰を動かしたくてたまらなかった先生は、ゆっくりと肉棒を引き抜きながら膣内の奥へと打つ付けた。
ゾワゾワとする感覚とどうしようもないほどの快感が全身に走り抜けたユウカは、身震いしながら耐えようとするも喘いでしまう。子宮口を肉棒で叩かれれば思わず仰け反ってしまう。
「あっ♡ あっ♡ やっ、ああぁんっ♡♡」
(幸せ♡ 私、先生と……大好きな人と本当にセックスしている……♡)
ユウカのその表情は幸せに満ちた“女”のものであった。
(可愛い……! 気持ちよくなってるユウカ、すごく可愛い……!)
自分とのセックスで心から気持ちよさそうに、そして幸せそうにしているユウカを見て、先生はこの時間がユウカにとって大事なものとなるように抽挿の激しさを増していく。その思いのまま一心不乱に腰を振れば、ユウカもそれに応えるように脚を腰へ絡め、両腕を強く先生の背中へ回した。逃がさないと言わんばかりのガッチリとしたホールドで互いの体を密着させる。
「やんっ♡ はっ……はんっ♡ 先生っ♡ 先生っ♡」
肉棒を締め付けるように膣内はうねり、抽挿するたびに泡立つ愛液は結合部から流れてベッドシーツを汚していく。
これ以上が考えられない程の幸福感と快感にユウカはどんどん乱れる。
「先生のおちんちんが奥に当たってぇ……そこ、ダメですっ♡」
「ごめん。止まれない!」
謝る言葉は口にするが決して止めることはせず、むしろさらに深くまで打ち付けるように抽挿を加速させていく。何度も腰を打ち付け、亀頭が子宮口を小突くたびにユウカは全身をビクッとさせる。
「もう無理ぃ……♡ これ以上はおかしくなっちゃいますぅ♡」
「オレも、もっとユウカのこと気持ちよくさせたいけど……もう限界だ……!」
2人は徐々に息遣いが荒くなってくる。玉から肉棒へと精液が登ってくる感覚を先生は感じていた。そしてユウカは気付いていなかったが、少しでも多く異性から吐き出される欲望を受け入れようと子宮が降りてきている。
先生はラストスパートを掛けるように腰の動きを早くしていった。
「ああぁっっ♡♡ やんっ♡ あんっ♡ あっ♡ あっ♡ あっ♡」
快感で体が勝手に跳ねてしまうユウカだが逃げることはしない。先生が与えてくれる快楽を受け入れるために必死に耐え続ける。そして膣内で暴れる肉棒がビクリと膨らんだ途端、
――ビュクッ!! ビュルルッ!! ドビュウウウゥゥゥッッッ!!!
大量の精液がユウカの子宮へ注ぎ込まれる。
「あ゙っ♡ あああああぁぁぁんっ!♡♡♡」
ドクンドクンと、脈動し続ける肉棒から放たれる精液を受け止める度にユウカは全身を大きく痙攣させた。同時に背中に回していた腕に力が入り爪を立ててしまっていたが、先生は気にする素振りを見せなかった。むしろ、適度に痛いことで理性を保っていられたぐらいだ。
射精中の敏感になった肉棒を強く締め付けてくる膣内に抗うことなく、先生は精液を吐き出し続けた。
(ああぁ♡ 熱いのが出てるの、わかる……♡)
ユウカは虚ろな瞳のまま虚空を見上げて身体を小刻みに震わせる。結合部から逆流して溢れる精液がどれだけ出されたのかを物語っていた。
(オレ、本当にユウカに中だししたんだ……満足感がすごい……)
長い射精が終わりを迎え、先生はようやく肉棒を抜き取る。栓を失った秘所からはドプッと音を立てて白濁とした液体が流れ出した。
「はぁ……はぁ……」
「ぁ……ゥ…」
肉棒が抜かれた瞬間、2人は脱力してしまう。
先生はユウカを押し潰さないよう気を付けながら、その隣へ寝転んだ。
「……しちゃったね。最後まで」
「ふ~~~……、はい。しちゃい、ましたね」
「とにかく気持ちよかった」
「私もです。余韻がすごくて、頭がまだフワフワしてます」
ユウカは隣にいる先生の手を自分の手と繋ぎ合わせる。
本人にそのつもりはなかったが、その繋ぎ方は恋人にするものだった。
「明日からは……」
「ん?」
「明日からは、今日できなかった分も含めてがんばります。だから――」
繋いだ手の力が強まる。
「このまま……幸せを感じたまま、眠りにつきたいです」
「いいよ。ゆっくりおやすみ、ユウカ」
「おやすみなさい、先生」
「ユウカ……好きだよ」
「私も……大好きです」
* * * * *
翌朝。
かなり早い時間に寝たためか朝の5時に起きてしまった先生。ユウカと
「あれ? ユウカは……?」
昨日の夜、セックス後に手を繋いだまま一緒に眠ったユウカはベッドにいなかった。よく見れば、ユウカの愛液と自身の精液で汚れていた下半身は綺麗になっており、パンツまで履かされていることに気付く。
もしかして先に起きたのかと未だに淫臭が漂う寝室を出て、すぐ隣の個人用休憩スペースに目をやれば――
「あ♪ 先生、おはようございます!!」
キッチンにいるエプロン姿のユウカの姿が。
その笑みは悩みなど一切感じさせない“早瀬ユウカ”という少女の魅力が詰め込まれたかのような輝かんばかりのものであった。
「ユウカ? やっぱり先に起きてたんだ」
「えぇ。私、昨日は昼間に休憩室で眠ってたじゃないですか。だから深夜の半端な時間に起きてしまって……。ついさっきまで昨日やるはずだった書類を片付けていたんです」
「そうだったんだ」
「安心してください。自分でもビックリするぐらい作業スピードが上がってて、本来昨日の内に終えられてたと思われる書類の1.7倍は片付けて、先生のチェックを待つのみです! 確認はしてほしいですけど、計算も完璧に熟せています!」
「そうなの!?」
ユウカ、いつの間にか算術使いとして覚醒していた件。
いや、先生も理由は何となく察しているのだ。
ずばり……先生と寝たことによるブースト状態だ。好きな人と想いの通じ合ったセックスしたことによって、精神面が限界突破。仕事だろうがドーンッと掛かってこい!な無敵な人と化しているのが現在のユウカさん。
今ならリオが新しいやらかしの証拠を持ってきても笑顔で許すだろう。その場合、裏が分からないリオは未知の恐怖で震えることになるが。
「何とな~く、先生もそろそろ起きそうだな~と思ったのでキッチンを借りて朝食の準備をしていたんですけど、見事に当たりました。計算通り完璧~♪」
さらにユウカ、先生限定ではあるが第六感を取得。
今後、申請書でユウカの目を誤魔化すことは不可能だろう。先生の唯一の趣味である超合金シリーズの足音が遠のく。
「そういうわけで、後数分もせずに朝食ができあがるのでパジャマにでも着替えてください。パンツのままじゃ風邪を引いてしまいますからね♪」
「ア、ハイ」
いつの間にか家庭力まで上がっているユウカに、先生は言われたとおり寝室に戻ってパジャマに着替える。
その後、先生が朝食は和食よりパン派であることを知っていたユウカによって出されたフレンチトーストは非常に美味しかったが――食べている姿をニコニコしながら眺めているユウカに先生はどう反応するのが正解か大いに悩んだ。
「美味しいですか先生?」
「うん。甘すぎず、コーヒーとも合っててすごく美味しいよ」
「~♡」
* * * * *
というわけで、ユウカの当番2日目だが……仕事の処理が早い早い。
計算が多い書類の捌くスピードが尋常じゃなく、チェックする先生がその速さに追いついていない状態だった。
ユウカの処理能力が凄まじいいのも理由の1つだが……
(昨日の夜に……ユウカとセックスしたんだよな……。すぐ側にいるユウカと。うっ、気になってちょっとムラムラしてくる!)
ユウカが気になっている先生が集中しきれてなかった。
どころか、昨日の夜のことを思い出して発情しかかっていた。
(うおおおおおおぉぉぉっっ! オレは性欲魔神では断じてない! 発情を言い訳に必要以上に生徒にムラムラするなーーー!)
それでも先生としての意地でどうにか仕事を進める。
……昨日あれだけ射精したのにどうなってるんだよこの体!?
そして時計の針が午前11時を過ぎた辺りで、高速で計算をしていたユウカの手が止まった。
「先生、少し早いですけど休憩にしませんか?」
「え? お昼休憩にはまだ時間があるけど……」
「いえ、その……」
ユウカはモジモジしだして――
「先生……仕事中にチラチラと私のこと見てましたよね」
「あっと……それは……」
「いえ、良いんです。普段なら集中できてませんよ!と叱るのですが――私も、たぶん先生と同じ理由で何度も目を向けてたので」
「え? 同じ、理由……?」
ユウカは椅子から立ち上がり、先生の近くへとやって来た。
奇しくも、昨日のセックスする直前のような雰囲気で。
「私……本当にエッチな女の子になっちゃったみたいなんです。あんなに体を合わせた先生が近くにいるというだけで幸せで、お腹の奥がキュンキュンして……」
スカートの中へ手を入れたユウカは湿ったパンツを下ろしていく。左足だけを脱ぎ、右足首にパンツを引っ掛けている。そのままデスクへ上半身を預ければ、ただでさえ短いスカートが捲れて……濡れた秘所が見える。
「お互い……お昼ごはんを食べる前に、性欲を発散しませんか?」
「――」
ユウカの問いに先生は言葉を発さず、行動で示した。
秘所のすぐ側まで顔を近づけて指で左右に広げる。
――くぱぁ……
「…………綺麗だ」
「~~~/// は、恥ずかしいです……!」
「あの時は夜で、暗かったからまじまじと見る機会がなかったけど、これがユウカのおまんこか……。こんな至近距離からじっくり見るのは初めてだ」
「えへへ♪ また、先生の初めてをもらえたんですね♡」
「じゃあ、昼間にするのと……後ろからするの……2つの初めてもあげるよ」
先生は肉棒を取り出し、ユウカのお尻を両手で掴む。
「お昼ごはんを食べる前に、ユウカのお腹の中がいっぱいになっちゃうかも」
「素敵です――ぁ、先生の、入ってぇ……♡」
予想以上の文量になったよ(15000文字)。
でも仕方ないんや。最初の生徒であるユウカの心情とかを丁寧に書かないとかあり得ないし、好きな人(先生)の童貞を横から盗られて傷つく生徒の筆頭だもん。次回以降の生徒はもう少しだけサクッとエッチまで持っていきたいけど……相手がノアの予定なんだよなー。
~おまけ~
【挿絵表示】
奥の方に先生らしき人物が……