膝が笑っている。
部活のトレーニングのせいだ。休学中の一ヶ月の間、運動らしい運動はしてなかった。そこにがっつりと体育会系クラブのトレーニングをいきなりしたものだから、まともに歩けなかった。少し歩く度に脚がつったり、激しい筋肉痛でその脚が止まる。
駐輪場の側まで来たとき、錦戸たちが
知らんぷりをして、自分の自転車の置き場へ足を運ぶ。
「安城。さっきは済まなかったなあ」
僕に気づいた錦戸が声を掛けてきた。取り巻きの二人を連れて僕の方へ歩いてくる。僕を取り囲むのな配置になっている。
まさか、こんなところで何もしてこないだろう。駐輪場には他の学生も出入りするんだから。
「謝ろうと思ってさ。お詫びに、どっか遊びに行かね? 奢ってやるからよ」
あからさまなナンパだった。お詫びってなんだよ。連れ出して何をするつもりなんだか。
錦戸の奴はこんな奴だったのか。割りと女子に対してこんな感じでナンパしてるのだろうか? それとも僕だからだろうか?
「いいよ、別に。そんな事」
「おおー、許してくれるんだ。ありがとー」
屋上での事をどうこうするつもりは無かった。訴えたりして、元男である事で何かと注目される方が嫌だったからだ。
「だから、もう僕に関わらないで」
そう言って、自転車に跨り、さっさと去ろうとする。
しかし、錦戸は自転車のハンドルを掴み、僕を行かせようしない。
「まあまあ、そう言わずにさあ、これから仲良くしようぜ」
うぜえ。うぜえ。男って女から見たらこんなにうざいのか? それともこの錦戸が特別なんだろうか?
「もう帰るから、離して」
「まあ、そう言わずにさあ」
錦戸はそう言って、他の二人に目で合図した。三人で僕を自転車ごと掴んで移動させようとする。
ブレーキを握って動かされないように抵抗する。
「あーあ、邪魔くせえなあ」
錦戸は乱暴に自転車のカゴに入れていた僕のカバンを掴んで放り投げた。
「ちょっと、何するんだよ!」
投げ捨てられたカバンを取りに行こうと自転車を降りたところを、錦戸に掴まれる。軽々と抱えられて運ばれる。駐輪場のすぐ横にある学校と外を区切るフェンスが壊れている場所があり、そこから外へと連れ出されてしまった。外は竹藪になっていた。
あっという間に竹藪の奥まで連れ込まれていた。気が動転して声を上げることが出来なかった。
「おらっ!」
錦戸に抱えられていた僕は、そのまま土の地面に叩きつけられた。
「うっぐふぅっ」
土の上であっても叩きつけられた衝撃はきつかった。ショックで呼吸が出来なくなり、苦しい吐息が漏れた。
やられる。そう思った。力を振り絞って立ち上がり逃げようとして走り出す。錦戸と一緒に居た二人が前に立ちふさがる。走り抜けようした僕は腕や髪を乱暴に掴まれて、そのまま引き倒された。
「きゃあ」
髪を引っ張られた痛みに悲鳴を上げる。その女っぽい悲鳴に錦戸たちが興奮したのを感じる。怖いと感じた。自分が男の欲望で力づくで蹂躙される。恐怖で一杯になり、頭が真っ白になる。
取り巻きの二人に手足を抑えられる。男の力は強く、というか女になった僕が非力になったのだ。ぴくりとも動かせなかった。
「は、離せええ!」
必死に振り解こうと抵抗するが、身体が捩れるだけだった。
「静かにしろよ!」
僕の顔が押され付けられ、口が生暖かいもので塞がれる。
「んん?!」
眼の前に錦戸と思われる顔があった。いや顔というより頬そのものだった。そのとき僕は悟った。僕は錦戸にキスされているのだと。
錦戸の口を引き離そうと顔を背けようとするが、がっしりと押さえつけられていてまったく動かせなかった。顎もしっかりと抑えられて声を上げることが出来ない。
唇をぎゅっと締めて、出来る限りの抵抗を試みる。
錦戸はそんな僕の唇を吸い、舌で執拗に舐め回していた。そして僕の鼻を摘んで呼吸出来なくしてきた。しばらく耐えていたけど、最後に耐えきれずに口を開けて呼吸する。その隙を付いて、錦戸の舌が侵入してきた。
「んんんああぁっ」
上下の唇の裏側を、錦戸の舌が弄ってくる。隅から隅へと舐めていない場所が無くなるように全部を舐め回してくる。
すごく穢されていると感じて、気持ち悪かった。それにこれが僕のファーストキスだった。錦戸に奪われたのがショックだった。
散々舐め回して満足したのか、錦戸は取り巻きと交代し、僕の脚の方へ回った。
脚を掴まれて開かされる。抵抗したが男の力には及ぶ筈もなく、簡単に股が広がる。
「ふぁ?!」
股間を指で弄られるのを感じた。顔を押さえつけられているから何をされているのか見えない。両足が開かれたままで、がっちりと掴まれているので、閉じる事ができなかった。
無防備に開かれた僕の股間を、ショーツの上から指で無遠慮に嬲られる。割れ目に沿って指が動かされ、それが波打ってくる。それをひたすら繰り返される。僕の身体は、触られる刺激に反応して全身が熱くなり、そして何度もびっくんびっくんと跳ねた。
「おー、おー、一丁前に濡れてきやがった。やっぱちゃんと女になってるんだな、安城」
「んんーーーーーっふぅーーーーぅ」
錦戸に抗議しようとしても、口を抑えられているので声を出す事が出来ず、うめき声にしかならなかった。
ショーツと肌の間に、錦戸の指が滑り込んで来て、僕の割れ目に触れる。
「ひぃ……」
触れられた瞬間、身体がぶるっと震える。口を抑えられていなければ甘い吐息が漏れていただろう。
錦戸は指に僕の秘部の愛液を馴染ませてから、クリトリスを捏ねくり回し始める。
「っ、ぁ、んん」
身体が左右前後に激しく動く。刺激を身体から逃そうと勝手に動き回った。
「おーおー、いっぱい濡れてきたねえ。じゃあ、お次はこれはどうかな?」
つぷっと、太い指が秘部を通して中に入って来る。異物の侵入に違和感で気持ち悪くなる。
そんな僕に構わず、指を入れては抜き、入れては抜きしてどんどん奥へ侵入し始めた。
さらに太いものが入ってきた。それが中で蠢く。指を二本入れたようだった。
無理やり広がられた秘部の入り口がびくびくと痙攣する。指の出し入れの刺激で膣内から全身に痺れのような快感が伝わる。
秘部の入り口を広げるように大きく指を回してほぐしてくる。
だめだ。このままでは本当にやられる。なんとかしないと。気持ちばかり焦るだけで、手足は掴まれたまま、女の力では振りほどく事はまったく出来ない。
「よーし、そろそろいいだろう。いくぜ」
「おー!」
男たちの歓声が上がる。脚の拘束が解かれると、カチャカチャと何かを脱ぐ音が聞こえる。
このままでは、やばいと直感し、自由になった脚を使って何とか起き上がろうとしたが、顔と腕を掴まれていて起き上がれない。脚をめちゃくちゃに振り回して暴れてみても何も変わらない。
両方の脚を掴まれて、そのまま身体に押し付けられる。僕の折りたたまれた脚がお腹を圧迫して苦しくなる。その状態のまま、お尻の方からショーツを捲りあげられ、膝までずらされる。僕の秘部が、完全に晒される形だ。無駄だと解っていても抵抗するしかなく必死でお付けられた脚を降ろそうと藻掻く。
そんな僕にお構いなしに、何か太いモノが秘部に当てられ、割れ目に沿って何度も擦り付けられる。動きに合わせて快感が全身を襲う。身体が熱くなり呼吸が乱れてくる。体中がビクビクと震え始めた。
「へへへ、安城、感じてるのか? ひひ」
錦戸の嫌らしい声が耳元で響く。奴は僕の身体に覆いかぶさるように密着していた。
「ほーら」
掛け声と共に、秘部に当てられていたものがぐっと押し付けられる。それがぐりぐりと動かされて僕の中に入って来ようとしていた。
いやだ。こいつ、本気で僕の中に突っ込む気なのか。恐怖と嫌悪感で青ざめる。入れさせないように腰を動かして藻掻けば藻掻くほどに、錦戸のソレは僕の中に徐々に入って来た。
いやだ。助けて。こんなのは無しだ。せめて最初は自分で決めた相手と……
「んん、ああ」
力を込めた押し込みが入って、錦戸のソレは、僕の中に深々とゆっくり入って来た。
強い刺激と快感と、悔しさや恐怖、嫌悪感、様々な感情が入り混じって身体が破裂しそうになる。身体がうねうねとその刺激から逃れようと勝手に藻掻く。
「あああ、いいぜええ、安城、気持ちいいぜえ。どうだあ? 男のちんぽ咥えた気分はよお」
錦戸が耳元で喘ぐ。嫌らしい息が耳に掛かる。
身体がピクピクと痙攣し、自分が感じている事を痛感する。それが悔しくて涙が出る。
「へへへ、お前、処女だな。まんこが痙攣してるぜ。ははは、お前の最初の男はこの俺だ」
大事な最初を奪われた。その事がまるで錦戸に支配され服従させられているように感じて凄く嫌だった。
徐々にピストン運動が激しくなってくる。それに伴って錦戸も声を漏らし始めた。
膝まで下げられていたショーツを完全に剥がされて、大きく脚を広げられる。もう抵抗する力も気力も無くなっていた。
腰を掴まれて、僕の奥の奥まで錦戸のペニスが侵入してくる。擦られる度に全身が震え、快感が電流のように走る。
出し入れする音が、ぐちゃぐちゃと嫌らしい音を立てる。
腕を掴んでいた男が、僕の制服の上着をずらし、ブラウスのボタンを引きちぎった。露わになった僕の白いブラを見て興奮し、ブラに手を入れて乳首を嬲る。
抵抗しようとしたが、僕の両手は上着とブラウスで絡められて動かす事ができない。
いいように嬲られた後、ブラを剥ぎ取られ、男の前に初めて僕の乳房が晒されてしまう。
こんな事は悪い夢だ。夢に違いない。
乳房をいいように嬲られ、激しいピストン運動に晒されながら、夢なら早く終わって欲しいと願った。
「動画撮っとけよ」
錦戸の指示で、僕の胸を弄っていた男がその手を離し、スマホを取り出して撮影を始めた。
錦戸にやられている姿を動画で撮影されている。なんとかしなければ。元男とはいえ、この先ずっと女の姿で生きていくなら、こんな動画を撮られてしまっては後々大変な事になる。そう思うものの、結局どうする事も出来ない。
錦戸はピストンしながら、僕の乳房にむしゃぶりついてくる。
僕の中で、錦戸のペニスが大きく固くなっていくのが感じられた。
まさか、こいつ中に出すつもりか?
最後の力を振り絞って抵抗するも、その抵抗を力づくで押さえつけた錦戸は更に興奮して腰の動きを速めた。
「ぅ、うっ、ううっ、ああぁぁ」
錦戸の腰が痙攣し、僕の中に何かが放出される。出されたのだ。僕は中出しされてしまったのだ。
「へへへ、お前が初めて中出しされた男はこの俺だ」
僕の初めてを奪い、中出しして満足した錦戸は、僕の中からペニスを抜いた。
引き抜かれる時にまた、びくんっと身体が跳ねる。
「どうだ? 撮れてるか?」
錦戸は撮影していた男のスマホを確認して、「よーし」と言った。
そのスマホの動画を僕に見せてきた。
スマホの画面に僕が錦戸に犯されているところがくっきりと写っていた。乳房も露わにされてよがっている姿、そして中出しされて、秘部からザーメンが垂れてくるところまでしっかりと撮影されていた。
「騒ぐなよ。騒いだら拡散しちゃうぜ。いいな」
そういうと、僕の顔を掴んでいた男に離すように指示した。
「じゃあ、次はいい声聞かせろよ」
顔を掴んでいた男が、僕の脚の方へ回ってズボンを脱ぎ始めた。
「あ、ちょっと待って、ど、どう聞いているか知らないけど、僕、その、本当に女になったわけで、その、性転換手術とかじゃなくて、つまり、その、中に出されちゃうと、子供出来たりするから、ちょっとそれはやめて。直ぐに洗いに行かせて。お願い!」
「あー? そうなんだ。よくわからんけど、本物の女の身体なんだな?」
「そうそう、だから」
「じゃあ遠慮なく輪姦すかー」
「おー!」
錦戸とその他の二人は逆に喜んで歓声を上げた。
「じゃあ、次は俺だな」
ズボンを脱ぎ終えた男が僕の脚を広げて、僕の中にペニスを入れ始めた。