まずは敵を知りたい。この目で。この耳で。
そう考えたデリタは、バーフレアにベイオルブ領内の潜入行を申し出ることにした。
昼食の後、彼がいる部屋に入った。南の英雄は好色さを隠しもせず、乳と腰が透けて見える服をまとった少女を側に侍らせて、絨毯の上でくつろいでいた。
その2人の少女だが、赤茶けた髪でたらりとした目つきで、唇がやや厚ぼったかった。美しさはオベリアのほうが断然上だ。しかし、淫魔の血を引く姫君には無いものがあった。膨らみが3倍以上ありそうな、重たそうな乳房と濃い茂みが真ん中にある、大きな腰だ。
「よう。これからこの2人とシケ込むつもりだったのに、随分じゃねえか?」
バーフレアの卑しい笑いにデリタは眉をしかめる。胸にぶら下げているものが丸見えに近かったのに、少女たちは恥ずかしがることなく、英雄に合わせてくすくすと笑っていた。
(身体だけの馬鹿面どもが……。)
この2人の娘に不愉快さを抱いたまま、デリタは南の勇者に提案を持ちかけた。
「そんなことを、わざわざお前が?」
バーフレアはゲラゲラと笑い出した。娘たちもそれに合わせて。どいつもこいつも一々癇に障る奴ばかりだと、デリタは苛立った。
」
「空賊の奴らにも諜報部門がいるんだが、そいつらに任せずに自分でその目で見てみたいというのか?」
「はい。できれば、彼等が収集した情報を一度目を通してから現状を確かめたいと思います」
「あんまり時間は取れねえぞ。取材旅行にかける時間はせいぜい、3ヶ月ってところだ」
それでは足りない。半年、いや、できれば1年は欲しいとデリタは思った。そうすればダイスダックどころか、ベイオルブの身を陥れる策だって立てられるはずだ。
「宴の席であんな生意気な事を言いましたが、僕が考えている策は3ヶ月じゃ足りません……」
「けっ。大言壮語を言いやがって。俺じゃなく、オベリア様に泣きついて交渉してみることだ。総攻撃の時期を半年先にできないか、ってな!」
バーフレアは嘲りに満ちた表情をデリタに向け、両脇に抱える娘たちの乳を揉みだした。
そこへ、彼の右にいた娘が勇者に、そっとささやいた。聞き耳を立てて笑うのを止め、バーフレアはデリタをちらと見た。
「こういうのはどうだ? 今から俺とお前とでこの2人に種付けを施す。3ヶ月後、この2人の腹が膨れだしたら1年待ってやろう。しかし3ヶ月経っても膨らんで来ないのなら天はお前に味方しなかった、ということでいいか?」
「……はあ?」
「こいつらとは昨夜したばっかりだが……種付けの順番は俺が先でお前が後だ。偉大なる俺とハーラルとの末裔よ、それでいいか?」
「いや、僕は今朝方までオベリア様と致しておりましたから、そんな元気はありませんよ……」
バーフレアは失望したような顔をデリタに見せた。若造がそんな淡泊でどうするのだ。朝しっぽりやったぐらいでもう十分などとは思うな。
「これは決まりだ。気付け薬ならそこにあるぞ。その瓶。強壮剤入りのはちみつ酒だ。エテルと呼ばれるそうだ」
デリタは棚の上に置かれていたそれを手に取った。ずしりと重い琥珀色の瓶のそれは、魔女が調合した薬草が入った特別製の強壮酒だという。
「相当に強力なものだぞ。一口だけ含むだけにしろ。『中つ国』の薬草術は南の治癒術法よりも凄いからな」
「わかりました……」
馬鹿げた賭けのお誘いだが、乗るしか無かった。デリタは棚に置かれていたはちみつ酒の瓶を開けた。甘い匂いとともに強い薬のにおいがした。
それを口に含む。激しくぴりぴりして吐き出しそうになってしまう。だがそれをごくりと飲み干した。
「すみません、水!」
「そっちだ! これからしけこむから話しかけてくるんじゃねえぞ!」
指さされたほうにある瓶の中に入っているものを置いてあった柄杓ですくい、飲み干して振り向くと、バーフレアは左側の娘に覆いかぶさっていた。
身体を隠す用にはまるで役に立たぬ薄い衣の裾をめくり、肉付きの良い股は濃い茂みに覆われていた。その真ん中に、鮮やかな程に赤黒い園が開いていた。
バーフレアはもう1人の娘に腰を覆っていたものを脱がせた。子宝を自慢する彼にふさわしい、福々してそして禍々しいほど大きなそれが現れた。
その真っ赤に染まった先端が、絨毯の上に押し込まれていた娘のそこに押し入った。勇者は力を込めて腰を押した。娘が叫んだ。
「おおっ……昨夜みたいにいい声でわめくじゃねえか?」
バーフレアは力強く腰を振り始めた。それに合わせて娘の尻も揺れ動く。陰唇は肉棒を絡め取り、薄い白色の液体を表面にまとわせていた。
「バーフレア様っ! 南の偉大なる英雄さま!」
「わかってる! 子種を寄越せというんだろう! だが、まだまだだ!」
デリタが見ているのも気にせず、バーフレアは腰を振って娘のそこを愉しむ。硬い肉と泥沼のように柔らかな肉とが絡み合い、たたきあい、湿った音を立て続けた。
南の英雄に責められる娘の目には、奥を混ぜこねられて産まれる喜悦のせいですっかり涙がにじんでいた。唾液で厚ぼったい唇が艶めかしく輝いていた。
「もうすぐだ! それで俺の子を孕め! そして産め!」
「はいっ! このまま、このままっ!」
「終わりだ! 出すぞ!」
バーフレアは尻の筋肉をぎゅっと搾り、一際力強く娘の股の中央を3回、叩きつけた。
「うわあああっ……」
声を漏らした後娘は深い溜息をついた。バーウレアが放ったと同時に彼女も果てたようだった。
バーフレアはそれを引っこ抜くと、今度は待っていたもう1人の娘に抱きついた。今度は彼が下になり、娘はその上に乗っかり、深い茂みをぬめりきった棒でくすぐった。
「おい、焦らさなくても俺のは十分に硬いぞ?」
「ええ。これは潤うようにしているだけですわよ?」
バーフレアは少し苛立った様子で、指を娘の茂みの奥に突き入れた。陰核の表面を滑りながらの指使いに、娘は少しだけ身を反らした。
「んっ……!」
「なんだ、濡れているじゃねえか。やっぱ焦らしだな。ほら、この洞でさっさと俺に子種をせびろ?」
「せっかちな、お方ですこと……」
娘は腰をあげ、屹立に向かって一気に落とし込んだ。バーフレアのそこは彼女の一番奥を衝いた。
「んぐっ!! んんん……」
はあっ、はあっと息をしながら、彼女は上下に揺れ、ゆっくりと味わい出した。バーフレアは彼女の太ももをさすり、それから乳房に手を伸ばして揉みだした。
種付けが終わったばかりのもう1人は、それを眺めながら指で陰核のまわりを撫でだした。じっと見ているデリタに、微笑んでみせた。
「ねえ、したくなったよね?」
「バーフレア様が終わってからでいいでしょう?」
「今からでいいじゃない? 欲しいの。表面から奥がまだじんじんしている。きて?」
女の子は陰核をこねながら股をもっと開いた。少し開いた膣口から、バーフレアが放ったものをこぼれていた。真珠色のそれが会陰を伝い、膨らんだ窄まりをそれた。
「……わかりましたよ」
デリタは服を脱いだ。エテルの効果からか、痛々しいほどに膨れ上がっていた。
首を上げて、目を輝かせてそれを見ていた彼女の上に覆いかぶさった。間近で顔を改めて見たが、やはり美人だとは思えなかった。
けれど、決して忌み嫌う程の崩れたつくりでは無い。よくある顔より少し劣った程度だ。
「間近でみると……」
娘はそっとささやいた。
「お父様にどこか似ておりますわね?」
「僕は父親の顔を知りませんよ」
少女のべたついた茂みに股間を付け、ぬめっていて熱くなっていたそこに沈み込ませた。加減を忘れたぞんざいな挿れ方だった。
「バーフレア様の様に、思い切りが良いのですね?」
「これはやっつけ仕事だよ。でもあの酒はすごい効く……」
ぬるりとした穴を動くと、亀頭がひりひりといっていた。感度が倍近くなっていた。
「あの酒に入った薬草は、どんな効果があるんだい?」
「粘膜の感度を高める効果が備わっているのです。さあ、思い切り動いて?」
「そうか。性交を種付けの作業としか考えない奴が作ったのか……」
デリタは娘の割れ目の上を、滑るようにしながら動いた。女の子も動きに合わせて感じだし、喘ぎ始める。
それを繰り返していると股つけ根に、終わりの予兆とも言うべき快感が生じてきた。亀頭と肉棒とで味わっていた牡の原初の快楽がやって来た。寂しさと満足感の両方が入り混じる、最高の瞬間だった。
「いくっ……!」
子種を注ぎ終えたデリタは。その頃にはバーフレアはもう1人と種付けを終えていた。
デリタはもう1人の身体が空くとすぐさましがみついた。相手を正座させると横に倒して寝転がせた、横に広がる毛に覆われた女陰に、自分のものを押し込んだ。
「うううっ……!」
片足を絡ませながら少女を責め、喘がす。バーフレアはもう1人に口でお清めをさせながらニタニタと笑った。
「なかなかいい腰遣いだな。そいつをそんなに喘がすとは、そうそうできねえもんだぞ?」
気にすることは無い。そう思いながら下腹に力を込めて続けた。バーフレアへの舌掃除が2度目の情交をねだる為の愛撫に変わった時、娘の中でノルマを果たした。
「これでいいですか?」
「おう。約束は果たしてやるよ。さあ、こいつらと2度目を楽しむから、早くでていけ」
そう言ってあぐらをかくバーフレアに、舌での掃除をしていた娘が抱きついた。彼女の大きな尻が揺れ始めた。
「では、忘れないよう、お願いいたします」
デリタは部屋から出ていった。扉を出てすぐにオベリアがいた。何か意味ありげに微笑みながら、彼女はデリタにささやいた。
「バーフレア様のお子をねだっているあの2人、どこの誰か教えてあげようか?」
「どうせ空賊の娘か、南の勇者様に憧れる平民の娘だろう?」
「そんなんじゃないわ! もっと凄い子たちよ!」
はいはい、とそっけなく返して、デリタは去ろうとするとオベリアに手を引っ張られた。
「どこ行こうとしているの! 約束があったじゃない!」
「そういや、すっかり忘れていた」
デリタはもう1つ、やろうとしていたことがあった。魔光王との決戦に向けて、オベリアや空賊で魔法が使える者たちの力の底上げがそれだった。
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