※この作品はR-18です。

輪廻   作:洗濯屋チャコちゃん

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 デリタの旅は続き、ベイオルブ領の村や街々もいくつか訪れた。

 

 豊かな田園。美しく整い悪臭など滅多に嗅がぬ街。宿屋も手ごろな値段でしかも風呂があったし、味覚に合う合わないはともかく、食べ物も多かった。南の大陸の平凡な街とは大違いだった。

 

(どこも豊かだ。こんな国が何故、戦争など起こす必要があるのだ?)

 

 正直なところ、彼は戸惑っていた。他国に攻め入る理由がわからなかった。ここまで満ちているのに、魔光王は何故、もっと欲しがるのだろうか。疑問だけが募った。

 

 各街にいる『空賊』の協力者達からも、どうしてベイオルブは外征などを行っているのか尋ねてみた。しかし彼等もわからないとばかり言う。であればこのように問いただしてみた。

 

「こんなに豊かで治まっているベイオルブに、なぜカシャ家は抗うんだ?」

「愚問ですよ。カシャ家がベイオルブと手を組むことになったらそれこそ、『円盤(サウサ)』や『浮遊船(ハバル)』を侵略戦争に使われることになるでしょう。それで良いのですか?」

 

 理解できる正論だった。カシャ家は魔光王の真意はわからなくても、彼と手を組んだ後のことは想像できているのだ。

 

 解消できない疑問が頭の中に留まると、頭の中を空っぽにしたくなった。その時はバマとフラを激しく求めた。

 

 けれども、己のものをしゃぶらせたり腹の奥に出し入れする行いの間でも、彼は魔光王の話を姉妹に繰り返しもちかけた。彼女達は肉欲を満たす行いを楽みましょうと持ち掛けたが、デリタは何度も繰り返した。姉妹はうんざりした。

 

「そんなに、気になるのかしら?」

「魔光王本人に聞いてみればいいんじゃないの?」

 

 言われたデリタは、口には出さなかったが本気でそう思い始めていた。

 

 

 

□ □ □ □ □

 

 

 

 領内に入って丁度4か月目となった。いよいよ引き返すか引き返さないかと話し合うまでの道を進んでいた。

 

 訪れた街の協力者が紹介してくれた宿屋にデリタ達は一泊をすることにした。宿の食堂で旅人たちが、明日はもしかしたら雨が振るだろうという話を聞きながら3人は部屋に入った。

 

 部屋に備え付けの風呂は最初にデリタが入った。それから入れ替える形で彼は姉妹が浴室に入るのを見届けた。

 

 全裸のままでデリタはベッドに腰を掛けたまま、これまでの旅のことを思い出しながら姉妹を待った。しばらくして彼女たちは湯上りの裸身のまま、彼の元に現れた。

 

 デリタは姉妹の、へそのあたりをじっと眺めながら言った。

 

「膨らんで来たね?」

 

 バマとフラは恥ずかしそうに笑う。姉妹の腹はほんの少しだが大きくなっていた。中に子供がいるのは明らかだった。

 

 デリタが手招きするとバマとフラが彼の身体に抱き着いた。彼は姉妹の起伏が生じ出した腹を撫でる。

 

(ここに俺か、バーフレアの子がいるのだな。もし、俺の子供だとしたら……。)

 

 いつ頃に生命は宿ったのだろう。この度で思い切り情欲を満たしているうちにか。あるいは、『浮遊船(ハバル)』で過ごした一晩でだろうか。

 

 もしかしたら初めて会って抱いた時に、あの酒の力を借りた子胤が頑張ったのか。

 

 あれこれと想像しながら指を動かし続けていると、バマが胸を弾ませながらささやいた。

 

「デリタ様、あんまりお腹ばかり触らないで?」

 

 バマは自分の腹を触っていた彼の右手を取り、自分の乳房に添えさせた。彼女の膨らみは旅を始めた時よりも大きくなっていた。妹の乳房も同じくだった。

 

 そのフラは脚を広げ、整えられた陰毛の下にある濡れた園に彼の指をいざなった。

 

 くちゅ、くちゅ、と生ぬるい音を立て始めると、彼はバマを膝の上に乗せた。乳房の様に肉をつけだした尻が見えると、その前にある蒸れた穴が屹立していたものを飲み込ん始めた。

 

「デリタ様。この硬くて大きいもので、わたしの赤ちゃんの通り道を、存分に励ましてあげて?」

 

 バマが腰をゆっくりと押し込みだした。デリタは右手で乳を揉みながら、腰を浮かした。バマの腹の行き止まりに届いた。

 

「ううう……」

 

 バマが呻くと腰を引いた。彼女は自分から尻肉をたわませ始めた。生暖かい肉に包まれて喜悦の笑みを浮かべながら、デリタは大きく息を吸った。

 

「バマ、ものすごくすごく濡れているね?」

「はい。デリタ様があかちゃんを授けてくれたから、わたしのそこはとても喜んでいるのよ?」

 

 ぬめった肉が屹立を味わい続ける。バマの白い肌はも桃色に染まりだした。

 

 姉が喜悦に浸っている中でその妹は、複雑な会陰をたどらせていた彼の左手の人差し指を、肉壺の中に誘いこんだ。こちらも熱かった。陰茎専用の温浴室となっていた。

 

 彼女は心地よさそうなため息をつきながら、生暖かい己の体液でデリタの指を洗った。生命のにおいがたっぷりの、動物性の薬剤が入った液体でだ。

 

「ねえ、バマとどっちがぬれてるかしら?」

「甲乙つけ難い。どっちもだよ」

「答えになってない! おちんちんにばっかり意識を向けないで! ほら、手でも感じて?」

 

 バマは自分のかかとをベッドの縁にかけた。丸出しになった女のそれをデリタの指でくちゅくちゅと音を立ててかき立たせた。

 

 妹の女陰の音で興奮したのか、バマは腹の中に力を入れた。搾りが強くなった柔らかい肉にしごかれ、デリタは大きく息を吐いた。

 

「そんなに強くされたら、すぐに果ててしまいそうだ……」

「放っても硬いままじゃない? いっぱい放ちながらわたしを果てさせて?」

「それじゃあフラに与える『ご褒美』が、少なくなるじゃないか?」

 

 そう言ってデリタはバマの乳房を揉んでいた手の指を彼女の乳首に引っ掛けた。赤ん坊に含ませる為に大きくなりだしたそこは、敏感さが増していた。

 

 中指の腹でその先端を優しくこすり、他の指を食い込ませて皮膚の奥を探った。

 

「うっ……!」

 

 バマの腰が止まった。デリタは彼女の左肩に顔を近づけた。若い娘のにおいが漂う首筋に舌を撫でる。指はそのまま、乳首を責めつつだ。

 

「んっ! んっ!」

 

 彼女の身体が跳ね始めた。その舌が小さな耳たぶを舐りだした時、陰茎で彼女の身体の奥の変化を感じ取った。

 

「んんんっ! デリタさまあっ!!」

 

 彼女は果てたのだ。ほぐれが良くなると彼は腕をバマの手に回し、腰を動かして、速く打ち付けだした。

 

 皮を剥いた己の先端部のみを手でこするだけの自慰の要領で、大きく出し入れせず、細かく、そしてバマの膣には余すことなく舐めさせる具合にだ。

 

「んあっ! デリタさま! あかちゃんを! びっくりさせないであげてっ!」

 

 デリタは止めなかった。彼女が自分から腰を抜こうとしたその瞬間、彼は至った。丁寧に毛を剃られた割れ目が、粘性の牡の生成物を垂らしながらデリタの熱い屹立を吐き出した。

 

 バマは少々、恨みを込めた目で彼を睨んだ。本気で怒っているのではなく、どこか思慕を伺わせる目の光があった。

 

「デリタ様……今の身体で激しいのはやめて?」

「すまない。あんまりにも君が、埋まりたくなるぐらいに柔らかくて……」

「その言い方は何? もうちょっとわかりやすく言ってよ?」

 

 もっとうまい言い方が無いかと笑うデリタだが、もう1人に上体を押し倒されて次の言葉を放てなかった。

 

 馬乗りになったフラが、目を輝かせながら屹立に恥丘をなすりつけていた。

 

「姉さんとの相手は一旦中止。ここからはフラの番よ?」

 

 微笑みながら彼女は腰を上げ、硬く太いものに伸し掛かる。十分な準備を終えたそれがもたらす快感に、デリタはただただ、溺れるだけだった。

 

 

□ □ □ □ □

 

 

 その宿から次の街までの道中、急に雨雲となって大雨が降りだして来た。

 

 街道の途中の馬舎で乗り馬を借りれず、仕方なく徒歩となっていたデリタ一行にとってはこの雨は厄介だった。

 

「仕方ない。この際、雨をしのぐ魔法を使うか?」

「そんなことをしたら往来の人たちに疑われるわ」

 

 妹の心配に姉が賛同した。ここで不審がられて兵隊と揉みあうことになれば、どうしようもない。

 

「我慢しましょう。もう少し歩けば集落があるはずよ」

 

 バマはそう励ましたが、デリタは姉妹の身体の事を考えた。一旦街に戻るべきか。

 

(いや、彼女たちにはそろそろ、俺に付き合わせるのはやめさせようか。子も孕んだことだ。バーフレアは1年の猶予をくれるだろう。)

 

 約束の3か月には1か月過ぎたが、協力者達には姉妹の妊娠を教えてあるし、『空賊』らにも知らせるように伝えてある。となれば、残り7か月だ。王都潜入も夢ではない。とは言ってもここからだと1週間も経たずに入れるだろうが。

 

(方々の街をめぐり過ぎたのと、姉妹の身体に溺れすぎたのとでだいぶ予定が狂ってしまった。だが、かなりの収穫を得た。)

 

 南の街道の周囲の地形は覚えた。関所も、河川も、河の堰の在り処もだ。作戦が開始されれば事を有利に進められるだろう。

 

 けれども、王都は是非ともこの目で見たい。冷たい雨に打たれながら、ずぶぬれになる姉妹の身体を心配しながらデリタは歩く。しかし妊娠した姉妹がどうしても気になった。

 

(凍えるな。せめて、温熱魔法を2人に……。)

 

 そう持ち掛けようとした矢先、道の向こうで「おい」と呼びかける声がした。子供の声だ。

 

 デリタはそちらに目を向けると、自分の背丈の半分近くの、小さな男の子の姿を確かめた。

 

 驚いたことにその子どもは、魔法を使っていた。頭上と前後左右の手前で、かれに打ち付けるはずの雨が弾かれているのだ。見えない壁に当たっているかのように。

 

「そこの3人連れ! 雨除けの魔法を使わずに次の村まで歩くつもりかい!」

「そういう君は!」

 

 デリタが呼びかけると子供は手を振り、呪文を唱えだした。デリタは頭に雨がかかる感覚を受けなくなった。見上げてみれば頭上で、激しく降り注ぐ冷たい水滴がぶつかり、球体のものに伝わるかのように伸びてデリタ達の周囲に落ちていった。

 

「ありがとう! これは、君がしたことかい!」

「まあね! でも未熟な魔法練習生さ! このぐらいは馬鹿でもできる!」

 

 少年は無邪気な笑みを浮かべたまま、デリタ達に手招きした。

 

「濡れたまんまじゃ寒いだろ! ボクの家についてこいよ! ちょっとした暖かい飯ならおごってやるから!」

 

(なんだ、こいつは? 胡散臭い。)

 

 デリタは疑いを抱いた。だが、ここは妙に親切にしてくれるあの少年の温情に甘えることにしよう。

 

 いざとなれば剣を取って戦えばいいのだ。相手の魔法の技量は未知数だが。




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