※この作品はR-18です。

槍装のフタナリーレン   作:自室の死体1

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前回はフリーレン様がまだ槍を装備してなかったので、小タイトルの変更は今話からすることにしました。ですのでこれが最新話です。


槍装のフリーレン1

「ん……びっくりした」

 

魔法の発動に伴い発生した光に少しの間眩んでいたフリーレンだったが、それが落ち着き目を開けると、発動したはずの魔法の効果を確かめようと周囲を見回した。

 

「あれ……何も起こってない……?」

 

きょろきょろと辺りを観察してみるものの、特にこれといった魔法らしき何かが起こった様子は見受けられなかった。

 

 

「発動できた感覚は確かにあったと思ったんだけど……やっぱり無茶だったのかな」

 

よく分からないままに使おうとしたのだから、魔法が不完全な結果に終わったとしても何もおかしくはない。

とはいえどうにも釈然としないものを感じつつ、未知の魔法をそのような不完全な状態で使おうとしてしまったついさっきの自身の危機感の欠如に、今更ながら自戒する。もし正しく発動した時の魔法の効果が、仮に大きな破壊をもたらす様なものであったのならば。

 

「フェルンにバレたらきっと、勝手に覗いたことそのもの以上にそっちを怒りそうだな……」

 

でも、言い訳をするなら────フリーレンはフェルンがそのような危険な魔法を作るなどとは考えていなかったのだ。

フリーレンの知るフェルンは、朝(昼)に起こしてくれて、美味しいご飯を作ってくれて、ハイターが大好きで。怒るとちょっと怖いけれど。ともかく、フリーレンにとってはフェルンが、積極的に周囲に害を与えるような魔法を作るイメージが湧かなかったのだ。

 

(でも、逆に考えるとそんなフェルンがここまでひた隠しにしてる魔法な訳だし……)

 

魔法の中身は謎にせよ、魔法の発動が失敗したのはむしろ幸運だったと言ってよいのかもしれない。

しかしそれでも今自分の胸中の多くを占めるのが、魔法の効果が結局分からなかった事への落胆であった事には、我ながら呆れかえる他ないのだった。

 

それでもやはり少しの未練を感じながら、ノートの文字に意味もなく目を走らせて───────

 

 

 

「ん……?」

その時、フリーレンは何やら自身の下半身に違和感がある事にようやく気づいた。窮屈な感覚というか、これまでに味わったことのない感触。

 

「まさか……なにか入ってる?」

自分の下着の中に、よく分からない何かがどうやらあるらしい。

 

恐る恐る履物を脱いでいき、異物と対面する────

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「は……?え??」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その物体を目にした瞬間、フリーレンの思考は完全に停止した。

その物体はフリーレンにとっては言葉で表すなら、奇妙であり、珍妙だった。

 

皮に包まれた、魔法の杖より一回りは太いであろう肉の棒、その先端からは丸々と膨らんだ形の傘状の亀頭が飛び出ている。

その後ろ側にはずっしりと重量感のある巨大な睾丸を包んだ袋が備わって、小柄なフリーレンの体格にはアンバランスな凄まじい存在感を放っていた。

外気へ晒されたそれらは縮こまり、くすぐったいような感覚を絶賛混乱の最中にいるフリーレンにもたらしてくる。

 

 

「これって、男性器……だよね」

 

 

それは男性器であった。女性のフリーレンには決して備わっている筈のない器官。

しかも明らかに平均を逸脱した並外れた太さ、力強さを持っている。

 

 

「なにこれ……こんな魔法があるなんて聞いた事もないよ……」

 

 

身体の動きに合わせてゆさゆさと重たげに揺れ動く姿を呆然と眺める。

 

「というかこれ、戻るよね……まさかずっとこのままって訳は流石に無いよね……?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あの後それなりの時間が過ぎた。既に太陽は落ちかけ、もうすぐ夜を迎えようとしている頃。

 

フリーレンはフェルンのノートを手に持ったまま右往左往を続けていた。

 

そもそも魔法を使った時点で迂闊極まりない行動であったと反省している。

 

時間が経てば魔法の効果が解除される可能性は十分にあるし、これ以上おかしな事はせず放置して、ひとまず様子を見ていたのだが……

 

「これ、本当に何時になったら消えるのかな……」

 

残念ながら、フリーレンの身体に現れた男性器が消える様子は今の所まるでなかった。

 

(多分そろそろフェルンが帰ってくる頃かな……)

 

フリーレンとは異なり規則正しい生活を送っているフェルンは、遅くとも太陽が完全に落ちる前には家に戻ってくるだろう。普段のフリーレンにとっては弟子の作ってくれる晩御飯に胸を膨らませている時間であるのだが、今日ばかりはそんな気持ちを持てそうになかった。

 

 

 

(どうしよう……これの事、フェルンに話した方がいいよね)

 

自力での解決を試みたものの糸口が全く掴める気配がない以上は、フェルンに頼るのが最も堅実であるのは間違いないだろう。しかしそうは思いつつも、フリーレンの心には大きな躊躇いがあった。

 

(勝手にノートを見て魔法を使ってこうなったなんて、全部正直に言ったら怒られそうだよね……)

 

フリーレンの中にある気がかりは、正直にフェルンに全てを打ち明けて怒られてしまわないかという問題だった。

日頃の自身のだらしなさを自覚しているフリーレンは、ほぼ自分非がある状況でフェルンに助けを求めるのに抵抗があった。それなりのお小言を貰ってしまう可能性が高いだろうと考える。

数日くらい引きこもって、自力での解決を目指してからでも遅くないのでは。

 

「うん。そうしよう。どうしても無理だったらフェルンに頼めばいいよね」

 

そうして保身的な結論を出したフリーレンは、フェルンの部屋に行くと、手に持っていたノートを最初にあった机の上に元通りにそっと置いた。自分は何も見ていないし、何もしていない。そんな風に自分に言い聞かせて、フリーレンは部屋を後にする。

 

 

 

 

 

 

股の異物感はやはり大きい。廊下を歩きながらフリーレンはぼんやりと考え込む。

 

(……というかそもそもなんで、あんな魔法がフェルンのノートにあったんだろう?)

1000年生きてきた自分が全く知らなかった魔法。やはりあれは、フェルンが生み出した魔法なのだろうか。ならば一体何のために?

 

(わかんないな……)

自分が人間に対して無知な事を自覚している自分には、どうにも自分には理解の及ばない領域の事柄らしいとだけ、フリーレンは漠然と考えていた。

 

 

 

 

 

 

「フリーレン様。ただいま戻りました」

 

「あっ……フェルン……お帰り」

 

気がつくと、そこにはいつの間にか帰ってきていたらしい弟子がいた。

勝手に部屋に入って秘密のノートを覗き見たのがバレていやしないかと、心配になり思わず身を固くする。

 

「どこ行ってたの?出かけるなら教えてくれてもいいのに」

「……フリーレン様いつも寝てるじゃないですか。起きてたら一声くらいはかけますけれど。私に何か御用でしたでしょうか?」

 

そういえばすっかり最初の目的を忘れてしまっていたのを思い出す。ここは素直にそれを答えていいだろう、とフリーレンは思考した。

 

「あ、うん。あのね、この前フェルンに貸してあげた魔導書、やっぱり私もまた読みたいなーって」

 

決して嘘は言っていない。勝手に部屋に入った事はわざわざ言わないだけである。

とはいえ流石のフリーレンでも今は、もう興味の魔導書がどうこう考えていられるような状態ではないのだが。

 

 

「そうでしたか。でしたら本棚に入れていましたが……分かりづらかったでしょうか?」

「いやいや、勝手に人の部屋に入ったりなんてできないよ。うん」

「……そうなんですか?」

 

(まずい、怪しまれてる……?)

 

「ハ、ハイターに言われたというか……?」

 

フリーレンは咄嗟にそれらしい人物の名前を出しただけのつもりだったが、冷静に考えるとフェルンのハイターへの信頼と感傷を利用して状況を切り抜けようとする、中々に小狡い構図であった。

 

「そうでしたか……ハイター様が……」

 

ハイターの名前が出た事で納得と同時に少し沈んだような面持ちを浮かべるフェルンを見て、フリーレンは多少の罪悪感が募った。

 

「そういう事なら、あの本は私が持ってきてお渡ししますね」

「うん。お願いするよ」

 

「フリーレン様」

「ん?」

 

「お気遣いいただきありがとうございます」

「え、あー……うん」

 

(と、とにかくノートを覗いたのはバレないかな……多分)

 

内心でホッとひと息ついた。

 

 

 

 

(ん……?)

 

安心して気持ちが落ち着いた所で、フリーレンは帰ってきた弟子の姿に何気なく目を向けていた。

 

(今のフェルン……なんか……)

 

 

やけに身体のラインへと目がいってしまう。フェルンは修行で身体を動かしていたのか、顔から赤みが引ききっておらず、髪もしっとりと汗ばんだ肌に張り付いている。

別に何か特別な事があるわけでもない筈。なのに。

 

(なんだろう……この気持ち)

 

フェルンに対して思う、妙に落ち着かない感覚。

疲からかトロンと少し落ちた両の瞼に隠され見切れた丸い瞳の形に、やけに視線を吸い寄せられる。

 

(フェルン、いい匂いする……髪も綺麗だし、なによりおっぱい大っきいし……ていうか、身体がうっすらと服の上から透けて───)

 

そんな風に思ったその時、フリーレンの身体に更なる異変が起こった。

 

 

 

ビキ……ビキ…………ググ……

 

 

 

 

「あれ、えっえっ……」

「?」

 

突如フリーレンの下腹部を窮屈さが襲う。

服の下でペニスが膨張し、自らを圧迫していた。

 

あたふたと手を宙で泳がせた後、前屈みになって膨らむペニスを必死で押さえつける。力強く脈打つ感触が手に伝わって来て、並々ならぬ圧迫感はどんどん強まっていく。

 

「どうなされたのですか?フリーレン様」

「い、いや、ちょっとね……」

 

ドクドクと心臓が高鳴っている。心配げにこちらを覗き込む弟子の様子に過剰に反応してしまう。

 

「あの……大丈夫ですか?」

「ひぇっ……」

「?」

 

お腹を抑える様な体勢になったフリーレンにフェルンが目線を合わせるように屈んだことで、余計に巨大な胸部が強調されてしまい、むっっちぃぃ♡♡と重量感に溢れるおっぱいが重力に揺られる姿に思わず生唾を飲む。

 

「でっか……」

「フリーレン様?」

 

(なんか……おかしい……)

 

逆上せた様に身体が熱くて、自分が自分でなくなっていくような未知の感覚に、これ以上は不味いと思わず顔を背けた。

 

「フリーレン様、本当に大丈夫ですか?どこか悪いのでは……」

「ほ、本当になんでもないからっ……!」

「あ、ちょっと────!」

 

 

フリーレンは背を向けると、逃げるように弟子の前から立ち去る。服の上から押さえつけているペニスはますます硬さを増し続けているのが伝わってきていた。

 

(おかしい……こんなの、絶対おかしい……)

 

理由はよくわからないが、フェルンの近くにいてはいけない。それだけがこの時のフリーレンにとって、自身の中から湧き上がってくる未知の衝動に対処できる唯一の方法だった。

 

 

 

 

 

 

「うわ……」

 

フェルンの目の届かない自分の部屋に戻ってから、恐る恐る自分の服を下ろしたフリーレンが目にしたのは、先程までの姿とは明らかに形の変貌したペニスであった。

その大きさは両手の掌を使っても隠しきれない桁外れのものへと変わり、ビキビキと血管が浮かびグロテスクさも大いに増して、パンパンに張り詰め赤黒く変色した亀頭が、身を包んでいた皮を押しのけてその凶悪な本領を露わにしていた。

外見が少女のフリーレンにはとても似合わない凶悪さを持つそれは、先刻鋭敏に感じ取った極上雌の肉体への興奮に身を震わせて、今すぐ欲望を解き放たんとフリーレンの本能に訴えかけてきていた。

 

「これ、どうしよう……」

しかしエルフのフリーレンはこれまでの人生で強烈な性的欲求を抱いた経験というものが無く、自分の中に突如として生まれた衝動に戸惑う事しかできない。

 

「うう……」

 

フリーレンは、1000年を超えるエルフの人生で初めて自分の身体に起こった異常にどうしていいか分からず、ただ頭を抱えるのだった。




次回こそはエロに突入します……!
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