俺たちアモーレファミリーのボスだった親父がくたばった。
持病の悪化による病死だった。
そこで、親父の正当な後継者で若頭を努めた俺こと桐島一馬がボスになった。
親父からも評価は高かったし、誰も文句は言わなかった。
だがまぁ、ボスになって色々と手続きやって、穏健派の親父がやってた経営や運営をそのままにして、親父の代から担当してる部下にも任せて、ひとまず組織は安定するだろう。
だが、それでも大きな問題に今俺は直面していた。
「…どうやって守護者を集めるかだな」
アモーレファミリーには六人の幹部、つまり守護者がいる。
それはこの組織の象徴を意味しており、ボスの俺と六人の守護者がいて初めてそれが出来上がる。
ボスにも組織を纏める役割があるように、守護者にはそれぞれ使命がある。
つまりは、俺は守護者を集めないといけないわけなんだが……。
「まさか、六人の守護者集めてセックスしねぇといけないのか」
ボスになったときに引き継いだ組織の秘宝、アモーレリング。
これには大空、雲、霧、雨、嵐、雷、晴と、それぞれの紋章が入った指輪だ。
大空のアモーレリングは、ボスの証であるため、俺が手にした。
だが、六人の守護者を集めて六個のリングを引き継ぎ、セックスしなければならないという掟がある。
…そういえば親父、本来ならかなり高齢のはずなのに10代そこらの娘と変わらねぇ見た目をした女六人を守護者にしてたか?
聞いた話だとアモーレリングに選ばれセックスした奴は若い姿を保つって言われてたっけか。
そして、選ばれた奴とセックスすればリングの力も強くなるし、何ならその守護者も強くなるって話だ。
もし、それが本当なら、あの穏健派の親父はかなりのやり手だったってことだろうな。
まぁ俺たちは裏の人間だ。
ボスが何人も女を作るなんて別に珍しい話じゃねぇ。
それに、親父に助けられた奴らは大勢いるし、あの守護者たちもそういう連中なのは聞いてる。
今は親父が死んで、傷心旅行に行ってるか、この世界から足を洗ってカタギとして生きてるかして、余生を過ごしてるらしい。
まぁ何にせよ、アモーレリングは俺の手元にある。
今組織のボスとして俺がしなくちゃいけないのは、守護者の人選だ。
「はぁ…」
だが、今のところめぼしい奴はいない。
この世界は舐められたら終わりだ。
このままだと、俺らのことを気に食われねぇ別組織が縄張りでちょっかい掛けてくるか、攻められて、殺されるのがオチだ。
俺だけでどうにかするにしても限界があるし、ボスだけってのも格好がつかねぇ。
だから、そういう意味でもこの問題は保留になんてできねぇし、早く済ませないといけねぇ。
「そろそろ、本気で探さねぇとな」
そう呟き、今日はもう遅いので自室に戻るとするか。
執務室を出て、自室のドアを開けると。
「おかえりなさいあなた♪
ご飯にする?お風呂にする?
そ・れ・と・も、わ・た・し?」
バタン!と、勢いよく閉めた。
「…俺も、疲れてるようだな」
親父が死んで色々あったんだ。
そりゃあ疲れて、あんな裸エプロンの水色の髪をした女の幻覚を見る訳だ。
…ふぅ、とりあえず落ち着け俺。
俺の部屋には誰もいない、誰もいないんだ。
ましてやあんな変なやつがいるはずがねぇ!
深呼吸して、覚悟を決めてもう一度開けた。
そこには。
「おかえりなさいあなた♪
ご飯にする?お風呂にする?
そ・れ・と・も、わ・た・し?」
「…勘弁してくれ」
現実に、俺の部屋に裸エプロンを着た変態女がいた。
というか、さっきも見たけどその格好は何度見ても裸エプロンにしか見えねぇ。
いや、よく見たらエプロンの下に水着らしい布をつけてる?
…いや、そんなことはどうでもいい。
部屋に入り、ドアを閉めて問い詰めた。
「誰だ?誰の差し金だ?」
「もうつれないわねぇ?」
「いいから答えろ」
「…そうね、でもこの格好じゃなんだし、着替えさせてくれるかしら?」
「早くしろ」
俺は目を逸らしながら女が服を着替えるのを待った。
素早く着替えたのか、一分もしないうちに着替え終わった。
どこかの制服か、ベストを羽織ったブラウスとスカートとストッキング姿だ。
扇子を広げて、一息。
「こほん、改めてはじめまして。
私は更識楯無、名前ぐらい聞いたことないかしら?」
「あぁ、あらゆる組織に対抗する、対暗部用暗部・更識家の当主の名前だろ。
そして、楯無って名前は代々更識家の当主が襲名する名前で、本名を公表することは禁じられてる。
お前が楯無を名乗ってるってことは、当主直々の会合って訳だ」
「……あら、そこまで知ってるのね」
「それぐらいはな。裏の人間なら少しぐらいは耳にしてるよ」
まぁ、まさかその当主本人がここにいるなんて思ってもみなかったがな。
そもそも俺が知ってる楯無ってのは、厳格で古風な爺さんだったし。
そいつがこいつに世代交代したって言うなら、納得いく。
「で?その更識家の当主がここに何の用だ?」
「ふふっ、わかってるんでしょ?私がここに来た理由なんて」
俺に近づき、胸に指を押し当ててきた。
そして耳元に口を寄せ、甘い声で囁いてくる。
「…守護者探し、悩んでるんでしょ?」
「誰から聞いた?」
「そりゃあそうよ、先代がなくなってすぐだもの。
次期当主として、私の耳に入るわ」
「で?それを聞いてどうするつもりだ?」
「決まってるじゃない。
私がその守護者の一人になってあげるって言ってるのよ」
「…何だと」
俺は、奴の腕を掴んだ。
「それ、どういう意味かわかってるのか?」
「ええもちろん」
掴んだ手をほどいて、俺の前に立った。
「私はね、あなたの味方になるって言ってるの」
「……見返りは何だ?金か?」
「いらないわよそんなの。
…でもそうね、強いて言うなら私たち更識家と手を組まないかってところかしら」
「ふざけるな。
俺はマフィアで、お前はマフィアに対抗する組織だろ」
「確かにそうね。
でも、あなたもそうだけどアモーレファミリーは薬物とか売らないし、銀行強盗とかもやらない。
それに末端も含めて、慈善事業で孤児院やボランティア、それに経済的に恵まれない家庭にはちゃんとした職に就かせて仕事の斡旋もしてる。
それに、抗争するにしても関係のない人は巻き込まないし、相手は女子供見境なく薬物を売りさばき、不当な借金の取り立てや恐喝、臓器売買や人身売買を平気で行う外道だけ。
そう言うところは評価できるわ」
「それはどうも」
「だから、更識家とアモーレファミリーは同盟を結んだらどうかなって言ってるのよ」
「…そういうことか。
だが、守護者になるってことはその仕組みもわかってるよな?」
「ええ、セックスすればリングもそうだし、守護者も強くなるのよね?」
「で、お前の属性は?」
「私は雨よ」
「ふっ、そうか」
俺はアモーレリングを1個取り出した。
雨の紋章が入った、青いリング。
雨のアモーレリングだ。
「ならば、お前を雨の守護者に任命しよう」
「ええ、ありがとう」
俺は、雨のアモーレリングを楯無の中指に嵌めた。
これで、晴れて楯無はアモーレファミリーの雨の守護者になったわけだ。
「じゃあ、早速だが」
「ええ、いいわよ。あなたのしたいこと全てしていいわ」
俺はこいつをベッドに押し倒した。
そして。
「んっ、んんっ」
「ん、ふっ、ちゅっ」
唇を重ねた。
舌を絡ませ、お互いの唾液を交換し合うような濃厚なディープキスだ。
「んっ、ふぅっ、んんっ」
楯無の両手が俺の体を優しく抱きしめてくる。
俺も楯無を抱きしめてやると、嬉しそうな顔をされた気がした。
長くも短い時間が過ぎた後、口を離すと糸を引いた唾液が伸びて切れた。
「はぁ……はぁ……ねぇ、私のこと好き?」
「ああ、面も良いしな。
悪くねぇ」
「ふふっ、ありがと」
今度は楯無からキスをしてきた。
キスをしながら、胸へと手を伸ばす。
「あんっ、おっぱい好きなの?」
「嫌いじゃねぇな」
制服の上から優しく揉みほぐす。
すげぇなこれ。
もう直で触りてぇぐらいだ。
そんな俺の欲を読み取ったのか、楯無は服を脱いでくれるようだ。
ブラウスのボタンを外し、ブラがあらわになった。
水色か、なかなか良いセンスだ。
しかも後ろに手を回してホックを外し、服の下で引き抜き、ブラをブラウスから取り出した。
ブラウスから溢れるたわわに実った果実が、ツンと上向きに勃起する乳首と共に現れた。
「どう?私のおっぱい、自慢なのよ?」
「そうかよ」
「ひゃん!もう、いきなり鷲掴みにしないでよぉ……」
たわわに実ったそれを下から持ち上げるように揉みしだき、胸の先端を口に含んで舌で転がした。
その度に楯無の口から甘い声が漏れる。
いい声で鳴くじゃねぇか。
今度は下に手を這わせる。
スカートの中に手を滑り込ませてストッキング越しのパンツに触れるとすでに濡れていた。
「んぁっ、はぁっ、あっ♡」
「なんだお前もうこんなに濡らしてんのか?」
「だってぇ……あなた上手なんだもん……」
スカートを脱がして少しストッキングをずらして直接触ると、熱く湿っていた。
パンツを少し横にずらすとひくひくと動く割れ目があり、溢れている蜜が俺の指に絡みついてきた。
そしてゆっくりと中に指を入れていく。
「んんっ!い、いきなり二本なんてぇ」
楯無の中は熱くて蕩けそうだった。俺の指をきつく締め付けてくるが、柔らかくてすぐに俺の指を受け入れた。
「ほら、聞こえるか?もうこんなにぐちょぐちょだぞ?」
「やぁっ、そんなのぉ♡恥ずかしいわぁ、♡」
楯無は恥ずかしそうに顔を手で隠そうとするが俺はその手をはねのけた。
そして胸にしゃぶりつく。
「あぁん!らめぇ、そんなにされたら私ぃ!」
乳首を甘噛みすると楯無の中がきゅっと締まった。
もう限界なようだ。
「も、もうだめ!あなたぁ、私もうイキそうなの!」
「おうイけよ。思いっきりな」
さらに動きを激しくすると楯無は体を痙攣させて絶頂した。
絶頂を迎えた楯無の顔はとてもエロく、そして美しいものだった。
だがまだ俺は満足してないんだよ。
「あっ♡ちょっ!待ってまだイッてるからぁ♡」
構わず再び動き始めると楯無は涙目でやめてほしいと訴えてくるがその顔が俺の興奮を煽る。
脱ぎかけのストッキングとパンツを脱がせて足を開かせると、愛液でトロトロになった割れ目がそこにあった。
しかもむわっと男を誘うメスの匂いを漂わせてくる。
「いくぞ楯無」
「んっ、きて……」
自分のモノを割れ目に擦り付けて準備万端にした俺はゆっくりと挿入した。
ずぷっと音をたてて入っていくと楯無が顔を仰け反らせた。
「あぁっ♡入って、くるぅ♡」
そして奥まで入ると腰を振り始めた。
最初はゆっくりだったが徐々に早くなっていく。
パンッパンッと肌同士がぶつかり合う音と接合部からの水音が部屋に響く。
「あんっ、あんっ、やんっ♡激しいっ♡」
「お前の中もすげぇぞ楯無。絡みついてきて離そうとしねぇ」
さらにスピードを上げていく。
同時に楯無の喘ぎ声がより激しくなり、たわわな胸が激しく上下に揺れる。
「だめぇ!もうイクっ♡またイッちゃうからぁ!」
「おうっ!俺もそろそろ限界だっ!」
ラストスパートをかけ、一気に奥まで突き入れると楯無が足を絡めてきてホールドしてきた。そして子宮口に先端を密着させると、熱い白濁液を流し込んだ。
「んっ……んんっ♡」
楯無も同時に果てたようで体を痙攣させ、背中を反らして絶頂を迎えていた。
そして力尽きたようにぐったりとしている楯無から引き抜いて離れると、ぐったりとした様子でベッドに横になった。
もう動ける状態じゃなさそうだし、割れ目をティッシュで拭いてから毛布を掛けた。
「…ふふっ、これで私はあなたの女にして、守護者ってことね」
「そうなるな。
…まぁ、その、なんだ。
とにかくよろしくな、楯無」
「えぇ、よろしくね一馬」
こうして俺は、更識家当主の楯無を、アモーレファミリーの雨の守護者に任命した。
他の守護者も探さないとだし、幸先はどうなることやら。
主人公の桐島一馬の見た目は、『組長娘と世話係』の霧島です。