やってることはエロなのですが、がっつりではないです。
説明が入るのでどうしても(汗)
「それじゃあ、多輝、いくよ」
そう言って優一郎が多輝を軽々と抱き上げる。多輝を抱いたまま優一郎は静かにベッドに歩み寄った。肌触りのいいシーツの上に横たえられたところで多輝は優一郎を見上げた。
「なんかずるいよなー……いつも」
苦笑しながら多輝は腕を伸ばして近付いてきた優一郎の首を抱いた。身を屈めた優一郎が困ったような笑みを浮かべて多輝に軽く口づける。
「そうかな?」
「うん」
困った顔をして告げた優一郎に多輝はすぐさま頷いてみせた。ベッドに片足を乗せた優一郎の白衣に手をかけ、ボタンを外す。多輝は慣れた手つきでするすると優一郎の着ている服を脱がせていった。白衣からシャツまでを一度に剥ぎ取る。あらわれた優一郎の肩に多輝はそっと唇をつけた。
「なー……。今年、ロボット研究会に入った都筑ってのがいるだろ」
間近に優一郎の体温を感じたところで多輝はふとそう訊ねた。すると多輝に圧し掛かろうとしていた優一郎が不思議そうに顔を上げる。
「もしかして、まだ紹介していなかった? ごめん」
「あ、いや、もしかしたらおれが覚えてなかっただけかも知れないし」
そう言ってから多輝は口を噤んだ。感じたままを話してもいいものなのだろうか。そう考えながら間近にいる優一郎を見る。優一郎は優しい笑みを浮かべて目で多輝を促した。
「さっきすれ違った時、何か変な感じして」
やればはっきり判るんだけどな。素直に思ったままを告げてから多輝は慌てて口を手で押さえた。それまで多輝を穏やかに見つめていた優一郎の視線に別のものがこもる。
「変な感じか……」
思案顔になって優一郎が身を起こす。多輝も仕方なくその場に起き上がって胡座をかいた。軽くウェーブのかかった髪を指で梳きながら唇を尖らせる。
「ま、都筑って奴が危険とかじゃなくて、何か纏わりついてたっぽいだけだけど」
頭をかきながらそれだけ言って多輝はちらりと優一郎を見た。優一郎は口許に手を当てて真剣な顔で考え込んでいる。
「残り香とか、そんな感じかい?」
しばしの後、優一郎が告げる。多輝はああ、と頷いて頭の後ろで手を組んだ。
「正体までは見ただけじゃちょっとな……。だからやれば判るっつったろが」
半ばやけくそで多輝は自分の言ったせりふを繰り返した。苛立ちに任せて頭をかいてから多輝は身軽にベッドを飛び降りた。
「やるのは駄目。多輝は僕のだから」
きっぱりと言って優一郎がにっこりと笑う。多輝は顔をしかめてベッドの縁に腰を下ろした。不機嫌に眉を強く寄せて低く唸る。
「お前は他の女とやってんじゃんよ。なのにおれは駄目なのか」
八つ当たりと判りつつ多輝は不機嫌極まりない声で訊ねた。
「わかった。メンテなどで、どうしても避けられない性的な接触以外、やめることにするよ」
多輝の予想とは裏腹に優一郎が真顔で告げる。多輝は驚きに優一郎を凝視した。
「いや、あの、そーゆー意味じゃないんだけど……」
別に優一郎が誰と交わろうと構わない。多輝は慌ててそう言い直した。さっきのは八つ当たりだと付け足す。
「わかった。だけど、少なくとも斎姫との関係はもっと慎重にする。さっきも気にしてたみたいだし」
「いや、だから違うって」
泣きたくなるような気持ちで多輝は反論しようとした。だが上手い言い回しが思いつけない。斎姫と優一郎が交わるのが気に入らないと言ったことは一度もない。なのにどうしてそう勝手に決め付けるのだろう。
「さ、さっきのはただちょっとびっくりしただけだってば! 別に気にしてた訳じゃねえし!」
あー、もう! そう喚いて多輝は立ち上がった。さっさとたんすに近付いて落ちていたブラジャーを拾い上げる。手早くブラジャーを着けてから多輝は改めてたんすの中を覗きこんだ。動きやすい服を選ぼうとしていた矢先、背後から唐突に抱きつかれる。驚きに息を飲んだ多輝は慌てて肩越しに見返った。優一郎が抱きすくめた多輝の肩に顔を埋める。
「い、いや、あの、もう気が逸れただろ? 別にそう毎日毎日しなくてもいい訳だし」
多輝は平静を装って言いながらたんすから一枚のジャンパースカートを取り出した。ジーンズ生地で出来たそれをたんすの扉にかけて、次いでシャツを引っ張り出す。シャツをたんすの扉にかけようとしたところで多輝は小さな悲鳴を上げて背を反らした。素早くショーツに手を入れた優一郎が指先で多輝の肛門を弄ったのだ。
「嫌ならやらないけど、嫌じゃないんでしょ?」
指先で肛門を形作っている肉を揉み解しながら優一郎がにっこりと笑う。だが多輝に優一郎の表情を見ている余裕はなかった。触れられている場所から突き抜けるような快感がこみ上げる。優一郎が解した肛門から透明な雫が滲んでくる。龍神は基本的に人のように排泄はしない。性交渉も人のそれとは大きく意味が異なるため、腸内にもペニスを受け入れ易くするために膣と同様の愛液が分泌されるのだ。
濡れた肛門に指を挿入された瞬間、多輝は嬌声を上げて仰け反った。膣から漏れた愛液がショーツを濡らし、内腿に垂れる。
「斎姫のストレス処理については、今後はあくまでストレス処理作業として、作業台で器具を用いて行うことにする。それでいいね」
多輝の耳元に囁きながら優一郎が指を根元まで腸内に埋める。奥に潜んだ肉芽を指先でつつかれた多輝は悲鳴混じりの声を上げて尻を突き出した。たんすの縁を反射的に握った指先が力をこめすぎて白くなる。
「多輝。ごめんね」
耳元で囁かれて多輝ははっと目を見張った。違う。おれは嫉妬した訳じゃない。そう言いたいのに快楽が強すぎて言葉が出ない。僅かな間だけ戻ってきた理性もすぐに快感に弾けてしまう。
多輝の性質とか性格とかは、優一郎には筒抜けなのですが。
実は訳ありで思考まではきっちり読めてません。