でもって機械的なエロシーンにも突入します。
ここはエロだと思わない方も多いかも……。
「ゆ、由梨佳! ちょ、マジで出るって!」
幾ら出しても精液が尽きることはない。それは実体験から判ってはいるが、さすがに多輝は焦った声をあげた。唾液の音を立てて由梨佳がペニスを数回ほどしゃぶったところで衝動が耐えられなくなる。多輝は反射的に由梨佳の頭を片手で押さえて射精した。宣言通り、今度は由梨佳は頭を上げることはなかった。ペニスを根元まで咥え込んだまま、精液を嚥下していく。幾度か射精してから多輝は力なくベッドに横たわった。何故かは判らないが、快感がいつもと段違いなのだ。
「どう? すっきりした?」
精液の残る唇を舐めて由梨佳が多輝の顔を覗き込む。くそ、とぼやいてから多輝は由梨佳を抱き寄せた。小さな悲鳴を上げて由梨佳が多輝の胸に倒れこむ。
「気持ち良すぎて意識が飛ぶかと思った」
正直に言って多輝は由梨佳の頭を撫でた。由梨佳が多輝の胸に頭を乗せたまま、くすくすと笑う。
「よかった……。でもまだまだ改善の余地はあるわ。データを元にプログラムを書き換えないと」
そう言って身を起こした由梨佳が唐突に乳房に手を当てる。何事かと目を見張った多輝の目の前で由梨佳は乳首を指先で弄り始めた。それから片手を今度は股間にあてがう。真剣な面持ちで乳首と股間を弄る由梨佳を多輝は呆然と見つめた。由梨佳の機体の中で小さな機械音がしているから、恐らくはデータ保存か何かをしているのだろう。だが理性でそれは判っても、多輝は由梨佳の姿に強く欲情した。
「なあ。おれの目の前で足開いて動作してるの見せてよ」
情欲に囚われた多輝は由梨佳にそう注文した。驚いたように目を見張った由梨佳はだがすぐに頷いた。横たわる多輝の頭の傍に座り直し、膝を折り曲げた足を左右に大きく開く。多輝は身体を横に向けて由梨佳の股間を間近に覗きこんだ。頭を寄せて至近距離からまじまじと由梨佳の陰部を見つめる。その間にも由梨佳は指先で乳首とクリトリスを弄っていた。
間に合わせだからなのか、由梨佳の機体は前のものよりずっと人形を思わせる作りになっている。丸い硝子球のようなクリトリスを由梨佳が指先で何度も撫ぜてはつまみ、捏ねる。硝子球のような愛らしいクリトリスの下にあるのは花びらを思わせる薄いピンク色をした陰唇だ。左右二枚の陰唇の表面は見ただけでも滑らかなことが判る。
「この身体、よく出来てるわ。構造はシンプルだけどその分拡張性もあるし。多輝くんは、私の身体が機械である事をどう思う? もっと人間的なほうがいい?」
感心したように言って由梨佳がクリトリスを弄っていた指の動きを止める。多輝はそのことを少し残念に感じながら応えた。
「おれは中身が由梨佳なら入れ物は何でも別にいい。露骨に人とかけ離れた形になっちまったら困るけど」
そう言いながら多輝はそっと指を伸ばした。触っていいか、と由梨佳に訊ねて顔を上げる。
「優しく、お願い」
「うん」
素直に頷いて多輝はそっと指先だけをクリトリスに触れさせた。だがそこで指が乾いていたら滑らないことに気付く。ちょっといいか、と断ってから多輝は由梨佳の股間に更に頭を寄せた。唾液を乗せた舌でクリトリスを優しく舐める。
「あっ、多輝くん!」
掠れた声を上げて由梨佳が身を震わせる。それまで少し力のこもっていた腿から緊張が解け、大胆に由梨佳が足を開く。由梨佳が腿を両手で抱えて足を開いてくれていることに気付き、多輝は頭を上げた。
「悪い。苦しいだろ、この格好」
そう言ってから多輝はそっと由梨佳の身体をベッドに横たえた。先ほどと同じように足を開いてもらってから改めて股間に顔を寄せる。両手につかんだ腿を胸に抱きこむような格好をしているからか、由梨佳の陰部は天井の明かりに晒されている。多輝は唾液に濡れて光を反射するクリトリスにもう一度舌を寄せた。今度は顔を下に向けて唾液が自然と舌を伝う姿勢を保ってクリトリスを優しく舐める。
「あっ、くふぅん!」
由梨佳の甘い声が聞こえて多輝は慌てて顔を上げた。いつもなら愛撫する女性が喘ぐ程度のことでは何とも思わないのに、何故か驚いてしまったのだ。多輝は焦って由梨佳に大丈夫かと訊ねた。
「ええ。でも……」
気まずい面持ちで由梨佳が言葉を途切れさせる。多輝は不安に駆られて顔を曇らせた。もしかしてやり方を間違ってしまったのだろうか。ひょっとしたら由梨佳は触られるのが嫌なのかも知れない。そんなことを考えていくうちに多輝の顔が暗くなる。
「いえ、違うわ! ちょっと、あそこの……女性器ユニットの調子がおかしいから。少し、時間もらえるかしら?」
「え?」
焦ったように言った由梨佳が忙しそうに身を起こす。多輝はその場にへたり込んでぼんやりと由梨佳を見守った。由梨佳が慣れた手つきで小陰唇を取り外す。小陰唇と大陰唇ははめ込み式なので、爪がどこにあるのかを理解さえしていれば着脱は手で楽に行えるのだ。
「あ、ドライバーいるのか?」
それまでぼんやりと由梨佳を見ていた多輝は慌ててベッドを降りた。女性の機体でいる際に使用するため、多輝の部屋にもヒューマノイドのメンテナンスに使用する道具が置かれているのだ。部屋の隅にある小さなチェストから工具を一式取り出して多輝はベッドに戻った。
エピソードが長すぎる件。