エロシーンというか、文字通り緊縛とか色々あります!
……あれ? もしかして百合警報出すべき? かも?
長い髪を背中に追い払って優一郎は紫を静かな目で見下ろした。力で編んだ縄で拘束された紫が優一郎を見上げて愕然と目を見張っている。それも当然か、と優一郎は心の中で呟いた。
紫はその座位が変じてからゆっくりと容姿が変わったのだ。人の目で見ればほんのささやかな変化だろう。身体が以前より女性らしく丸みを帯び、顔立ちが柔らかくなっている。以前の優しいくせにどこか切りつけるような鋭さは今の紫にはない。
だが紫の前にいる優一郎はかつて立城が持ち備えていた容姿にとても近いものを持っている。紫が驚くのも無理はないだろう。紫自身も自分の変化に気付いているに違いないのだ。
龍神は己の器の形をその力で自在に変えられる。だが自分の性質とあまりにかけ離れた容姿を維持するのは難しい。それ故に長く人の姿でいる龍神は自然と自分の性質に近い容姿をとることが多いのだ。
例えば水輝は十六、七歳から二十代半ばくらい若い男性の姿をとる。特に力が落ちている時は水輝の姿は無意識のままだと少年寄りになるようだ。見た目がはっきりと二十代前半くらいで確定しているのは順だろうか。先の火龍神の長である火藍もそうだったようだ。彼らは保持している力の強弱に関わらず、殆ど容姿を変えることはない。実際に優一郎は目にしたことはないが、天空の城と呼ばれる白琅渉の見た目は三十歳程度の女性のようだ。そして白琅渉と対を為す、冥界の王の黒妖牙は二十代後半の男性の容姿をしている。白銀という名の銀龍神は優一郎や多輝と同年代の容姿のままのようだ。そして金龍神の渚もその年にしては大人びた、という形容がつくが、やはり高校生くらいの年齢の容姿を維持している。
そんな中で立城だけは不思議とその容姿をよく変えていたようだ。年齢的には二十歳辺りでほぼ固定していたようだが、性別を頻繁に変えていたらしい。そのことは優一郎も水輝から愚痴としてよく聞かされていた。その立城が意図的にとっていた女性の姿に今の優一郎の姿が酷似しているのだ。
しばし優一郎を見つめてからはっとしたように紫が目を見張る。慌てたように身じろぎをした紫に優一郎は思わず苦笑した。思い出して動いてみたところでこの拘束から紫は逃れることは出来ないだろう。
「母上。これはあなたが自ら選んだ道の結果ですよ。僕はずっと母上のためを思って忠告してきた。それをことごとく無視したのは母上、あなたです」
そう言いながら優一郎は視線を落とした。剥き出しにされた白い乳房にある闇色をした紋様をしばし見つめてから股間に目をやる。左右に大きく足を広げた紫が優一郎の視線から逃れようとしているのか、ぎこちなく身じろぎをする。だがその程度動いたところで陰部は晒されたままだ。
「何で? どうして? 水輝はわたしが要らないの?」
離せと喚いても無駄だと悟ったのか、紫が力ない声で言う。優一郎はまじまじと紫の陰部を見ながら薄い笑みを浮かべた。
「気付かない振りをするのが一番楽ですからね」
にっこりと笑みかけた優一郎を見ていた紫の顔がさっと赤く染まる。だがすぐに紫は言った。
「君は水輝に必要だって言うの? 何で彼女たちはいいの? どうしてわたしだけ……」
尻すぼみに消えた紫の声に優一郎は軽い笑いで応えた。紫自身も気付いているのだろう。だから言葉に力がないのだ。
「必要か必要でないかではありません。何を為すかが問題なんです」
簡潔に応えてから優一郎は紫の陰部に手を伸ばした。薄紅色をした陰唇を片手の指で左右に広げる。微かに紫が呻いたのを聞き取って優一郎は目だけを上げた。紫は頬を染めたまま唇を噛んでいる。優一郎の視線に気づいたのだろう。紫は嫌がって首を振った。
「どうするつもりなの!? 見たんならもう十分じゃない!」
勢いよくまくし立てた紫に優一郎は冷ややかに笑ってみせた。
「まず、水輝さんから不当に奪った力を返していただきます」
そう言って優一郎は右手の指を四本まとめて紫の膣口に強引にねじ込んだ。濡れてもいない膣内にいきなり手を突っ込まれた紫が悲鳴を上げる。だがそれに構わず優一郎は手を膣の奥に向かって進めた。親指の付け根まで入れたところで手を止める。相当痛むのか、紫は悲壮な声を上げ続けている。
「痛いですか?」
泣き喚く紫に優一郎はにっこりと笑ってみせた。だが紫は優一郎の問いかけを聞く余裕などないのだろう。止めてくれと泣いて喚くだけだ。
「まあ、痛みを与えるのは本意ではありませんからね。これでどうです?」
優一郎は力を使って紫の痛みを取り除いてやった。が、膣壁のどこかが裂けているのに変わりはない。優一郎の手の中を温い血が伝い降りてくる。だが優一郎が力を使ったのを境に紫はぴたりと悲鳴を止めた。
「もういいでしょ? お願い、止めて」
震える声で紫が言う。だが優一郎は紫の懇願を無視して手の先に力を引き寄せ始めた。その瞬間に紫がびくんと身体を震わせる。
「いやあ!」
叫んだ紫が嫌がって何度も首を振る。優一郎は手の中に集まってきた力を読みながら冷ややかに訊ねた。
「これだけ抱かれてるのに、何が不満だったんですか?」
力をざっと読んだだけでも水輝が頻繁に紫を抱いていたことが判る。どうやら水輝は紫が不安に苛まれて誰かに嫉妬するのを出来るだけ止めようとしていたらしい。だが何故か水輝に抱かれる度に紫の不安は大きくなっていたようだ。そのことを読み取ってから優一郎はため息を吐いた。
問答無用で股間をまさぐられれば、嫌ですよねーw