※この作品はR-18です。

狩りの終焉 一部   作:伊駒辰葉

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ちょっと短くなったかもです(汗)
エロシーンはありません。
……あれ? 祐は裸だから……どうなんだろう……。


こいつらに機械を触らせてはいけない。 2

「妬む気持ちってのは、羨ましいってところから発生すると思うし、祐のそれはちょっと違うんじゃないか? まあ、嫉妬だろうがそうでなかろうが、おれは正直助かったがな」

 

 そう言って水輝がぽんぽんと祐の手を軽く叩く。

 

「水輝さんの負担が減ったのならよかったわ。でも、だからこそ、自分が新たな負担になるような格好悪い事態にはしたくなかった」

「別に格好悪くてもいいじゃないか。ていうか、ちょっと待て」

 

 そう言ってから水輝は咥えていた煙草を唇から引き剥がした。吸殻を手の中に握り潰してから水輝が低い声で言う。

 

「お前は誰のものだ」

 

 厳しい声で問われて祐は目を見張った。だがすぐに思い直して真剣な表情できっぱりと言う。

 

「水輝さんのものよ」

 

 名を貰ったあの時からそれは変わっていない。祐の答えに水輝が僅かに目を細める。

 

「じゃあ、どうしておれの断りもなく勝手に自分の存在意義を決め付けちまうんだ。それはおれに対して失礼ってもんじゃないのか?」

 

 一転して静かな声で言われて祐は思わず言葉に詰まった。ため息を吐いた水輝がぽんぽん、とまた祐の手を優しく叩く。

 

「おれの許可なく勝手に死ぬな」

「ごめんなさい」

 

 小声で詫びた祐の手を水輝が改めて両手に包む。しっかりと手を握られたところで祐は伏せていた目を上げた。

 

「水輝さん、あの……」

 

 祐は言いかけた言葉を飲み込んでちらちらと水輝を見た。自然と顔が赤く染まる。そんな祐に水輝は苦笑してみせた。

 

「あー。えーと、意志の疎通が何とかなったところでだな。業務的なことなんだが、マスター登録をしろって言われてるんだよ。おれ」

 

 そう言いながら水輝がシャツの胸ポケットから細長いスティックを取り出す。水輝が手にしているのはマスター登録用の専用スティックだ。それを見止めた祐は慌てて頷いてから答えた。

 

「わかってる。あの水輝さん、五分ほど待って。このままだとマスター登録できないの」

 

 壊れてるから。そう続けた祐の顔を水輝が不思議そうに覗き込む。

 

「何だ。渚に抱き壊されたのか」

 

 唐突に水輝が祐の腿の間に手を入れて左右に開く。いきなり足を開かされた祐は思わず悲鳴を上げた。慌てて足を閉じかけてから思い直す。相手は水輝なのだから抵抗する理由はない。が、強い羞恥を覚えながら祐は真っ赤になった。

 

「確認してないからわからないけど。感覚が、ほとんど無いから、壊れてると思うわ」

 

 恥ずかしいやら情けないやら、複雑な感情を抱きつつも祐は抵抗せずに水輝にされるがまま足を開いた。祐の股間を水輝がまじまじと覗きこむ。こりゃ凄いな、という水輝の呟きを聞いた祐はどきりとした。慌てて自分の股間を覗きこむ。無残に破損した陰部を見た祐は泣きたい気分になった。熱中していて気付かなかったが、渚と激しく交わりすぎたようだ。左右二枚の小さな陰唇は半分千切れて取れかけているし、膣口も見た目に不自然に捩れている。

 

「直すっつったって……これ、五分で何とかなるのか?」

 

 考え込むような顔で水輝が腕組みをする。祐はため息を吐きながら顔を上げた。

 

「直すっていうか、交換するのよ。カートリッジ式になってるの」

 

 そう言って祐はベッドを離れて部屋の壁際に据えてあったスチールの棚に向かった。この機体のメンテナンスを行うためにこの部屋には工具や機材が揃えられているのだ。へえ、と感心したように言う水輝の視線を避けるように祐は顔を背けていそいそと棚を探った。だがあるべき筈の部品がない。困惑しつつ祐は水輝を振り返った。

 

「水輝さん少し待ってて。隣に小部屋があるみたいだから、そこかもしれない」

 

 確かこの施設には運ばれた機材や部品を一時的に詰め込んでおく場所があった筈だ。そのことを思い出しながら祐は急いで部屋を駆け出した。案の定、部屋の隣に小さなドアがついている。祐は慌ただしくそのドアを開けた。

 

 小部屋の中を見た祐はそこで全ての動きを止めた。頬が自然と引きつる。

 

「そっか、この身体ってば、そうだったんだ」

 

 部屋には部品や機材の詰まったダンボールが積み重ねられている。そのダンボールで出来た壁に取り囲まれるように一台のメンテナンス用ベッドが設えられていた。それはヒューマノイドに快楽を与え続け、自動で簡易メンテナンスを行うシステムの搭載された特殊なベッドだ。祐の記憶にも残っている。かつてヒューマノイドの機体だった渚が自分のことを恥じながら横たえられていたベッドがそれだ。

 

「水輝さん。お願いしたいことがあるの」

 

 憔悴した面持ちで中空を見つめて祐は隣にいる水輝にそう呼びかけた。するとほどなく水輝が祐の間近に現れる。どうした、と声をかけられて祐は頷いた。

 

「あたしはそのベッドに横になるから、水輝さんにベッドの脇のコンソールにあるスイッチを押してほしいの」

「いや、ちょっと待て」

 

 すぐに了解してくれるだろうと思っていた祐は待ったをかけられて目を見張った。水輝が呻きながら額を押さえている。




機械的にはエロなんですよね……。
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