BL、TS、ftnr、人格交代とか色々警報です!!!
(BLは精神的な何か?)
人格は魂に付された標識だ。魂は珠、そして魂は力を透過する言わばフィルターの役目を果たしている。優一郎は激しく腰を動かしながら深い嗤いを浮かべた。強引に卵を放出させられたせいか、水輝は放心したままだ。
水輝の中に優一郎の精液が注がれていたことは幸運だったかも知れない。焦点の合わない目をして涎を垂らしている水輝に笑いかけて優一郎は指の間に挟んでいた器官に吸い付いた。それまで反応が消えていた水輝が目を見張って身体を震わせる。細かい粒の混じったざらりとしたものが口に飛び込んでくる。口の中で卵の生成度合いを確かめてから優一郎はそれを飲み下した。
水輝はかつて夢魔と呼ばれていた。久しくその力を使っていなかったためか、そのことを覚えている者は少ないだろう。だが使わなかったからと言って、水輝にその力がなくなった訳ではないのだ。
「そろそろ潮時かな。本当はこの身体に植え付けようと思ったんだけど」
小さく笑って優一郎は天井を仰いだ。静かに意識が閉じていく。後は頼むね、と呟いた直後、優一郎はその場にへたり込んだ。急に座り込んだ優一郎につられてペニスが水輝の膣から音を立てて抜ける。
「んっ、僕は……いったい?」
軽く頭を振ってため息をついてから優一郎は目を上げた。うつ伏せになっている水輝と手にした得体の知れないものを見てぎょっとする。優一郎は指につまんだ赤く細いものと水輝とを慌ただしく見比べた。水輝は荒い息を吐きながらぼんやりとした眼差しをどこかに向けている。
「これは?」
優一郎は眉を寄せて指の間に挟んだそれをじっと見つめた。探索の力を這わせてその正体を探る。細長いそれをしばし見つめていた優一郎は目を見張った。先端から垂れていた青い透明なとろみのある液体を反対側の指に取る。
「水輝さん!」
優一郎は倒れた水輝に声を張った。それまで横たわっているだけだった水輝がのろのろと身を起こす。水輝は蕩けそうな顔をして優一郎にすがりついた。さっきまで意識と身体が誰かに乗っ取られていたのだということは優一郎にも理解出来た。指に挟んだこれが水輝の器官の一部らしいということも判る。優一郎は抱きついてきた水輝の背を宥めるように撫でてため息を吐いた。
「水輝さん。気を確かに」
心配顔で告げた優一郎に水輝がふわりと笑ってみせる。思わず目を見張った優一郎は指の間から細い器官がなくなっていることにそこで気付いた。慌てて目で周辺を探す。
「優一郎。おれのこと好き?」
まるで童女のようなあどけない笑みを浮かべて水輝が首を傾げる。優一郎は困惑して目を泳がせた。一体、自分はいつから意識をなくしていたのだろう。水輝が記憶をなくしていたというところまでは覚えている。確か水輝は奈月の名前だけは覚えていると言ったのだ。その後、端末を使って奈月の写真を確認してもらった。が、水輝は奈月に関しては名前以外のことは覚えていなかった。それだけではない。水輝は自分の写真を見せられても、それが誰か判らなかったのだ。
「ええ。もちろんです」
にっこりと笑って優一郎は応えた。不思議と今の水輝は多輝によく似て見える。普段は顔立ちが多少似ていても二人のイメージが重なることはない。だが今の水輝はこれまでに優一郎が見たどんな水輝とも違う。
「おれも優一郎のこと、好き」
嬉しそうに笑って水輝が優一郎に強く抱きつく。優一郎は慌てた声を上げて腕をついて二人分の身体を支えた。
「み、水輝さん!」
慌てて水輝を押し戻そうとしたところで優一郎ははっと目を見張った。何かが股間で蠢いている。ペニスに慣れない感触を覚えた優一郎は慌てて水輝の肩をつかんで引き剥がした。手の中から失せていた水輝の細い器官がペニスに巻き付いている。
「水輝さん、それは、いったい?」
優一郎のペニスに絡みついた水輝の器官はじりじりと先端に向かって動いている。優一郎は声を潜めて訊ねてから目を上げた。水輝は優一郎の前にぺたんと座ってふわりと笑う。だがその笑い方は先ほどまでとは多少、違っていた。穏やかに刻まれていた微笑みがゆっくりと嗤いに変わる。
「たまご」
そうひと言告げた水輝の身体が淡い光を帯びる。
「水輝さ……んくっ!」
優一郎は微かな声を上げてベッドに手をついた。傾きかけた身体を支える優一郎の目に不気味な光景が飛び込んでくる。水輝の細い器官は更に細くなり、ペニスの亀頭部分まで昇って鈴口にその先端を入れていた。まるで糸のように細くなった水輝の器官がじりじりと精管に潜り込んでくる。
「おれのこと、好きだろ?」
嗤いを浮かべて水輝が言う。優一郎は震えながら顔を上げた。
「は、い……んぅ!」
弱々しい声で返して優一郎は眉を寄せた。これまで味わったことのない不思議な感覚に襲われる。優一郎はぐらりと身体を傾けてベッドに仰向けに転がった。
「へえ……凄い力だ」
感心したように言いながら水輝が優一郎の股間に擦り寄る。優一郎はのろのろと首を起こして水輝を見た。細い器官の巻き付いたペニスに水輝が唇を寄せる。その水輝の背には透明な青い羽根が生えていた。虫を思わせる四枚の羽根が部屋の明かりを照り返して光る。
「水輝……さん! 記憶……は?」
「記憶?」
苦しい呼吸の合間に訊ねた優一郎に水輝が不思議そうに返す。だがすぐに水輝はペニスに舌を伸ばした。美味そうにペニスをしゃぶってから水輝が顔を上げる。
「何だ? それ」
小さく笑って水輝が応える。その直後、優一郎は掠れた声を上げて射精した。迸った精液が水輝の顔にかかる。熱い精液を吐き出したペニスを水輝はくすくすと笑いながら撫でた。
「水輝……さん?」
強い快楽はまだ続いている。優一郎は弱々しい声で水輝に呼びかけた。水輝は顔にかかった精液を指ですくっては口に運んでいる。
「優一郎は元気だな。もう一ついけるかな」
呟くように言って水輝が身を軽く震わせる。その途端に優一郎は息を飲んで背を反らした。出したばかりだというのに異様なほどの衝動がこみ上げてくる。歯を食いしばってそれを堪えながら優一郎は必死で身を起こした。手を伸ばして水輝の腕をつかむ。
「ん、みずき、さん!」
懸命に呼びかけた優一郎を見つめた水輝の表情が僅かに曇る。だがまたすぐに水輝は嗤いを浮かべた。小さく笑って器官の挿入されたままになっている優一郎のペニスの先端を口に含む。舌と唇で刺激された優一郎は我慢出来ずに水輝の口に射精した。待ち構えていた水輝が喉を鳴らして精液を飲み込んでいく。
精管に挿入されていた器官が静かに抜ける。水輝の器官はどんどん縮んで行った。最終的にクリトリス付近に完全に吸い込まれてしまう。
「水輝、さん。あなたは、いったい?」
ふらつく身体を何とか起こそうとしていた優一郎に水輝が圧し掛かる。慌てた声を上げてベッドに逆戻りした優一郎に水輝が跨った。
「おれ? さあ。おれも知らない」
くすくすと笑いながら答えて水輝が優一郎のペニスを手で支える。身構える間もなく優一郎のペニスは水輝の膣内に飲み込まれた。言いようのない快感に優一郎は本能的に腰を突き上げた。水輝の中に注ぎたくて堪らなくなる。必死で腰を突き上げる優一郎を水輝は愉悦のこもった目で見下ろした。
だれだー(棒