エロシーン(オナシーン)があります。
機械なのでエロくないかも?
かなり長かったのでエピソードも分けてあります。
渚が祐を見て悶々とする
金色の光の中に二人が消えたのを見届けてから渚はため息を吐いた。水輝の記憶がなくなっていることは知っていた。が、こうもあっけなく忘れられてしまったことが少し寂しく感じられる。が、どうやら水輝の心の根深いところにある、一種の恐怖にも似た感覚は現存しているらしい。そのお陰で水輝は渚に手を出すことが出来なかったのだ。
渚はため息を吐いて自分の肩を揉み解した。あの状態の水輝の傍に優一郎を付けておくのは癪に触るが、仕方がない。何しろ、今の水輝が余りにも真っ直ぐに優一郎を欲しているのが見えたのだ。
むかつくわね、と呟いて渚は部屋を出た。あの祐のことすら水輝の記憶から抜け落ちていた点が引っかかる。水輝は渚に対するのと同様のこだわりを祐に抱いていた筈だ。優一郎に促されて祐のことは気にしないようにしたのだろうが、と考えて渚はため息を吐いた。祐がいる部屋にそっと入る。専用のベッドに横たわった祐は声を殺して泣いていた。
「誰? 大前さん?」
頼りない声で言った祐に渚は静かに近づいた。ごめんなさい、と詫びて祐に顔を見せる。
「渚さんね。あたしの事を心配して来てくれたのね」
股間を弄りつつも祐ははっきりとそう言って渚に微笑んでみせた。渚はそんな祐を見つめてもう一度、詫びた。細い指先で股間を弄る祐から目が離せなくなる。
「快感って慣れてしまうものなのね。気持ちいいけど、もう、乱れる事はなくなったわ」
「そう」
渚は悲しみに顔を歪めて頷いてみせた。こんな様を本当は祐は見られたくないのではないか。そう考えると自分がここにいることが酷く場違いな気がしてくる。そんな罪悪感と同時に渚の心の深いところに奇妙な感覚が芽生える。何故、そんなことを思うのかは判らない。渚は沸きあがってきた欲求を無視してそっと祐から目を離した。
「渚さん、気にしないで。渚さんはあたしを心配してくれて来てくれたんでしょう? 恥ずかしいし、ぶざまだとは思うけど、今のあたしはこういうモノなんだからしかたないわ」
「私もそうだったし」
目を背けたままで渚はぽつりと呟いた。かつてヒューマノイドの機体だった頃、渚はこの台に祐と同じように横たわっていたことがある。情けない様を結局は水輝に見られたくて堪らなかったのだ。そのことを思い出して渚は無意識にスカートを握りしめた。
「あっ、ごめんなさい、渚さん。あたしってば、無神経だったわっああんっ!」
掠れた声を上げて祐が腰を震わせる。どうやら精神的な負荷がかかってしまったようだ。渚は慌てて祐にごめんなさい、と詫びて頭を下げた。だが例え詫びたところで祐がこの台を降りることは出来ない。
「つ、辛かったら大前さんを呼ぶ?」
恐る恐る渚は祐に問い掛けた。
「大丈夫だから。交換用のパーツとかきちんとセットしてもらったから、一月放置しておいても大丈夫だそうよ」
苦笑する祐を見つめて渚は悲しい顔で首を横に振った。ひと月も放り出されたら自分ならきっと耐えられない。そう話しつつ渚は徐々に強くなる欲求を懸命に抑えようとした。だがそうすればするほど、身体は如実に反応する。渚は発作的に股間にきつさを感じて眉を寄せて腰を引いた。
「オナニーを止めると、息を止めたみたいに苦しくなって、やめられないの」
そう言いながら祐が自分の股間に目を向ける。巧みにクリトリスを弄りつつ、もう片方の手で祐が陰唇を両側に開いてみせる。しとどに濡れた祐の陰部を目の当たりにした渚は思わず呻いて台に手をついた。反射的に引けてしまった腰が勝手に震え始める。
「でもね、渚さんのこと怨んでなんかいないから。こうしてみず……あのひとの事を想っていられるだけで幸せだから」
そう言って祐がにっこりと微笑む。渚は耐え切れなくなってくるりと祐に背を向けた。スカート越しに股間に手を当ててから、自分を落ち着かせるために深く息を吐く。何とか欲求を抑えてから渚は祐に向き直った。
「ご、ごめんなさいね。何だか身体の調子が悪くて」
ごまかすために微笑みながら渚はそう告げた。祐が不思議そうにそんな渚を見る。しばし、愛想笑いを浮かべていた渚は諦めのため息を吐いてがっくりとうなだれた。
「おかしいわよね。水輝を想っているあなたを見ていると、無性に抱きたくなるの」
小声で告白してから渚は祐にごめんなさい、と頭を下げた。
「だったらおあいこよ。渚さんがここに来てから快感レベルが増してるもの。んくっ」
甘い声を漏らして祐がクリトリスを指先で強く押す。渚は触れたい、という欲求を堪えきれなくなってそわそわと周囲を見回した。
「あ、あの、私が触っちゃ駄目なのかしら?」
小さなショーツの布を恥丘に生えたペニスが押し上げている。辛うじてショーツのゴムに引っかかったペニスが揺れるのを感じつつ、渚は熱っぽくそう訊ねた。戸惑ったように視線を泳がせた祐の目をじっと見つめてみる。
「ごめんなさい。こんな誘うような姿を見せ付けておいて、断るのは失礼だと思うけど……」
あたしはあのひとのものだから。そう続けた祐を思わず抱きしめたい衝動に駆られつつ、渚は何とかそんな欲求を自制した。そうよね、と呟いて台から少しだけ離れる。祐が一途に水輝を想っていればいるほど惹かれるのだ。渚はむず痒い感覚に股間をスカート越しに押さえた。
「あ、あの、ごめんなさい! やっぱり、もう少し落ち着いてから来るから!」
慌ただしく言って渚は逃げるようにして祐のいる部屋を出た。廊下に出てから深いため息を吐いてその場にへたり込む。駄目ね、私ってば。そう呟いてから渚はよろけながらその場に立ち上がった。のろのろと自分に割り当てられた部屋に戻る。
エピタイがひどい!w