エロシーンに突入します。
ftnr 百合警報です!
「お耳汚し、もうしわけありません」
「渚さま、すみません。以後気をつけます」
それぞれが詫びて頭を下げる。渚は慌てて違うのよ、と首を振った。
「昂奮するから止めてというだけで、あなたたちが悪い訳では」
そこまで言って渚ははっとした。そういえばどうして眞子や波絵は自分のことを知っているのだろう。道代にしても渚に直に連絡をしてきた時から、こちらのことを知っている風だった。そのことを思い出しながら渚は恐る恐る目を上げた。
「あ、の。もしかしてあなた方、私のことを前から知って……?」
渚がここに来たのは祐に会った後だ。が、初めて祐と会った時には道代としか顔を合わせてはいない。
「KTSの人員はみんな龍神の基本情報はインプット済みですから」
そう言って波絵が頷く。渚はああ、と納得して頷き返した。だがだからと言って何故、自分の前に出るというだけで眞子が壊れるのだろう。渚は眉を寄せて考え続けた。だがその理由が皆目判らない。
作業に戻った波絵からの質問に答えながら渚は釈然としないものを感じていた。どうやら眞子の機体はそれほど深刻なダメージを受けてはいないらしい。波絵に言われたそのことに渚はほっと胸をなで下ろした。
「そういえば、里佳は? あの子は渚さんの前には出さなかったの?」
ふと思い出したように波絵が言う。里佳って誰。そんなことを内心で呟いた渚の横で道代が平然と言う。
「二人とも自分が出るって譲らなかったから、最初、私のぶんと渚さんのぶんを別々に持たせたけど」
「あ、あの。ちょっと待って」
渚は頭痛を堪えるように額を押さえて制止の声を挟んだ。
「あの、何故? 私の前に出ると何かいいことでもあるの?」
話題に出た里佳という少女のことは判らないが、眞子とどうやら渚の前に出る権利を争っていたのだろうことは話の流れから何となく判る。渚は呻くように告げてから目を上げた。すると不思議そうな顔をした波絵と目が合う。
「渚さんってば、凄いかっこいい美人なんだもん。うちのメンバーってばってそのあたりの話していいの?」
「優一郎さまがすでにお話されてます」
波絵に話を向けられた道代がきっぱりと言う。待って、と渚は声にならない声で制止しようとした。だがえへへ、と笑った波絵が嬉しそうに語り始める。
「まあようするに、百合っ気のある子をまとめて女子寮にぶちこんだみたいなものだから。どうなるかは推して知るべしというか」
そう言ってから波絵がにやりと笑う。渚は真っ青になって道代を見た。が、道代は知らん顔をしている。聞いてないわよ、と呟いて渚は低く呻いた。
「祐さまを救った時のあの気高いながらも激しい、あっ痛っ! 何するのよ!」
後ろ頭を道代に叩かれた波絵が不服の声を上げる。渚は蒼白になって道代を横目に見た。知らん顔をしている道代の頬がほんのりとだが赤くなっているのが見て取れる。まさか、と呟いて渚は波絵に目を戻した。波絵は唇を尖らせて頭を撫でつつもやっぱり頬を染めている。
「撮影されてたのご存知ですよね? 隠しカメラに向かって啖呵切られたときは本当にもうかっこよくて。あっ、優一郎さまには事故で見れないようにしときましたから安心してください」
渚は口を無意味に開け閉めしつつ情けない顔で道代を伺った。頬を染めた道代がこほん、と咳払いする。
「それで波絵。里佳がどうしたの?」
まるで何事もなかったかのように道代がそう告げる。渚はぼんやりとそんな道代と波絵を見比べた。スーツに身を包んだ道代のめりはりの利いた身体や、波絵のぶかぶかのつなぎ姿を見ていると、無性に抱きたくなってくる。苛立ちにも似た衝動を渚は懸命に抑えこんだ。
「あ、そうだ。あんた里佳に、飲み物運び終わったらパンツ脱ぐようにきちんと命令した?」
眞子の股間を覗きこみながら波絵が言う。すると道代があっ、と声を上げた。呆然となった道代を嫌そうな顔で波絵が振り返る。波絵はそこでいきなりつなぎのファスナーを降ろした。丈の短いタンクトップとショーツの姿が露になる。渚は波絵のそんな姿を見止めて思わずその場によろけた。波絵が股間を弄って目を閉じる。あああ、と力ない声を漏らして渚は伸ばしかけた自分の右手を左手で叩き落した。
「コールは鳴るけど出ないわね。完全には壊れてないけど、出ることができない状態ってところかしら?」
ため息混じりに言って波絵が開いていたつなぎのファスナーを引き上げる。渚は感情の消えた顔で道代と波絵を見比べた。波絵はまだ眞子の修復中だ。渚は半分ほど瞼を閉じて無造作に道代の手をつかんだ。驚いた声を上げた道代の手を自分の股間に触れさせて渚は低い声で言った。
「どうにかして頂戴」
熱を帯びてそそり立ったペニスをスカート越しに触らせながら渚は道代を睨みつけた。
「えっ、ちょっと渚さん、待ってください! 里佳が壊れかけてますから探しに行かないと……あっ」
道代の手を強く引いて渚は腕の中に抱きしめた。慌てた声を上げて道代が渚の腕の中で暴れる。
「ちょっと失礼」
不意に間近に声が聞こえ、次の瞬間、波絵が道代の後頭部を叩いた。
「流されてるんじゃないわよ! 渚さんも、どうせ抱くなら里佳にしてあげてください。ずっとコールしてますから、着メロで居場所がわかると思います」
「いま! 私はこの場でいま! すぐに抱きたいのよ! 判る!?」
怒りに目を吊り上げて渚は波絵に怒鳴りつけた。そう言いながら渚は手早く道代のブラウスの中に手を突っ込んだ。ボタンを外してブラジャーをずらし、剥き出しにした道代の乳房を両手で揉む。後ろ向きに渚に抱かれた道代が甘い声を上げる。
悶々としていた渚がキレました。