エロシーンがあります。機械ですけども!
あ! 見た目は百合かもですが、ftnr警報です!
いちまーい、にまーい、さんまーい、と書類を天井に投げながら学はため息をついた。学が放り投げた書類を手際よく文が受け止めて胸に抱えていく。学はほうっ、と息をついて文の動きを目で追いかけた。
「文ちゃん、今日も可愛いわっ」
目を潤ませて言ってから学は文に手招きをした。メイドの姿をした文が困ったように笑っていそいそと学に近づく。学はよいしょ、と文を膝の上に抱き上げた。
笹原学、自称二十五歳。学は吉良瀬財閥のトラブルコンサルタントとしてとある会社の責任者を勤めている。かつての学は男性だったが女性の身体に憧れて性転換した。そんな学もだが、病に冒されて余命幾ばくもないという状況になった。
そんなある日、あの厄介事をやたらと持ち込んでくれる水輝と奈月の手によって学の正体は明らかにされた。学自身も知らないことだったのだが、淫魔等を率いる龍神だったのだ。
文ちゃん可愛い、と嬉しそうに言いながら学は文の髪を優しく撫でた。そんな学はいまはちゃっかりと男性の身体を取っている。学の胸に寄りかかった文がうっとりと目を閉じる。ちなみにこの文は少女の姿をしてはいるが、生身の人間ではない。機械仕掛けの身体を持つ……ヒューマノイドだ。
ベッドに半身を起こした学に寄りかかっていた文がふと目を開ける。どしたの、と学は文を見つめた。
「金の乙女がとうとう陥ちたみたいですね」
「あの子、水輝くんに変なところがそっくりよねえ……」
裸のままの胸に文を抱き寄せながら学は深々とため息をついた。文はかつてメイドタイプと呼ばれる廉価タイプの機体を持っていたが、あれから学は出来るだけ文が不自由のないように機体に改良を加えたのだ。お陰で文は今では誰よりも学のことを理解出来る、言わば右腕として存在している。
「かの君よりは甲斐性ありそうですよ」
文が学の胸にことんと頭を乗せてそう告げる。そうねえ、と呟いてから学は苦笑した。確かに水輝より渚の方が少なくとも女性に対する甲斐性はありそうだ。現に渚は依頼されるままに次々にヒューマノイドを抱きにかかっているようだ。文から流れてくる情報を読み取りながら学は喉の奥で笑った。
「赤いヒトも紫のヒトも、まー、みんな快楽に溺れちゃって……」
楽しいわねえ、と呟いて学は文の首筋に唇を寄せた。白い首筋に口づけると文が微かに身を震わせる。
「問題はかの君です。このままでは、座位的に放置できない状況になる恐れがあります」
淡々とした言葉の中にごく微かに甘い響きを感じ取って学はそうねえ、と笑った。文のワンピースの胸元に手を伸ばして乳房を柔らかく揉む。そうしつつ学は文から流れてくる情報を読み続けた。
「困ったわねえ。アレ、水輝くんならともかく、他の誰かの器にばしっと閉じ込めるって難しいのよねえ」
眉を寄せつつ呟いて、学はするりと文のスカートに手を入れた。愛らしいフリルのたっぷりついたショーツを指で引っ掛けて降ろす。
「学さま……」
はにかんだように微笑んで文が学の膝の上で大胆に足を開く。今日もいい子ね、と微笑んで学は指先で文の陰部を探り始めた。指先に伝わる情報を読みつつ、同時に空気を伝って流れてくるあらゆる者の抱く快楽の感情を読む。
「文は幸せです」
うっとりとした面持ちで告げた文に学は微笑を返した。
「アタシも幸せよ……っと、あららら。まずいわ。さっきしたばかりなのに勃っちゃった」
くすりと笑って学は膝にかかっていた布団を跳ね除けた。入れていい? と文に訊ねて頷いたのを確認してからペニスをゆっくりと膣内に挿入する。スカートを握って持ち上げた文が学の上で腰を上下に揺すり始める。
「あっ、学さまっ!」
掠れた声を上げて文が仰け反る。学のペニスから漏れる気を捉えてあっけなく達してしまったのだ。学はよしよし、と文の頭を撫でて手を伸ばした。文の腰をしっかりと両側からつかんで上下させる。
「んっ、まなぶさまっ!」
「そろそろ、出すわね」
囁くように言ってから学は文の腰をぐい、と強く引き寄せた。膣奥にペニスが入り込んだところで射精する。控え目な声を発して文が全身を硬直させる。
それから学は文と二度ほど交わってからシャワーを浴びた。二人ですっきりとしたところで今度は女性の姿を取ってからスーツを身に着ける。連中がどれだけふらふらと遊んでいても、こっちには仕事があるのだ。手早く着替えを終えたところで学は各所に定時連絡を入れた。一応、自分が居ても居なくても会社はある程度は回るようにはしてある。が、動けるうちは自分で動くのが学のやり方だ。てきぱきと仕事を片付けながら学は文を連れてスケジュール通りにあらゆる場所に顔を出した。
「まあ、赤いヒトが動くのなら、アタシは出張らなくてもいいかしら?」
文とレストランで昼食をとりながら学は何気なくそう話題を振った。シックな内装の静かなレストランは学のお気に入りの場所だ。賑やかに食堂で食べるのもいいが、こういう場所も落ち着くものだ。
「それがいいと思います。わざわざ、かの姫君に会って火中の栗を拾うような真似する必要はないかと」
淡々と言いつつも文にしては珍しく複雑な感情が流れてくる。あら、と目を丸くして学は小さく笑った。
「もしかして文ちゃん、妬いてる?」
食後のデミタスコーヒーを飲みつつ、学はちらりと文に目配せした。
「はい。かの姫君は可憐すぎますから。友人としてはとても好いています。ですけど……」
そう言って文が目を伏せる。そこで学はあらあ、とはしゃいだ声を上げた。戸惑ったように見つめる文に笑みを返して学は告げた。
エピタイが……酷いですけども、作者用ということで(汗)