※この作品はR-18です。

狩りの終焉 一部   作:伊駒辰葉

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エロシーンありです。
フツー……? のエロかな? と思います、たぶん。


わたしのものだと思っていたのに 2

 いつからか水輝はこんな風には紫に触れさせてくれなくなった。交わる時はいつも強引にされて終わりだ。強制的に何度も絶頂に導かれるそのやり方でまどろむ暇などない。

 

 奈月の頭を撫でていた水輝が微かに呻く。次第に呼吸の荒くなってきた水輝を紫は泣きそうな顔で見つめた。熱心にペニスをしゃぶる奈月の頭を水輝が両手でつかむ。それを境に奈月は唾液の音を立ててペニスを唇の環で根元から先端に向かって扱き始めた。血管が浮き出るほどに勃起しきったペニスを大きなストロークで奈月の唇が何度も撫でる。

 

「……つ、き……も、出る」

 

 掠れた声にはっとして紫は水輝を見た。水輝は目を閉じたまま荒い息をついている。目が覚めているのかどうかもはっきりしない。奈月は唾液に濡れたペニスの幹の部分を手で扱きながら亀頭に吸い付いた。唇を動かして膨れた亀頭部分を刺激しながら両手を使って幹部分と陰嚢を愛撫する。紫はごくん、と生唾を飲んで奈月の様を凝視した。羨ましいと思う反面、どうしようもない欲求がこみ上げてくる。

 

 小さな声を上げて水輝がびくんと震える。それと同時に奈月の頭の動きが止まる。それまでの動きとは一転し、奈月は水輝のペニスをゆっくりと手でなぞった。水輝が射精したのだろう。奈月の喉が上下する。しばらくペニスに吸い付いてから奈月は静かに口を開けた。白く汚れた唇を舐めてから水輝のペニスに残っていた精液を舌で舐めとっていく。うっとりとした表情で水輝のペニスを舐める奈月の様子に紫は見入っていた。

 

 なんでわたしじゃないんだろう。水輝に優しく頭を撫でられている奈月を見つめて紫は心の中でそう呟いた。

 

「え?」

 

 不意に腕を引かれて紫は後ろに倒れた。ベッドに倒れこんだ紫を水輝が片腕に抱き寄せる。

 

「それでは、わたしは失礼します」

 

 水輝のペニスを服の中にしまいこんだ奈月が一転して元気にそう言って頭を下げる。いきなりのことに慌てた紫は焦って身体を起こそうとした。だがそんな紫を水輝がまた引き倒す。紫が挨拶する前に奈月は微笑みを残してその場から転移した。ちょっと待って、と声をかけようとした紫を水輝が両腕に抱きすくめる。

 

「ちょ、ちょっと水輝」

 

 慌てる紫の胸に水輝が顔を埋める。服越しに過敏になった乳首を顔で撫でられて紫は息を殺して身を震わせた。奈月が水輝のペニスを舐める様を見ているうちに欲情してしまったのだ。

 

「あ、ま、待って、水輝ってば」

 

 だが水輝は制止の声が聞こえていないのか、紫の服をめくって肌に舌を這わせる。寝るつもりでブラジャーを着けていなかった胸を舐められて紫は深い息をついた。暗い部屋の中に甘い紫の声が響く。

 

 いつもとは違い、水輝は優しい愛撫を繰り返した。強烈ではないが痺れるような快感が下腹部から全身に伝う。心地のいい気持ちの良さに紫はうっとりとした面持ちになった。かたくしこった乳首やその周辺に唇で吸いつかれる。望んでいた優しい交わりに紫は心から安堵した。

 

「立城」

 

 紫の胸に顔を埋めていた水輝が掠れた声で呼ぶ。それを聞いた紫は硬直した。水輝はかたく強張った紫の身体を抱きしめ続けている。だがはっきりと目が覚めた訳ではないのだ。紫は口に手を当てて出そうになった声を飲み込んだ。目を落とすと穏やかな表情で目を閉じている水輝の顔が見える。

 

 紫は目を細めて息を殺すと静かに水輝の腕から抜け出した。冷ややかな目で水輝を見下ろす。水輝は何かを探すようにしばし宙に腕を伸ばしてから再び寝息を立て始めた。

 

 わたしのものになったんだもの。そう心の底で呟いて紫は水輝のジーンズに手をかけた。前を開いて下着をずらすと勃起したペニスが跳ねるようにして現れる。紫は冷たい笑みを浮かべてショーツを脱ぎ捨てて水輝の腰に跨った。

 

「絶対誰にもあげない」

 

 潤んで緩んだ膣口に水輝のペニスを導く。紫は一気に腰を落として膣の奥まで水輝を咥え込んだ。目を閉じて穏やかな寝息を立てていた水輝が僅かに呻く。紫は広がったスカートを捲り上げてあちこちが破れた水輝のシャツのボタンを外していった。紫の目にはもう水輝の身体に残る古い傷は見えない。傷一つない綺麗な水輝の肌に紫は唇を落とした。真っ先に首筋に吸い付いて舌先で肌をなぞる。無駄な肉のない肩や胸に唇を落としながら紫は腰を動かし始めた。小さな乳首に吸い付いて執拗に舌先で愛撫する。そうしているうちに水輝の息が上がってくる。紫は額を水輝の胸に乗せて冷たい笑みを浮かべた。

 

「本当は知ってるんだ……水輝、ここにいいもの隠してるでしょ」

 

 そう言いながら紫は指先で水輝の肌をなぞった。水輝の左のわき腹のところでぴたりと指を止める。紫は足を左右に大きく開いて膣の奥に水輝の亀頭部分を咥え込みながら愉悦の笑みを浮かべた。

 

 指先が肌に潜る。その瞬間、水輝が声を上げて仰け反った。紫は水輝の肌を裂いて指を進めながらくすくすと笑った。膣内でペニスが強く脈打つ。律動を感じながら紫は腰を激しく動かし始めた。水輝の血に濡れた指をゆっくりと進める。




紫は紫で追い詰められてるって感じかなー、と。
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