新米冒険者が、悲惨な人生を送ってきたダークエルフの奴隷少女を買った話。 作:仮面紳士
ダンの指示に従い、少女は服を脱いでいく。
奴隷商人にサービスで貰ったフード付きのローブ。
その下に着た、奴隷らしい簡素な服。
それだけ脱げば、もう少女の体は一糸まとわぬ生まれたままの姿だ。
悲惨な生活で羞恥心など擦り切れてしまった……いや生まれた時から人間らしい生活を送ってきていないせいで、元々羞恥心など持ち合わせていない彼女の躊躇の無い脱ぎっぷりに、むしろ指示したダンの方が「あ!? そ、そんな大胆な!?」と叫びながらうろたえて、手で自分の顔を隠してしまった。
彼は異性とそういう関係になったことなど、これっぽっちもない童貞なのだ。
ちょっと刺激が強すぎる。
「終わりました」
「は、はい……」
服を脱ぎ終えたことを報告してくる少女。
ダンは恐る恐る顔を覆っていた手をどけて、目を開けていき……。
「ッ!?」
目の前の光景に、しばし我を忘れた。
「め、女神……?」
ダンの目に映ったのは、自分より少しだけ幼い少女の、神秘的な褐色の肌と純白の髪をした美しい少女の、裸体。
彼女はなんだかんだ言っても、容姿端麗で知られるエルフの端くれなのだ。
エルフの中では並程度だが、人族基準では相当に美しい。
まして、田舎から出てきて数年も経っておらず、大都市とまでは言えないこの町までしか知らない世間知らずの少年にとっては、今まで見てきた誰よりも、何よりも美しく見えた。
この美しさと希少性を加味されたからこそ、少女は金持ち向けの価格で売られ、されど中古品ゆえに金持ちに売れず、徐々に値下がりしていって、庶民が結構な無理をすれば買えるという絶妙な値段になっていたのだ。
「さ、触ってもいいですか……?」
「? どうぞ」
なんで、わざわざ許可を取るのかと少女は不思議に思った。
前の飼い主であるロリコン貴族など、有無を言わさず滅茶苦茶にしてきたというのに。
「で、では……!」
少女の返事を聞き、ダンは意を決して、恐る恐る初めての女体に手を伸ばす。
最初に手が向かったのは、14歳程度という少女の外見相応に小ぶりな胸。
「ふぁぁぁ」
小ぶりだけれど確かにある、男の胸板とは全く違う柔らかい感触に、ダンは感動した。
自分は今、女の子の胸を揉んでいる。
パーティーメンバー達に一生童貞とバカにされた自分がだ!
だが、満たされる心とは裏腹に、体の方はもっとだ、もっと女を味わわせろとせっついてくる。
悲しき雄の本能だ。
「き、きき、キス、しても、いい、かな……?」
「? どうぞ」
だから、どうしてイチイチ許可を取るのか、少女はやっぱり不思議だった。
「じゃ、じゃあ、その…………失礼します」
「んっ」
ダンが少女の唇を奪う。
唇が触れ合うだけの、童貞丸出しの拙いキス。
それでも、ダンの心にはとてつもない満足感が生まれた。
(ああ、俺、もう死んでもいい)
我が人生に一片の悔い無し。
まだいたしてもいないのに、早すぎる。
キスくらいでこうなってしまう幼気な童貞は、
「んんっ!?」
次の瞬間、性の道の一歩奥へと連れ込まれた。
「んっ、んちゅ」
「ッ……!? ッッ!?」
(舌!? この子、舌入れてきた!?)
なんと、少女がダンの口の中にニュルリと、自分の舌を挿入してきたのだ。
少女の舌がダンの口の中で暴れ回り、彼を蹂躙していく。
暴力的なまでの快楽に翻弄されて、息をすることすら忘れてしまった。
そんな時間が十秒、二十秒と続き、ようやく解放される。
「ぷはっ!? ハァ……! ハァ……! き、君! な、ななな、なんであんなことを!?」
「申し訳ありません」
少女は抗議されていると見て、即座に謝った。
故郷で虐げられていた時、ロリコン貴族に壊されていた時、自分の言い分なんて聞いてもらえた試しが無い。
ゆえに、とにもかくにも謝って慈悲を乞う。
それが少女の癖になってしまっていた。
「あ、その、怒ってるわけじゃないんだ! ただ、なんであんなことしたのか気になっただけだから!」
ダンは、少女が僅かに怯えているのを感じ取って、慌てて自分の言葉を取り繕った。
実際、本当に怒ってはいない。
むしろ、あの行為自体は幸せいっぱい、胸いっぱいだ。
ただ、覚悟の決まっていないところに、段階飛ばしでいきなりきたから驚いただけなのだ。
「? キスって、あれのことじゃないんですか?」
気になったという言葉を、答えろという命令と受け取った少女は、擦り切れた心で、それでも叱責を恐れながら、口を開いた。
彼女はキスと言えば、あのキスしか知らないのだ。
まともな男女の交わりなど知らないところに、ロリコンクソ貴族が自分を喜ばせるためだけの技を仕込んでしまったから。
「違うよ!? いや、多分違うわけじゃないかもしれないけど、ああいうのは、もっと段階を経てから……!」
「?」
少女が首を傾げる。
困ったような、本気で理解できていない顔だ。
ダンは自分と少女の間に、かなり性知識に対する認識の隔たりがあることを、なんとなく悟った。
「いや、今はいいや……。いや、ホントはよくないんだけど、もう、限界……!」
ダンはその問題を一旦棚上げする。
さっきの大人のキッスで、お預けを食らい続けてきた下半身がもう限界だったのだ。
服の下で、肉棒はかつてないほどそそり勃ち、ダラダラと我慢汁を垂れ流している。
今すぐに何とかしなければ、獣欲に任せて酷いことをしてしまいそうだった。
「失礼します」
「へ? わっ!?」
そんなダンのズボンを脱がせ、パンツを脱がせて、少女が口でそそり勃ったダンの肉棒をくわえた。
そのまま、熟練の技巧を感じる舌使いで、肉棒をシゴイていく。
これもまた、男が勃ったら即座にご奉仕しろという、ロリコンクソ貴族に刷り込まれた悲しい命令だった。
「あ、あ……!」
(溶ける……! チンコが、溶ける……!)
一方、ダンの方は少女の行動にツッコミを入れる余裕もなく、与えられる快楽に耐えることに必死だった。
亀頭に舌が触れ、唇が竿を上下する度に、この世のものとは思えない快楽が襲ってくる。
経験の無い童貞に、これを耐えることなど不可能であった。
「い、イク……!」
「!」
やがて、数秒としないうちに、ダンは射精した。
人生で最大の量の精液を、少女の口に吐き出した。
その大量の精液を、少女は無表情のまま、ゴクゴクと飲み込んでいく。
こうしろと躾けられたがゆえに。
(ああ、飲んでくれてる……。俺のを、飲んで……!)
そのあまりに扇情的な絵面を見て、ダンの肉棒が萎えるはずもなかった。
射精直後だというのに先ほど以上の硬さと大きさとなり、さあ、早くメインディッシュをよこせと、下半身が体の主導権を奪ってゆく。
「ハァ……ハァ……!」
「!」
下半身が命ずるままに、ダンは少女を押し倒した。
少女の唾液と自身の精液でヌルヌルにコーティングされた肉棒を、少女の小さな入口にあてがい、一気に腰を突き出そうとして……。
「い、いいかな?」
ギリギリ残っていた最後の理性が、彼に相手の了承を取ることを忘れさせなかった。
「どうぞ」
相変わらず自分の許可を求めてくるダンを、そういうものなのだろうと割り切った少女は、同意の言葉を口にした。
そして、これから始まることへの覚悟を固める。
少女の性行為は、毎回毎回痛みとの戦いだった。
初体験の時、十歳の狭い狭い入口に、どう考えても無茶なサイズのモノを突っ込まれ、激痛に泣き喚いた処女喪失の記憶は今でも忘れられない。
それ以降も、初めての時に比べればまだマシだったが、乱暴に突かれ、えぐられ、拷問のような器具を使われ、玩具のように壊されたのは、擦り切れてしまった今でも恐ろしいトラウマだ。
治癒魔法をかけられなければ、少女はとっくに物言わぬボロキレと化していただろう。
少女はそのレベルの苦しみを覚悟し、
「あ、あぁ……!」
とうとう入ってきたダンの感触に……首を傾げた。
「あ……! 溶ける……! これ、やばい……!」
ダンの肉棒は、何度か挿入に失敗して入口付近に擦りつけられた後、確かに少女を押し広げて入ってきた。
なのに、痛くない。
ロリコンクソ貴族に突っ込まれたモノより小さいからか、唾液と精液でヌメっているからか、苦痛と言えるほどの痛みを感じなかった。
「あ、う……!」
加えて、ダンの動きはとてもゆっくりだ。
ゆっくりと入ってきて、何かを堪えるように一度止まり、またゆっくりと動き出す。
ダンにしてみれば、そうしないとすぐにまた射精してしまいそうだったのだ。
初めての女性器、初めてのセックスは、彼にそれほどの快楽をもたらした。
そして……。
「ああ!? イク! イクッッ!!」
ダンは我慢し切れずに、ほどなくして果てた。
先ほど口で飲み込んだ以上の精液が、少女の奥深くに注ぎ込まれる。
少女にしてみれば、「え? もう終わり?」という感じである。
殴られると思っていたら、撫でられただけで終わったような気持ちだ。
「もう、一回……!」
しかし、さすがにそれで終わりではなかった。
若く精力にあふれたダンは、中々賢者モードになることなく、二回、三回と少女の中に精を吐き出した。
けれど、そのどれもが痛くはない。
むしろ、中に出された精液のおかげで滑りが増し、ほんの少しだけ気持ち良いとまで思えてしまった。
「ハァ……ハァ……。限、界……」
やがて、精根尽き果てたダンは、幸せそうな顔で眠るように気絶した。
その腕が大切なものを離すまいとするかのようにガッチリと少女のことをホールドし、胸に抱き寄せて離さない。
冒険者としてそれなりに鍛えられた腕に抱かれながら……少女は自分の経験とはあまりにも違った行為に、ひたすら首を傾げた。
そうしているうちに、少女もまた眠りに落ちた。
彼らの初夜は、こうして終わりを告げた。