おうちデートだけのつもりが渚に誘惑されて流されるがままにゴムありセックス 作:pathfinder
原作:IDOLY PRIDE
タグ:R-18 IDOLY PRIDE アイプラ 伊吹渚 インモラル IDOLYPRIDE コンドーム 手コキ
(pixivにも投稿しています)
「お邪魔しまーす」
慣れた様子で渚は部屋の中を見渡しながら部屋に入ってきた。そんなに見られても特別なものはなにもない。見れられて不味いようなものもない。渚にとっては珍しい光景なんだろうと思った。とはいえ彼女が俺の家に来るのは初めてではない。確か、今回で4、5回目だっただろうか。
それでも渚が俺の部屋にいるというのは変な感じだ。まだまだどこか違和感がある。そもそもアイドルである渚がマネージャーである俺の家にいるのはよろしくないことなのだが……。
『――マネージャーの家で、おうちデートしてみたいんです』
そんなことを言い出したのが全ての始まりだった。異性の部屋に入ってみて、おうちデートを疑似体験をすることで今後の仕事の参考にしたいから――とそんな理屈をこねて渚は頼み込んできた。最近はもし恋があったり、『彼氏の家でデート』をテーマにした雑誌の撮影があったりして、おそらくそういったことに影響されたのだろう。あとは単純に異性の部屋に興味があるというのも多分ある。
異性の家に入ってみたい、おうちデートをしてみたいなど……当然のことだが、そんな頼みをマネージャーとして首を縦に振ることはできない。
『こんなこと、マネージャーにしかお願いできないんです!』
だが、それでも渚はまったく引き下がらなかった。なんとか抵抗したものの、最終的に俺は押し切られてしまった。
……一回許可してしまったのがよくなかった。一回入ったのだから何度入っても同じ理論を唱える渚を拒むことができなかった。口実を与えてしまったのだ。何度も、かなりしつこくお願いされて、そのままなし崩し的に今に至る。
その結果かどうかはわからないが、渚の仕事の出来はよくクライアントからの評価も上々で、ライブでのパフォーマンスも上がり彼女のファンが増えていた。渚は『疑似おうちデートのおかげです』と何故か自慢げに喜んでいた。俺はおうちデートのおかげだとは思えなかったが、いい結果が出ているので余計に渚の度々のおねだりも無視できなかった。もちろんよくないことなのわかっている。
「いつ見ても生活感がないですよね……」
「ありがたいことに忙しいからな」
「マネージャー……」
「忙しいのはいいことだよ」
微妙そうな顔にしている渚に俺は苦笑いをした。俺の部屋は渚の言う通り、生活感がない。埃の被り方だったり、ゴミがまったく溜まっていないゴミ箱だったり……モノが片付けられているのではなく、使われていなかったことが部屋のあちこちから読み取れる。
それだけ星見プロが、みんながアイドルとして売れてきているということだ。いいことだ。渚が気に病む必要はない。
「いつもありがとうございます、マネージャー」
面と向かって感謝の言葉をもらうと照れくさい。俺としては当たり前の仕事をしているだけだが、それでも感謝されるのはやっぱり嬉しいものだ。
「っと、座布団用意するからちょっと待ってくれ」
俺はむず痒さを誤魔化すようにそんな言葉を口にした。ただ誤魔化すだけの言葉ではない。俺の部屋にはソファーはなく、座る場所がなかった。渚を冷たいフローリングの床に座らせるわけにはいかない。いつも通り、座れるように敷くものを出そうとした。
「――必要ないですよ」
渚のきっぱりとした言葉に俺は首を傾げた。必要ない? 一体どういう……?
「えいっ」
掛け声とともに渚は部屋のベッドに腰をかけて、そして上半身を倒して寝転んだ。その動作に勢いがあったため、ベッドが弾んだ。マットレスに身体を預けて沈み込ませて、気持ちよさそうに目を細めた。
「マネージャーの匂いがします……」
「お、おい、渚……っ」
シーツの匂いを嗅いで、渚はぼんやりと呟いた。
いきなりの彼女の行動に動揺してしまう。恋人でもない男のシーツの匂いを嗅ぐなんて予想していなかった。今まではしてこなかった行動だ。
成人男性の匂いは絶対にいい匂いではないはず。嫌悪感を抱かれて当然のはずなのに渚の表情にマイナス感情は見られなかった。むしろうっとりとしているような。
一体なにを思って匂いを嗅いだのか、匂いを嗅いでどう思ったのか。気になるが、聞けない。渚になにを言われるのか。成人男性としては怖い。
「んふふ~……どうしたんですか、マネージャー?」
「……男のベッドの匂いなんて嗅ぐなよ。いい匂いなんてしないだろ……」
「そんなことないですよ? なんというか……そう、落ち着く匂いがして、私は好きです」
「そ、そうか……」
渚の言葉はナチュラルで淀みなくて真っ直ぐだったから俺は呆気に取られてしまった。なんとか言葉をひねり出したが、それ以上はなにも言えなくなってしまう。渚にしてやられた。
「ね、マネージャーもこっちに来て、座ってくださいよ。ほら、隣に」
「いやいや……いいよ、俺は」
「もー、そんなこと言わずに」
渚は身体を起こして、俺の心情を知らずに自分の隣をポンポンと叩いて座るように誘ってくる。おかしい。ここは俺の家なのに、イニシアティブを取られている。
「座ったら不味いことでもあるんですか?」
「い、いや、そんなことは、ない、けど……」
「じゃあ、いいじゃないですか。ね、ほらほら」
「わ、わかったから」
……結局俺はまたしても押し切られて彼女の隣に腰をかけた。渚の言う通り、隣に座ること自体は不味いことではない。よろしくないのは俺の精神衛生的なことだ。マネージャーとして、大人として節度ある態度を保てばなんら問題ない。
そう考えて心の余裕を持つために、彼女との間に一人分の距離を空けた。が、すぐに渚によって詰められてしまった。隙間なく身体がくっついた。
にしても本当に近い。所詮、これは疑似おうちデート。おままごとみたいなものだ。本当のデートではないし、恋人でもないのだ。大人として情けないが、俺がどぎまぎしてしまうのは仕方ないことなんだ。
さらに渚は俺の腕を掴んで、抱き寄せてきた。彼女の胸の膨らみに腕が包まれる。柔らかな感触がはっきりと伝わってきた。渚はしっかりと腕を絡めてきて、俺の腕は逃げられない。
「っ……やりすぎじゃないか、これは」
「そんなことないですよ。これはまだまだ序の口、ですよ?」
顔を近づけてきて小さな声で渚は囁いてきた。その声に反応して渚のほうを見ると彼女はにこりと微笑んだ。頬が薄っすらと赤らんでいるように見えたのは気のせいか。
部屋の中で二人っきりというイレギュラーなシチュエーションに、渚に身体を密着されて、心臓の鼓動は速くなる。意識しないようにと心がけても彼女の体温や腕の細さがそれを許してくれない。
「……っ」
どぎまぎしているうちに渚は俺の心理状態を知ってか知らずか更なる行動に出てきた。俺の腕を抱いたまま、渚は指先を動かしてきて、腕を撫でたりくすぐったりしてくる。指が触れては離れて、俺の反応を窺いながらその繰り返し。渚のその触れ方がどこか焦らすようで、俺は弄ばれていた。
「な、渚? くすぐったいからやめてほしいんだが……」
「えー……」
露骨にしょんぼりとした表情をして渚はわざとらしく不満そうに声を上げた。
「こういうじゃれつきもおうちデートの醍醐味ですよ?」
「……」
言い返せなくなって。俺は渚の好きなようにさせることにした。抵抗やめた途端に渚はぱあっと花開くような笑顔になった。
渚はそのまま続けてきて、次第にその範囲は変わっていった。最初は腕だけだったのが、手だったり肩だったり、あるいはお腹や太もも辺りに移っていく。彼女が触れる範囲が広がっていくにつれて、くすぐったさは俺の中で蓄積していく。
渚の甘い匂いが強く香る。このままでは不味いような。なにか間違いが起こってしまいそうな。そんな感覚に陥る。
「ま、待ってくれ、渚っ! いったん止めてくれ……!」
「なんでですか~?」
わかっているのか、わかっていないのか。おどけた口調で渚は答えて、その手の動きは止めてくれなかった。
「その触り方は不味いだろ……っ」
「ん~、なにが不味いんですか?」
これは絶対わかっている反応だ。俺の言葉の意味がわかってやっている。このままではよくない方向に進んでいくことを渚はきっと理解している。それでも手を止める気はなさそうで、手で触る範囲は広がっていく。触り方も強弱をつけてきて、よりもどかしさを蓄積していく。
俺たちはマネージャーとアイドルで、この先に行ってしまうのはよくない。しかしよくないと思い込むほどに本能は刺激されていき、下半身へどす黒いものが流れ込み溜まっていった。
ついには身体の内部で渦巻いていた興奮が目の前の少女にもわかるように顕現してしまう。
「あ……っ」
スラックスの股間部分が盛り上がってしまう。それを見た渚はなぜか嬉しそうに声を上げる。
これは違うんだ。渚に普段から欲情しているわけではないんだ。忙しさで抜いてなかったからこうも簡単に下半身が反応してしまっただけなんだ。渚に魅力がないわけではないが、ともかく違うんだ。
「マネージャー、興奮しちゃったんですか? 私、まだなにもしてないですよ?」
いやしてるだろっ。反射的に叫んでしまった。
わかっている癖して知らないかのような言い方で渚は悪戯っぽく囁いてくる。太ももを重点的に撫でまわしてきて、下半身を煽ってきて俺の暗い欲望を増幅させようとしてきた。
「ま、待て待て! これは忙しくて処理してなかったからであって、渚に興奮したわけじゃ」
「えー、違うんですか?」
「違うからっ!」
と言いつつも渚の問いかけに答えるかのように股間がぴくりと反応を見せてしまった。言葉に説得力がなくなってしまう。
股間の反応を見て渚はくすくすと笑う。俺は余計にいたたまれなくなった。
「私は嬉しいですよ? マネージャーを興奮させることができて」
顔を近づけて、渚は内緒話をするみたいに耳打ちしてきた。吐息が混じっていて、くすぐったくて……またしても下半身がぴくぴくと震えてしまった。
「ふふっ、びくびくって震えて、返事しちゃってます。可愛いなあ……。期待通り、マネージャーのここ、触ってあげますね」
「お、おい、待て待て待てっ、待ってくれ、それは駄目だっ」
股間の盛り上がりに触れようとしてくる渚を俺は慌てて止める。流石にそれは洒落にならない。ここまでのおうちデートだって本当はよくないが、男性器に触るのは本当に不味い。度を越した行為だ。
「待たないですよ? ……だって最初からそのつもりだったんですから」
「え……?」
「――ふふ、隙ありっ」
「っ!?」
……やられた。
太ももを触っていた渚の手が下半身の膨らみ部分へと素早く近づき、その塊に触れる。その瞬間にぴくっぴくっと、これまでで一番大きな反応を見せてしまう。意識して抑えようとしてもどうにもならなかった。
「――あっ……」
感嘆とした声が聞こえてきた。渚の表情は嫌がっているものではない。純粋な驚きと興味と恥ずかしさが混じっていた。
俺の表情を眺めながら渚はさすさすと膨らみを優しく撫でてくる。彼女の指先の細さが生地越しに伝わってきて、盛り上がりはさらに膨らんでいった。大きくなりすぎて、スラックスの内側で留まっているのが苦しい。
「マネージャー、苦しそうです……。これ、出してほしいんですか?」
「そ、んな、こと……」
そんなことはない。マネージャーとして許されないことを望むわけがない。アイドルに自分の性器を触ってほしいなんて思っていない。性欲に流されるわけがない。
だけど心のどこかで、男として可愛い女の子に己の象徴を触らせたいと、そう思っている自分がいる。否定したいのに否定できない。あわよくば渚と……そんなことを考えてしまう自分がいる。
ああ、クソ……っ。
「……答えないなら私の好きにしちゃいます」
「えっ」
「出しちゃいます――ねっ」
止める間もなく、渚は手早くスラックスのチャックを下ろす。そのスラックスと下着をずらしてきて――勃起したそれがぶるんと彼女の眼前に出てきた。その勢いのせいで驚かせてしまったのだろう。渚はまん丸な瞳を大きく開かせる。だがそれも一瞬のこと。羞恥心を宿しながらも微笑んだ。
「お、おちんちん、おっきい……。あ……っ、凄い、硬いです……」
見るだけに留まらず、渚は勃起した俺の陰茎をそっと細い指先で触れてきた。自分とは違う温度が伝わってきて、びくっと震えてしまった。ひんやりとしていて、そのせいで敏感に反応してしまった。
「あは、敏感ですね~」
「な、渚……やめて、くれ……っ」
「もー、そんなこと言って……マネージャーのおちんちんは喜んでますよ?」
渚の言葉に反応したみたいにタイミングよく、俺の陰茎はぴくっ、ぴくっとまた震えてしまった。
たまたまだ。言い訳じゃない。喜んでいるなんて、そんなことはない……。
「うーん……素直じゃないなぁ」
手で輪っかを作り、渚は竿の部分を上下に擦り動かし始めた。そのままの状態では手で扱きにくかったのか、渚は顔を亀頭に近づけて口を開いて唾を垂らした。潤滑油の代わりの透明な唾液で竿が汚れていく。その光景を俺は妖艶に思えて、下半身がまたしても反応してしまう。みっともないと自分でも思った。
「ここはこーんなにも素直なのになぁ」
「ぅ、あ……」
ぶるりと震えた亀頭をよしよしするみたいに優しく撫でて、再び唾液の付着した陰茎を扱き出した。渚の手が優しく、だけどもしっかりと竿を擦る。当たり前だが、様子見するみたいな、不慣れな手つきで、本当に触るのが初めてなのだと感じさせた。自分でオナニーするのはとは違う、その慣れてなさが今まで経験したことがない気持ちよさに繋がっていた。
ぐちゅ、ぐちゅと水音が下半身から聞こえてくる。わざとやっているのか、渚はその音がより響くように手を動かし続けていた。渚の甘い吐息の音と混じって、鼓膜を通して俺の脳を犯してくる。己の欲望に従いなさいと言われているようで。そうした方がいいと徐々に思い始めている自分がいた。
「えい、えい、えい……ぁ、まだ硬くなるんだ……すごい……」
渚に囁かれ、触られて、扱かれて……自分でも異常だと思うぐらいに陰茎は硬度を増していく。手コキを続ける渚は男の身体の仕組みに驚きつつも、肉棒の雄々しさにうっとりとした。そんな彼女に俺は情けなくも男として誇らしくなった。
「マネージャー、これはどうですか? 気持ちいいですか? ……ふふっ、答えなくても大丈夫ですよっ。顔を見ればわかりますから」
慣れてくると渚は手の動かし方に変化を織り交ぜてくる。スピードを上げたり、緩急をつけたり、竿の握り力に強弱をつけたり……。こちらの表情を逐一確認しながら、俺が一番気持ちよくなれるように扱き方を調整してくれていた。
段々と自分の呼吸が荒くなっていく。吸って吐いての間隔が狭まってきて、至近距離の渚から桃の匂いをより強く感じた。
彼女の匂いで肺をいっぱいにさせられて、柔らかい胸を押し当てられて、甘い声で囁かれて、あらゆるところから渚という魅力的な女の子の情報を押し込まれて、いっぱいになって、これでもかと支配される。その情報は下半身に響き、睾丸で精液を作らせて、射精させようとしていた。我慢、我慢と自己暗示をかけるが、もう駄目だ。
「な、渚っ、手を止めてくれ……っ。俺、もう……っ」
イきそうになった俺は渚にそう懇願する。情けないが、それでも耐え切れず射精して渚の手を汚すよりかはいい。可愛い女の子の手を汚すのは男としては悦ばしいことだが、相手が渚なら――星見プロのアイドルならお話は違う。大事なアイドルを汚すなんてことはできない。
「出そう、なんですね? 射精しそうなんですよね?」
「ぁ、ああっ。だから……っ」
「……いいですよ? 我慢せずに気持ちよく、ぴゅーって、してくださいね?」
よくない。なにもいいことはない。アイドルの手で気持ちよくなって情けなく射精していい訳がないんだ。
それを渚はいいという。射精していいと許してくれる。なんて魅力的な言葉。それに抗うことなんて……そんな意志の強さはもう俺には残っていなかった。
「マネージャーの恰好いい射精、見せてくださいっ、ほらっ、ほらっ」
「ぁ、ああっ、わかった、わかったからっ……もう、出る出るっ、出るっっ」
臨界点に達した下半身がピンと強張って、そして亀頭の先端の鈴口から白濁の液体が勢いよく放たれた。竿が何度も繰り返し震えながらびゅく、びゅくと陰茎は精液を吐き出す。今も扱き続けている渚の手に精液がそのイカくさい匂いを染み込ませるぐらいにべったりとこびりついた。
「わぁ、すごい……いっぱい、出てる……マネージャーの白い精液、びゅくびゅくーって元気いっぱい飛んでるぅ」
初めて見るであろう精液が飛んでいく様子を渚は物珍しそうに眺めながら嬉々とした声を上げた。自分の手が汚れていくのも気にしていなさそうだった。彼女の服にも精液がかかっているというのに、それすら気にしていない。気付いていないのかと思ってしまうぐらいだ。
吐精の勢いが弱まってきて吐き出される精液の量が段々と少なくなり、やがて鈴口から出てこなくなって竿の震えが止まった。下半身を覆っていた張り詰めた緊張がじんわりと広がる甘い疲労に変わって、ようやく射精が終わったことを実感をした。
渚はゆっくりと密着させていた身体を離す。俺から女性特有の柔らかな感触が遠くなって、寂しさを覚えた。
「ようやく精液止まりました……これが射精、なんですね……。すごい匂い……っ」
竿から手を離して渚は白い体液がべったり付いた手をじっくりと見つめていた。ゆっくりとその手を自分の鼻に近づけて、すんすんと匂いを嗅ぎ始めた。独特なイカくさい匂いだというのに、その匂いを身体に覚え込ませるかのように渚は執拗に鼻を鳴らす。
それだけでもエロい光景だというのに――
「……ぺろっ」
「ッ!?」
渚は指を口に近づけて、舌を出して精液を舐め取った。俺が突飛な行動に驚いているうちに渚はもぐもぐと精子の味を口と舌で確かめて、ごっくんと飲み込んだ。
「ん……苦っ」
「!! なにやってるんだ!?」
「なにって……精液の味を確かめてるんですよ」
「いやいや……」
精液は飲み込むものじゃない。苦くて当然だ。俺は吐き出すように勧めるが渚にはすぐに拒否されてしまった。
「マネージャーの精液がどんな味なのか、知りたいですから」
渚はそう言いながら次々に付着した精液をぺろぺろと舐め取っていき、手を綺麗にしていった。俺がなにを言ったって彼女は舐め取るのを止めたりはしないだろうと思った。
俺は……自分の子種汁を飲み込んだ時の渚の嬉しそうな顔に雄として優越感を抱いてしまった。劣情を催してしまう。下半身に再び力が入っていく。
「あ……服にまでかかっちゃってるぅ……。もう、マネージャー、飛ばしすぎですよ……」
手に付いていた分を全て舐め切った後でようやく渚は自分の服を見て、精液で汚されていることに気付いた。
ここまでの勢いの射精は自分が覚えている中では初めてだ。他人に――渚に手で扱かれたせいなんだろうか。おそらく自分で扱くのとは違う不慣れでいつもと違う手触りと、渚を汚したいという暗い欲求がいつもよりも勢いよく射精させたのだ。
「す、すまない」
「しょうがないですって。あれだけ勢いがよかったら服にもかかっちゃいますよ……んしょ」
「…………え?」
渚は精液で汚れた服を迷いなく捲り上げて脱ぎ始める。またしても渚の突飛な行動に俺はフリーズしてしまった。気が付けば渚の上半身はブラジャーだけになっていた。下は服を着ていたのがまだ救いか。
渚が着ているのはピンク色のガーリーなブラジャー。視線を向けないように意識しても最終的にはそのブラジャーと彼女の確かに存在するどこまでも沈んでいきそうな谷間に目が行ってしまって、渚のほうへ身体が乗り出しそうになった。
「マネージャー、じろじろ見すぎですって……。目が怖いです……♡」
「ちが……っ」
「あはっ、すごいのはここからですよ?」
渚は手を背中に回すと、ぱちっと小さな音がした。胸を抑えながらストラップから腕を片方ずつ順番に抜いていき、最後に胸を抑えていた手をどかした。彼女の胸を支え守っていた布が重力に従って落下していった。
ブラジャーで隠れていた渚のおっぱいが、ピンク色の乳輪が、ツンとしている乳首が、俺の目に写る。俺が見やすいようにする意図があるのかないのか、渚はベッドに腰をかけたまま、上半身をこちらに向けてきて、俺と向かい合うような形になった。
「ぉ、おぉ……ぁ、いや……な、渚、なんで?」
あんまりにも芸術品のような渚の胸に感嘆の声がまず出てしまった。マネージャーとしては即座に止めるべきなのに。隠すように言うべきなのに。それだけ、渚のおっぱいは綺麗だった。
ごくりと唾を飲み込んでしまう。その膨らみから目が離せない。
「マネージャーのおちんちん、見せてもらいましたから……そのお返しです」
俺の問いかけに渚は軽く笑ってそう返してきた。とんでも理論だ。いやなんでもいいのかもしれない。こじつけで無茶苦茶で、それでもいいのだ、きっと。
「私のおっぱいはどうですか、マネージャー?」
「……すごく……綺麗、だ」
上目遣いでこちらを見つめてくる渚が俺を試すようで、誘っているようで、ドクドクと心臓の鼓動が大きく速くなっていった。媚びるような声音が決定打になり、竿は射精前の勃起状態へと戻った。
「触ってみても、いいんですよ……?」
「……ごくっ」
好きにしてもいいと言わんばかりに渚はおっぱいを俺に見せつけてくる。理性とは別の意識が唾を飲み込ませた。
俺の判断力はとうに低下していた。本来はアイドルのおっぱいを触るなんて禁じられた行為だが、そんなことは俺の頭の中からは吹き飛んでいた。大人としての、マネージャーとしての立場なんて忘れてしまって、彼女の柔肉を揉みしだく妄想が頭から離れない。
「じゃ、じゃあ……触るから、なっ」
「はいっ……思いっきり触ってください♡」
恐る恐る俺は渚の二つの膨らみに両手を伸ばした。触れると指が膨らみの中へ沈み込んでいく。
高級枕のような幸せな感触に手が溶けてしまいそうになりつつも、手のひらに軽く力を入れてその胸を揉み始める。肉の膨らみは揉みしだく手の動きに合わせて、ぐにゅりと形を歪ませた。手のひらから伝わる感覚に頭がおかしくなりそうになる。
「ぁ……は、あ……ん……どうですか、マネージャー? 私のおっぱい気持ちいいですか?」
「ああ、すごいっ……すごいっ」
「えへへ、それならよかったです……んっ……ぁ、ふ……ぅ……っ」
おっぱいの確かな質量を手のひらで楽しむ。その重たさが雄の本能に訴えかけてくる。
渚が吐き出す甘い息が妙に大きく聞こえてくる。頭の中にガンガンと響いてきて、揉むしだく力が無意識のうちに強くなっていった。
「――んんっ……いきなり強くなったぁ。マネージャー、興奮しすぎですっ」
俺がおっぱいを強く揉んだタイミングでぴくんと渚の身体が一瞬大きく震えた。気持ちよくて震えたのか、それとも俺の手の力が強すぎて震えたのか。
「おっぱい、気持ちいいです……っ、だからもっと激しくして、いいんですよ……? ――んあぅっ」
考えを読んできた渚が激しく胸を揉みしだくことを許可してくれた。そんなことを言っちゃ駄目だろ。手の動きを止められなくなってしまう。突き動かされるままに揉みしだく手をより激しく動かす。
おっぱいって本当に凄い。柔らかくてふわふわとしていて、いつまでも飽きずに揉んでいられる。今も渚のおっぱいを揉みしだいている俺の手は幸せすぎて溶けてしまいそうだった。
さっきまで(若干恥ずかしそうにしながらも)小悪魔みたいにからかってきていた渚だったが、今はもう余裕がなくなってきていて、胸から伝わってくる快感に表情を蕩けさせていた。
「あの、マネージャー……っ、その……おっぱいばっかりじゃなくて、乳首も触ってください……切ないんです……っ」
おっぱいの膨らみばかりに夢中になっている俺の腕に触れて、渚は熱っぽい視線を向けてきた。そのまま渚は視線を落としていって、俺もそれを追う。ピンク色の乳首が早く触ってと主張していた。
そんな乳頭を見て、渚にお願いされて、触らないわけがない。ツンとした乳首に触れて、押し込んだり、指で挟んで擦ったりして、愛撫を始める。
「あぁっ♡ マネージャーに乳首イジられて……、ピリピリってっ……あぅんんっ♡」
面白いぐらいに身体を跳ねさせて渚は敏感に反応して見せた。乳首をイジるたびにそんな反応をするものだから、もっと見たくなって乳首の愛撫にのめり込んでいく。
乳首を愛撫し続けながら乳房の膨らみを揉みしだく。渚は下半身を頻りにもじもじとさせて、なにかを堪えるかのような仕草を見せるようになった。最初は偶に見せるだけだったその仕草も少しづつその頻度が増えていく。
「んふーぅ♡ ぁ、はっ♡ 乳首、きもちいぃ……っ♡ おっぱいきもちいい……っ♡ あっ、あっ、あぁ……っ♡ はぁぅっ♡ はぁーっ♡ はぁー……っ♡ んーふぅ……っ♡」
渚が漏らす息遣いは誤魔化せないぐらいに荒々しくなっている。おっぱいへの愛撫だけで明らかに昂り切っていた。
「はぁ、はぁ、はぁー……ねぇ、マネージャー……? 私のここ、触ってみてください……」
おっぱいを揉んでいた片方の手をそっと掴んで、渚は自分のスカートの内側に誘導してきた。導いた先にあるのは彼女の雌の部分――女性器で、ストッキング越しに触れたそこはほんのり湿っていた。既に蜜が漏れ出てきていた。渚は気持ちよくなっているんだと、指先の感覚だけで理解できた。むしろ視覚情報がない分、色々と想像を掻き立てられてしまった。
「マネージャーのせいですよ……? 責任取ってください♡」
「せ、せきにん?」
間の抜けた声で俺は思わず聞き返してしまった。渚の言葉が上手く認識できない。違う、認識したくなかった。責任という言葉を俺の脳は拒んだ。その言葉の意味を理解してしまえばもう戻れない。
渚と目が合う。その瞳が怪しく光っていて、吸い込まれそうになった。催眠術にかかってしまいそうな、言いなりになってしまいそうな、そんな魔性を宿していた。
「私とセックスしてください」
「――――」
今日はたくさん渚に驚かされているが、これが一番の衝撃だ。彼女の言葉を聞いた瞬間、ガツンと思い切り殴られたかのような強い衝撃で頭が真っ白になって、なにも考えられなくなった。
彼女の揺れてる瞳から目が離せない。
「カラダ熱くて、切ないんです……っ、こんな風にしたのはマネージャーですよ……?」
「……っ、それは」
「マネージャーだって、もう我慢できないんじゃないですか?」
「…………」
「マネージャーのこと、信頼してますから。ハジメテだけど、マネージャーなら後悔しないかなって……だから」
潤んだ瞳が俺をじっと見つめてくる。上気した頬が俺の心を掻き乱す。甘い香りが呼吸を乱す。間違っていることがわかっていてもその認識がぐらついてしまう。意思が溶けていく。
「私の初めて、貰ってください♡」
「…………ああ。わかったよ」
頷いてしまった。自らの意思で、誤魔化しようがないぐらいにはっきりと。
ポケットから渚はなにかを取り出して、俺に渡してきた。薄さ0.01ミリと書かれた個包装袋。どう見たって避妊具だ。性行為をしても子供ができないようにするためのもの。
「……前もってドラッグストアで買っておいたんです」
なんて準備がいいんだ。渚は最初からその気でいたんだ。コンドームを買う渚を想像すると身体中の血液が沸き立っていき、ムラっとした。
渚に渡されたコンドームを勃起した陰茎に被せていく。緑色のゴムが竿を覆って、パツパツとなっていて、少しばかり破けてしまうのではないかと心配になった。
ベッドに渚は仰向けで寝転んで、俺に向かって手を伸ばしてきた。脱がせて、とそう口だけ動かす。
その通りに彼女の下半身の衣類を脱がしていく。スカートを下げて、ブラとセットになっているピンク色の既に濡れているショーツを脱がして、渚は生まれたままの姿になる。行為をするために彼女は両脚を開き広げてくれた。渚の大事なところが無防備に晒された。
彼女の綺麗な臍から下へと視線を動かしていく。恥丘を通り過ぎて、やがて縦すじが現れる。これが渚の女性器、と唾を飲んでそこを凝視してしまった。この神聖な場所を今から己の分身で踏み荒らすのだと想像したせいだ。
渚は両手で割れ目をくぱぁとゆっくりと開かせた。羞恥心のせいだろう、顔をわかりやすく明らかに真っ赤にしていた。くすみのないピンクサーモンの膣肉がよく見える。その奥からドロッとした愛液が絶えることなく分泌され続けて、外へと溢れ出てきていた。もう準備万端だった。
「ね? もう準備万端なんですよ? 入れてください……♡」
しおらしく、だけれども煽る渚の言葉に俺はなおさら止まれなくなる。開かれた足の間に自分の身体を割り込ませて、下半身の怒張を彼女の陰部に近づける。竿を掴んで位置を調整しながら、濡れたその割れ目にゆっくりと沈めていく。
「…ぁ、っ……あ……あ、ぁっ……――ん゛っっ」
処女だけあって、膣内はぎちぎちで閉じていた。その肉の中を陰茎で抉じ開けていく。処女膜なんだろうか。途中の硬い感触にも怯むことなく、そのまま押し込んでいく。
痛々しい高い悲鳴が上がって、さすがに腰の動きが止まってしまった。
「……っ、だ、め、です。止め、ないで、ください。私のことは、気にしないで……そのまま……っ」
流石に一度引き抜こうかという考えが頭を過ぎったが。止めることなく奥まで突っ込んでほしいと望む渚には有無を言わせない強さがあって――それは男の俺にとっては都合がよくて――彼女の言う通りそのまま腰を押し込んで陰茎を奥へと進めていった。
痛みに苦しむ渚を見ながら挿入していき――竿が根元まで膣内に全部埋まった。渚の中に挿入しきったぞという男としての極上の達成感が胸を満たして、深く息を吐いた。
「あは、は……私の中、マネージャーのでいっぱいです……♡」
自らの下腹部をさすさすと優しく撫てて、渚はお腹の下にある男の生殖器を感じ取っていた。ただ渚の目元には雫が浮かんでいて、処女膜を失った痛みが今も彼女に押し寄せていることはどんなに鈍感な人間でも一目でわかるだろう。
ただ渚の言い方が男心くすぐった。無意識で腰が動かし始めてしまうほどに。
「――ぁぅっ……マネージャー、いきなり腰動かして……興奮、しちゃったんですね」
苦痛に耐えているのを悟られないように渚は口を結んだが、それでも苦しそうな声が漏れてしまっていた。当然だ。痛いに決まっている。
「っ……マネージャーは……好きなように腰振って、気持ちよくなってください……」
渚は俺の腕にそっと触れた。
「渚……」
「私は、大丈夫ですから……。むしろ、この痛みが大人になったの証なんだなー……って思って嬉しいぐらいなんですから……」
目が合った。その瞳からも動いてというメッセージが伝わってきた。
彼女の言葉に嘘はない、と思う。自分にとって都合のいい真実を信じたいだけなのかもしれない。そんな考えが頭を過ぎるが過ぎっただけ。結局のところ、腰から伝わってくる快感には抗えず、腰を突き動かした。
「っ、ぅっ、んっ……腰振り、いいですよ……ぁ、ぐっ……マネージャー、カッコいいです……」
渚には申し訳ないが、下半身が溶けてしまいそうなぐらいに気持ちいい。腰が止まらない。病みつきそうになりそうな中毒性。頭を真っ白にするような快感が一突きする度に襲ってきて、セックスの気持ちよさを脳みそに刷り込ませた。
渚の膣の中にまだ異物を拒絶する硬さが残っていた。亀頭を押し込んで膣の肉を掻き分けていくことで、彼女の膣を耕していく。渚を己の手で大人の女にしているのだと思うと、もうすでに勃起している陰茎がさらにまた硬くなったような気がした。
「ぅ、ぐ……マネージャー、気持ちいいんですね……? ぁう、はぅっ……お顔蕩けてて、丸わかりですよ? っ、ぃっ……」
腰振りに遠慮がなくなり、激しくなっていく。無自覚な動きの変化だったが自分でもすぐにわかった。
ピストン運動の勢いで渚の身体が揺れ、おっぱいもぷるぷると震えて激しさで形を変える。揺れ動く様子がちらついた。
「んぅ、ぐっ……あのっ、マネージャー……っ……お願いが、あるんです……っ」
痛みに耐えながらも真剣な表情を浮かべて、渚はそう切り出してきた。腰を必死に振りつつ、馬鹿になった頭で俺は彼女の言うお願いについて尋ねる。
「ん゛っ……『好き』って、言ってくださいっ……ぃっ、あ゛っ……言ってくれれば、んっ、この痛みも和らぐと思うんです……ぅぐっ」
不味い。苦しそうな吐息混じりの渚のお願いに俺は衝動的に頷いてしまいそうになる。よくない。俺は渚にお願いされるのに弱い。
それでも。性行為をしていてもそれでもなお。『好き』という言葉は、言ってはいけない気がする。戻ってこれなくなってしまうような、そんな錯覚が拭いきれない。最後の一線だと思った。
「お願いです、マネージャーっ……ゃっ……うぅっ……私のために、ね?」
ああ、そのお願いを聞けばもっと気持ちよくなれるんだろう。本能でわかってしまう。沼から俺を抜け出させないように縋りついて、さらに底へと引きずり込んできていた。
「…………き、だっ」
最初の一音さえ出てくればあとはもう躊躇することなく、続く言葉がするりと出てきた。尻込んでいた気持ちは吹っ飛んで消えてしまった。
渚の目が大きく見開いた。その瞳がもう一度言ってほしいと懇願するようで、また俺は口を開く。
「渚、好きだ……っ」
「はいっ……私もマネージャーのこと、好きです……っ♡」
「好きだ……好きだっ……好きだっっ」
『好き』と、言葉を繰り返すと渚の膣内の動きに変化が起きる。甘えるみたいに膣襞が陰茎にしがみつき、絡みついて締まった。俺の『好き』という言葉に膣内でも返事をしているようで、気持ちよさも倍増した。
「もっと……もっと言ってくださいっ♡ んぅ……っ♡ ぁっ♡ あ♡ マネージャーにそう言われると、私……ぁんっ♡ あっ♡ あっ♡」
渚の喘ぎ声も苦痛を感じさせるものから徐々に甘くなっていく。男に媚びる蠱惑的な声音が耳をくすぐって脳を蕩けさせてくる。その声をもっと聞きたくて繰り返し『好き』と口にした。
「あっ♡ あっ♡ あっ♡ ……き、気持ちいいです、マネージャー♡ んっ♡ んっ♡ んぅ……っ♡ 気持ちいい、気持ちいいんです……っ♡ あぁ♡ あんっ♡」
痛みはないと俺に伝えるためなのか。初めてのセックスが与える幸福的な快楽に理性がグズグズになってしまったのか。渚が初めて感じるであろうセックスの快感をはっきりと口にして、俺に気持ちよくなっていると教えてくれた。
だが言葉がなくても。渚は頬を紅潮させて溶けそうなぐらいにトロトロな表情で。その顔を見れば気持ちよくなっていることが一目瞭然だった。
「マネージャーのおかげで、気持ちよくなれてるんです……っ、だからぁ……♡ あっ♡ ぁっ♡ んぁっ♡ だから、もっとっ……もっとぉ♡」
「ああ……っ、わかったよっ」
渚はその言葉の続きで何を言おうとしたのか。『もっと』好きと言ってほしいのか、それとも『もっと』激しくしてほしいのか、あるいはその両方ともか。はっきりとわからないまま、俺は『好き』を繰り返し渚に囁きながら腰を打ち付けていく。
言葉が渚の身体に浸透していき、包み隠すことなくよがり、彼女を女の快楽に目覚めていっていた。精神も肉体も俺専用にしていく。
「あっ♡ マネージャー、いいですっ♡ はぅっ♡ すごいですっ♡ ぁっ♡ もっと奥っ♡ イジメて、くださぃ……っ♡ んんぅっ♡」
更なる快感を求めてなのか、膣奥を責めてほしいと強請ってきた。俺はそれに応えるように奥へと亀頭を捻じ込ませるように腰を深く突くと、渚の膣襞はわななき、悦びを表現するみたいに陰茎を強く締まった。
「ガチガチのおちんちんで……あっ♡ 奥をトントンって突かれてぇ……♡ あ♡ あっ♡ あっ♡ 私、おかしくなっちゃいますよぅ♡ あぁっ♡」
より膣奥へ押し込むように腰を動かすと、亀頭の先にコリコリとした感触に当たる。そこを突くたびに渚の反応がよくなる。身体全体をぶるりと震わせて、彼女は一際高い声を上げた。その渚の様子が可愛くて、愛おしくて……腰が激しく動かしながらも彼女の顔から目が離せなくなった。
とろんとした瞳と視線がぶつかる。一瞬目が見開いて、渚の熱っぽい視線が嬉しいと言っていた。目だけで通じ合えている気がする。きっと、嘘や錯覚じゃない。
「それっ、すごいですっ♡ 気持ちいいの止まらないですっ♡ あっ♡ あんぅっ♡ 駄目ですっ♡ ゃんっ♡ んぁっ♡ すごいのきちゃいます……っ♡」
膣内の、そして渚の身体の震えが少しずつ大きくなっていく。震えは止まることなく、押し寄せる肉体的快感の苛烈さを物語っていた。オーガズムに近づいていると察せられた。
快感が大きくなっているのは俺も同じだった。下半身の熱は逃げ場をなくして、溜まりに溜まっていく。竿はもう精液でぱんぱんになっていた。俺は精液を今すぐ吐き出したくなる。だが吐き出してしまえばこの気持ちいいのが終わってしまう、そう思うと名残惜しくなった。
「あっ♡ あっ♡ あっ♡ だめですっ♡ あぁっ♡ だめっ♡ へんになっちゃうっ♡ マネージャー、わたしぃっ♡」
切羽詰まった声。渚はもう限界だ。痛いぐらいに俺の手首をがっちりと掴んできていて、その行為が彼女の意識の拠り所になっていると俺はなんとなく思った。
そんな痛みを痛みとして感じられないほどに気持ちよさでいっぱいになっていて、渚同様に俺も限界が近づいていた。快感が身体を支配して、頭の中まで浸食していって、現実と幻の間が曖昧になってくる。自分が呼吸をちゃんとできているかどうかすら曖昧だ。そんな中で下半身で溜まりに溜まっている熱だけが明確に存在していた。それだけはおかしくなった頭でもわかる。今もどくどくと作られて溜まり続けている。
「マネージャー、我慢しないでっ♡ あ゛ぁっ♡ 射精していいですからねっ♡ ぁんっ♡ んぉ♡ あぁぅ♡ わたしがだめになっちゃうまえにっ♡ ぜんぶだしてっ♡」
「――っ!」
甘い響きが耳に飛び込んでくる。射精を許してくれる声に自分の中での枷が外れていく。渚が限界を迎えそうなのだから俺もいいんだと、そう思えた。一緒に限界を迎えれば、きっと物凄く気持ちいいに違いない。
快楽に染まった瞳から透明な液体が滲んでいるのが見えた。可愛らしい口が半開きになって、その隙間からピンクの舌をちろちろと覗かせていた。
彼女の顔をずっと見ていたい。網膜に焼き付けたくなる。
「きちゃいますっ♡ まねーじゃーっ♡ きちゃいますぅっ♡ イくイくイくっ♡ あ゛っ♡ おっ♡ イくぅっっ♡」
「イけっ!」
最後、ありったけを込めて腰を強く深く打ち付ける。
「~~~~~~~~っっっっっ♡♡♡♡」
強烈な圧力で膣内がぎゅぅぅと一際狭くなって、力強く陰茎を締め付けてきた。その精を搾り取るみたいな圧でとうとう限界点に達した陰茎は鈴口から濃厚な精子を吐き出した。ドプドプと噴き出てる精液は渚の子宮には辿り着かずに被せられたコンドームの精液だまりに溜まっていき、重たくなっていく。
ゴム越しだというのに渚のキツい締め付けがあまりにも気持ちよすぎて、竿から伝達される快感は止まることなく身体を駆け巡っていき、頭まで届いて視界を真っ白に埋め尽くす。獣みたいに俺の鼻息は気持ち悪いぐらいに荒くなった。
身体をがくがくと小刻みに震えさせて、渚は身体を痙攣させていた。コンドームで遮られて子宮にはどうあがいても辿り着くことはないが、精液を金玉に一滴も残さないように膣襞で扱き続ける。離す気がないその動きは雄に対しての本能的な求愛行動。渚はその可愛らしい顔を恍惚で染めていた。
無限に続くと思われた射精も、やがて勢いが弱まっていき――ようやく打ち止めとなった。がっちりと掴んでいた渚の手の力は緩んで、射精の快感に浸る俺をいたわるように触る。
お互いに落ち着くのには少し時間がかかった。渚の呼吸の音が耳朶を打ち、くすぐったさを感じたが心地いい。俺と同じく、渚も凄まじい快感の余韻に浸り、放心していた。
「はぁっ、はぁっ、はぁー……っ♡ これが……イくってことなんだ……♡ はふー……っ♡ 私、ハジメテのセックスでイっちゃいましたぁ……♡」
だらりとした甘く蕩けた声で渚が恥ずかしそうに言った。痴態を曝け出してしまえばどうしても羞恥心を抱いてしまうのは当然のことで、俺もなんだか恥ずかしくなっていく。……渚の目を合わせるのが気まずい。それでも見つめ合っているのはそうすることで彼女も自分と同じなんだと分かり合えるからで――それはセックスとは異なる幸福が胸の中を満たした。
「そうか……ならよかったよ」
「きっとマネージャーが相手だから、ですよ」
今抱いている恥ずかしさに追い打ちをかけるみたいに渚の言葉が胸を貫いてきた。
本当に、もう、やめてくれ。そう言いたくなった。心臓がどくりと跳ねて、彼女のことが一層愛おしくなる。
「んふふ……照れてる~。マネージャー、可愛いです……♡」
俺がなにも言えなくなったのをいいことに渚は悪戯っぽい笑みを浮かべてからかってきた。まだまだ絶頂の影響が残っているはずだというのに。なんだか俺よりも余裕があるように見えた。
「……もう、抜くからな」
バツが悪くなって俺は話題を打ち切るために、彼女にそのことを悟られないように平常心でそう口にした。
渚は声を上げて笑って、それから頷く。俺の淡い願いはどうも通じなかったみたいだ。
ゆっくりと膣内から陰茎を引き抜いていく。少しずつ愛液がべったりと着いた緑色のコンドームに覆われた竿が姿を現した。竿の大部分が出てくると引っかかるような感触があったが、それでも最後まで引き抜く。子宮に辿り着けなかった精液で膨らんだゴムが出てきた。
「シちゃいましたね……」
「……ああ」
精液で膨らんだゴムを見て渚はうっとりと満足そうにしていた。自分の身体で気持ちよくなってくれた事実が彼女にそうさせたのだろう。その表情は女として色気を存分に感じさせていた。今回の建前の目的は達せられたと言えるだろう。
俺は賢者モードになって、やってしまった……という後悔が湧き上がってきていた。
「……イヤ、でしたか? マネージャーは私とセックスして、後悔してませんか?」
「い、いやそんなわけ……っ。そうじゃなくて……俺はマネージャーなのに……」
いきなり不安そうにし出した渚に俺は慌ててしまう。
そんな俺を見て渚の表情が一転した。優しい表情……だけどその中に仄暗さが透けて見える。
「マネージャーは悪くないですよ。悪いのは全部私なんです。私が望んだんですから……」
渚は身体を起こして顔を寄せて、耳元で囁いてきた。そして、また身体をまた密着させて、彼女は背中に手を回してきて抱きついてきた。ぴったりとくっついてきて、女の身体の柔らかさが嫌でもわかってしまう。
「だから、私のせいにして……気持ちよさをただ受け止めてください。それで、もう一回、シちゃいましょう、ね?」
捕まえられて、俺はもう逃げられなくなった。射精して戻ってきたはずの理性がまたも溶けていく。渚に溶かされていく。彼女の毒が体内に混じって、俺の身体は渚色に染まっていく。
「ふふっ、捕まえちゃいました♡」
「な、渚、離してくれ、もう、流石に……」
「もうシちゃってますから一回も二回も変わらないですよ」
「変わるよ、変わるから」
「もー、そんなこと言って……マネージャーのおちんちんはヤる気満々みたいですけど」
密着しているから渚には隠せなかった。俺の肉棒は再び勃起して、彼女の身体に当たってしまった。これだけ渚に煽られ、密着されれば仕方がないこと――ではあるが勃起しまったら渚に付け入る隙を与えてしまう。
「っっ……これは生理現象であって。俺がシたいわけじゃ……」
「頭の中ではそうかもしれないですけど、カラダは違いますよね?」
「…………それは」
言い返す言葉がない。いやあるにはあるが、そのどれもが口にすれば嘘くさくなってしまいそうでなにも言えなかった。渚の言っていることは間違っていない。正しかった。
「ね? また一緒に気持ちよくなりませんか……♡」
もはや、渚の囁きに抗う術はない。身体は欲望のまま動いた。俺は渚を押し倒して硬くなった陰茎をまた割れ目に捻じ込んでいく。
腰を振る。彼女の嬌声がまた部屋の中に響き出した。今度は最初からよがっていた。
渚の思惑通り、おうちデートは淫らに続く。体力が持つまでずっと。渚の瑞々しい身体に流されていく。溺れていく。
もう、きっと、戻れない。
お目汚し失礼いたしました。
ありがとうございました。